陽だまりの中で。「あんなこともありましたねえ」「ああ、あったあった」「懐かしいですねえ」
親子なんですけどね。オレンジが母。シッポの先が鈎状に曲がっているのが特徴。
この息子のほうの白黒は、ふだんは人を寄せ付けない。だが今日は違う。おとなしい。じっとしている。肩で息をしている。鼻音が粗い。目に涙、目やに、濁り。黄色い鼻水。−−風邪ですか。辛そうですな。
弱弱しく「にゃぁ…」と鳴くのがいじらしいため、首元マッサージ。けっこう喜んでくれているようで、頭を手にグイグイと押し付けてくる。こういう仕草もオレンジそっくりだ。
私が掻いている途中だが、刺激が足りないのか、自分の前足をあげて顎をゴリゴリしようとする。が、力がないのか届かない。彼の動作を自由にしようと、私を手をどける。すると彼は、非難がましく鳴くのだ。「にゃぁ…」 なんとかわいいことか。マッサージ再開。
まだしばらく生きていてくださいませ。ジッとしていれば、きっと直る。ネコならば、ジッとしているのは得意だろうから。
デブにゃは人に寄ってくるしよく鳴くが、このお友達は飼い主にしか懐かない。ルックスは驚くほどそっくりだから、兄弟なのかな。
(絞り開放F2.8、ホワイトラバンスを晴天固定。店内照明の黄色味と、微妙な被写界深度表現が、まあまあ綺麗なんでないかな。)
公園脇の塀の上。ここはよくネコがいる(過去の例)。
手前の白サバは、どっしり構えてずっと寝ていた。奥の中サバは、不安げにこちらを眺め、視線をズラしたり毛づくろいしたり。この中サバは集会場2の新サバと同一ネコかもしれない。
公園を入ったすぐの水のみ場では、女子高生っぽいのが2人、ギャーギャーとわめきながら足を洗い、寄ってくる蚊を叩いては「逃げたー!」などと叫ぶ。いったい何をしているのだろう? 今日は普門館で吹奏楽の大会のようなので、その輩か。
けっこううるさいが、ネコは動じないで寝ている。やはり、気に入らないものは無視して“いない”ことにしてしまうのがbestか。
その手前の道路に、クロネコがたたずんでいた。撮影を試みるが、ひょいっと壁の向こうに逃げてしまう。そこはもう某工事会社の敷地内。
ふと覗くと、すばやく動く小さな物体がある。2つ。子猫だ。ごくごく小さい体、アンバランスに大きな目。なかなか可愛い。が、人を恐れているようで、即座に逃げてゆく。けれどもそこは好奇心いっぱいの子猫だけあって、こっそり戻ってきてこちらを伺ったりする。
小物の脇にいる子猫を撮影。暗いのでブレが激しく、1枚しか救出できなかった。
猫写真020923も どうぞ。