neko photo

●2002年10月12日(土)

/風邪@どこぞの社宅/

*preview*

今日は集会場2に誰も居ない。子供が数人遊んでおり、そのせいで避難したのだろう。しょうがないので私も場所を変えて散歩。ふと見ると、前方道路に猫発見。日なたでペシャンコになって座っている。そちらへ移動。−−どこぞの社宅の脇だ。ふだんはここには来ない。

*邂逅*

ネコは、白ベースの部分サバトラ。全身が非常に汚れている。とくに、口から下の顔全体に土が付いている。見るからに病気で、動きが非常に緩慢であり、ときおり呼吸音とともに鼻ちょうちんをふかす。かなり痛ましい。

当然こちらをアンチ歓迎の姿勢だが、私は一定以上近づかずに敬意を持って撮影。彼も、とくに動くでもなく受け入れてくれる。道路に寝転がった状態で、左右に手を伸ばして観察+撮影。かなりの美形。病気ながらも気品は損なわれず。

余談:この1枚目、これまでのネコ撮影のなかで1・2を争って出来のよい作品だと思う。日の状態、ネコへの光の当たり方、背景の黒によるキャラクター浮き出し、毛の表現、表情、そして鼻水まで。ノラの実態をよく伝える写真だと思う。自信を持って、撮影のままのサイズ(1280)とする。183kb。)

あまりにいとおしいため、せめてマッサージで奉仕を…とそっと指を差し出すが、拒絶される。彼はひょいと段を上がり、金網の内側へと行ってしまう。(社宅付属の駐車場?)

*金網の内側*

しかし、そう遠くないので、カメラを突っ込んでいくつか撮影。

必然的にアオリばかり。手前に葉っぱなどを入れる構図を選び、奥行きを強調するよう配慮した。

*別れ*

いつまでもヒトがいると、それがプレッシャーになるかもしれん。15分ほど撮影したと思うが、そこで辞去。

地区を一周して、他のネコを探す。とくにおらず。

家に戻るとき、この社宅を遠くから眺める。最初と同じ位置、日の当たる位置に、彼は戻っていた。やはり私がいるのがプレッシャーだったのだな。すまぬ。

*余談*

このネコに愛にきたとき。ちょうど私の前に細身のオバサンが歩いており、一直線に、このネコに向かって歩く。ネコ好きか飼い主か…と思ってみていたら、オバサンは最後までネコのほうをチラとも見ないまま、進路を変えもせずに、すぐ脇を踏みつけて通り過ぎていった。

なんだったんだろう。ネコ嫌いでもかまいやしないが、ちょっとくらい避ければいいのに。

/マグリットの石@集会場3/

灰シマ。オレンジの孫…だったと思う。中ネコ。あんまり動かない、けしてヒトには近寄らない、けど無闇にビビったりはしない、おりこうさん。−−実物はもっと愛らしい。

1枚目。個々のオブジェクトを自然の状態で撮影したのに、こうしてみると、寄せ集めの合成写真のようにも見える。ブロック塀が空への通路みたい。マグリットの絵か。


猫写真021007も どうぞ。

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