【自己顕示録】


1999年9月


/悪夢:WorkPadがこわれる/

J-WAVEのインタビューコーナーにて、カーニハンリッチーがインタビューに答えていた。コンピュータとモダンアートについて語っていた。

ここで意識が戻った。よかった、夢だった。

この夢をWorkPadに書き留めようとし、メモ帳機能を呼び出そうとしたら、見たことのないゲーム画面が出てきた。何度やっても同じ。別のボタンを押しても、規定とは異なるソフトが立ちあがる。すべてのハードウェアボタンとソフトウェアボタン(シルクボタン)の関連付けが壊れたようだ。ソフトリセットしてみたが、普段の復旧画面ではないアヤシイカウントアップ画面になり、またフリーズ。ついにWorkPadは壊れてしまったらしい。

ここで意識が戻った。よかった、また夢だった^-^

(なぜこんな夢をみたのかといえば、前日にCマガジン10周年記念号の載っていたカーニハン・リッチー・ストラウトラップ(カナ不問)のインタビューを読んだからに違いない。)(−−ちなみに、翻訳は日下部圭子さん。美人。http://www.pleiades.or.jp/void/のImage2シリーズ(だったかな)が写真なので、ご鑑賞あれ。ラバーダッキーもご覧あれ。)


WorkPadの普段の動作について

WorkPad/PalmOS自体はとても安定しているので、普通の使いかたをしている限りはフリーズすることはない。ただし、HackMaster(OSレベルでパッチを当てて機能を追加するもの)という仕組みを使ったHackwareを入れていると、当然安定度は保証されなくなる。私はいくつかのHackwareを入れている。特定のHackwareについては、カチカチとソフトを切り替えているときに慌てて起動すると、高い確率(20回に1度くらい)でフリーズする。

:WorkPad/PalmOSは極めて軽く、電源ボタンを押した瞬間にソフトウェアが復帰する。各ソフトの呼び出しも1秒以内だ。ハードウェアボタンにソフトが割り当てられているので、カチカチと操作しながら1秒に2つも3つもソフトを切り替えることがある。−−そういう感覚でHackwareを起動しようとするから、無理が出てフリーズするのだと思う。)

余談:それに比べて、CEは重い!(店頭で触ってみた程度の使用経験しかないが)−−アプリの切り替えに5秒くらいかかる。「しばらくお待ちください」アイコンなぞ出てきてしまう。これではPDAとは言えないな^-^ カラーだったりして色々なハンデがあるのは分かるのだが、そもそも無駄にカラーにしてしまう段階でコンセプトミスなので、いいわけにはならない。)


09/27

9/20-15:45(15415:38480)、9/21-10:00(15460:38540)、9/23-13:00(15540:38720)、9/24-22:00(15560:38830)、9/26-10:30(15575:38910)。

/超雑記/

*雑多*

/悪夢:歯の抜ける夢/

9月21日、ひさびさに「歯の抜ける夢」を見た。

ホウレンソウが、奥歯に挟まる。手で取り出そうとしたら、すんごく大きなホウレンソウがでてきた。なんとすごいものが挟まっているのだろう! まだまだ沢山挟まっているようだ。

鏡を見ると、奥歯が一本おきに抜けているのが分かる。その間に、目一杯ホウレンソウがつまっている。こりゃあ大変だ。−−この模様を断面図で見た。

たしか、歯の抜ける夢って、破滅願望か破壊願望か、そんなカンジのかなりマズイ状態の象徴なんだよねー。うーむ。


9/26

/パットとマット /

23日秋分の日は勤務し、24日に現実逃避の休暇を取った。チェコアニメ映画祭のプログラムCに足を運ぶ。PAT&MATが相変わらず面白いが、それ以外の作品は個人的にイマイチだった。

(10月1日追記)

とはいえ、PAT&MAT自身のパワーも減ったかもしれない。たとえば、「パンク」。

(あらすじ)

出かけようと車を走らせた瞬間にくさびを踏んでしまい車がパンクする。あちゃあ、ということでパットはくさびを外し、そのへんにすてる。タイヤの交換を試みるのだが、なかなかうまくいかない。無数のレンガを壊し、地面に穴を掘り、木組みで簡易クレーンを作った挙げ句、ようやく交換完了。再出発すると、さっき捨てたくさびをもう一度踏んづけてしまい…

「とある失敗により破壊が起こり、それを修復しなければならない。修復を達成する過程で、回りの別の多数の被害を出す(しかし、それについては顧みない)。ようやく直ると、もう一度同じ破壊をしてしまう。」というのがパット&マットの定型パターンだ。そのため、この「パンク」は、いかに破壊を繰り返していようとも、実に安定した「いつもどおり」という感想になってしまう。

同じパターンにしたがっていても、初期の作品はもっとたくさんの面白味があった。たとえば、「鍵」。

(あらすじ)

マット宅から帰ろうとしたパットは、家の前の側溝に鍵を落としてしまう。 その側溝から鍵を取り出そうと試みるのだが、うまくいかない。鉄パイプを側溝に突っ込んで鍵を引っかけて取り上げようとしたが、そのパイプを側溝に落としてしまう。側溝をこじ開けようとテコを用意したが、そのテコが途中で折れてしまい、折れた先は側溝に落ちてしまう。

いろいろあって何とかフタは開けられたのだが、今度は自分自身が側溝に落ちてしまう。落ちたことを幸いとして、これまでに落とした道具を放りあげる。無事にすべて戻したと思ったら、鍵だけを勢い良く投げすぎてしまい、隣の側溝に落としてしまう。隣の側溝のフタはどうしても開けられなかったので、さっき開けた側溝に潜り込んで、地下を掘り進めて側溝同士を結合してしまった。これにて、よやく鍵は取り戻せた。

パット宅のまえで抱きあって喜ぶパット&マット。しかし、その喜びが大袈裟すぎたため鍵がポケットから落ちてしまい、転がり行く先にはまた側溝が…

定型通りなのだが、「側溝に落とす」という同じ失敗を繰り返すところに違いを感じる。この執拗さこそが面白味につながると思うのだ。

今回面白かったのは「模型」。

車に大掛かりな機械を積んで、喜んで帰ってくる2人。家の中で包みを開けると、どうもバーベキューマシンを購入したようだ。さっそくお肉や野菜を切り揃えてバーベキューを(室内で!)始めようとする2人。でも、暖炉(炎源)の薪に火を付けられない。(それもそもはず、薪にマッチで火を付けようとしているのだから^-^)

苦労しているうちに、床に落ちていたボンドチューブを間違って踏んづけてしまう。ブチュっとはみ出たボンドのうえに、マッチを落としてしまう。マッチを取ろうとするが、うまく取れない。しかたがないので、マットが別のマッチ箱を取りに行く。

戻ってくると、なんとパットは、ボンド付きのマッチを組み合わせて、模型のタワーを作り上げていた。それを見たマットは、対抗して自分もマッチ組みを始める。2人して家中のマッチを取り出し、沢山の模型を作り上げた。

模型を作ったことに満足して、ようやく暖炉に火を付けようとする…気がつくと、マッチが1本も残っていない。しかたがないので、作り上げた模型のマッチをすって火を付けた。すると、ボンドの成分の関係で、あっというまに模型全体に火が廻ってしまう。熱いので手を放すと、そこにはボンドチューブが。熱で膨張したボンドはチューブを突き破る。チューブは風船状態になって室内を飛ぶ。そのさかなに、家中のマッチ模型に火を付けてしまう。室内が大火事。あわてて逃げ出した2人。庭にて、手で目を覆いながら、室内の惨劇を見ていた。

火事が収束したところで室内におそるおそる戻る。目も当てられない惨劇のなかで、2人はバーベキューのお肉がちょうどよく焼けていることに気づいて、ガッツポーズを取る。

このお話では、「本来の目的を全て忘れてマッチで模型を作る2人」に笑った。また、火事だっていうのに「目に手を当てて」見守っているあたり、観客は全員がツッコミを入れたくなるに違いない^-^ また、この破滅的なオチ。「それで終わっていいのか」という困惑感が楽しい。

/現実逃避休暇の報告:簡易版 /

*エジプト展あらためワイエス*

25日、古代エジプト展のために上野にいくも、ものすごい人出で、入館規制60分待ち状態だった。暑いなか外にならばなければいけない。これはつらいので、とりあえず図書館に移動。昔に愛知県美術館でやった「アンドリュー=ワイエス展」の図録があったので、それを眺める。この展覧会には、行きたかったけど行けなかったのだ。

ワイエスの絵画は写実的で繊細なものが多い。油絵ではなくてテンペラ(卵の白身を使った絵の具)という素材を使っているらしい。他にも、ドライブラッシュという聞きなれない画材を使っていた(鉛筆系のようだ)。ふと気づくと、水彩が多数混ざっていたので驚く。いわいる「水彩っぽい」画風ではなく、細部まで綿密に書き込まれているのでビックリ。木材の船が書かれているのだが、その船の木目、乾燥による木の割れ目、カビなどもきっちり書かれていた。水彩なのに、ブラシで叩いた跡や、乾いた後に上塗りしたところが見られる。僕はこういう水彩は知らなかったので、驚いた。そのスジの人間である同行人によると、こういう人もいるにはいるらしい。ふえー。それはともかく、ワイエスの絵は、風景も人物も動物も、情景もロングもアップも、独特の綿密な書き込みによってすべて「ワイエス風」として仕上げる。僕としては、見事にツボを押さえた美しい絵だと思う。ああ、生で見たかった。


(9月30日追記)

友人からメールをいただいた。ドライブラッシュはdry brushであるらしい。乾筆。水彩画の技法の1つで、水を含まないようにした筆て絵の具をこすりつけて描くらしいです。なるほど。

その友人曰く、「ドライブラシと書かれていれば、誤解は少なかったと思われる」とのこと。あるいは、ドライ-ブラッシュでもよかったかも。なんにせよ、ドライブラッシュと表記していたのは図録であり、僕ではないのであしからず。

余談:僕は「ドライブ-ラッシュ」と読み、「急いで筆を走らせるのかな」などと考えていました。)

とはいえ、図録には英語キャプションも(ページの脇に)用意されていたので、そちらを見れば気がついたかも>自分。


*原美術館*

(9月30日加筆)

図書館を後にするも、人出は減っていない。そこで、原美術館に行くことにした。特に予定していたわけではないので、今回の展示がなんなのかはまったく知らない。−−品川から徒歩で迷うこと20分、なんとか原美術館についた。

:なぜ迷ったかというと、住所(北品川4-7-25)の住所が2個所あったからだ。原美術館のある通りのかなり手前に北品川4-7-25を語るマンションがあり、私はそこで「あれ、メモした住所が間違っていたのかな」とかなり混乱してしまった。美術館が転移したのかとも思った。すこし戻って交番にて尋ねると、その道のもっと奥にあるとのこと。実際、さらに3分ほど進むと、原美術館は存在した。−−なぜ住所がダブルバインドされていたのだろう。)

1階は常設のようなものになっていて、小物がちょろちょろとおいてある。かなり余裕のある空間提示になっており、「部屋そのものを楽しむように意図しているのかもしれない」とも感じた。草間弥生の作品があり、それに関しては「おお、草間のホンモノだ」という感想をもった。

(途中にカフェーがある。「アートケーキ」を頼んでみた。出てきたのは、ムースでお皿に絵を描いたものだった。なるほどね。それはともかく、味は大したことなかった。紅茶とあわせて1100円は高い。今日食べたランチより高いんだもの。)

2Fが企画展。3部屋+通路+屋上を使って、連作の「木蓮」(須田悦弘、1998)が飾られていた。通路には茎が、はじめの部屋には根が、ついで枝が、最後の部屋には「部屋の中の部屋」があつらえてあり、その中に花が展示されていた(順序とか部位はうろおぼえ)。屋上にも個室と花が提示されていた。趣向自体は面白い。でも、美術品として特に感じ入るものはない。というか、趣味に合わないんだろうな。

2Fには、荒木の写真室もあった。部屋中の壁という壁に荒木のヌード写真(しかも安っぽい印刷)を貼り付けたコラージュアート。室内に入って楽しむように作られていて、「ご自由に扉を開けてお入りください」となっている。扉を開けると、またアラーキー1色。その奥にも扉があり、開けたらトイレだった^-^

庭にも荒木の作品がある。どこかのお寺から移管した門が構えられており、なんとその前に荒木が取った緊縛ヌードがかけられていた。門自体は元からあるのだと思うが、ここにこういう写真を置くことで、門の存在意義が大きく変わってしまう。門だけならば「なるほど、美術品として門を置いているんだな」と思うに過ぎない。でも、そこに緊縛写真があるだけで、急に耽美な空気ができあがってしまう。異世界に迷い込んだかのような目まいを覚えた。

みやげものコーナーに行くと、そこは実際にはオリジナルグッズ売り場であった。作品を写した絵葉書とかではなくて、「ひとひねり効かせた万華鏡(コトバでは書けない)」「木の葉のカタチにくり貫かれたメッセージカード、各色そろい」「マッチケース仕立てのメッセージカード入れ」などが売られていた。面白かったのは、「路線や道路 が印刷されたガムテープ」。宣伝文句は「貼るだけでポップアート」だそうな。たしかに面白かった。

全体の感想として、今回は特に私の趣味に合うものではなかった。つまらなくはないが、感動も少ない。私は原則として「緻密な作品」(絵画であれ立体であれ)が好きだ。前述のワイエスのような絵画が好きで、岡本太郎のように繊細な立体曲線美が好きなのだ。さもなければ、想像を絶するぐらい巨大なものが好きだ。今回観たのは「面白いアイデア」。僕の範疇とはちょっとズレていた。

(という原則どおりに、入り口付近の庭にあった三角のステンレス系造形をカッコイイと感じた^-^)

*品川ソニー*

原美術館からの帰りに、ソニー本社まわりを歩いて帰ることにした。本社ビルのほかに、ソニーのビルが10以上ある。2号館とか11号館という名称のみならず、「保険開発センター」「井深会館」「ソニー会館」というものの存在をして、「ああ、なんか名古屋大学にいるみたい」という印象を受けた。−−ところで、会館には社員以外も入っていいのかな? 土曜日だから電気すらついてなかったが…

/飯:富春シウマイ館 /

*富春シウマイ館*

25日の夜は、富春シウマイ館にてシウマイ三昧。新宿の南口からちょこっと西に行ったところにある。ファーストキッチンのあるビルの上、餃子館もあるが、シウマイ館だ。えびシウマイ、ざーさいシウマイが旨い。汁気たっぷりなところがたまらない。

シウマイを注文してから出てくるまでには時間がかかるので、サイドとして「すぐでるメニュー」が存在する。このなかでは、「春雨と挽肉の炒め物」がグー。本当にすぐ出るし、味もすんごく染み入っていて旨い。

*カラチにてカレーバイキング*

26日の昼は、新宿のカラチにてカレーバイキング。昼に入ったのははじめてなので、注文受付はまったくなく、個人個人で勝手に取るスタイル(バイキングですな)にちょっと戸惑った。量を食べれて嬉しいのだが、ナンができたてではなくてちょっと冷えているのが難点。この店のできたてナンは、そりゃあ天にも昇る旨さなのだ。−−なお、夜には頼んだことのない「スープ」が置いてあった。中華スープにもコンソメにも似ている系統のスープだが、どちらとも決定的に違う何かが混ざっていて、意外な感じで美味しい。また、この店のチャイは最高に旨い(日本人向けに調整されていると思うので、現地の味とは違うかもしれない)。チャイもバイキングのうちなので、2杯も飲んでしまった^-^ デザートは「タピオカのラッシーがけ」だった。ココナッツミルクじゃなくてラッシーっつーあたりが楽しい。

これだけやって950円。安い。あとは、出来立てになるタイミングでナンをgetすれば、最高だ。

*G4マック*

カラチのあと、新宿T-ZONEによった。なんと、もうG4マックが置いてあった。G3と比べて眺めてみて、素材の違いを改めて確認。G3は「半透明」で、G4は「透明」なんだな^-^ いちおうG4のほうが高級感があることは確か。でも、デザインは同じだよなー^-^ 細かいところは変更されているのかな? 僕には分からん。

iBOOKはまだなかった。10月上旬だっけ?


9/18

9/6-21:45(15000:37280)、9/8-21:00(15120:37530)、9/9-22:00(15165:37630)、9/11-20:30(15205:37765)、9/15-20:00(15285:38100)、9/16-14:30(15300:38180)、9/18-15:30(15340:38330)、9/20-0:30(15350:38400)。

/Windowsを終了できない/

日経biztechの記事、「Win 98 SECOND EDITION日本語版に不具合多発、修正プログラムは10月に」が凄い。一部引用。

システムが終了できないなどの不具合が発生

 今回修正の対象となっている不具合の原因と現象には、例えば以下のようなものがある。電源管理ではSECOND EDITIONで、Windows 98から採用された新しい電源管理機構「ACPI」のバージョンアップを図っている。そのためWindows 95や同98からSECOND EDITIONにアップグレードした場合、「Windowsの終了ができないなどの問題が発生するパソコンがある」(マイクロソフト)という。

ひさびさに酷すぎ^-^ 電源切れないって、なんだろうな。shutdownコマンドが不能? さすがにそれはないだろうから、自動電源offに失敗するってことかな。でも、「Windowsの終了ができない」だからなー。

…と、気づいてみると、私のマシンは昨日から電源が切れなくなっていた。朝に出社してみると、パソコンの電源が切れていない。昨日の「終了」に失敗していたようだ。本日の帰り際、shutdownさせようとしてしばらく眺めていたが、2分待っても終了しない。うーむ、Second Editionにはしてないんだけどな^-^

/僕はしもべ/

「しもべ」を漢字で書くと、「僕」となるらしい。下部という字もあるが、僕とも書く。私は今まで「下僕」を「しもべ」とも読むのだと思い込んでいたが、あれはあくまでも「げぼく」であるようだ。

これまでの私は、小説などで「貴方の僕」ってなカンジの表現に出くわしたときには、「あなたのぼく」と読んでいた。あまつさえ「なんてマザコンっぽい表現なんだろう」と感じていた。そうか、あれは「しもべ」って読むのか^-^ 無知だった。


(余談)

ついでだけど、ハードコード(hard code)って用語を「ハードコート」って覚えてた。堅くコーティング(塗り固め)して身動きを取り難くするのかと思ってた。どうも、「柔軟性の無いコード」という意味らしい。ちなみに、「ハードコード」とは、ナジックナンバーをちりばめちゃうタイプのオバカなコーディングのこと。残念ながら、技術評論社のパソコン用語事典には載ってなかった



09/08

9/5-11:15(14915:37115)、9/5-11:15(14915:37115)、9/6-9:30(14955:37190)、21:45(15000:37280)。

/雑記:やぎの目/


9/7

/アンチとポスト/

念の為に注意:この文章は知識に欠けたニンゲンが無責任に書き散らしたものです。僕の無知を笑うならば、静かにどうぞ。優しい人は、僕の勘違いを指摘してください。)

*Javaのひとつの敗北*

LotusがeSuiteの開発を中止した。つまりは、IBM(ロータスの親会社)がコンシューマ向けJavaから手を引いたってことか。


(10月1日追記)

代替ツールを見据えてはいるが、Sun自身も開発ツールを破棄してしまっている。

http://www.zdnet.co.jp/news/9909/24/sun.htmlSun,2つのJavaツールを廃棄。NetBeansを買収か

 Sunは,「Java Workshop」と「Java Studio」の2種類のJavaツールを廃棄した。同社に近い情報筋によれば,同社はその代わり,向こう数週間以内に,あるツール企業を買収する見込みだという。


(Javaファンには悪いが、)「コンシューマ商売のとしてのJavaがもう終わった」という証しのひとつだと感じた。サーバとクライアントをつなぐ部分などの一部では生き残るのかもしれないが、コンシューマ分野でJavaに光が当たる可能性は、今後ますます小さくなっていくのかも。Java言語そのものはとても分かりやすい言語だし、標準クラスライブラリも(たぶん)しっかりしているし、実行系のセキュリティ指向もしっかりしているし、育ちもよいし^-^ よいものなんだけどなー。もちろん、JavaそのものやJava言語が消えてしまうことはないだろう。でも、コンシューマ市場としてはダメになってしまった。

(補足2001年1月14日)2000年から、Servlet分野でJavaが注目された。

Javaの不幸は、「アンチWindowsの星」として担ぎ出されたことにあると思う。Sun自体がそういう考えを前面に出すことがしばしばあったし。Javaを褒め称える人の何割かは、「これでWindows支配に打撃を…」とか言い出しちゃうきらいがある。でも、それって不幸なことなんだ。「Javaの良さそのもの」に人が集まったんじゃなくて、「JavaのアンチWindows性」に注目されて人が集まった。これが不幸の始まりだと思う。

:いつものとおり、資料裏付けなどないので、そのつもりで。もし「事実誤認だ」と感じた人は、事実を裏付ける資料をください。意識と記述を書き換えますので。)

「アンチWindows」ということは、原則として「Windows以外ならばいい」と考えるわけだから、Javaじゃなくてもよいことになってしまう。「アンチWidows」としてJavaに注目していた人々は、次の「アンチWidowsの目玉」が台頭してきたら、Javaのことを忘れてしまうかもしれない。そして、Linuxへの注目や企業援助が進む中で、eSuiteは無くなってしまったのだ。

(同様にして、次の「アンチWindows」が発表されたら、Linux熱は冷めるだろう。もともとのLinux開発者は別に何とも感じないとは思うが、Linuxで商売しようとしていた人は困るんだろうなー^-^)


(別の見方)

Javaが始めて出たとき(1995年でいいのかな)から、ずっと「実行速度が遅い」と嘆かれてきた。Sunは「3年経てば、ハードもコンパイル技術もあがるから、平気」といっていた。それからもう4年経ったのだが、いまだにJavaは遅い。でも、アンチWindows派にかぎらず、ユーザはすぐ動くものを求めていたから、待ちきれずにJavaを見捨ててしまった。

…という見方も成り立つだろう。


:もちろん、条件が整えば、Javaが今度こそ台頭し直す可能性だってあるだろう。けど、今の時点のハナシだけをしよう。)

*「アンチ」という複雑な感情*

ハナシは変わる。

「アンチWindows」で群がる人は、不思議なもので、嫌いなはずのモノの代替を求める傾向がある。いわく、Windowsを捨ててJavaをOSとして使おう。いわく、Windowsを捨ててLinuxをOSとして使おう。そして、もともとJavaやLinuxが持っていた性格に注意せずに、「Windows並みにカンタンになって欲しい」とか「Windowsと同じソフトを使いたい」とか「同じ機能が欲しい」と言い出す…という傾向があるような気がする。その結果として、もともとの技術をダメな方向に引っ張ってしまうんではなかろうか。(事実かどうかは知らんよ)

:ここで問題にしたいのは、本来の開発者ではなくて、それに群がった人の動向ね。エンジニアではなくて政治家風経営者が多いと思う。)

こういう人たちが気にしている技術(アンチWindowsとして盛りあがってしまった技術)は、そのうちどうしても潰れてしまう。未来は長くない。僕はそう思ってる。

:上記の構図自体が実際には存在せず、僕の幻想だという可能性もある。というか、そうなのかもしれない。僕の幻想だと思った人は、指摘してくれると嬉しい。)


(余談)

Javaのときは、Swing/JFCというモノができた。元々はNetscape社(今は亡き)が作り上げたNFCをベースにした技術だ。Java1.0のawtによるGUIツールキットやイベントモデルが比較的中庸な(各種OSの和集合のような)仕組みであったにもかかわらず、それでは満足できない(Windowsに対抗できない??)といわんばかりにハデハデなGUIとイベントモデルをJavaに持ち込んだ。Swingの謳い文句は「light weightワークフレームによる、より速いGUIキット」だったはずだが、実際のSwingはかなり重かった。

:Swingの謳い文句には「Windows対抗」とはないが、ならばなぜ(IE4が採用した)「フローティングツールバー」や「マウスをかざすと浮くボタン」なぞを取り入れたのだろう?)(−−ひょっとしたら、NeXTSTEPなぞで先に実装があるのかもしれないか。)

Java陣営は、こういう方向に走らずに、余分なところをもっと削ぎ落として、Javaの得意なところ(ネットワーク関係…でいいのかな。プロが読んだら「こいつはまた変なことを言っている」と思うのかもしれないけど、とりあえず)を伸ばすように頑張ればよかったのに。また、そっちが注目されるように情報を操作するべきだったのに。


*ポスト*

もし「ポストWindows」を探してみたければ、アンチWindows性に人々が集まるんじゃなくて、その技術そのものの良さに人が集まっているものを探さないといけない。

個人的に感じていることを書いてみる(例によってホラなので、信じないように)。

個人的に注目している事例を挙げる。

15年前は、パソコン程度じゃ、一般人の気を引くものは作れなかった。でも、今は違う。パソコンを使ったナニカがヒトの心を掴んでいる。パソコン技術がそこまで発達してきた証拠だ。ほいだもんで、いまはパソコンの時代なわけだ。

でも、あとちょっと経てば、もっと小さなサイズのもので、同じことを実現できるようになる。そうなれば、小さな組み込み機械でも同等のことが実現できる。つまり、面倒くさいパソコンをわざわざ使う必要は無くなる。フツーの人が楽しむ範囲のことは、専用の小物が出てきて、パソコンに取って代われるようになるだろう。(今でも、メールはPHSやポケットボードでいいわけだしねー)

ほいだからね、アンチWindowsなんて騒ぐ人がいないジャンルで、いまの(インターネットブームとかの)パソコン需要を代替する製品が出てきて、自然に世代交代が起こると思うのさー。結果として、Windowsは自然に中心じゃなくなる。つまり、ポストWindows時代は、ポストパソコン時代としてのみやってくる。と思う。わんわん。

(−−って、当たり前のことを偉そうに書いちゃったな^-^ 恥ずかしい。)

(もともと、パソコン(NEC8801とか6001mkIIとかFM7とかX1とか^-^)はフツーの人が家電風に使うべきものではなかった。こんなものをみんなが使っている今が異常なんだと思う。)


(余談)

むかーし、ケン=イシイ(だったと思う)が「ポスト」というアルバムを出したときに、インタビューで次のようなことをいっていた。

「ポストテクノ」は、所詮はテクノなんですよ。「これの後釜になろう」と考えたものでは、絶対のオリジナルに引っ張られて、上手くいかない。僕は、何かのポストじゃなくて、新しいものを作りたかった。配給会社が「ポストテクノ」みたいに名づけようとしたから、僕は単に「ポスト」にするように抵抗したんだ。

上記のポストWindows論は、このケン=イシイのコトバに触発されて書いたものだ^-^ 


*付録:Palmは「アンチWindows」じゃないよね*

唐突だけど、僕はいまPalm/WorkPadを楽しんで使っている。その道の人から見れば「今更」っつータイミングなんだけど、ともかくようやく私はPDAというものの面白さに気がついた。

Palmは、何でもかんでもできるツールではなくて、スケジュール管理やToDo管理に種目を置いたツールだ。そして、パソコンを母艦として、母艦のデータを持ち運ぶためのツールであることを自認している。Palmは「非パソコン」を自覚している。すなわち、けしてアンチWindowsじゃない。 だから、Windowsと争うわけじゃない(会社としてMSと争ったりはするかもしれない)。MSが色気を出してPalmSizePC(というCEマシンの一種)を出しても、Palmの優位は揺るがなかった。(日本市場では、ザウルスっつーモノがあるので、Palm/WorkPadはまだトップじゃない。しかし、欧米圏ではトップは揺るがない。)


(余談)

WorkPadでスケジュールを管理してみて始めて、今やっている仕事のスケジュールが破綻していることを明確に把握した^-^



(後日談)

「アンチとポスト」がヤケにいいわけクサイのは、以前に「ストールマンなんてキライキライ」のときにやらかした騒動に懲りたからです。そのスジの人から見れば、僕は事実誤認にあふれた無知な輩なんです。万が一僕のことを信じている人がいたら、その信頼を捨ててください。また、そのスジのひとが僕のおかしなところを見つけたら、ただ笑い飛ばしてくれてもいいですが、よかったら私を教育してください。

うーん、弱腰。昔はもっと「書きたいことを書きっぱなし」で平気だったんだけどなー^-^ でも、暴論吐くのは止めないよ。つーかさ、暴論吐かないすみけんリソースなんて、存在意義ないと思うー^-^ 



9/7

/都市の中の意外なまでに大きな森/

今日は会社を有休にして、パスポートを申請に行った。遊んでいたわけじゃなくて、社員旅行に強制参加のためにパスポートが必要なのだ。

申請したついでに、都庁も見物してきた(東京都での申請は、都庁でやる)。奇麗なビルだ。デザインも僕は好き。でも、役所っぽくなくて、なんかヘン。まるでサンシャイン60にいるみたい。

45階の展望台に登った。おのぼりさんである。全体としては、特に面白いものが見えたわけではない。都会のど真ん中だから、ビルが見えるだけ。

…なんだけど、その都会のど真ん中に、異様なくらいに大きな緑の一角があった。東京ドームの10倍くらいの直径を持つ森だ(測ったわけじゃないよ)。なんだろうと説明パネルをみると、あれは明治神宮の森であるらしい。すごく衝撃的だった。大きいという噂は聞いていたが、こうして目の当たりにすると、にわかには信じがたいものがある。こういうものが東京にあるっつーのは不思議なもんだ。

(ちなみに、新宿御苑はこの半分よりも小さい。迎賓館はさらにその半分程度にみえたけど、遠いので判断しあぐねるカンジだ。)

明治神宮には一度参詣したが、森を思う存分あるいたわけではない。こんど歩いてみよう。あと、代々木体育館(?)と代々木公園にも挑戦してみたいものだ。わんわん。


(余談)

展望台も都庁の中も回りの公園も、「逃避中のサラリーマン」や「あそぶ学生」っぽいのが多かった。自分もそのひとりかもしれないけど。学生も、おとなしくしていれば気にならないが、例によっていちゃついていたり、人のじゃまを顧みずに多勢でたむろっていたりする。とてもいやーんなカンジだ。…といっても、こんなことでメゲていたら、人生やっていけないけど。


/倶楽部英国屋(ハイソな錯覚^-^)/

都庁は遠い。新宿から「あるく歩道」があるにはあるが、遠い。行って戻るだけでかなりつかれる。実際には都庁の回りも練り歩いてきたので、自分的には新宿駅に付いたあたりで「座りたいー(ToT)」であった。

エルタワーに英国屋があったとうろ覚えしていたこともあり、そちらに向う。「喫茶館」と「倶楽部」の2つがあり、喫茶館のほうが安いのだが倶楽部のほうがおいしそうなので、倶楽部を選択。−−ちなみに、倶楽部のほうの中を覗いたらスーツのお客さんしかいなかったので、「ネクタイの無いかたのご入店はお断りいたします」とか言われるかと思って、ちょっと恐かった。けど、さすがにそんなことはなかった。よく考えたら、平日昼間に新宿をうろうろしているんだから、スーツ人ばかりであたりまえか^-^

「季節のショートケーキ」を注文。立方体のスポンジ(普通のやつとココア風味の2種類)を適当に積み重ね、あいまにバナナとイチゴが加えてあり、全体にバニラクリームがかけられていた。「これって、どのへんが『季節の』なんだろう」…という疑問は残るが、美味しかった。

(ひさびさに、「ちゃんとお皿に盛られたデセール」を食べた。)

ミルクティーは、とてもシンプルでクセのない味。超スタンダード。一歩間違えば「つまらない味」ではあるのだが、それがまた英国屋っぽくてよい。ポットにはしっかり3杯分入っていた。

(季節のショートケーキ+飲み物のセットで1000円)

あたりまえかもしれないが、さすがに店員のしつけがよい。新聞を読んでいたところ、「(お邪魔にならないように)お皿はこちら側(遠く)に置きますが、それでよろしいでしょうか」などと気遣いばっちり。気分よし^-^


(余談)

私は、こういうお店に来たときは、しっかりと「ありがとう」「おねがいします」を連発するようにしている。受けるサービスはしっかり受ける。「〜していただけますか」などと、細かい点まできちんと要求する。もちろん、こういうところの店員はそれに応える。応えていただいたら、着実に「ありがとう」を言う。気持ちのよい会食。すると、なーんとなくハイソな人間になったかのような錯覚に陥れる^-^



09/06

8/26-21:30(14660:36355)、8/30-9:30(14740:36560)、15:30(14760:36595)、8/31-16:30(14800:36675)、9/2-20:45(14855:36880)、9/3-14:00(14875:36975)、9/5-11:15(14915:37115)。

/雑記 /

*味表現の基本に挑戦 *

中国では味の五要素とかっていうよね。甘い、辛い、しょっぱい、すっぱい、苦い。これであってるかな? そもそも5つだったっけ?

先日、海鮮丼(いくらメインで、あまえび+ウニ+マグロ+ホタテ貝柱、という幸せなモノ:900円)を食べた後に「今日はあまいものが食べたかったので、満足した」ともらしたら、同僚「すみけんの言う“あまい”って、さっぱりしているって意味なの?」と言われた。ガーン、こいつは「肉の甘味」とか「えびの甘味」を識別できないんだろうか。たんに言語体系や食事文化の違いだろうか。それとも、私の表現がいいかげんだったんだろうか。自分としては、あまえびやホタテはあからさまに甘いし、イクラやウニもほろ苦甘だと思うんだが…

もっとも、砂糖も肉も貝も海老も「あまい」と表現するんだから、僕のボキャブラリもたいして豊富じゃない。お肉だったらグレイヴィーとかいうべきなんだろうか^-^ 

ちなみに、大和言葉「うまい」を漢字にすると、「美味い・旨い・甘い・上手い・巧い」となる。大和ことばの場合は分化していないのが雅なんだとは思うが、それにしても分化していない^-^(見る・観る・看る・診る、ってのも有名だなー)

えーと、とくにオチはない。


余談:食事をとった場所は、「よこぶえ」。安くて美味しいんだけど、空いている日が多い。立地条件が悪いせいかな。)


*今日の差別的な誤変換 *
*超雑記 *

9/4

/長島・珈琲館/

(今まで書いていなかったと思うので、書いておく。)

方南町にある喫茶店「長島・珈琲館」は美味しい。

食べ物としては、ビーフドリア焼きサンドがオススメ。ビーフドリアのお肉の甘味かげんとチーズ加減は素晴らしい。小腹が好いたときは、焼きサンドがちょうどよい。愛知県では焼いたパンによるサンドイッチを見たことがなかったので、ものめずらしさも加わって、好印象。

情報:ランチは1000円。食べ物+ドリンクを自由に組み合わせられます。)

飲み物としては、ミルクティーがオススメ。ちなみに、特に何も言わずに「ミルクティー」と注文するだけで、何も言わずにロイヤル=ミルクティが出てくる。ちょっとマサラ風かもしれない。苦みと風味がとてもグー。個人的には、ウィンナーコーヒーやココアも美味しいと思う。絞りたてオレンジジュースも好きさね。でも、他店と比べて「これだ!」ってのはミルクティーだなー。

ケーキはチーズケーキ(ベイクド)がオススメ。ERKさん曰く、チーズの含有量が尋常じゃないよ。安っぽいケーキ屋さんと比べるなら、倍は入っていると思う。私が自分で作るときもこれくらい入れるけど、コスト見合わないから、商売でこういうことをやるところがあるとは思わなかった。」とのこと。重厚で濃密なチーズケーキです。−−でも、レアチーズを食べたら、特に美味しくなかった。残念。なお、他のケーキはまだ食べていない、というかいつもベイクドチーズを食べている。

店員の教育も行き届いている。初老…とまではいかないか、50くらいのにこやかなオジサンがウェイターをしている。何故か長髪。ニコニコしてなかったら、たぶん恐い^-^ 入店時の挨拶、注文を聞く態度、料理を持ってくる態度、料理を進める態度、お皿を下げる態度、会計を受け付ける態度、すべて上品にこなす。立派だ。シェフは、20くらいの若いのと、35くらいのと、2人いる。35くらいのほうは、チョビヒゲが印象的。シェフもたまーに注文を聞きに来るが、接客態度はウェイターに負けていない。「美味しいものを食べて欲しい」という良心を感じるお店だ。−−ひとりだけ、バイトっぽいネエチャンのウェイトレスが気に入らない。この娘は、客が「注文を何にしようか」と悩んでいる間に、「早く決めろよ」という表情を見せてしまうのだ。これはいただけない。


余談:ちなみに、隣にあるイタリア料理屋「長島・葡萄房」とはあからさまに姉妹店。葡萄房のパスタも美味しいが、高い。昔は葡萄房にも入ったのだが、最近はめっきり珈琲館のみになってしまった。)

余談:このお店の本棚においてあるモノ:ゴーマニズム宣言、沈黙の艦隊、ドラゴンヘッド、代紋take2、ガイバー、新聞各種、アサヒグラフ、数冊の美術書。普通の週刊誌はない。うーむ、謎が深い^-^)


/喫茶ハイチ/

(これまた書き忘れていたような気がするので、書いておこう。)

ハイチは、ドライカレーとハイチコーヒーで有名なお店(本当に有名かどうかは置いておいてください)。新宿に本店があり、アルタビルの中に支店がある。偶然にも、四ッ谷支店は比較的会社の近くにある。

コーヒーは普通は「苦み系」「すっぱみ系」の2系統に分けられるらしいんだが、ハイチコーヒー(注:ハイチは国名)はこのどちら系からも外れるコーヒーだ(らしいんだが、僕は語れるほどコーヒーには詳しくない)。爽やかな香りが独特。とても飲みやすい。

店内には「一番人気、ドライカレー」(大意)と書かれたフダがある。実際、ハイチのドライカレーは美味しい。ライスの上に乗っているドライペーストは、かなり強烈にうまみが凝縮されている。通常盛りだと量が少ないのが気になるので、お昼は大盛りを頼むべきだろう。−−ちなみに、どのお店で頼んでも、まったく同一の味のドライカレーが出てくる。本店で作成したネタをフリーズドライなのかなー、うーむ。

余談:たまに、ドライカレーとカレーチャーハンを同一のものだと思っている人に出会う。まったく違うモノだということをコトバで説明しても分かってもらえないので、そういうときはハイチに連れて行くとよい。)

ちなみに、他のメニューとしては、ポークカレーとラグ=デ=ベフ(ビーフシチュー)がオススメ。ラグ=デ=ベフは、値段も高いけど、味も絶品。ニンジンとお肉の甘味がグーだ。個人的には、ハイチのメニューで一番好き。−−ちなみに、ラグ=デ=ベフの味はかなり不安定。頼む日によって、シチューの濃さや野菜のとろけ具合がかなり違う(バイトが作っているからなのか、だんだんと煮詰めていくからなのか、その理由は分からない)。味がかなり変わるにもかかわらず、私は毎回毎回「今日も美味しい」と思って食べている。たぶん、味が安定していないあたりも、私にとっては魅力なのだ^-^

情報:ハイチにはランチはない。ドライカレーは850円、ポークカレーは950円、ラグ=デ=ベフは1100円。どれもコーヒー付き。)

以下はメモ。すでに食べたもの。

ここからは食べていないもの。






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