【自己顕示録】


2000年1月


1/31

1/22-22:30(19690:48755)、1/26-10:15(19860:49110)、1/30-21:45(19940:49430)。

/IEのJavaにお粗末な実装ミス/

Webをみたら、Java-House MLからトンでもない警告が出ていた。Warning: Yet Another Security Hole of `Microsoft VM for Java'だ。

発生し得る被害(概略)


お使いのコンピュータ内の全ファイルのうち、ディレクトリ名とファイル名 が既知のものが、他人に読み出されてしまう危険性があります。

(略)

「特定のコード」とは、以下の行を含むコードです。

InputStream is = ClassLoader.getSystemResourceAsStream(filename);

たったこれだけのコードによって、アプレットプログラムは IEユーザのコンピュータ上のファイルを読み出すことができてしまいます

これが事実なら、セキュリティーマネージャーが機能していないことになる。お粗末すぎる。これではもとよりSUNの互換性テストをクリアできないではないか。

だが、わたしはSUNのJava2 Plug-inを使っているので、確認できなかった。JavaコントロールパネルからPlug-inをオフにしても、ここに書かれている症状はでなかった。なぜだろう? オフにしてからリブートしないと、設定が有効にならないのかも^-^


/雑記:XHTML1.0/

*XHTML 1.0 has become a W3C Recommendation*

<86n7ar$ihl$1@pooh.isoternet.org>にて石川雅康さんが報告。

というわけで、XHTML (Extensible HyperText Markup Language) 1.0 が ようやく W3C Recommendation になりました。

−−−http://www.w3.org/TR/2000/REC-xhtml1-20000126

でも僕自身はXHTMLに移行するつもりはない。もうしばらくHTMLでいる。

*動く!ほえる!!ロボット犬 MEGA-BYTE(メガバイト) *

http://www.rakuten.co.jp/periwinkle/332534/366218/より引用。

リモコンのボタン操作によって、ほえる、 首を振る、目が光るなどの動作をします。 リモコンで、前後への動きと左右への回転を操作できます。 (足の間接は曲がったり動いたりできません) 番犬モードでも使えます
*ZdNet*

去年のいつごろからか、SUNに関するニュースは「SUNの評判を落とすニュース」ばかりのような気がする。



1/30

/悪夢(殺人事件)/

かなり久々に夢を見た。疲れている証拠かな?

おかしな胸騒ぎがしたので、庭に出て空を見る。ヘリコプターが飛んでいる。向こうの山に、火柱が立っている。噴火? 火事? みていると、遠くの山から近くの裏山へと、つぎつぎと新しい火柱が立つ。

時は真夜中。ここは2階建て集合住宅。近所には民家。ひょっとすると、他の人は寝ていて気が付いていないかもしれない。起こさなきゃ。

:建物イメージは今のアパートなんだが、ここから見える範囲には山はない。実家と学校の回りなどが結合したイメージのようだ。)

私は部屋に戻り、199番する。「消防車をお願いします。」しかし、なぜか相手の対応はぼんやりしていて要領を得ない。私は最後に「立正佼正会普門館の近くまで来てくれ」と言い放った。相手は「ああ、そんなら分かります」とだけ応えた。

火の手はだんだんとひどくなっていた。皆を起こそうと玄関を出ると、山への入り口に警官が3人。ひとりはリーダー格のようで、薄茶色のトレンチコート。あとは若造で、いわいる警ら服。しかし、若造のほうは、表情が芸の無い若手芸人のように覇気が無い。

警官は、殺人犯を追っているようだ。すると、この山火事は殺人犯が付けたものなのだろうか?

ふと自分の部屋の隣を窓から覗くと、そこには女性がいた。−−良く知っている女性だが、名は秘す。−−その女性は、しゃがみこんで服をたたんでいる。洗濯物を片づけているようだ。

自分の部屋に戻ると、なぜかこちらでも同じ女性が同じく洗濯物をたたんでいた。私が洗濯したままにほうっていたものを片づけてくれているようだ。

部屋を出てもう一度山のほうをみようとしたら、すぐ壁の近くにあやしい男がいた。殺人犯人? 警察を呼ぶために声をあげると、男は逃げ出した。私と女性は、恐怖心から抱きしめあった。

唐突に、自分の部屋の一部が浸水した。

その水をなんだろうといぶかしむまもなく、女性が再び犯人らしき男を発見。茂みに身を潜めていたようだ。女性は拳銃を撃ち放つ。みごと命中。これで解決? 女性は、息の根を確認するために、犯人に近寄った。しかし、犯人はひとりではなかったようだ。奥から現れた別の男によって、女性は人質にされてしまう。

ようやく警官が駆け付け、銃で狙いをさだめる。なぜか犯人の警戒はいいかげんだったため、私はやすやすと女性を救出した。即座に警官が犯人を逮捕。

これで安心と、私と女性は(なぜか)女性の部屋に戻り、安堵感から抱き合った。セックスした。

突然、隣(自分の部屋)から母親が呼ぶ。

「けんたろう、食事の用意の手伝いしてくれない?」

今日の晩御飯は鉄板焼き。肉を焼く。野菜がないぞ。

私は女性を「妹だ」と紹介した。


ここで、急にその場面はマンガ雑誌のページのひとつになった。

さらにページをめくると、読者投稿でこのストーリーの続きが載っていた。

「もし妹がアンドロイドだったら」

ここで目が覚めた。

親に向かって、知らない女性を「妹だ」と紹介。なんてシュールな。


/方南町の日々/

*猫と少女とおばあちゃん*

昼をドトールでカンタンに済ませて、そこから家への帰り道。おんなのこふたりとおばあちゃんが道端に立っていた。おんなのこはどちらのランドセルに黄色い帽子。小学生低学年と推測。

おばあちゃんが、「あらー、ふたりとも髪の毛長くなったのねえ」と感嘆している。 ふたりともポニーテール。おばあちゃんはポニーテールを持ち上げてフリフリさせつつ、長さ比べをしていた。

そこにトラネコを一匹通りかかった。道を横断しようとしていたところ、道の真ん中で立ち止まり、おんなのこ達のほうをじーっとみていた。しばらく見つめたのち、横断を再開した。

ゆれるポニーテールが気になったのだろうか?

おんなのこ達は、「いま猫がとおったよ」などといいながら、おばあちゃんに別れを告げた。

余談:血縁ではなく、近所のおばあちゃんなんだろう。)

いかにも方南町な光景だった。

*雑貨屋のおじいさん*

26cmわたりフライパンをダメにしてしまったので、新しいものを購入。スーパーではなくて、ちいさな雑貨屋で購入。

パンをおじいさんに渡すと、おじいさんはニコニコしながらこう告げた。

「これで、料理が楽しくなりますよ」

おお、なんつーかステキなひとことだ。スーパーでは聞けない肉声・個性。


1/28

/脅迫?/

ひさびさに訴えられた。電話。

客「ウチの会社のやつが、今日の午前に質問faxを送ったんだが、まだ返答がない。どうなってんだ。」

私「申し訳ございませんが、出版社ではお電話での即答はいたしかねます。著者のほうに問い合わせを出しますので、お時間をいただけませんか」

客「即答できないなんて、ふざけてる。どの店だって、問題があったら“すぐ修理に伺います”というのが普通だろう。2000円も取っておいて、客を舐めてんのか。おまえ、手元に本はあるのか。なに、ない? おまえ、それでよく留守番が勤まるなあ。わかった、もういい。訴えてやる。」

私「お名前をいただけましたら、届いております質問faxを調べてまいりますが。」(−−今思えば、こんな応答しないほうがよかったなあ。)

客「もういいっていってんだよ。おまえの名前はなに? 所属は? このこと、ホームページに書いてやる。それから告訴だ。それでもいいんだな。」

するってーとお客様、貴方はいま脅迫罪をみずから犯しておいでなのでしょうか? −−と思ったが、法律には明るくないので何も言わなかった。詳しくても何も言わないけど。

なお、ワシは読者電話係じゃない。ふつーの編集員。


1/27

/それこそSFだ/

アシモフの科学エッセイの(1)を読んでいる。アシモフが思ったところを自由に書き連ねるシリーズ。

「われわれの知らないようなヤツ」では、地球外生命体の可能性について述べる。

「完全無欠な元素」では、超小型コンピュータの可能性に付いて述べる。

私がアシモフを読んで感動する理由は、こういう流れのSFを書けるからだ。これこそまさにSF(科学的空想)。

余談:アシモフを知って以来、私は「植物進化型高度生命」とか「タコ型異生物」なんてのはSFだとは思わない。フィクションではあっても、SFではない。)


1/24

1/14-11:00(19415:48020)、1/18-11:45(19575:48385)、1/22-22:30(19690:48755)。

/コンピュータ系:Crusoe、偽アイボ/

*ZdNetから*

Beは生き残れるのかな。潰れないでいてくれると嬉しいなあ。

トランスメタのは「クルーソー」と読めばいいのかな? ソフトウェア型CPU。コトバの意味も説明もわかりにくいんだが、本当に動くんなら、コンピュータの形態のさらなる進化(変化?)だな。

歴史をひも解けば、かつてはアプリケーションも(ソフトウェアではなく)ハードウェアだった。回路の組み合わせでアプリケーションを作っていた。実際に結線しなければいけないのもあったし、配線をケーブルとジャックのレベルで抜き差しすればよいのもあった。どっちにせよそれでは面倒だから、あるひとがアプリケーションをハードウェアから分離して「ソフトウェア」にした。それ以降、コンピュータはガツーンと変貌したのだ。

このレベルの変貌が、いまトランスメタから??


(追記)

http://www.zdnet.co.jp/magazine/pcmag/0001/jd000124.htmlによると、別に新しい概念じゃないらしい。僕の不勉強。そもそもPC以外の世界は無知すぎ、いや、PCすらアヤシイのか?

Transmetaのチップはマイクロコードを再プログラムできるようデザインされているが,別段,新しいアイデアではない。現れては消えていった,ほかのいろいろな設計と同じく,どういうわけかMIT(マサチューセッツ工科大学)のRawプロジェクトをほうふつとさせる。

*セガから偽アイボ*

「コンセプトの説明」に「ソニーのAIBOが売れたので、ウチは目一杯廉価版を…」とでも書いてあればカワイゲがあるのに…

*「Y2K」というタンゴ*

日本のマスメディアでは、単体で「Y2K」と書けば、「二千年問題」を意味するんだね。へんなの。あくまでもY2K=year two thousants=二千年であって、二千年問題ならばY2K problemじゃん。

この用法、海外でも使われているのだろうか。とりあえず、http://www.zdnet.com/sr/filters/y2k/を眺めると…

これらを提示した後にY2Kと省略するのはある。

んー、でもイキナリY2Kってのもあるか。


(余談)

釣り広告によると、ゴシップ系週刊誌が「2000年問題を煽った責任者、でてこい」という特集をやっている。…って、煽ったの自分では?


*Arpnetに関する誤解*
インターネットは軍事ネットワークだった、インターネットの技術的アイデアは軍事研究からはじまった、というのは「ハッカーは侵入者である」というのと同様に古い偏見だ。

私はArpnetを軍事目的研究ネットだったと習いました。緊急時に自立回避できるネットワークの研究だと習った気がする。軍事は勘違いだったのかな?

/超雑記/

*一般*

きんさんぎんさん、「100歳100歳」で有名になったとき、ほんとうは99歳だったんだよねえ。数えで100歳だった。

オウムはこの後、権力争いで、権力を握りたい側が松本チズオの長男を拉致するなど、かなりオバカなことをみずから証明している。はよ潰そうよ>オウム。


1/17

1/10-12:00(19235:47595)、1/10-19:30(19255:47625)、1/11-12:00(19300:47695)、1/14-11:00(19415:48020)。

/雑記:ホイールマウス、Teddy、ダイナマ伊藤/

*ホイールマウス*

会社マシンに、サンワサプライのコンフォートマウスのホイール付きモデルを購入。いまさらながら、ホイールマウスの便利さに驚く。自宅マシンはホイール無しなので、なんか物足りない。

秀丸はスクロール描画制御をキーボード操作用にカスタマイズしているため、ホイールスクロールの動きでは制御しにくい。唯一の残念点。

*Teddy*

手書きオペレートによる3Dオブジェクト描画システムTeddy。Bitの2000年2月号で紹介されていた。

*藤子プロ.co.jp*

http://www.fujiko-pro.co.jp/fworld/tantei/dora/kaitou-d.html。なんつーか、オフィシャルではやってはいけないようなマニアックさがスゴイ。感動。

*少年サンデー「ダイナマ伊藤」*

今週の「ダイナマ伊藤」のあらすじ。

ダイナマ伊藤がオモチャやさんで店番をしている。オジイサンが孫へのプレゼントを探しに来る。伊藤があやしい人形を薦めると、オジイサンが「自作、成長の早い赤ちゃん人形」を逆推薦し、伊藤に売りつける。

伊藤が人形の出来に驚いているあいだに、人形は赤ちゃんから保育園児に。1コマに1歳年を取るような勢い。息子としての思い入れを持つ。見る見るうちに思春期を通り過ぎ、ツッパリになってバイクでどこかに行ってしまった。

しばらくして戻ってくると、彼はもう自分と同い年。ヒッピー的に全国を廻っている模様。伊藤がバイクに同乗してハナシを聞いていると、さらに年を取り、老衰的に倒れる。

「オ、オヤジ、先立つ不幸を許してくれ」

「まて、死ぬな、まだ死ぬには早いぞ!」

伊藤は息子を病院に連れて行く。手術は長引く。

手術室から医者が神妙な顔して出てくる。

「伊藤さん、まことに申し上げにくいんですが…」

「む、息子はどうなったんですか?」

「…あれ、ロボットですよね」

「あちゃあ、忘れてた」

このマンガ、はじめの2話くらいがとてつもなくつまらなかったのでしばらく読んでなかったんだが、なんか面白いと感じてしまった。

*一般ニュース系*

1/16

/愛知のえびせんメーカー:坂角と桂新堂/

*坂角*

坂角は、愛知県の庶民向けえびせんメーカー。「ゆかり」という商品が有名。

なぜかウチの会社の人は「ゆかり」好き。偶然にも、とある先人が愛知県出身で、会社に「ゆかり」を広めていたらしい。だが、坂角にも「ゆかり」以外の商品があることを皆は知らない。初めはセット「舞踊り」がオススメ。

ちなみに、坂角の本店所在地は、私の実家のある町だ。わたしにとっては、坂角は地元のお菓子メーカー。その坂角がこんなに愛されているとは、実に嬉しい。

坂角販売店は新宿デパートにもあるが、こういう販売店ではお土産用セット(もっとも安くて、「ゆかり」10枚600円??)ばかりで、廉価版商品がない。地元本店や直営店や工場内直販所に行けば、安くてバラエティに富んだ商品(割れた「ゆかり」パック:15枚相当300円?? など)を買える。そのため私は、実家に戻るために、お土産として坂角製品を買い込んでくるのだった。

*桂新堂*

桂新堂は、名古屋の誇る高級えびせんメーカー。「えびづくし」という名称で、エビ一匹をまるごと姿を残したまませんべいにしてます。 すごく美味いんです。車えび版とアマエビ版があります。 通常は16枚セットで3000円です。

これまで別売りは見たことなかったのですが、 このたび「半身8枚1500円」というセットを発見しました。 一匹まるごとではなくて、半身で1枚のせんべいになってます。

新宿三越のB1に販売店がありました。そのうち購入したい…

:桂新堂も愛知だと思うんだけど、実は違うかもしれない。)


1/15

/皇室の名宝展/

*なれそめ*

(1999年12月14日から2000年2月13日まで、上野の国立博物館にて。)

チラシにある見事な鶴や鶏に惚れた。1月15日、15:00ごろ到着。企画展は「平成館」にて。

国立博物館に行くのは始めてだったので、まずは建物の立派さに驚く。西洋調に整えられている。門前の獅子が凛々しい(和風なら唐獅子だろうが、これはライオンだ)。柱などの加工も凝っている。いわいる家紋風の装飾も入っていたが、詳しくないので意味は分からない。

*人出*

この日、人出はとても多く、最初の1/3は人ばかりで歩くのも困難。前半は小さいもの(出土の土器など)だったので、はっきりいってほとんど作品を見られなかった。後半は掛軸や屏風になったので、だいぶ楽だった。

平成館自体は大きく前半と後半に別れ、それぞれが3つずつ、合計で6棟に別れている。真ん中にみやげものコーナーがある。想像以上に広かったため、半分を見終えた時点で疲れ果てて根切れてしまった。残念。

*前半の1*

細かい出土品が多い。土器装飾品、銅鏡、書が中心。すべて低い棚に寝せるようにならべられている。人垣越しにしか見られないので、ひとつひとつの違いは全く分からない。

*前半の2*

絵巻き中心。

最期のほうで、ようやく大き目の掛軸絵連作が出てくる。草花系。これなら、ちょっと離れていてもものが見られるので、安心。

*前半の3*

大き目の掛軸と屏風、あと宝刀。ようやく遠目からも見られる作品が増えた。人だかりも減ってきたため、かなりじっくり見られる。

ビラにあった鶏や鶴鷺はここにいた。4枚連作の鳥類図。あと、8枚連作の草花図があり、この2つの連作がずば抜けて好み。

−−ボキャブラリが足りてないし説明にもなってないが、感想としてはこんなもんだ。

余談:そういえば、この連作の表装は気合が入っていた。模様も複雑で奇麗だし、布地自体の質も段違い。やっぱり良い作品だと表装にも気合が入るんだな。)

片隅には宝刀がいくつかならべられている。私は刀の見かたを知らないので、「鍛えられた鉄は綺麗だなー」程度の感想。

*後半の1*

急に現代になるので驚く。入ってすぐに明治の油絵。

まずは各国首脳の肖像画。中央に、明治天皇と皇太后。短髪で口髭をこしらえたやんちゃな君主が、椅子に掛けてこちらを睨んでいる。軍服と思わしい赤い衣装がきれい。身分の高さを象徴すると思われる豪華なふさがカッコイイ。白いテブクロの下には、剣が杖代わりに握られている。この剣の金びかりが物々しくていいかんじ−−手と剣の部分の書き込みが克明で、多くの人が「うわー、浮き出てみえるー」と驚嘆。当時は明治天皇は生き神だったわけだから、宮廷画家も、そらあ気合いれて書くわなあ。たしかに、この肖像画をもって地方に触れ回れば(TVも雑誌もないのだから)、人民も「このおかたに我々は忠義を」とか感じるかもしれない。

その次の脇には、格別に威圧感の高い1作が。札によると「明治の最高傑作」。図録に載っているので、タイトルなどを書きとめると…「佐久間文吾 和気清麿奏神教図」。赤い服に黒い烏帽子の神官が、膝をついてうつむき加減に奏上する図。−−飛鳥時代(だったかな?)の政治陰謀物語の中の1シーン。女帝が(騙されて?)皇位を譲ろうとしていたところを、この人物が「それはまかりならぬ。皇位は一系でなければならない。」と神託を述べるシーン。−−この絵は全体に暗く、人物の目だけが煌煌と光っている。写実的な作風で、床や拭くなどの書き込みが抜群。ストーリーとあいまって、異様なまでの緊張感をはらんでいる。傑作だ。

*後半の2*

比較的ポップな作品が続く。壷や掛軸など。

*後半の3*

このブースには、北斎や大観があった。北斎は「すいか」を、大観は黒富士を。

硯セットが2つほどあった。入れ物が金張りで、しかも松なぞが彫り込んであるのだ。墨と金の対比がとても見事。

疲れてきたからか、それ以外は記憶がない。

*みやげもの*

みやげものは、ノーマルなスタンス。絵葉書、上印刷ポスター、クリアファイル、テレホンカードなど。奇をてらったものはなし。

作品自体が上物なので、自然に欲しい土産が増える。12枚の絵葉書と1つのクリアファイル、そして関連書籍を1つ購入。しめて2600円。

余談:図書名は「明治美術再現 I」三の丸尚蔵展覧会図録No.6だそうな。発行は「財団法人 菊葉文化協会」。宮内庁制作。ふだんは手に入らない図録かも。)

(余談への余談:尚蔵って何て読むんだ?? 手もとの辞書には「しょうぞう」では乗っていない。「尚」には「尊ぶ」という意味があるらしいので、「尊んで所蔵する」かな? これらは天皇の持ち物だから、宮内庁は預かっているだけなんで、所蔵じゃなくて尚蔵なのかな。)

*常設展−縄文土器*

入場券で、企画展示以外にも平成館常設+東洋館+本館+法隆寺宝物殿を見られる。しかし、全然時間が足りない。15:00にノコノコやってきた私がバカだった。みやげものを購入した時点でもう16:30。閉まるのは17:00。「平成館常設だけは」と思い、駆け足で見た。

常設展は、我が国の古代出土品を中心にしたもの。

強烈だったのは以上。駆け足でみたので、記憶がいいかげんだ。他には、刀、仏像、皿、壷などがあったかな。錫杖(しゃくじょう…漢字あってる?)の先の部分がならべられていてカッコ良かった気がするが、これはひょっとすると名宝展後半か?

なんにせよ、国宝と重要文化財が目白押し。日を改めて、また挑戦したいものだ。

/科学館前のシロナガスクジラ/

上野公園の科学館の庭には、シロナガスクジラの等身大模型がある。しかも、「海面での呼吸を終え、いままさに潜らんとす」の図。体を弓のようにしならせ、頭を下にして。世界でもっとも大きな動物の華麗な姿。とてもカッコイイ。

やたら細かいところまで再現している。耳・鼻はもちろん、唇の髭から乳房まで。型を取ったわけでもないだろうに−−乳房というか乳頭は、かなり意外な場所にある。ERKさんが教えてくれなかったら、判別は不能だった。

つーか、ERKさんはなんでそんなことまで知ってるんだろう。雑学帝王?

余談:ジュゴンの乳房は前足(ひれ)の付け根にあるそうな。)


1/10

1/1-0:00(18975:46815)、1/1-8:15(18995:46835)、1/3-10:30(19070:46990)、1/4-22:00(19100:47080)、1/5-18:00(19130:47180)、1/9-13:30(19215:47515)、1/10-12:00(19235:47595)。

/今週の誤記/

当選者の発送は発表をもって代えさせていただきます。

/雑記:新学習要項、in store、でたらめ電話/

*やばすぎ新学習要項*

丸の内線地下鉄にある広告で、どこかの教育塾みたいなところが出しているヤツがある。前は中学受験例題を紹介しているだけだったけど、最近は「新学習要項」で削られる要綱を使った例題を中心にしている。前に「小学校では台形の面積公式を教えない」と知って驚いたけど、今回はもっと驚いた。

円周率=およそ3

小学校では、小数は一律第1位までしか扱わないんだそうな。あと、「扇形」は中学から。

この塾の宣伝も学力低下を嘆いている。私もそう思う。酷すぎる。

*in store*

「在庫あります」のin store nowをもじったのか、発売日告知を次のように書く宣伝があった。もちろん邦盤だけだ。

in store 8/1

1997ごろから見かけた。 1999年夏に気がつくと、見なくなっていた。

ずっと変な表現だなーと思っていた。今日、改めて辞書をひいた。

in store = たくわえて、用意されて

例文を見る限り、「今準備できている」ことを示す例文しかない。未来に準備が整うケースを書いたものはない。例外と思えるのは「the future is in store=(君には)未来が用意されている」だが、これも「時勢が未来の話」じゃないからなあ。

発売日に触れたければ、will be releasedだと思う。

*バッハ*

「G線上のアリア=orchestral suite III」だとは知った。が、作品が多過ぎて、どれを選べば賢いのか分からん。

*でたらめ電話*

正月早々、ひさびさに「でたらめ電話」を受けた。1月5日には「版元になりたがる男」。1月6日には「世界中のCD-ROMの売り上げを知りたがる男」。どうなってるんだろう。

*その他ニュース覚え書き*

私はエリツィンを嫌い。ヨッパライのボケオヤジだと思う。そもそも火事場泥棒的に就任したところから気に入らない。あいつに政治ビジョンなどあったのか? たんにツァーリズムを振りかざしただけじゃないか。たびかさなる不条理な人事変更など、酷かった。

えーと、京都の小学2年生殺害事件、まだ犯人捕まってません。どうなってるんだ。


1/8

/薬局関連日記:ガスター10、お屠蘇、核酸/

*ガスター10*

12月からずーっと胃の調子が悪い。朝起きてすぐに何かを食べた日にゃあ、下って腰すら立たなくなる(熱を持つ)。普段もやたらげっぷが出る。飲みすぎ?−−というわけで、パンシロン系胃薬のお世話になっている。

ある日なんとなくガスター10を買ったら、店員から警告が出た。「すでに飲んだ経験はあるか?」 無いと答える、いっしょにメーカー製公式冊子をくれた。

冊子によると、これは普通の胃薬じゃなくて、ヒスタミンh2受容体拮抗薬という特別なものらしい。8時間以上間を開けないといけないし、2週間以上連続飲用してもいけない。薬の併用不可、アルコール不可。副作用の事例も強烈。−−併用注意は実際にはあたりまえなんだか、わざわざメーカー製の冊子を配ってまで説明するのは珍しいと思う。

私は世間に疎いので、ERKさんに聞いてみた。「ガスター10は規制緩和後の強烈薬品だ」とのこと。「お医者さんが処方するのと同じ薬」ってやつらしい。バンテリンとかと同じね。だから注意書きが厳しいらしい。なるほど。

*屠蘇*

1月5日、fj.miscだったかfj.lifeだったかを読んで、 俗に言うオトソは 「屠蘇(とそ)」という漢方(とはいわないかもしれない)を使ったお酒だということを知った。屠蘇は薬局で簡単に買える。200円くらい。

*核酸食*

昨日薬局で、DHAとかEPAの隣に、 食べるDNA&RNA「核酸食」っつーのを売ってました。 輸入品。 ただ売っているだけならいいんだけど、 「DNA&RNAは、必須栄養素です」とか 「年を食うとDNA&RNAが生成されなくなるから、食べないといけない」と 書いてあった。

核酸は「栄養素」じゃありません。当たり前すぎて指摘するのが恥ずかしいくらいだ。


1/6

/MacOS X登場/

Steve Jobs氏が「暫定CEO」から「CEO」に

同氏は無料メール,電子カード,Webホスティングなどを,同社の将来OSに取り込むことも含めたApple.com構想を披露した。

結局ジョブス何をしたいんだろう??

翌日MacOS Xのコンシューマ向けが発表された。過剰に無駄な効果がついていて、スゴいような気がする。QuickTimeデモもあるので、動きも確認できる。

重そう…CPUパワーの激烈無駄遣い。でも、これをリアルタイムに処理できるとは! ハードの進歩の賜物だなあ。

補足:Windowsはデスクトップ上でアイコンを動かすときにアイコンを半透明処理するねえ。でもこれはアイコン同士と背景画像との間だけ。Enlightmentのポップアップメニューなどの透明も、背景に対してのみ。ウィンドウのうえにメニューが出ても、そのウィンドウではなく背景が透けて見える。ださーい。MacOS Xのは、リアルタイムに「現在のその位置にあるもの」が透けて見える。)

でも、これ使いやすいのかな? 直感的かな? 新規ユーザにやさしいのか? なんか違う気がする。既存のAppleファンはいいかもしれんけど、新規ユーザは途惑うばかりな気がする。とはいえ、「スゴそう」だから、いいのかなあ。

−−たとえば自分の事例。PCで仕事をおえたとき、私は「遣り残しはないかなー」と思いながらマウスでデスクトップを引っかきまくる。Winだと、選択された部分が反転する程度の反応しかしない(明確な仕事じゃないのだから、当然だ)。でもMacOS XだとDockがぐわぐわと動いたりして応えてくれる。なんとなく嬉しいかもしれない。−−嬉しいっつってもその程度だけど。

余談:どうでもいいけど、MacOS XとMacOS X Serverは別物らしい。名称なんとかならんのかね。)


(技術的なほう)



1/3

/今年のお年賀/

つごう6個所に詣でた。

*1月1日方南町*

12月31日、1日朝早くに帰る予定で下宿にいた。料理の洗いものが面倒なので、コンビニですき焼きを買う。みりん+醤油で味を直してから食べる。思いのほか美味しい。

j-waveがカウントダウン特番を流していてうるさいので、CDやテープを聞いていた。ふと気がつくと0:00を廻った。おめでとう。

なんか寂しいので初詣に出ることにした。でも方南町には神社がない、というか前に探し回っても見つからなかった。小さいお寺はある。立正佼正会もあるが… 「僕が神社を知らないだけだろう」と思い、そのへんを歩いている人についていくことにした。

ついて歩くのはいいけれど、歩けど歩けど到着しない。途中で帰ろうかと思ったが、悔しいので我慢。30分ほど歩いたところで、大宮八幡宮にたどり着いた。…って、これ2つ隣町ですよ! 来てしまったものはしょうがないので、ここで詣でることにした。

大宮八幡宮は結構大きい神社で、立派な鳥居と長い参道がついている。参道の回りには出店がいっぱい、人でもいっぱい。警察もいた。参道には行列ができていて、これをクリアするのに10分。神門から本殿までの間は、縁起ものを売っている。ここをクリアするのに10分かかった。ちなみに、帰り道は5分で鳥居までついた。

途中でお神酒をgetした。僕の地元のやつは枡酒を振る舞っているんだが、ここは小皿だ。しかも、もらうときにその場に賽銭を出さないといけない。風習が全然違う。


(余談)

サイン会を開いた外人アーティストが、ラジオで「日本はファンが自律的だ。アメリカでこんなことをやったら、暴動が起きる。」と言っていた。僕も初詣で実感した。

−−こんだけ人がいて、皆が自主的に並んでいる。すんごい自治能力だと思う。いちおう警察はいるけど、仕事はアナウンスだけだ(迷子いるからね)。


*1月1日東海市*

昼に帰省、氏神さんである諏訪神社にも顔を出した。

境内には公園があるのだが、この公園まで車で入って来るバカがいる。遊んでいる子供にとって危ないのは言うまでもないが、神社に対する畏怖の無さに驚く。つーか遠慮しろ。

夜中にNHKで「人体III」の再放送をみた。第1回放送のみ。ホメオトロジー遺伝子つったっけ? 胞の節分けとそこでの基本形態を指示するリーダー遺伝子の存在が明らかになったらしい。なるほど、3年前よりも科学は明らかに進歩してるんだな。

でも、まだまだ仕組みは解明できていない。DNA(データベース自体)のデータ配列は読めても、それを発現させる仕組み、材料、「いつ発現するか」などは不明だ。DNA情報から(RNAなぞを使って)アミノ酸や蛋白質を作っていることは分かっても、それをどうやって「体」に組み立てているのかはいまいち不明。そもそも、神経系はあいかわらず不明。−−人が創造主に近づくのはまだまだ先だ。

余談:名古屋と金山の間に立正佼正会があった。よく考えると、ずいぶん前からある。でも、方南町に来てそれの本家を知るまでは、意識したことはなかった。)

(さらに余談:オヤジは角刈り、弟は金髪になっていた。驚いた。)

*1月2日*

ERKさんとぶらぶら。東本願寺東別院(母方祖父が眠る)に参詣。

ついで大須万松寺。織田信長の弟か息子だかが祭ってある。プラスして、お稲荷さんと不動明王。密教らしく、赤と金の派手な衣装を着た坊さんがお祈りを唱えていた。なぜかキャベツが奉納されていた。そういう宗派なのかな?

更に大須観音にも足を運んだ。蚤の市をやっていて、かなりにぎやかだった。昼飯は出店で済ませることにした。コロッケとタコヤキ。

大須観音近くの小さな神社にも行った。


(余談)

ひさびさに三洋堂(パソコンショップΣ)に行く。小物ゲームが500円で売られている。落ちもので「ドレミおとし」ってのがある。ルールを見ると、まんま「ぷよぷよ」(のーみそコネコネ)のような気がする。キャラクタは使ってないし、動きのクオリティとかが全然違うとは思うが…アイディアは保護されないんだっけ?



1/1

12/27-14:00(18840:46545)、12/28-10:45(18880:46605)、1/1-0:00(18975:46815)。

/「はい、チーズ」年/

あけましておめでとう。今年は「はい、チーズ」年です。

it's grateful Nice Cottage Cheese!

はい、チーズ年です。

さて、自分干支を開発して、はや11年。次で1順させなければいけないんだが、前に何を作ったかなんて覚えていない。みかん、くらげ、かぼちゃ…なんだ、3つしか覚えていないじゃないか。−−誰か(僕の友人のなかで、僕からの年賀状を整理している人)、僕にまとめて連絡してくださいませんでしょうか。

年賀状を書いて始めて、下宿には中学高校時代の友人の住所の覚え書きがひとつもないことに気づいた。これでは出せない。困ったな。31日に帰省して、その場で書くしかない。とほほー。


余談

辞書を適当に開いたらcottage cheeseが出てきたので採用した。はじめはクリスマスカードと併用だったので、「Happy X'mas and nice cottage cheese」だった。単体年賀状に移行したところで、「it's grateful」に変更。

「grateful」は、grateful deadからいただいた。今日まで「greate-full」だと思っていたが、調べてみたらgreateとは別の単語だった。

grate
vt:チーズを(おろし金で)おろす
grateful
ad:感謝に満ちた、ありがたく思う、楽しい、ありがたい

おお、偶然にも今回にぴったりの単語ではないか^-^



/雑記:時代は流れる、mnewsをmakeした日記/

*超雑記*
*mnewsをmakeした日記*

mnews1.21には2000年問題が絡むらしい(;_;) 送り出す記事のタイムスタンプが乱れるんだそうな。

Message-ID: <uyaaf1m4l.fsf@pistols.est.co.jp> にアーカイブのURL出ていた。ftp://ftp.leo.chubu.ac.jp/pub/mnews/mnews122.tar.gzをget、readme.docを読みながら./configure.sh、makeした。どうせ使わないから、Mail系はすべてOFFにした。すんごくいいかげんに処理したにもかかわらず、生成されたバイナリはいちおう動いた。

僕でも動かせるほど自動化されているのだから、「Windowsでのsetup.exe並みのカンタンさを備えている」と胸を張っていいと思う。すごいぞ>このようなconfigureを作った人びと。

*時代は流れる*

11月23日、弊社のパソコン用語事典の付録のURLチェック作業をおおせつかった。 そのとき、いくつかの悲しい事態を発見した。

知っていたけど、改めて目の当たりにすると、 かなり切ない。余談だが、http://dns.bestsystems.co.jp/cray/もセツナイ。

*一般ニュース*
雅子さま流産と宮内庁が発表 再検査で判明

うひー、政子様が流産…ほんとうにこの12月は明るくないねえー。それにしても、あおったマスコミはどう責任取るんだろう。妊娠報道は海外にまで流れたんだぜ。宮内庁はもっと穏便に済ませるつもりだっただろうに…。なんでもオープンにすればいいってわけじゃないんだからさ>ジャーナリズム。

2000年問題で首相の「電話リレー構想」は実現せず
 先進国で最初に新年を迎えるニュージーランドの首脳が自国の状況を小渕恵三首相に電話し、首相が日本の状況も加えて中国首脳に、さらに中国首脳が……。コンピューター2000年問題への取り組みに意欲を見せる首相は、こんな「電話リレー構想」を検討していた。ところが、ミレニアム(千年紀)のイベントに出たり、「新年は家族とリゾートで静養する」という首脳もいたりして、あえなく断念した。
なんて恥ずかしい首相だ…民間のTV番組の企画みたいだ。
灯油タンク持つ少年が関与か=大田区の変電所火災は放火−警視庁(時事通信)
電所放火容疑の少年「SPEED解散阻止したかった」
少年がバカなのか、SPEEDが偉大なのか?





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