同僚4人と飲み食べ愚痴大会。
(5人で)
(私は)
んー飲み過ぎ。別に酔っ払ってはいないが、太る…
鶏肉とカシューナッツ炒め
セット:ごはん、スープ、杏仁豆腐
昨日見たネコを求めて目黒川のほうへ。 でも昼にはいなかった。考えてみたら、 昼ならばここは数度通っているもんな。 夕方涼しくなったらチャレンジか。 代替昇華として、目黒大鳥神社の狛犬を撮影してきた。
ご飯は、その途中の適当な中華屋。
ランチを見て「あたりまえ過ぎてつまらん」
と思っていたのだが、
そのカンバンを見ているうちに奥からママさんがやってきて
「いまお席あいてます」
と声をかけるので…
私はそういうのを断れない。
というわけで、初めての店。
白い内壁、黒く細い足のステンレスなテーブル。喫茶店みたいだ。
味は薄味で簡易に。夏はこれくらいでいいのかも。
チーズリュリスティック
わたしはこういうカタカナは覚えられない。
チーズで、リュリで、スティック。あっているか?
細長いフランスパンにチーズとオニオンをまぶして焼いたもの。 固いが、まだあたたかく、なんとか歯向かえる。 ガブっと噛み切る。美味い。
旧名:支那ソバと手延べ餃子の平成屋
店構えを少し変えて、名前を短くして、居酒屋中心で実は支那ソバも食べられる店としてリニューアル。ちうか同じじゃないか。なんで名前変えたのかな。
(余談:MS-IME2000はシナを変換してくれない)
w/immrさん
(2人で)枝豆 さつまあげ 餃子5個 イモコロッケ 焼きオニギリ
(私は)梅酒ロック*3
ほんとは万蔵そばに行きたかったのだが、今日は20:45で閉店していて…急遽変更。予定外にも、月曜日から毎日お酒を飲んでいる。いかんいかん。
権之助坂を下って、目黒川の手前あたり。唐突に現れる、剥き出しの地面と木と石塚。歴史的な何かの保護域なんだろうか。−−でも今は由来は興味が無い。
ここにノラネコがいた。真っ白が2匹、黒が1匹、そしてなんと三毛が1匹。みなノビをしたり、丸まって縮んだり、思い思いにリラックスしている。
美しい光景。いまカメラがないことを悔やむ。明日、撮影しに行こう。狙う。
白エンドウの冷ポタージュ
パン2種
サーモンのソテー
(ホワイトソース 夏野菜の煮込み添え マッシュポテト添え)
デザート盛り合わせ
(ラズベリーのゼリーにカスタードソース ガトーショコラ 洋ナシのミニブロック添えジェラート)
紅茶(ダージリン)
味処みたけ のお隣。なにげないマンションっぽい建物。B1Fに降りる広い階段。お店の看板などなし。降りてゆくと、そこに小さな看板があり、メニューが書いてある。が、「ランチ」
でも「lanch」
でもなく「dejeuner」
。読めない。店名も読めない。こまっしゃくれたフレンチのお店。ずっとどうしようか考えていたが、3ヶ月目にして試すことにした。
ランチは、オードブル3品より1つ、メイン3品より1つ選ぶ。オードブルにニンジン入りフロマージュというのがあって気になったが、今日は野菜のスープを飲みたかったので、上記の組み合わせに。
昨晩の食べすぎとあいまって、いま腹痛。
w/某親父殿 Oさん
(3人で)ニラチジミ ユッケ キムチ盛り合わせ 焼肉てきとうに サンゲタン
(私は)梅サワー*2
「すみさんは食べれるよね」
と親父殿がガンガン頼むのだが、
すでに私は1年前の私ではないのだった。
普段の2倍は食べた。帰りがけに気持ち悪くなった。苦しい。
私も実は「たぶん食べられる」と思っていたが、もう体が受け付けないらしい。 次回以降は明示的に断ろう。控えてもらおう。
今回の目当てはサンゲタン:参鶏湯。お店のお母さん曰く「作るの大変だから、3ヶ月に1度くらいしか作らない」
。
鶏を煮込みに煮込みまくった、滋養たっぷりのスープ。 大きな骨付きだが、お箸で簡単にほぐれる。 お肉も湯も味が複雑に絡み合っていて、体の真からあったまる。美味い。
親父殿いわく、「丁寧に小骨まで処理してあって、食べやすい」
とのこと。
私の皿には高麗人参が 姿が残った状態で入っていた。 これにも味がしみているうえにホクホク柔らかくなっている。 高麗人参そのものはキツいはずなんだが、これは美味しく食べられた。
チヂミ:表面パリっと中モチっとした触感が美味しい。Oさんは「もっとニラが入っていたほうが嬉しい」
そうな。
ユッケ:細切り野菜と卵黄を混ぜて混ぜて食べる。甘くて美味しい。
正直、この3品だけで満腹だった。焼肉も食べたが、私の胃にはover spec。
抹茶の虎皮もなか
見た目よりもあっさりさっぱりで一安心。お茶が美味い。ちなみに今日はプーアル茶。
台風は、驚くほどあっというまに東京を通り過ぎていった。
小分けお重ランチ
鮭は西京焼きとしては薄味で物足りないが、 焼き魚としては十分美味しい。 まぐろ竜田揚げが無類の美味さ。魚脂の旨みが凝縮。 その他の品もgoodです。幸福。
エビカツサンド
シュリンプがプリプリで幸せ。 あったかいし。タルタルソースも控えめだし。
生エビス小
ソバ味噌焼きon木べら
冷やしキツネそば
先週金曜のリベンジ(デザイナーさんに会う)。今回は成功。 w/toy1氏。
ソバ味噌焼きon木べら:
商品写真の半分くらいしか盛っていない感じだが…でも濃くて旨い。
冷やしキツネそば:
透明ガラスの深底おわんにソバ。刻んだアゲとキュウリ。simple。アゲに甘く濃いたれが強く染み込んでいるので、掛けダレなしでもすでに美味い。ひさびさにいいキツネを食べたな。満足。
話題は、なんだっけ? ハインライン話、音響話。Q:2chヘッドフォンで上下前後の音場表現は可能か? A:録音サイドがバイノーラルでちゃんと録音していればできるが、そうでない録音をイジるのは不可能。
コロッケ+唐揚げ定食
ほんとは真鯛ポアレを食べたかったのだが、目当てのお店が休みだったために適当に済ませる。
総合として。まずい。めずらしくご飯を残してしまった。
ショック。過去のネコ写真の元画像(リサイズしてないもの)をすべて紛失してしまった。ちゃんと移行用にデータまとめたはずなのに(真に涙)。
印刷なんてしないと思うから、支障はないんだけど。でもショック。
ああ。でも。カメ板写真ハリコWebの過去logが消えたのは痛いか。キレイな花やネコが…
トーストとコーヒー
暑いので早く目がさめ、なんと9時前には目黒に着いてしまった。 理由はわからないが空腹もいつもより強い。 アインでもモーニングをやっていたので、ここにて食事。
アインはコーヒーも紅茶も種類の多いお店。 だが朝セットはノーマルのコーヒーしか選べない。 聞くと、差分支払いすら不可で、トースト500円+お茶代金となる。 私はコーヒー苦手なのだが、朝から1000円出すのもなんなので、 セットをおとなしく食べる。
一般的な厚切りトーストのみ。これなら果実園のほうが圧倒的にお得だ。
コーヒーは、酸い目のブレンド。ミルクをたっぷり足して。美味しい。 が、10分後にはやはりお腹がグルグルしだした。辛いなあ。
で、結局9:30にいつもどおり出社。
帰りにヨドバシに寄る。知らんまにフロア配置が大幅変更されている。
ミニデジカメを物色。やっぱExilimの薄さがgoodだな。
ミニノートPCでは、let's note lightかinter linkがいいなあ。それと、Priusのミニタワーでも買おうかなあ(希望のみ)。
新宿ヨドバシに調査(書籍+周辺機器)。というのは名目で、たんに物欲発揮してlet's note light2を購入しにきた(調査はついで)。 exilimは保留。
XPの設定がようわからんもんで苦労中。ネットワークへのリソース公開が昔よりも臆病デフォルトになっているのに感心。C:\を共有しようとすれば「問題を認識したうえで 意図的に公開する」
にOKしないと進めないし。C:\公開してもDoument And Settingsには入れない。(ユーザーが自分のコレを意図的に公開すれば入れる。)面白いと思う。いろいろ覚えなきゃ。
(別件。回顧録。)
周辺機器をひさびさに見ていて。LAN関係製品の値下がりにおどろく。100baseのISAカードが980円ですか…わたしは1994年に10baseを12800円で買ったのだが(Win3.1にインストールした)。
しかもいまはUSBが普通っすか。USB1.0って100baseも出たっけ? これでも2480円〜3200円。やっすー。
WinXPのwindows updateを眺めている。「UPS(無停電装置)を接続するとコンピュータが停止する問題へのパッチ」
というものがあった。
ハードの存在目的そのものを無意味化するバグか…
ヨドバシカメラ。このlet's note light2はUSBしかないので、自宅のレガシー資産は仕えない。
マイクロソフトマウスのうち、昔ながらのもの(お尻が太いナス型で左膨れ)をひさびさ触り、どっしり重くて感心。だが、このモデルはPS/2しかない。残念。
ちょろちょろと試すうち、logicool MouseMan Mobileに惚れる。コンパクトな光学マウスで、本体プレートそのものがボタンになっているもの。色がメタルに透けるエメラルド(カタログはペパーミント)で綺麗だったのと、ボタン動作が硬いのがお気に入り。私はしょっちゅう迂闊にボタンに触れる人間なので。
気に入るのがまったく無い。AT互換機を触って以来、ずっと同じPS/2キーボード(IBMのメカニカルキーボード互換バルグ)を使っていたから、理屈ぬきでこれを求めてしまうのだが、見当たらない。1つ、ミニキーだが[Insert]〜[PageDown]一式が左縦に綺麗に並んだものがあり気に入るが(Mobile-86:輸入もんUSキー)、PS/2しかない。
結局、1480円の安物のなかで相対的にいいものを選んで、ElecomのTK-U12WH。店頭ではほどほどだと思ったのだが、いま触ると矢印キーの上にnon spaceで[Insert]〜[PageDown]が並ぶ。すなわち、一列低い。この部分を何度も押し間違える。[End]のつもりで[Home]を押してしまうし、[Delete]のつもりで[Insert]を押してしまう。悲惨。
これはかなりイカン。買いなおそう。あるいは、USB-PS/2コンバータを3980円で買うか…
夏用の上着を見に、夏セール中の伊勢丹を中心に新宿をウロウロ。茶色の朝のジャケットで気に入ったのがあるが、3万。着こなす自信もなし、そのまま萎える。
かわりにカバンを見て回る。[カバンのヨシカワ]と数往復しながら唸る。形が気に入るカバンはたいてい黒い。夏に黒はいやだ。−−いままで考えたことなかったが、カバンって黒が一番多いんだな。−−テーマを《黒以外》に絞って見て回る。
結果、samsoniteのYAP9810209を購入。縦長で布地の軽いもの。背にアームバンドが取り付けてあり、普段はピッタリと格納されているが、引っ張るとキュルキュルと音を立てて出てくる(中にリールが仕込んである)。気に入ってしまった。18900円なり。
カバン内に仕切りが無いので、小分けポーチなど買わねば。
(余談:samosoniteでサムソナイトと読む。最初はサムスン電機がバックに進出したのかと思った。)
ついでヨドバシでキーボードを改めてみるが、好みのものなし。貯蓄ポイント購入をあきらめ、こんど秋葉原に行こう。
そのかわり、楽器キーボードを弾きまくる。YAMAHA Morphちゅーのをイジり、まあまあだと楽しむ。が、直後にKORG MS2000をいじると、やはり別格。楽しすぎる>MS2000。家に場所さえあればなぁ…
USBのMIDIインターフェースは3980円からあることを確認。今度買おう。
単体キーボードとしては、Evolution Electronics Ltdという見知らぬメーカーの49鍵+ツマミ12のものが楽しそう。だがデカイし重いし27800円だし。悩む。
(余談:Webを見ると、25・49・61とあるな。37というのがあれば使い勝手がいいと思うのだが、なんで飛ばすのかな…)
audio interfaceであるUA-30が動かない。WebによるとXPでの問題。WindowsUpdateの当該のパッチで軽減されるが、0にはならない。listeningはともかく、recordingには致命的。どーすべ。
asahi-netへの接続も、かなりの頻度で切れる。loginすらままならないケースから、途中で堕ちるケースまで。デバイスマネージャを見ると「software modem」
とあるが、ハードへの負荷がデカイのか? こちとらgrooveというバケモノsoftを使っているので、共存難しいのだったらショックでかし。
うわ、Explorerでのファイル名ソートのルールが変更されている(UNIXと同じになった)。いまさら困るよ。
Document and Settingsの下に、各ユーザー向けのWindows\systemがあるのね。DLLとかここに置け、と。なるほど。
さて、私個人のユーザーのprofileが1.6GBもあるのはなぜかねえ。
今日は朝を変な時間に食べた。10:00に冷凍の肉まんと残りのさくらんぼう。10:45に床屋に入ったら 「予約が入っているので…」
と11:30再来と申し渡される。自分の腹具合が12時に爆発することは目に見えていたので、この段階でリトルマーメイドでサラミピザ1/6。さらに今日は気温が33度。とうぜん昼飯時には空腹感ないが、14時ごろ微妙に感じる。抜くべきか悩むが、けっきょく坂上で。
冷やしトロロそば。
濃い漬け汁に、すり鉢でゴリゴリ練ったトロロ、そしてウズラ。滋養たっぷりだし食べやすいし…と、ひさびさにソバをがっつくように食べる。うまい。
天麩羅定食
エビ アナゴ イカ タマネギ
ご飯 味噌汁
ヨドバシでマウスなどを購入後、時間が半端ながら何か食べようと考えてウロウロしていたら、ふと目に入った看板「サービス天丼700円」
。ディスプレイを見ると、天ぷらじゃなくてフライと思えるような怪しい造形。気分に見事マッチしたので入る。その天丼じゃなくて、品数の多い天麩羅定食(900円)を注文。
出てきた品も、やはりフライみたいなゴワゴワしたもの。アナゴはカリカリというかガリガリ。ご飯はべっちゃり。でももちろん文句などない。新宿のこの場所で、これだけ気軽に入れて確実にお腹いっぱいになって900円で済むのだから。
私の直後に入っていたトッチャンは、ビールを手酌で1人飲み、刺身・焼酎お湯割り梅干2つ入りを頼む。卓上に1万円を置き、「今日はもう勘定しめちゃって」と伝えた後、焼酎をチビチビ飲む。なんだろう、飲み過ぎないように自制する必要があったのだろうか。
例のごとく2週前の7誌を読む。
サンデーが面白くて驚く。[じゃパン][鳳ボンバー][ガッシュ][ダンドーχ][世界最強の弟子ケンイチ][からくりサーカス][天使な小生意気]とgoodだ。ケンイチは、連載開始時はすぐ消えると思ったが、3週目くらいから盛り返した。これは萌えキャラ系で絵は難があるが、中身が根性系。[鳳ボンバー]はマガジンでも不思議ないくらいに太い線の激しい表現のスポーツもの。サンデー、微妙に路線変更か?
この週は、ジャンプ[ワンピース]が圧倒的。ノックアップストリームが起こる前の海の静けさ。起こった瞬間の小コマでの真横ロングでの波のうねり、船の小ささ。その次のページ、見開きで下からのパースによる強烈な間歇流。−−マンガの絵にここまで感心したのは久しぶり。大友克洋のAKIRA(3巻の爆発シーン)や童夢(マンション全室ガラス爆発)に匹敵する。あるいは、手塚[ジャングル大帝]の1p。−−その後のナミの宣言「海流と風ならば、制御してみせる。この船の航海士は誰?」
もまたロマンだ。
このワンピースによって、ほかのものが完全にかすんでしまった。サンデーを先に読んだのでなかったら、上の一連の作品に感心したかどうか自信がない。
チキンのカツレツ ふかし芋 サラダ キャベツのビネガー漬け パン2種*2
カフェオレ
ソーセージが無い日ははじめて。
カツレツは、パン粉が大目でふっくらとしたカツ。日本のカツと本来のカツレツの中間みたいなものか? チキン身は非常にやわらかくて、ナイフがさっと通る。添えつけのレモンを掛けて食べる。さっぱり系。 ふかし芋は、ふかして、4つに切り目を入れて、皮をむいて、塩を少し振っただけ。特別なものではないが、ひさびさに食べたこともあり、おいしい。
シーン1:
なぜか有頂天のliveでサポートスタッフとして働いている。学校の体育館のようなステージ。ソデから照明をあてる。
何故か代理voとしてステージにあがることになる。バックから聞こえる音楽は、聞きなれたわが青春の有頂天。それがにいまそこで演奏されている。感動。私は手に持っていたペットボトルを床に投げるように置き捨て、ボーカルマイクを取る。
「だめだだめだ、やめろ!」という叫び声とともに、演奏がSTOPする。ケラが怒っている。わたしがペットボトル(の水)を粗末にしたことに腹を立てているようだ。萎縮してペットボトルを拾う。もうステージ上で歌うような度胸はない。演奏がはじまるが、さきほどとはまったく違う曲。LedZepかZappaかわからないが、リフが複雑で激しい演奏。でも私はこの歌も知っている。演奏にかぶせて歌をいれようとすると、さっと別の曲に変わる。合わせられない。焦りだけが空回り。
暗転
live後。客出しが終了後、なにを思ったのかケラが客を中に呼ぶ。予定外にグッズ販売が始まる。安っぽい机の上に、これまた安っぽいバッジやシールがたくさん並べられている。けどそれは私にとっては宝物なのだ。自分はスタッフ役のはずだが、客のようにはしゃぐ。
帰り道。クボブリュ(ベース担当)が笑っていう。「お前は、黙って俺についてくればいいんだ」 背負ったウッドベースがやたらでかく。頼もしい。
シーン2:
いろんなメディアを通じて告知される。
明日の10時に開始となります。 9:30までに避難を済ませてください。わたしはいつもどおり目を覚ます。のんびりと支度をして、11時ごろ高校へ。夏服の半袖カッターシャツを着て。
だが、校庭を軍隊が埋め尽くしている。北にも南にも、細く長い列で。みな、グリーンの迷彩服とヘルメット、長い銃。空はどんよりと暗く、風は速い。
私はいまさらながらに思う。そういえば、昨晩に避難勧告が出ていたな、あれはこれだったのか。
私はあわてて裏山のほうに逃げる。ジャマしないようにする目的と、自分が巻き添えにならない目的で。だが、山のほうはすでに戦場だった模様。遠くの禿山から轟音をあげながら茶色い戦車がやってくる。クローラーが軋む音か、列兵のマシンガンの音か。空には降下する飛行部隊。私は自分がどうにもならないことを悟る。
ふと列兵を見ると、そこには小学校の同級生であるmrokくんがいる。彼も私に気がついた模様。驚いた顔で、列を離れて私に駆け寄る。わたしは腰が抜けて、その場にへたり込んでいる。mrokくんは私を引っ張り上げ、叱る。
「このバックパックに一連の道具があるから、これをもって丘上の施設に行くんだ!」暗転。
ここは収容施設の一室。6畳程度の狭いもの。板張り。照明は小さなオレンジ球のみ。この部屋に、3つか4つほどロッカーが並べられている。
ガチャリとドアが開くと、そこに私とオバチャン(監視役)が入ってくる。−−それを、夢見主体の私は上から見ている。−−オバチャンの指示に従い、わたしはロッカーの1つの上に乗ってジーっとしている。バックパックは大事に抱きかかえたまま。ただジーっとしたまま時が過ぎる。遠くに轟音が聞こえる。
しばらくすると、また1人が連れられてきた。女子高生くらいのコ。ハイになってはしゃいで独り言を繰り返す。
暗転。
就寝指令が出た。が、僕ら子供(いつのまにか子供)はそんな指示には従わない。さっとドアノブを廻して外に出ると、ここはロッジの渡り廊下。周りは森で、この渡り廊下の下には沢が流れている。私は友達(誰だったんだろう?)とともに探検しにゆく。が、戦時中であることを思い出し、急に怖くなってトイレに入る。
トイレから出ると、兵隊が僕らの部屋のドアをドシンと閉めている。本能的に悟る。鍵を掛けられた。もうあそこには入れない。僕はこれからどうすればいいんだろう。慌ててドアに駆け寄り、外から何度もノックする。ドシンドシンという音だけが響き渡る。
ここで目が覚めた。
有頂天に関しては、前日にYahoo! AuctionでEPをいくつかgetしたので、その関係だろう。
後半の夢はよくわからない。ただ、ロッカーの上にしゃがみこんでいるシーンはよく見る気がする。
(7月11日(木)14:00 )
いまp208。§16終了。
見事なpure SF。§9からの、会話など一切抜きの客観記述による、連鎖的な発見と解明と推測の仮定が実に心地よい。ある事実が刺激して別の疑問が解けていく、あるいは否決されていく。この展開すべてが科学的な発見や理論による。これぞScience Ficction。−−そこから§12の新聞記事での大発表に至る間にはとんでもないジャンプがあるのだが、それもまた物語(フィクション)として上手。
次のガニメデでの発掘シーンも実に興奮。巨人か。これがコリエルか? −−その後の伝達記述にもシビれる。画像データが衛星によって高圧縮ビームとして放出され、途中で減衰してほとんどゼロになったものを中継ビーコンが感知して拾い出し、ふたたび増幅して…地球まで4時間で届く。こういう経路描画やプロトコルって大好きさ!
§10のラストで、ダンチェッカーが「この魚は地球のものではない」
と宣言するシーン。彼はずっとチャーリーが地球発展系だとガンコに譲らなかったにもかかわらず、その自分の主張に不利になるにもかかわらず、「これは地球のものではない」
という。この偉大なる科学者精神に敬服。
§16終了。チャーリーの日記翻訳。内容のスペクタクルさに感心しつつ、かつそれが提示する内容によって過去の仮説が崩れていくさまにも快楽を覚える。ファンタジーも楽しみつつ、物語はあくまでも科学と論理の展開でそのファンタジーを観察する。
あえていうならば、ハントの発明であるマグニスコープが中盤以降登場しないのが不満。あと、会話口調や人間関係からキャラの年齢関係や政治関係がまったく見えない。こっちは翻訳の問題かな?
ちなみに、§7でのカレンダー登場のシーン、わたしは元素表じゃないかと感じたのだが、やっぱカレンダーすか。それは残念。
デニーズ@渋谷
w/toy1氏。某デザイナーを待って待機。が、都合で出会えず。
(私)
食べ物目当てでファミレスに入ったわけではないので、メニューを眺めるうちに「3日連続の炒めご飯」を決意。今日のはエスニック風ちょい辛の赤いご飯。炒めた鶏肉が添えてある。スパイシー。意外とうまい。
話題は、引越し、音楽キーボード、映画など。 −−隣の高校生2人が、気の短さといい表情の落ち着かなさといい話題の青さといい、実に若くてよかった。うるさいが。恥ずかしいが。
20:45ごろ相手に出会えないことが確定。
そこから歩いて新宿経由で岐路。toy1氏と都庁あたりで分岐して北上する。熊野神社あたりで疲れてくる。路上地図を見て(道路の湾曲のため)北上開始地点よりも新宿よりに戻っていることに気づいて悲しくなり、悩んだあげく進路を中野坂上に変更。この時点で22:40ごろ。普通の靴だと2時間程度で疲れるのかな。駅に到着が23:00。
方南町でさくらんぼうを購入。もう佐藤錦は終わりで、今日は北海道産の水門というもの。酸味中心。でもおいしい。
焼肉定食
セット:スープ キムチ サンチュ 豆腐 ごはん
今日は上司を連れて。行くとランチの看板が出ていない。が、2Fの入り口をノックすると、お母さんがいる。「お休み?」
「うん、だけど、来てくれたならば開けるわよ」
いやはや申し訳ない。
サンゲタンについて聞いてみた。
「あれは、一度に5人前くらい作って、冷蔵庫で作りおき。そう出るものじゃないから、いつもあるんじゃないの。でも、今月は作ってあるから、はやく食べにきてね。」
7月のうちに行かねば。
新宿南口の中華w/toy1氏+Oさん
(3人で)
隣の席のチャーハンが真っ黒で興味を覚え、 メニューを見るとソースチャーハン。 味は、どろソースの焼き飯。濃い。個人的にハマる味。−−余談だが、昨晩もチャーハン、今日の昼もチャーハン。
会話内容は、他愛も無いことをホロホロと。あとネコばなし。
移動。喫茶 凡
ミルクコーヒー
1品1000円よりのお店。テーブルはどっしり木彫り。器は彩色の磁器・陶器。味は かわらず美味い。−−いつかここのシフォンも試さねば。
お勘定を払う際、レジスターが「3xxx円」と出していたにもかかわらず、3人分で9000円…などとボーっと考えていた。うしろでtoy1氏が「1万円でいいから、とりあえず出して」
というので1万円札を出す。が、財布の中には千円冊3枚あった(バカ>俺)。
キングサーモンの西京焼き
ごはん しじみ味噌汁 つけもの サトイモ煮付け
濃厚で甘い。身もキレイにほぐれる。お魚も大きい。満足。 目黒で食べた焼き魚の中で、たぶん一番美味い。 味処 みたけで食べても美味いだろうが…値段400円差があるからな。
帰りに、hilltop garden緑1Fの高砂屋で[きんつばカステラ]。 会社でプーアルとともに半分食す。半分は同僚にプレゼント(肥満対策)。
2日前の晩飯の残りの味噌汁を温め、 ソーセージ2本と冷凍向きエビと冷ご飯を足し、 ネコマンマ。うまー。
いが、そのうち腹壊すかも。
あと。粉末かりんジュースにハチミツを足して、ミルクで割って飲んだ。 自分的には美味しいが、ヒトにはお勧めできない。
ハラミ定食(ナムル、キムチ、ワカメスープ、ご飯、アイスコーヒー)
焼肉ならば味楽庵が美味いのは分かっているが、いちおう新規開拓してみた。結果。ダメ。肉は並。量は多いかも。キムチまずい。ワカメスープも並。…というか、味楽庵が図抜けて美味いんだと再確認した。
暑くていつもより1時間早く起床。 寝なおしもできないので、いつもより30分早く目黒着。 そのまま果実園でモーニング。 トースト、ミニフルーツ、サラダ、紅茶。 今日もメロンは完熟。犯罪並に美味い。
そして出社はいつもどおり。
(7月09日(火) 9:30)
2chねらーによる、フジテレビへの抗議行動。rndさん曰く、「悪意を持って善行を為す」。氏の考察が私にはグっときた。
(7月12日(金)10:00)
遺伝情報からウイルス合成、米チームが成功(asahi.com)、同読売
すごい。ウィルスとはいえ、まがりなりにも生命といえるものを作るとは。…とはいえ、材料として既存の(なにかの)細胞液がいるようなので、完全な《無機物からの合成》ではないのだけれども。
具沢山味噌汁(タマネギ ニラ ナス エリンギ カルビ 赤味噌 みりん 粉末かつお出汁)
ベーコン焼き スクランブルエッグ
(つるかめの鮮魚市場)サバ味噌煮つけ←4切れ300円だったのでまだある
(精肉屋)ハルマキ
食後に、豆腐屋で買った[豆乳プリン]。いっしょにフォートナムのroyal blend。
今日は七夕か… 七夕ってなにか食べるべきものあったっけ?
BGMにj-wave [tokio hot100]。この4月くらいから、クリスペプラーに加えて1人素人臭い女の子が喋るのだが、この女の子が話術ヘタなうえにやる気がない。「ふーん」「はぁ」とヘタレな相槌を打つだけ。聞いていて気分悪い。出張スタッフ【やまかげ参上!】も、自分だけ楽しんでいて、リスナーに心が届いていない。そのために4月から聞くのをやめてしまった。久々に聞いたが、進歩ゼロだった。
Windowsの[タスク](スケジューラー)、たとえば「夜3時に電源を切る」とか「ダイアルアップ連続30分で強制的に回線を切る」てーのはできんのか。具体的には、寝つきBGMにmp3を鳴らして、2時間くらいでPC電源を落としたいのだが。
自宅で食べていうるだけで、自炊ではない。
パンの賞味期限が今日までだったので、ご飯ではなくパンで。 パンとサバ煮つけ…(涙)
それはそれとして、 このパン(新橋パンのホテル仕様)、モッチリして美味い。 バター炒めの下地ソースに絡めたりして食べたが、 何も付けずにいくのが一番goodかも。
食後にさくらんぼう(佐藤錦)と牛乳。 1パックを3回に分けて食す。
このあとマンガ喫茶へ移動。これまた1週遅れで読んでいるのだが。
初版最高、252万部 漫画「ONE PIECE」第24巻(産経新聞Web)
私が担当している本の200倍以上…まあ、比べるほうがアホだが。
スパゲティー オリーブを絡めただけ 上に炒めたナスとキノコを乗せ
セット:ソーセージ2種 ビネガーキャベツ サラダ(レタス、カブ、お豆)、スイカ、パン2種 紅茶
simpleなスパゲティーが無性に美味しい。私はゆっくり食べるほうなのだが、冷めてもまだ味がしっかりしているのが嬉しい。乗せてあるキノコ(シメジか?)、これまたオイルをよく吸って美味しいこと!
今回は「パン足しますね」とも言われずにパンを足してくださった。多謝。
BGMが非常にかろやかなフルートのソナタ。明らかにクラシック期のまろやかさ。ハイドンと思い店員さんに尋ねると、モーツァルトのfulte and string quartetであった。ちなみにランパル。
大デパート。薄く高い。−−実在はしないが、夢に良く出てくる。−−この上のほうの階のレストラン街をうろうろし、なにを食べようか決めあぐねている。ふとトイレに入るが、混雑しておりなかなか個室が廻ってこない。
トイレから出ると、そこは駅への連絡通路、一本道。細長い通路が中空に浮かんでおり、移動するとそこはホーム。山手線の緑の電車がちょうど出たところ。
ホームを人ごみが埋めている。だが私はそれに左右されずに自在に置くまで行ける。途中に同僚集団がいるが、向こうはこちらに気づいていないので挨拶もせずに進む。ホーム先端。
待てども待てども電車は来ない。静寂(今日は音の無い夢だった)。ふと空を見上げると暗い。もう電車がなくなってしまう時刻だ。どうしようと焦る。
ふとみると、ここは山手線の内回り。この駅から新宿に出るには外回りが近いんじゃないのか? わたしはホームの移動を始める。
ホームの反対側の端の階段を降りる。ここにあるはずの逆側への連絡通路は、夜半なので封鎖されている。看板指示
「この時間帯は、喫茶XXの脇のエスカレーターを使ってください」。ここはデパートの1コーナー。大きな吹き抜けに、上へ下へエスカレーターが。この喫茶は下だと確信。−−夢の中で、この場所にも何度か来ている。−−私は降りる。1F。そこで私は思う。
「JRがこれだけ込んでいるなら、名古屋鉄道に乗ればいいのではないか?」私は北口から外に出る。名鉄は南端。表の道路には誰もいない。車1つない。通りの向こうにはデパート街。その脇の川に沿って東に行けば、大きな公園があるはずだ。私は南に走る。が、視界は完全に闇。自分が今どこにいるのか把握できなくなる。走れど走れどたどり着けない。後悔する。JR中央線に乗ればよかったのではないか。
目が醒めた。すぐに「なんで東京に名鉄があるんだ」
と頭を抱えた。私はどこにいて、いったいどこに帰ろうとしていたのだろう。
このデパートにせよ、駅にせよ、よく夢に出てくる。構造が同じ。駅の東の公園は、2001年3月25日の夢でいった公園だと思う。他にも再現性のある地区はあるはず。地図にしたら楽しいかな。−−私は地図を読めない男なのだが。
(余談:この日(6日→7日の夜)、東京は今年初の熱帯夜であった。)
抹茶のフィナンシェ
フォートナムの紅茶
どんな洋菓子でも抹茶版を作ってしまうのが日本だな。 あとは、どんな観光地でも饅頭を出すのが日本だな。WTC饅頭は売ったか?
それはそれとして。
このフィナンシェ、抹茶の香りたっぷりで、卵黄とミルクの甘味もグー。 口の中で瞬時にほどけて、ふわっと広がる。 それを紅茶で絡め獲る。さわやかなり。
(注:フィナンシェ:スティック状の洋菓子。生ケーキのスポンジよりは密で硬いが、クッキーほど硬くは無い。中間程度。ふつうは卵黄とミルクを練りこむ。見目が金の延べ棒(finance)みたいなので、フィナンシェ。)
豚肉とキャベツの辛し炒め の丼
セット:スープ ザーサイ
ホイコーロー(辛味噌炒め)だと思ったが、 ラー油炒めだった。 豚の脂の甘味、キャベツの甘味、ラー油の刺す辛味。 まざりあってご飯が美味しい。
が、量が足りない。大盛りで注文しないとな…
うな丼 おしんこ 吸い物 茶碗蒸
コンパクトだが、付け合せそれぞれ美味しい。
ウナギは難あり。もっとも、これはお店の問題じゃなくて時期の問題。梅雨〜夏はウナギが一番まずい時期だから。
(注:「土用のウナギ」は、ウナギの旬ではない。暑くて売れないのに困ったウナギ屋が平賀源内に依頼して作ってもらったキャッチコピーだ(江戸時代)。)
グリーンサラダ
舌平目のムニエル
レーズン入りモッチリなパン
ミニミニのベイクドチーズケーキ
紅茶
サラダもムニエルも、使っている油が透明の水っぽいもの。 家庭用のダイエットオイルか? 味がしない。これじゃあ…
ヨツサンにある[pas-a-pas]の鯛ムニエル食べたいなあ(涙)
紅茶は、味の薄いダージリンブレンド。ストレートだとつらいのでミルクを強めに入れて飲む。
ちょっとよい料亭のランチ。前に来て大感動したお店。1ヶ月ぶり、2度目。
隣のヒトが注文した《銀しゃけ漬け焼き》が無性に美味そうではあったが、 「隣と同じモノを頼むのはイヤだ」という謎の感情により、 《地鶏やき定食》を注文。バカだ>俺
前も思ったが、味噌汁が驚くほど美味い。夢見るほど美味い。
「ただのナメコがこんなに美味いわけねえ、責任者出てきて説明しろ!」
と憤りたくなるほど美味いです。
お皿・お椀・小鉢がどれもキレイ。 焼き物の色のランダムなはぜかたや形状もユレもカッコイイし、 小さなお椀の黒漆と金縁のマッチも素敵。 夜に来ると高いんだろうなあ。
(7月05日(金) 13:00)
シェシェからの帰り道、いつもと違う内道を歩く。 ついに目黒で野ネコを発見。 [みやこ荘]という催事場の裏の柵の向こう。 仕出し場の御勝手口。林も見える。
そこに、全身トラジマのネコが、鬱屈そうにたたずんでいる。 その隣に、同じく全身トラジマが1匹。奥には、これまたトラジマの子猫。 私の手のひらに載るくらいの真子猫。 一般的な子猫よりも頭が大きく体が小さい。2頭身。 手前にはクロネコがべっちゃり潰れて寝ている。
成猫は私をうさんくさそうに睨むが、私がおとなしくしゃがむと目をそらす。 緊張は解いていないが、近寄らないならOKな感じ。 子猫は、緊張感なくトロトロと歩き回っている。 洗濯物をひっかけるためのポール立てコンクリ足にジャれている。 見ていると、足が短いためにジャれるのがヘタクソで、すぐ転ぶではないか! かわいい。
やっぱポケットサイズのデジカメを買わなければ。切実。
手のひらサイズのデジタルカメラ「サイバーショットU」と「EXILIM」を徹底比較(撮影例)。DimageXを含め、どれか1つ欲しいなあ。
(7月05日(金) 14:00)
友人がやっていたので、ひさびさに。今日はabbbb。あたらしいパターンだ。
(7月04日(木) 16:00)
http://roppongi.zone.ne.jp/up/flash/cat.swf
情報from ikmtさん。
目黒にあるお寺。雅叙園の近く、味処みたけの近く。小さなお寺だが、国宝だそうな。
入り口すぐ:
お堂:中は見えない。
逆側、すなわちお堂の右手:阿弥陀堂
(7月03日(水) 23:30)
まだp28、すなわち§3の始め。物語は動き始めていない段階。
だが。あきらかに太い感想が1つ。しみじみと、これはSFだなあ。著者は先端に近い科学に関する理解と、それをイジくる楽しみを知っている。たとえば、(1)量子力学的観測による未知原子の予言、(2)発見と実証、(3)そこからさらに広がる発見…というサイクルは現代物理化学の醍醐味そのもの。−−1900年前半ならば、力学考察による惑星起動の計算と、未知の惑星の存在予言と実証になる。−−また、主人公の発明した技術である中性子や反物質に関する制御は(執筆後20年たった今でも)重要な課題で、日々鍛錬が進んでいるジャンルだ。
通信による情報制御の記述も心地よい。航空制御における衛星〜多重通信(無線とoptical cable)〜ネゴシエーションの様子。ネットワークを介したコマースの模様と個人認証など。実に美味だ。
ただ、政治情勢に関する未来像が楽観すぎるのも気になるかな。でも、話をあまり複雑にしすぎても意味ないから、これくらいの単純化でいいいのかも。
ついでに。
反物質とかくと、いかにも物質ではないみたいだが、これもれっきとした物質。電子は通常電荷マイナス1だが、存在としてはプラス1の電子が存在する(ポジトロン:陽電子)。しかしこれは不安定のためにあっという間に崩壊する。が、エレクトロンの性質を量子力学的に記述していくと、ポジトロンがなければエレクトロンも成立しえないと言わざるを得ない。−−ここで、ポジトロンをエレクトロンの反物質という。はずだ。違っていたらスマン。あくまでも[アシモフの科学エッセイ]レベルの知識なんで。
同じようにして各種の素粒子(ニュートリノなど)の存在も予言され、実証された。しかも、各種の素粒子に反物質も予告される。予告のうち、いまだ立証されていないものが多数ある。科学は日々進歩し、仮定は立証されたり反証されたりする。それが楽しい。
ついでに。
科学的に実在するブラックホールは、マンガチックな空想のブラックホールとは似ていない。実在するクローン技術は、空想のクローン技術とは似ていない。実在する量子テレポーテーションは、空想のテレポーテーションとは似ていない。
でも1つ。気になったので記す。p23.その魅惑的な衛星からの通信の模様。「数千分の1秒後に、解凍は先の伝達経路を逆に辿ってスカイライナーに届いた」
とある。衛星は地上1000マイル=1609km。通信が光速でロスなしと仮定しても、この距離は飛ばないんじゃないか?
念のため計算。基本的な物理定数より、光速は2.99792458×10^8m/s=299792km/s。数千分の1秒(つまりミリ秒)にすると、300km/ms。やっぱり1000マイルは進まない。
(地球の周囲長などをまとめたWebは、発見できなかった。参考1、参考2。)
(追記:7月04日)
ふと気が付いたが、誤訳の可能性もあるのか。通信時間じゃなくて、センターでの処理時間だったのかもしれない。
そう思った理由は、p49。
この“どこか”が地球であるか、ないしは地球以外の場所であることは自明の理である。
この表現自体が変だし(A or NOT Aはトートロジーなので言及すること自体が不自然)、その後の叙述内容と食い違う(ハントはパラドックスな臨時結論に達している)。この著者がそんな記述をするとは思えない。誤訳か。ってことは、前のも誤訳かも。
それとは別の次元の感想。
翻訳のボキャブラリがちょっと古いのが、読んでいて楽しい。「糊塗している」
や「得物を砥いでいたのだな」
。いまの小説ではこういう言い回しは使わないなあ。1980年ではまだ普通だったのだろうか。
組版がDTPじゃないのも心地よい。丁寧な四分アキ四分ツメが好印象。