【自己顕示録】


2002年11月後半


11/30

/土日:風邪は初期対応で治す:萬蔵ソバのウナギ/

11月29日(金)20:15 萬蔵そば@中野坂上

鍋焼きうどん

今週は、睡眠不足悪循環などの自業自得で、昨晩ついに風邪確定。今朝もいまいち調子よくないが、TUST関連のどうしても外せない仕事あり、出社。もくもくと仕事。目標量(理想値)の2/3ながら終わらせ、最終の宅急便で先方に発送。

ここでテンションが切れたらしい。かなり明確に発熱系の頭痛。ITニュースチェックするも、どれが自分にとって大事(かもしれないのでメモる)ニュースか、まったく判断できず。こりゃーアカン。いくつかの雑事を済ませ、19時にそそくさと社を出る。

こういうときはいつも鍋焼きウドン。これは、幼少のころに母がそうしつけたためだ。おかゆが無ければ、ウドンを煮込みまくってクタクタにして食べる。

今日は法事後の客でほぼ満席(すぐ隣が宝仙寺)。ふとみると、ウナギ蒲焼なぞ食べている。この店なら美味いかもしれん。今度試そう。

20:45に帰宅。バファリン効いたのか、暖かいメシがいいのか、気分はだいぶ楽。計熱、36.5度(私は平熱35.5度)。あと1日安静にして完全に直そう。

11月30日(土)05:30 

昨日は10:30就寝だが、11:45、01:30、04:00、05:30と激しく起きた。 どれもトイレだが、05:30のは空腹で起きた。 あまりに空腹だからもう10:00くらいかと思ったほどだ。

昨晩買っておいたパンを食べて、再睡眠。

11月30日(土)13:30 ひる 八明園

ひき肉+キャベツ+きくらげ+モヤシの炒め物 塩あんかけ
ごはん 中華スープ ザーサイ サラダ
杏仁豆腐

ふだんなら胡椒をキツめに掛けて食べるのだが、今日は自粛。それでも胃に重い。水っぽいものが出る。

その胃の症状と全身ダルけ重みがある以外は、風邪の症状は皆無。これは喜んでいいのか悪いのか。いちおう、ノドやハナは風邪の最終段階の症状だから、それが出てない=まだ終わりでない のかな。

11月30日(土)20:00 回転すし 築地日本海@方南町

ネギトロ+とろろ/大うなぎ/豚汁
サバ/カニミソ/玉子焼き

食べ筋としては失敗。この店では、今後カニミソは封印。イマイチ。イクラかウニを食べよう。ウナギも、よほどのことがないかぎり封印。美味いんだが、他のネタを殺す。

隣のテーブル席、家族連れ。5歳くらいの少女がせっせと皿を取ってはテーブルに届けている。「なんでも取れるから、欲しいものを私に言って!」いろんなことが出来るようになったのを自慢したいお年頃なんだろうな。


体調はだいたい復調。でもまだ胃がグルグルするな。刺激物は控えたつもりだったが…

12月01日(日)15:30 萬蔵そば@中野坂上

うなぎ重 肝吸い 漬物

風邪を治す意図もあり、滋養飯を。さっそく。

味は。さすがに焼きは並だったが、身の質は厚み・弾力十分。タレ味付けが濃厚で好きだが、ノーマルなウナギの味じゃない。すこし焼き鳥のタレを混ぜたようなキツさ。好きなんだが。


11/29

/雑記:editボタン:みうらじゅん/

*IEのeditボタン*

(11月29日(金)13:45)

rndさんと話していて、氏がeditボタンを知らないと判明。ずっと「ソースの表示」を使っていたそうな。それだとメモ帳(notepad.exe)固定だが、editボタンなら自分で設定できる。拡張子HTMLにeditというactionを追加してやればいい。

でも、考えてみると、これはウラ技の類なのかもしれないな。そういうWebで調べてみると載ってるのかな。とりあえずgoogle

なお、拡張子対応だから、.cgi+.php+.aspといった類はもちろん、ディレクトリ終了のURLには対応できない。XML系の場合、どこかのメタタグを読むのか、Excel製XMLだとExcelが起動…みたいなマネもする。

*ハイテク*

(11月26日(火)12:00)

http://pc.2ch.net/test/read.cgi/prog/1024557247/187-189

*修学旅行*

(11月27日(水)17:15)

理由もきっかけもわからんが、頭の中で光ゲンジ[ガラスの十代]がグルグルしている。

こういう不思議な状態を指して、岡村靖幸は明言を生み出した。

心に棲んでる修学旅行が育つんだ

すなわち、無意識の思い出の放出なり。

−−あれ、こう書くと、私が昔に光ゲンジを好きだったみたいか。そうじゃなくて、たんに小学生か中学生のころ毎日TVで流れていただけなんだが。

*みうらじゅん*

(11月26日(火)15:30)

70年代にブロードバンドがあったらエライことに……みうらじゅん

なんか太ったなぁ。食うに困らなくなったということかな。

それはそれとして。これ明言だな。

恥ずかしいということは、どういうことか……と。

/平日:自業自得風邪:チキンとシーチキン:焼肉 貴味苑/

11月29日(金)13:20 焼肉 貴味苑

ハラミ
もやしナムル/細切りダイコン(なんていうんだっけコレ)/キムチ
レタス・タマネギ・コーンのサラダ
ダイコン+ホルモンの煮込み
ごはん カボチャ入り味噌汁
烏龍茶

今日は29日、全国公認肉の日。というわけでひさびさに焼肉。新規店を開拓。外装は韓国っぽい色使いだったが、日本人のオバチャンらが店員をやっている、サービス精神あふれる世話焼き店だった。《セラミック炭火焼》と書いてあったが、それは炭火なのか?

肉。かなり厚めの細長が切り。味。うまい。脂分のサシ(とは言わんのかもしれんが)のバランスがよく、ジュワっと旨みが染み出してくる。幸せ。−−値段設定がカルビ750ハラミ1000と高かったが、それも納得。

火の通りに時間がかかるので、のんびり焼いて食うことになる。その分、肉の味じたいもいいし、サイドもこんもり。このダイコン+ホルモンは初めて見たもの。肉焼き待ちにも肉食えるし、野菜も充実。味噌汁のダシもいい。

味楽庵なきいま、新規店をいくつか回っているわけだが、ここは次のレギュラー店候補にcommit in。


清水義範+西原理恵子[どうころんでも社会科]読了。2話目冒頭のサイバラのイラストで大笑い。「わかった(ニヤリ)司馬遼太郎路線を狙っているな」で大笑い。

1話目の題目が知多半島=私の出身地。あまりに身近でニヤニヤする。歴史的な要所だったとはしらなんだ。−−現在も知多半島在住のerkさんが「ぜひ読め」として貸してくれたのだった。多謝。−−そのほか、[昆布ロード]と[博多(福岡)]は面白かった。来年福岡行こうかな…と単純な感想を持った。

余談:一度だけ福岡に行ったことがある。学会。ついでで福岡市立美術館(だったかな?)に寄り、ダリの大物を観て感動したのだった。添えつけレストランで食べたステーキ胡麻ソースも美味なり。)

北野勇作[イカ星人]よみはじめ。

11月29日(金)10:00 神戸屋キッチン

スモークチキンとゴボウのクロワッサン サンド

ひさびさ。

最初ゴボウのジューシーさでうまかったが、 途中から鶏がシーチキンの味になってきた。

そこで初めて気がついた。味が似ているのからこの名前なのか>チキンとシーチキン。栄養分とかじゃなくて。

11月28日(木)23:30 

風邪というか体力不足*寝不足。不摂生。はよ帰って、途中の坂上で鍋焼きうどん…と考えていたが、19:50に緊急対処が必要そうなメールが入り、けっきょく20:45まで会社にいた。疲れた。糖分求めて果実園へ。

疲労でテンションあがりすぎて、今日は寝付ける感じがしない。困ったな。

11月28日(木)16:30 フレッシュネスバーガー@五反田

バナナケーキ/チャイ

ソニーCSLで打ち合わせのあと、ひといき。ゆったりするというか、まさに骨休め。胃はグルグルするわ、目眩するわ。せっかく大事な人々と会っておるのに、わしはなにをやっておるのか。

帰り道、白猫3引き発見@駐車場。2匹は兄弟っぽく、実によく似ている。短毛、完全まっしろ。残り1匹も真っ白だが、長毛でフサフサ。茂みの中に隠れていた。−−写真とりたかったが、同行人が3人いたので断念。

2年前にも、ここには前も猫がいた。あのときは駐車場のブロック塀の上。塀の接続部分でT字に組み上げてある場所に、体をL字型に横たわらせて眠っていた。リラックスムード抜群の情景だった。−−あのころはカメラを持っていなかった。実に悔やまれる。

11月28日(木)13:15 目黒ちゃぶだい

鶏照り焼きどんぶり
つみれ団子+ブロッコリ+ジャガイモのクリームシチュー
ブロッコリなどのサラダ ごはん 味噌汁 つけもの

はじめて「お重ランチ」以外をたべてみた。シチューうまし。どんぶりはダメだった。

今週は寝不足悪循環。それで体調が悪い。昨日からわかっていたのに、昨晩調子にのって徒歩で中野坂上まで帰宅し、あげくに夜に音楽打ち込みしてしまった。今日は大事な打ち合わせがあるっつーのに、体調かなり悪い。嘔吐感あり。ああ、社会人ならもっと自己管理せよ>自分

その昨日の帰路、新宿西口あたりで子猫2匹発見。居酒屋の裏で、浮浪者っぽい女性が餌をやっていた。かわいかったが、撮影は断念。

11月27日(水)13:00 割烹九重@駅前

銀だら西京焼き
レンコン 白菜おひたし ごはん 味噌汁

今日は添え物がどちらも美味かった。おひたしの旨味と酸味のバランスに感動。レンコンの食感もいいし。味噌汁もずいぶん改善された。もう文句ナシに近所No.1だな。

若奥さん(アジア系、日本語カタコト)に挨拶された。

「お兄さん、あそこの新ビルのひと? 首から名札下げてるひと、たいていそうだから。」

この指摘、3店目かな。話題つくりに役立っております>首名札

11月26日(火)21:30 総合食堂いずみや@笹塚

カツカレー 千切りキャベツ少しと福神漬けそえ
味噌汁

やっぱりカレーでも味噌汁付くんだな。しかも美味いし。それにしても、昼の炭火焼屋anbaiは なんで味噌汁のダシをケチるのかなぁ。

カレーは。期待した甲斐のある一品。ウドン粉まじりの黄色いカレー。ネチョりとした重さ。辛味と甘味の絶妙なバランス。見事な昭和のカレー。カツは揚げたてアツアツで、旨味たっぷりの代わりに口内やけどしちゃうという危険球。それをおして食べる。涙が出そうなくらいに懐かしい。ちくしょう、なんでこんなに(略)


今日はどこぞの高校生集団が10人くらい占拠していて、なかなか盛況だった。金髪ピアスで言葉も態度もしょうがないが、お店のヒトには対応が丁寧なのが普通人たる証拠。へたに普通の昔ながらの顔しているヤツのほうが、対人能力がなくキレやすいんだろうか。関係ないかな。−−それにしても、これは部活帰りなんだろうか。

集まって話題にするのはやっぱり女。「先輩にきいたんスけどー、伝説の女がいてー」エイズに罹ったあとに、かたっぱしから男を誘いまくって3000人に伝染させたという。

「それ、1日10人やったって計算になるよね、すげー」

その計算した時点で気づけよ…都市伝説だ。いや、わかったうえで楽しんでいるのかな。

11月26日(火)24:00 

食後、近くのマンガ喫茶“らくだ”にシケこむ。入り口で古い雑誌のバックナッバーが十分あることを確認しての入店だったが、あるのは4大少年誌onlyで、ヤング誌は3週しかなかった。こちとら5週ヒハインド。まあしょうがない。−−1時間のつもりが2時間篭る。

ジャンプ、現代まで復帰。ワンピース、読者が忘れている範囲の伏線までちゃんと戻すのに感心しまくり。絵も話も、だんだんとスケールがデカくなる。ここまで成長するのも珍しい。

サンデー、No.49まで復帰。[からくりサーカス]絶品。ジョージとエレオノールの関係をそう使ったか。少女しろがねに涙ながらに「勝というこを守ってごらん、そしたら君は人形じゃなくなる」と語ったのは、なんとジョージのほうだったのか。衝撃的。−−正太郎と正二だっけか。名前思い出せぬなぁ。

23:20辞去。外は寒い。思い切って早足で帰って、方南町駅着が23:40。のんびりやったら30分。まあこんなもんか。

−−途中で白猫発見。細身。尻尾が細長くてクネっていて、ムチのよう。顔だけ一部黒い。写真は撮れなかった。

11月25日(月)20:30 酉の市(三の酉)@目黒

ドネルケバブー/たこ焼き4つ
(持ち帰り)切り山椒
(自宅で)残りの味噌汁

小雨に濡れながら屋台徘徊。−−思えば、これも体調を崩す元か。

ドネルケバブ初体験。ケバブ+千切りキャベツ+トマト+レタス+サウザンアイランドみたいなドレッシング。もっと肉が汁したたるようなイメージだったが、ここのは香り中心。味はドレッシングが、食感はキャベツがうまし。

タコ焼きは、つい食べたくなって。1舟6つのところ、4つのみで注文。「値段は1舟分でいいんで、少なくしといて。量がそんなに食べられないから。」「えー、なんかボッタくてるみたいで悪いっすよぉ」 外はこんがり、中はトロリで美味し。タコもちゃんとした歯ごたえのあるヤツで、かなりデカイ。ただ、ソースが辛い。かけすぎ。やはり本当は醤油のたこ焼き食べたいなぁ。

切り山椒は、やわらかい切り餅に軽く粉山椒をまぶしたものでした。お餅じたいはほんのり甘いが、香りも舌さわりもピリっと辛くて面白い。

縁起熊手は、小800・中1000・大1200。この値段さなら…と中にする。

11月25日(月)17:15 はんぱ飯 神戸屋キッチン

クロワッサン/ポンデケージョ

4時ごろから腹が減って目がまわるようになる。 でも、お腹はあきらかにハっている。当然だ、昼はちゃんと食べた。 でも、食べないと収まらない。

ひさびさにこの症状でたな。風邪の前兆か。

この時間のクロワッサンは、風味が飛んでいるうえ、固くてマズかった。朝はそこsこ美味いんだが。経過時間の問題か、焼き手の違いか。


11/22

/日曜:ビタミン/

土日はずっとmicroKORGをイジって過ごす。ほかにしたことは、メシと洗濯とネコ撮影のみ。またマンガ喫茶ビハインドだ。

11月24日(日)19:15 ばん 自炊大失敗

焼き飯
(タマネギ・ニラ・キャベツのみじん切りをごま油で炒める。豚ひき肉・ごはん・タマゴを足して混ぜながら塩・醤油。冷凍剥きエビを戻して足す。)
ハイブリット味噌汁
(リケン野菜スープにキャベツと赤味噌を足したもの。)
濃厚トマト
(森永)鉄人のこだわり 道場六三郎の豆乳風プリン

不味い! ここまでヘタな自炊は3年ぶりか。やっぱ、やる気がない日は自炊しちゃイカンな。

焼き飯は、塩分控えめにしたら味がぜんぜんない。リケンのは、「コンソメ風味」と書いてあったのに、乾燥トマトも入っているようで、酸っぱくてかなわん。ミネストローネの味。だったら味噌入れなかったのに。−−って後悔するんじゃなくて、味見してから調理せよ>自分。

冷や飯1人前で料理したのだが、具が多くて1.8人前になってしまった。食べさしを、同じ皿のまま冷蔵庫保存。こういう保存は、とうぜんよくない。唾液のアミラーゼ系および雑菌が料理をダメにする。明日朝食べるけど、下痢するかなー。

プリン、牛乳プリンとの差異がわからぬ。「豆乳の風味が生きているわけじゃないし…」と思ってよーく見ると、豆乳《風》であった。材料に粉末調整豆乳は確かに入っている。いや、美味いので文句は無い。

11月24日(日)12:30 トンカツつくば

アジフライ*2 カボチャフライ*2
ごはん 味噌汁 千切りキャベツ

アジ、身がふっくらして風味豊か。カボチャも、口の中でホロリととろける。フライって、ちゃんとやるとこういう食感になるのだな。ひさびさに思い出した。

味は…2つずつは多いですわ>店主。2つ目はくどく感じてしまいます。ちと残してしまった。申し訳なし。−−これで650円は安すぎでは。

次は夜に行ってカツカレーorホタテ含む魚mixを試そう。


余談だが。山盛りの千切りキャベツを前にして、金曜日にcomicさんが言ったことを思い出した。私にサラダを突き出して。

「はい、1人暮らしのひとはここでビタミン補給しなさい」

さて、野菜=ビタミン多いという図式を人民に流布したのは、いったいダレだろう? ビタミンは肉類でも摂取できる。豚肉はビタミンB1の王様だし、カキあたりはビタミンも鉄分もgoodだ。しいたけはビタミンDが立派。一方、キャベツが持っているビタミンなんざカスみたいなもんだろう。

生野菜を摂取するべきなのは確かだが。たとえばニンジンからβカロチンとるべきだけど、カロチンはビタミンじゃないよな。キャベツは繊維摂取に役立つけど、繊維はビタミンじゃないし。−−βカロチンは補酵素だっけ? 補酵素も広義のビタミンか?


11/22

/金曜:飲み会スベり:たわけ/

11月22日(金)20:30〜23:30 炭火屋釜吉@末広町

(toy1氏、mkさん、kntさん、comicさん) ビール
ワカメ・トマト・レタスなどのサラダ
(串)ササミ シシトウ
手羽の塩焼き/ダイコンなど野菜と鶏煮付け(見た目は豚汁のようだった)
ウーロン茶/カキの竜田揚げ/ハマグリ/(串)鶏モモ レバー
鶏釜飯/おちゃ

味は。煮付けと竜田揚げが美味い。−−toy1氏がカキを食べれないというので、わたしが7つ食べるハメになる。うまかったが。その都合でハマグリはキャンセル。−−実は私は貝の名が分からず、「これが甘栗??」と真剣に悩んだ。

話題はめちゃくちゃ。mkさんやcomicさんの話題展開方針やペースは、私の仲間方とは根本的に違う次元のものなので、ほとんど記憶に残せず。また、toy1氏の話題でknt氏がかなり笑い転げていたが、その笑いのツボも位置が違うので「ヒトとは多岐にわたるものなり」と思ったり。もっとも、comicさんが一番唐突に1人だけ笑うのだが。−−そのこと(ツボ位置が違うこと)自体は慣れているのだが、あらためて遭遇するとやはり不思議。逆にtoy1氏は「すみさんの壊れ方のツボが不思議」と。

覚えている話題は、すみによる愛知弁「たわけ」意味解説。各地の罵倒語。toy1氏「たばかられた! と罵られてみたい」。−−その各種罵倒語を出しているとき、ちょうど店子さんが料理を下げてきた。それでもわれわれは止まらずに罵倒語を出し合っていたので、店子さんは「すいません」と小さくなって帰っていった。いや、あなたのことじゃないのよ。ごめんなさい。(閑話休題)

グループ所属への違和感。人生の優先順位。「すみさんは2人前食べてね」無理だっつーに。mkさんライブ話。歌舞伎ロックスのなんとかさんと、某プログレバンド(失念)。PDAなどでのライブムービー録音。mkさん「古いシンセにまつわる本を書きたい」。mhrくん(mkさんのお子さん)のバイトや恋愛について、mkさんが語る。「隣の家のおねーさんのウチに、毎日違う男のヒトが“ただいま”って帰ってくるのは何故なの?」mhrくん(高校2年)曰く「今の音楽はつまらない。僕の音楽人生では、say yesが一番よかった。」

余談:comicさんが有頂天と対バン経験あり。ケラはマジメで、live後に反省会など開いていたという。「メンバー入れ替わり激しかったなぁ」とのこと。)

まだ酔っていないころ、版権問題の話をした。 けっきょくは、「著作権が切れる」という表現は翻訳が悪いのか。まだしも「版権が切れる」のほうがマシだったか。独占権、契約書、などなど。さて、ウチの出版社で夏目漱石全集でも出しますか?>編集長

mkさんには、今日撮影したネコ写真を見せた。また、壁にあった文化鯖定食の絵が可愛かったので、つい撮影。

最後にtoy1氏が「勝ち負け」の話。−−私思ったが、やはり勝ち負けよりも、太平さんのいう「得・不得」(注:徳・不徳ではない)のほうが楽しめるな。

mkさんが、頼んだドリンクを飲み干せず、あと3cm深さくらい残っている。kntさんが「しょうがないなぁ」と飲み干す。mkさん「ああ、達成感が台無し!」としぼむ。


mkさんの住まいは近所。「スーパーが無くて、食材を買うならハナマサで箱買いになってしまう」という。バカでかい牛タンに興味を持ち、帰りによる。みなを巻き込んでしまった。失礼しました。業務用のお店だが個人も帰る。どの品も大きな箱・量で、コストとしてはお得。袋のデザインが無印良品みたい。でかいソース各種を見て、色でトリップ感。

すみ「ちりめんとシラスは、調理法が違うんですか、魚が違うんですか?」

/雑記:Sukosi-Fusigi/

*Office11*

(11月22日(金)11:00)

XML対応」を打ち出した次世代Office――その実力と成否−−bestかどうかはさておいて、たぶん十分なくらいに使い物になるんだろうな。XDocsにせよ。そうなると、だ。今の私の本業(PC書籍出版)としては、ひょっとすると一波乱起きるかもしれんのか…

Excel/Wordは、オフィスツールとしての機能はそのままに、WebDBなど開発者向けのツールにもなる。DBスキーマをExcelで作り、検証し、Excelがそのままローカル側のDB-UIになり、オペレータがデータ入力、データは内部的にはワークシートかもしれないが、複数のメソッドで取り出し可能で、場合によってはExcelの機能で統計処理なども施せる。−−ソフトの新規需要が発生するのだ。かなり明確に。プラットフォームとしてのOfficeの拡大。

*Sukosi-Fusigi*

(11月19日(火)12:00)

実用化に向けて前進、究極の暗号技術−−光子を使う。暗号を破るためには、光干渉効果を無効にしなければいけない。SFじゃのう。

everybody loves Sukosi-Fusigi。−−そうそう、少し不思議といえば、週刊チャンピオンで《おおひなたごう》が新規連載開始。藤子Fを模倣しつつ、格段に不条理ブットビなSukosi-Fusigiマンガ。6週目くらいから急に違うマンガになるくらいに壊れて欲しい。


11/21

/平日:お客さんより自分:ステーキの神様:ドグラマグラ:フカヒレと銀だら/

11月21日(木)21:30 自炊

スパゲッティ キャベツゆで
(オーマイ)ペペロンチーノ+アンチョビ
スクランブルエッグ

残りのスパを全部茹でたら、1.5人前くらいあった。ちと多い。

パスタソース、包装紙から見るとアンチョビの身が具に入っているかのような感じだったのだが、オリーブオイルに溶かしたものだった。ペペロンチーニなのにソースが茶色くて驚いた。

アンチョビに関しては、友人が最初に教えてくれたレシピが「アンチョビの身と茹キャベツとあわせて食べる」だったので、ずっと身を食べるもんだとばかり思い込んでいるのだが。普通は溶かし込むのかな…

11月21日(木)13:15 台湾小皿 京龍

ニンニク芽と牛肉の炒め物/春雨のピリ辛煮
ごはん 中華スープ ザーサイ 杏仁豆腐(小)

味は。私ニンニク芽大好きなので。文句なし。いつもどおり、最後の残り汁をご飯に掛けて食す。


今日はとくに食べたいものがない。こういう日は、ヨツサン時代ならば確実に曙橋和平に行ってその場で選んでいた。そういう店として現在期待中である京龍へと、フラフラと権之助坂を下る。

店頭、京龍が満席。私は並んで待つのが嫌いなので、諦めて出る。2Fのトンカツ屋が「今日の定食 エビフライ」とのことなので、そちらを目指す。

2Fの看板に「準備中」とある。でも店は開いているので無視して入店。ちゃんと客もいる。しかし、作り手のオジサンも客方処理のオバサンも、挨拶1つなし。席の片付けにおおわらわ。私、無視してカウンター端に着席。ちょうどオジサンの前。

びびることに、オジサン、ずっとモゾモゾと、でも大きな声で独り言を言っている。

「えーと、シュリンプ? あとヒレか。まったくもう大変なんだから。ぶつぶつ。てんてこまいだねえ。お釈迦さまもびっくり。ガリレオもびっくりだっけか? 天動説だなんていいだすもんだから。」

んーヤバい店に入っちゃったカナ。次の客が入ってきたところで、オバサン叫びだす。

オバサン「あー、ごめん、帰って。席の片付けおっつかないの!」
オジサン「だいたい、いまいるお客さんの分のアジもエビもないのよ」
オバサン「外に準備中ってしておいたのに」
オジサン「わかっているひとは入ってきちゃうよ。だいたいさ、追い返しちゃだめだよー。お客さんきてくれなくなっちゃうよー。ほら、みんな思うでしょ、なんて酷い店だ!って。私もそう思う。このひとキッツイ。大事なのはお客さんなのに。」
オバサン「冗談じゃないわよ! 片付けが大事よ」
オジサン「あーあー。もうやってられないねえ。わたしら夫婦、もうお金儲けはいいのよ。十分稼いだ。料金なんてとらなくていいのよねぇ。無料で営業。ニューヨークでボランティアの炊き出しにいきたいねえ。そこでも無料。お金を払うお客様おことわりってね。まあ、お客さんの数を予想して、準備したりするのがお母さんの仕事でしょうに。」
オバサン「しょうがないじゃないの」

と、ここで馴染みらしい老人が入ってくる。オバサン、事情をわびながらも、「待ってくださるなら…」と着席させる。またオジサンぶつぶつ。オバサン、いくつかの席に残されたお椀などを下げ始める。ちなみに私の前にはまだ残っている。茶も無い。注文はオジサンに直接入れたが、カウントに入っているかどうか不明。

奥の客「あのー、忙しいところごめんね、お茶おかわりくれないかなあ」
オバサン「ないよ! いまダメ!」
オジサン「うわぁ。酷いはなしだねぇ」

そうこうするうちに、馴染みの老人の知人らしき2人が入ってくる。オバサン困惑。わたし、しょうことなしに席をたつ。

すみ「あちら優先にしてあげて」
オジサン「あら、すまないねえ。これでまたお客さん二度と来てくれないね。」

1Fに行くと、京龍も2テーブル開いていた。なんとか飯にはありつけた。

11月20日(水)13:30 ステーキの神様 le monde ヨドバシカメラ本店前店@新宿

サーロインステーキ 醤油ワインソース
ホテトフライ さやえんどう ごはん

店名が気に入った。西口ヨドバシを抜けてすぐ。狭い店で、カウンター1列のみ。私は偶然すぐ着席できたが、すぐ5人6人の待ち行列になった。でも「すぐ開きますから、先にご注文どうぞ」と煽る。回転命の店か。

ご存知のとおり私はステーキとラーメンの味を理解でいない人間なので、ステーキ自体にはまったく期待せず。ただ、ソースが美味しいので、肉の端の脂分の甘味とソースの辛味を絡めてかみ締める。ウマー。余ったご飯をソースにつけて食べる。これもかなり気に入ってしまった。下品なり>自分

11月20日(水)14:30 書店

仕事で参考書席購入。 ヨドバシで5500円、紀伊国屋で10000円購入。 いったん私費が消える(あとで戻ってくる)。苦しい。

ついでで文庫本も少し見る。 [経済ってそうだったのか会議]が文庫化か。試してみてもよいかも。 中央公論社の三国志やら曹操やらの本、カバー絵が、今っぽいイラストと古い油絵の中間っぽい絵。末弥さんみたいなイメージ。こういう絵はけっこう好きだったり。とはいえ、中国故事をこう書いて、ロマンが出るものだろうか?

カールセーガン[どうしてヒトはエセ科学に騙されるのか](上下)がある。cosmosで宇宙を感じた小学生だった私としては、お礼で買っておくべきか? 内容はそんなに惹かれない。

ドグラマグラの文庫発見。ゴオォォーー………ン。か。チャカポコ チャカポコ。大槻ケンヂが歌詞にしていたな。これとヤプー、どちらも読もうかと考えつつも読んでいない1冊。一種の聖域と貸しつつある。

11月19日(火)13:00 割烹九重

銀だら西京焼き
ごはん ナスのピリ辛味噌汁 白菜おひたし チクワとネギのあえもの
(会社にて)道場六三郎の黒ごまバナナオレ(森永)

ひさびさにお魚。何度食っても美味い。

主人と客が会話している。銀だらとフカヒレが値上がりして困るとか。会社でそのことを同僚に話す。曰く、ワシントン条約がどうこう。わたし、徹底的に世の中に疎いらしい。yomiuriで検索。フカ関係ムツ関係。タラは?


11/18

/有休:荒俣宏[帯をとくフクスケ]/

土日に個人的なイベントが続いたため、都合で1日有給休暇をとる。それが許されるのがウチの楽なところだ。−−かってに《許された》と誤解しているのかもしれないか。

洗濯とWeb記述で1日が過ぎる。

11月18日(月)13:30 やすらぎの店 やなぎ@方南町

カキフライ
千切りキャベツ トマト キュウリ マヨネーズ
ごはん 味噌汁 つけもの

方南町駅を降りて、新宿側に歩いてすぐ。引っ越して最初に目に入ったお店。なのに今日はじめて入った。実は土曜日もランチ営業しておるのだが、隣の[とんかつ つくば]ともども、駅のコッチ側はほとんど縁がなかった。

つくりは町の安料亭。畳席のお座敷が4つ、カウンター1つ。料理場の前に、家庭用の普通の水槽がデーンと置いてあり、中にドジョウが山ほどウヨウヨしていた。若奥さんがポチャで可愛くてまいった。…まいるな>自分

味は。普通。カキフライに醤油をたらして食す。値段安いし、親しみやすいし。けっこういいと思う。−−最近この感想ばっか。


このあと洗濯とネコ撮影。

11月18日(月)15:30 喫茶west wood

ケニヤ茶
シフォンケーキ バナナチョコソース

シフォンが2種類になっていた。旧来からあるブルーベリーのほうが味マッチがいいかもしれないが、バナナだとお腹いっぱいになる感じで幸福。生地とホイップはかわらずフワフワ。どちらにせよ幸せちゅうことだ。


荒俣宏[帯をとくフクスケ](新編:中央公論社)を読了。もともと図版の豊かさに引かれて購入したもの。章ごとに「お札の模様」「魚スケッチ」「宝もの表現」といったテーマで各種図案を取り上げ、謂れ・歴史・解釈などを述べる。

話はつまらぬことはないのだが、文体が趣味じゃなくて苦しんだ。《老講師による講義》という設定になっており、わざわざ毎回授業開始の挨拶やら咳払いト書きが入ったり、生徒を指して喋らせたりする。これがあまりにも気に入らない。徹底した口語記述なのも違和感大。なぜこんな演出にしたのかな。

雑学解釈も、いくつかは浅かったり、あるいは論理展開が不合理だったりして同意できず。−−図版資料と割り切れば、安価だし切り口面白いし、いい本だ。

11月18日(月)21:15 キッチンなべ@方南町

豚肉のフルフル
千切りキャベツ キュウリ ごはん 味噌汁

フルフルはお店の自慢料理。豚肉を茹で、にんにくダイコンおろしに酢醤油を和えたもの。ピリっと刺激を感じるくらいにニンニクが効いている。はじめは戸惑ったが、慣れると美味い。−−ただ、帰宅して記述している今でも口の中がニンニク激臭。だんだんと胃が痛くなってくる。わたしは胃弱なんだなーと改めて実感。


風が冷たくて驚く。1週間前と比べても、格段に冬めいたと思う。


11/17

/ピュイフォルカ展@庭園美術館/

展覧会紹介記事ピュイフォルカ紹介記事(毎日新聞)

*大雑把に*

ピュイフォルカは、フランス銀器の名門メーカー。作風はさまざまで、流線装飾の美もあれば機能美もある。どれも銀だけに質素な色合いながらも気風あり。

余談上記の毎日新聞の記事によると、いまはhermes傘下だそうな。買収されたというよりは保護を受けたという感じか。)

個人的には展示前半のアールヌーヴォーな曲線美のほうが好きだが、アールデコ期のそっけない機能美こそが民芸品としての真骨頂かもしれない。一例として−−何代目のピュイフォルカか忘れたが、美と機能を両立させるために鍋から“掴み”を除去し、下部に膨らんだ台をつけた逸話が紹介されていた。

*庭園美術館ならでは*

展示形態は、この美術館が旧宮様屋敷であることを存分に活かしたもの。展示ガラスのすぐ下がアールデコ美術そのものである大理石の棚だったり、美麗なテーブルだったり。

オーラスに、復元銀器を用いて、実際の接宴が朝・晩と2タイプ再現される。これも本館だからこそ可能な演出。ラリックのガラス彫りのある質素な長テーブルに、皿・グラス・ランプを伴って銀器の水差し・ナイフ・フォーク・テリーヌ皿などが12人分(くらい)ズラっと並ぶ。このように同じ調度を整えてこそ、実用食器の真の美だろう−−などと“おせん”かぶれの感想を持つ。

−−余談だが、erkさんいわく。 「銀器は、日々磨いてくれるような従士を雇える貴族だけに許された贅沢なのよねー」。たしかに、曇った銀器は使い物にならない。

*手作業のクラフトマン*

途中2〜3箇所で製作工程のビデオが放映されている。たとえば皿の整形。最初は驚くほど荒いハンマーで叩く。自分の中学技術の知識からいっても何の不思議もないのだが、高級銀器でも同じだという素朴な事実に感心。その後の文様や磨き上げなどの細かい工程が原則手作業なのにも感じ入る。スプーンやフォークは、型はあれど、溝の掘り込みや曲面調整は手作業だ。クラフトマン魂か。


11/16

/休日:manhattaner's:YOUさん宅へ/

erkさんとともにYOUさん宅訪問。その後新宿でチェコアニメ。

*manhattaner's/久下貴史*

昼、新宿に移動し、京王と小田急のペットショップでネコへのみやげ物色。

その際、伊藤屋なる文具屋で、manhattaner'sブランド(久下貴史)のネコグッズにハマる。メガネ拭き布がグレイトなり。

公式取り扱いWeb個人ファンサイト

*YOUさん宅へ*

午後2時。大福ちゃんと大賀ちゃんの写真を撮らせていただきました。

*21:00 北京料理 玉蘭@歌舞伎町*

(2人で)
豆苗/鶏の唐揚げ/冬瓜とホタテ(ひも付き)の旨煮
春巻き(海鮮)/杏仁豆腐

チェコアニメ拝見後。

最初の3つは、空腹のために慌てて注文。唐揚げは失敗。味が悪いわけじゃないが、もっと中華を生かしたものを頼むべきだった。冬瓜。旨煮の濃厚な味を吸い込みつつ、持ち前のサッパリ感で見事に爽やかに昇華させている。春巻き、中はエノキとカニカマボコと海草細切りが、それぞれ繊維状に並べてあるもの。皮のパリパリ感含めて傑作。

杏仁豆腐は非寒天系のミルクたっぷり。おおきなカタマリをスプーンで食べる。うまいんだが、表面に砂糖が振り掛けられていて、それだけジャマなり。


/チェコアニメ新時代(プログラムA)/

17:45より新宿武蔵野4にて

配給元のWeb

*なれそめ*

レン=コーポレーション/チェスケー共同で、毎年秋にチェコアニメを劇場放映しちえる。感想:1999年11999年22001年。私はこれでPAT&MATにハマった。

いままでは定番大御所を含めた放映が多かったが、今年は新人中心とのこと。

*感想*

ネタばれ含む。あらすじは公式Webを見てください

スークップ 『メカニカ』

人間+金物ストップモーションアニメ。タイトルはメカだが、これは正しくはマネーゲームネタだと思う。金がないとなんにもできない、けど金があればなんでもできる。−−チェコは社会主義国でしたっけ? そこから見た風刺コメディなのかな。

主人公はお金機械に反乱を起こすが、オチで他人に金で買われてしまう。秀逸なオチだと思う。もっとも、反乱やらお金描画は単純なので、オチがなければ「つまらない」と評価したかも。−−1つわからんのは、あの女性の誘いに対して主人公がイヤがっていた点。けっこうな美人だと思ったが。オバアチャンだったか?

絵としては、わたしはあまり関心しなかった。ただ、イントロ/アウトロのBGMと、スタッフ=クレジットのグリーンディスプレイのノイズ処理が最高。

ジャプカ 『原始哺乳類』

粘土アニメ。ほのぼのとした絵柄による原始ネタ。 セリフが英語だったので、だいぶん意味が分かった。

夫がシッポをかじられたあと、妻が「大丈夫!」とヒモを縫い付けて直すあたり、素敵。次に夫は四肢を失うのだが、妻は見捨てて逃げたりせず、夫の代わりに狩りに出る。この凛々しさに涙。回想シーンでの《はじめての出会い》の切なさよ。

−−その後の展開はオーソドックスだが、物語をこのサイズにとどめるためには必然なのだろう。効果は十分だし、オーラスのセリフ「願いが叶いすぎちゃったかしら」は無性にウケた。

ジャプカ 『ババルーン』

粘土アニメ。事実上セリフなし。

シュールすぎ。こんなのありか?−−観客の90%が「ここで終わりかい!」という心地よい苦笑を漏らした。

この短さで、ここまでストーリー展開を無視しまくってオチをつけるのは、あまりにも才能ありすぎではないか。ありとあらゆる描画がほったらかしだ。

この革命的な放置に拍手を送る。

クリムト 『フィムファールム』

粘土アニメ。ここから以降3作すべてクリムト。精力的に紹介されるだけあって、映像の質、動き、構図、音楽、ともに一級。彼はビックになるだろうな。

これは童話モデル。話の軸自体はよくあるものだが、詳細が悲惨すぎ。妻と執事のおろかな欲望も見ていてツライし、鍛冶屋のおろかな素直さも見ていてツライ。なぜここまで報われないのか。極端でないと寓話にならないのかもしれないが、ここまでイった人物像は久々に見た。−−というか、わたしがTVなどを見ていないだけか。

クリムト 『落下』

暗い。映像も内容も音楽も、すべてが暗くて重い。ともかくヒトが落ちて死ぬ。権利は奪いやられ、思いやりは叩き潰され、人は落ちて死ぬ。しかし、一番落ちそうな老人は落ちない。落ちないものの、すでに死んでいるように見える。−−チェコでは現実的な社会風刺なんだろうか?

イントロでは、羽の生えたネコがレンガ屋根の煙突脇でニタリと笑う。この絵がgood。そのあと、ビル郡を俯瞰する映像になる。この構図、今回のピカ1なり。

また、かなり不謹慎な描画だが、羽ネコに落とされた普通ネコが、しかえしのために再度屋根に登って来て、羽ネコを蹴っ飛ばすシーン。あの動きは素晴らしかった。

クリムト 『魔法の鐘』

童話もの。無邪気。幸福−消失−復帰。simpleに、みなに幸福になって帰宅せよ、ということだろう。

歌が3つでる。(1)幸せ村の歌、(2)イギリス兵の戦争歌、(3)中国兵の戦争歌、(4)英中兵の和解歌。どれもストラヴィンスキー並の原始パワーで迫りくるポップソング。特に、《魔法の鐘》の効果で戦争が終了したあとの、2つのメロディーが混在して1つに融和した(3)和解歌は技巧としても見事。(Zappaのpurple lagoonみたいだ。)

:イギリスじゃなくてムガール帝国とかそういうものかもしれない。まあ、そこは重要じゃない。)

(1)の幸せソングは劇中5度くらい繰り返されるので、頭に残ってしまった。microKORGで演奏(mp3、259kb)。このメロを、集団でユニゾンで歌唱。キテレツなリズムとベースも入る。






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