【自己顕示録】


2003年2月前半


02/11

/祭日:オルゾーラテ/

*ドトール*

ミラノサンド 海鮮
オルゾーラテ

大麦をいためて抽出した液に豆乳。見た目も味もカフェオレだが、豆乳の分なのか香りも味も丸い。実は爽やかながら甘い。

今日は久々にネコを大量に見た。美人サバトラ・舌チロ黒も発見。ひとあんしん。しかし、オレンジはやはりおらず。

*マフラー*

erkさんを新宿まで送る。

小田急に寄りマフラー算段。5800円でほどほどのカシミアがあったが、10500円のもの(lanvin)の肌触りの気持ちよさに惚れ、悩んだのちに高いほう購入。28000円のものとも比べたが、とくに値段に比例するわけではない模様。相性か。

そのあと坂上でソバ。だんだんと肩こりと頭痛が酷くなる。なんでここまで体力落ちたかな。

/この3連休のドラクエVメモ/

さらわれたビアンカ(妻)を探してゆくと、中ボスには勝てたものの自分も妻も石像化ですか… これまた凄惨なお話だなぁ。

こんときに中ボスがいうのだが。

国政をおろそかにして、おまえは自分の妻を助けに来た。それだけでも王失格で、罰を受けるにふさわしい。

実は私もそう思ったりする。せめて先代王たるデールに政策委譲するシーンを挟めなかったものか。


そのあと、自分はなにもできないデモをむなしく眺める。妻ははたしてどこに持っていかれたのかのう。−−このまま主人公が息子に変動するのかと思ったが、8年後(ゲーム上)にサンチョ・息子・娘が連れ立って救出にきてくれる。息子が“勇者の血”であったか。感慨深い。公式宣伝に「親子3代にわたる」と書いてあるので 見当はついていたが…

迷いつつもエルヘブン到着。母の故郷。“伝説の勇者”や魔界について聞く。このあと各地を徘徊しつつ、8年後の状況把握+てんくうシリーズ回収。サンダローズの少年が武器屋になっていて感慨あり。−−しばらくは明示的なイベントがないので迷った。

サラボナで“過去に封印した悪魔”ブオーン登場。2度負け、どうしようもなくNetで情報を探す。“てんくうの剣”で相手の防御魔法を除去できることを知る。また、スライムナイトのピエール君が火への耐性がなぜか強いことを思い出し、彼に頼ることに。スライムナイト・ゴーレム・自分(てんくうの剣を借りて)で対処。自分はベホマ役。“エリフの聖水”使用(MP完全回復)。これでようやく退治。

次はラインハットの西の洞窟ですかな。


余談だが、キメラのメッキーをずっとベホイミ係として飼っていたのだが、気がついたら攻守バンラスNo.1のキャラに育っていた。ゴーレム・キメラ・息子の組み合わせが現在のメイン。

自分はすでに攻守ともに足手まとい気味で、すっかり戦闘後のベホイミ係。−−自分の幼少時はパパスの力強さにいたく感動したものだが、いまの息子は類似の感動は私に感じてくれるだろうか。ムリっぽい。


02/10

/非国民の休日:いまだ白物家電は白い歌う生物学/

*ひる 散歩*

朝早く起きるつもりが、目覚めたら11:30。そもそも昨晩どうしても寝付けず、25時に布団を出てドラクエをやっておった。そりゃアカンわな。

八明園が満員のため、道を渡って香苑へ。相変わらず大味ではあるが、その方針が美味いし量が多いし安いし。満足。−−客が私ふくめ2組しかおらん。なんでかのう。


ふだんは平日昼の方南中央通りは歩けないので、ちと散歩してみる。鶏肉屋の前の焼き鳥売り場コーナーで、飼い猫が店番していた。ダンボール箱の上でじっとして動かない。ヒトが周りを歩いても平気。いいシーン。カメラないのが残念。

洗濯し、いつもどおり方南公園など闊歩。オッサンがネコに餌と水をやっておった。兄弟らしき4匹のうち1匹だけ食いっぱぐれており、仲間に攻撃をかけていた。珍しい光景。

脇の小通路に、小さい白黒ネコ発見。縮こまって動かず、こちらを目だけで追っている。毛の荒れかたや息から病気だと分かる。切ないのう。

*かいもの*

土曜日に、マフラーを会社に忘れていた。不便なので1つ買おうと思ったのだが、方南町ではすでにろくすっぽ売っていない。新宿京王で覗けば、あるにはあるが高い。2月はすでに冬シーズンではないのだな。

家のポットが壊れかけけなので、ヨドバシで物色。ところが、どれもこれもつまらん形。掃除機や炊飯器は各メーカーが工夫した形・色を出しているのに、ポットは白・グレーのみ。いままで使っていたのが紺の綺麗なのだけに、非常に落胆。−−量販店に来るからいかんのか。といっても輸入ショップなんていきたくないのだが。

*ばん 書店*

食後、中野坂上の書店へ。erkさんと本の情報交換。少女漫画・アングラものの情報をもらう。[銃夢]というのが、絵柄もネタも士郎正宗みたい。理工書でももりあがる。アンモナイト本のイラスト・写真が豊富で歓喜。

erkさんは本川達雄[歌う生物学 必修編](TBSブリタニカ)を購入。“歌”で覚える生物学。東工大教授がマジメに作った歌で、NHKで毎週15分放送されたこともあるそうだが、笑み無しでは向き合えない作品。CD3枚つき。

演奏は、キーボード+ドラム+歌(著者)。童謡みたいな演奏中心だが、ポルカ・ワルツ・浪曲・カンタータっぽいものまでさまざま。声もなかなかキレイ。これが大真面目に「神経細胞 でっかいぞ」などと歌うもんだから、受け手としては微笑むしかない。

本文に「こんなに画期的な書籍なのに、CDレーベルも出版社も長い間相手にしてくれなかった」という悔やみ文句がある。センセイ、きっとそれは新しすぎるのです。


02/09

/日曜:吉祥の美:喫茶ruelle de derriere/

月曜を有休に。火曜は建国記念日。3連休。初日、erkさんを伴い赤坂見附へ。

*吉祥の美@サントリー美術館*

正月は各地の美術館で“めでたい”テーマの展示をやっていた。きらびやかなのでぜひ見たかったが、マズイことに仕事が忙しかった。2月頭、ようやく暇になる。まだ継続展示していたのはここくらいなものだった。

今回とくに気に入ったのは次の3つ。

南蛮屏風(伝 狩野山楽)

港に着いた船と、港を闊歩する南蛮人。付き従う黒人奴隷がいたり、犬が長毛黒毛だったりと、「細かく観察して描いたのだなー」と関心する。なかでも船倉で(絵としては壁がわざと消している)船員がバックギャモンをしているのに驚き。そこまで見たのか、それとも伝聞でここまで書くものか。

能装束 あれこれ

朱と金とオレンジと白の絢爛な合致。白ベースだけでも、折り目なのか刺繍なのかわからんが細かいパターン文様のデコボコがあり、そのうえに別の色のパターン文様が縫いこまれ、さらに縁起物の図案が刺繍される。贅沢。いいなあ。

知識として次の3つ。

牡丹に獅子舞

単体でも縁起がよいが、この2つが重なるとありがたさ倍増するという組み合わせ。セットなので、牡丹と竜ではいけない。大黒さんにネズミみたいなものだとは知らんかった。

よく見る組み合わせだが、そういうおまじないがあるとは知らんかった。

毘沙門亀甲

亀甲模様の変更。亀甲3色がそれぞれ立体交差のようにして絡む。皿の絵柄になっていた。

祝辞の袋の「のし」

本来は昆布をのしたものを使う。

*おやつ 喫茶ruelle de derriere@赤坂見附*

(西麻生店)   (外苑店)

(2人で)
リンゴタルト
4red fruites tea/東方美人(台湾茶)

喫茶スペースを探して徘徊。3ブロックほど歩いたところで、洋菓子と紅茶専門店を発見。値段がかなり行くが(東方美人1200円)、それだけ美味いだろうと踏んで入る。

味は。リンゴタルト。リンゴ粒大きめザックリ切りで、しっとり感残る状態での漬けで、酸っぱく甘く。下のクッキー地がサクサクかつ香ばしく。無駄な甘味なく。うまい。4red。出てきた瞬間から薫り高さに感心。2杯目でも香り残り、味も少し渋くなっただけ。立派なり。

東方美人は、ちゃんとした中国茶器のセットで入れる。スモーキーさがありつつも、キツくなくヌケがよい、爽やかな味のお茶。わたし実はちゃんとした茶器でやるのを見るのは初めて。小碗2つの使い分けを覚える。香り用と飲み用。めんどくさいが、そのほうが美味いのだろうな。

*ばん うどん 三国一@新宿*

ほうとう/海老団子

なんかしらんが17時には空腹になる。紀伊国屋アドホックのコミック館にいたのだが、18時には食事に移動。味は。味噌とカボチャのmixでたしかに“ほうとう”ではあるが、そう好んで食べたくなる感じではなし。添え肉が鶏でなく豚のほうが美味いんじゃないのかな。

隣の席の親子。一家DQNというか母がDQNか。子は、席に着くまでずっと電話で恋人と遊びの日程確約。「その日あけてくれる? チョーうれしい」など。さすがにそのあと電話は止めたが。でも誰も電話自体はとがめない。その後は家族で会話するかと思えば、基本的に母と娘が、つねに自分のことを話すだけ。相手の反応を待たず、また相手が別の話をしていても無視して。どうしたもんかね。

:DQN:2chなことば:悪意ある中傷語。まわりを無視して自分勝手な振る舞いをするような輩に対して使う。原義はsee also [2ch用語解説])

父はガタイのよいとっちゃん。大工っぽいイメージ。母は父(夫)を比較的軽く扱うが、娘はそうではないようで、母が父におかしなことをいうと、かばう発言をする。そのときだけ会話が成り立つ。“娘が父を尊敬する”図としてはいいものだが。しかし全体としてはなぁ。


コミック館に、同人コーナーと耽美コーナーがあった。すみ「耽美とは、つまりは“やおい”かね?」erk「いまはボーイズラブというの」。

*マンガ喫茶 らくだ@笹塚*

食後に移動。ヤング3誌の3週前を読む。 少年誌4つは、マガジンを除くと5週ほどビハインド。もうチャンピオンは諦めることにした。サンデーとジャンプを3週分読む。

[からくりサーカス]、ストーリー主導権が現代に戻る。そうかフェイスレス司令ですか。言われてみればそのとおり。ここから全キャラ絡む最終段にいくのかな。楽しみ。[ナルト]順調。[ワンピース]、これ収集つくのかな。心配になってきた。[ヒカルの碁]、コヨスンに関して少々意外な展開。キャラたっていて面白い。


02/08

/土曜:TUSTカタつけ/

02月08日(土)18:30 ラーメン屋@代々木

(2人で分けて)
ホイコーロー/牛レバー味噌焼き/チャーハン/中華スープ/ビール

実は4時から空腹でめまいがしていた。TUSTは終わらせたものの もうちょっと仕事があるのだが、5時ごろ断念して職場を出ようとする。そこで、同じく休日出勤していたOにつかまる。「新宿に新CLIEみにいこう」という。彼もまた寂しいヤツじゃのう…とあきれつつ、メシ〜ヨドバシ。

連れられていったのは汚く安いラーメン屋。Oが代々木予備校生だったときに使っていた店だという。彼オススメのホイコーロー、キャベツ・肉・味噌のバランスがよくてたしかに美味。中華スープは、ラーメンスープに溶き卵を浮かせたもの。これもキレがあって美味い。あとは普通。

CLIEは、わたしは見たくもなんとも無かったので大して関心なし。


そのあと「ケーキも食っていこう」といいだす。つくづく寂しいやつじゃのうと思いつつ、飲み物だけ付き合う。新宿小田急のなかのタカノフルーツパーラーでグレープフルーツジュース。うまいが、体が飲みたがっていないときに飲んだので、なにも嬉しくない。

意味ナシ会話しているうちに、だんだんと背中コリが悪化してくる。やはり空腹禁断症状が出たあとは、1日調子わるいな。


02/07

/平日:洋食の奇跡2:日本人を自覚/

TUST青焼き2000ppでてんてこ舞い。1月からこのかた、よう働いておる。5年の仕事が結実だからな。クソ仕事だが。

02月07日(金)13:00 カフェテラスうめ

麻婆豆腐+茄子
ごはん 味噌汁(ほうれん草) おひたし(ほうれんそう) 卵焼き

ごくひさびさ。品のorientedがメチャクチャなところがこの店の面白いところ。だがしかし。味噌汁とおひたしを同じ具にするのはツライ。


お店についたあたりで、CLIEが手元にないことに気が付いた。「会社に忘れてきたか」と思うが、帰社して机を見ても無い。「落としたか!」と冷や汗をかくが、自分が行きそうなところを再トレースしたところ、トイレに置いてあった。−−用を足す際、脇に置くようにしている。それを戻し忘れた。

なにしてんだろ>自分

02月06日(木)27:00 ドラクエ

仕事ストレスか自暴自棄か、また真夜中にドラクエやってしまった。

グランパなんとか城に到着。現在の王の要請で「王を引き継いでくれ」と。《試練のほこら》、迷子になりつつクリア。−−リレミト使えなくて困った。−−あれよあれよというまに、王への就任、妻の出産、その最愛の妻がさらわれる。あの大臣か。カンダタらを派遣して俺を殺そうとしたのも大臣か。

てなところでさすがにSTOP。

それにしても。フローラへの婿立候補にせよ、この王就任にせよ。ゲームの流れとはいえ、プレイヤーとしては不本意だなあ。本作は基本的にイベントが明示されて従っていくスタイルなんだが、この2つのみ“流され”感が気持ち悪い。

02月06日(木)21:30 洋食ホップワン

牛肉カットステーキ シメジ+マッシュルーム添えピリ辛ソース
ミックスベジタブル 揚げジャガイモ ギザギザマカロニ(ペンネだな)

美味い。驚いた。ステーキ苦手な私がここまで美味いと思うとは。これまた洋食の奇跡か。ソース、甘く辛く複雑な、刺すような刺激。肉、赤味で筋めに見えるが、肉汁+ソースが染み込んでいて、溢れ出す旨味と意外な柔らかさにビックリ。噛みしめるほどに恍惚が増す。これが“肉”の喜びか!

でもコレは“良い肉”の旨味ではないのだろうな。基本的にはソースの魔力。添え野菜に含ませても、ご飯を浸しただけでも、異様なくらいに美味い。食欲増進。そういう意味では実に私向きの商品だと思う。


今日はBGMが現代j-pop。だれか客が注文したのかな。


どうでもいいことだが。ちと書きたくなったので。

ここでの“洋食”とは、けしてフランス料理やイタリア料理の総称ではなくて、日本で発展した日本の料理の名称だ。西洋の素材や調理法を取り入れつつ、日本の工夫で発達したもの。トンカツ、ナポリタン スパゲティ、ハンバーグ+ライスなど。

ポイントは“ごはんに合うこと”かな。それ単体で食事するのではなく。−−ナポリタンは単体でも食べるけど、添え物でちょこっと乗っているケースでもお客を喜ばすことにも注目せよ。

02月06日(木)13:00 台湾小皿 京龍

(ミニ)春雨+挽肉 ピリ辛炒め/麻婆豆腐
タマゴ+タマネギ 塩炒め
ごはん ザーサイ スープ 杏仁豆腐
パイロン粉末/スーパーグビル内服液

今日はちょうどミニ前菜(セルフ)の入れ替えタイミングにあたったので、2品getできた。けども春雨(定番)のほうが美味い。これはご飯がすすむ。

タマゴ+タマネギ、ふつうはこのメニューでも肉なりエビなり入っているのだが、ここはほんとうにタマネギだけ。厚切りと薄切りの2タイプが大量に入っている。タマゴもろとも香ばしく、ご飯がすすむ。味の変化はセルフ前菜で十分でてるし。

風邪のせいか、1/2食べた時点でお腹いっぱい。オカズだけムリして食べる。ところが、食べ終わった後にご飯だけを一口量だけ噛み締めていたら、噛むほどに甘くて美味くて結局全部食べてしまう。日本人を自覚した。

帰り道、他の店をみながら戻ってくる。今週ずっと味噌汁飲んでいないことに気が付く。明日は和系行こう。

02月05日(水)26:00 トマトの冒険

ぶじにビアンカと結婚。指輪のイベントはあっけなかったな。現在はグランパなんとかという街(パパスが治めていたらしき都市)に向かって突進中。

02月05日(水)24:30 がまんできずに

(冷凍モノ)カボチャ/牛乳

デザイナー事務所に22:00着。出たのが23:30。カバーに意外なミスあり、その場で訂正決断、作業立会い、納品。あいだに与太話を多数。ひさびさに編集者っぽい仕事しちまったい。

そのせいかハラ減った。ガマンしきれずバクりと。

事務所は恵比寿。恵比寿駅にいるヒトの群れは目黒とはぜんぜん違うな。若いし、ハシャいでいるのが多い。派手な酔っ払い(泣いているとか)を2組みた。

02月05日(水)18:30 モスバーガー

海鮮かきあげ ライスバーガー(塩)
ミネストローネ(ニョキ+クリーム入り)/ガーリックトースト

まだ早いが、仕事の切りがついたので先にメシ。味は。この塩かきあげ好きでして。衣がほのかに甘く、それと塩の対比が好き。愛知の“あさひだるま”(寿司:販売専門)の天むすもこういう味で好きでした。

18時に外出したのははじめて。駅前にこんなにヒトが多いとは思わなかった。ふつうはこの時間に帰るのだな。

ミネストローネうんぬんはセットで480円。バーガー270円。なのに「1107円です」といわれた。「ほんと?」「あ、間違えました」。2重カウントされていた。レジ、ぼーっとした感じのセンの弱い高校生男子であった。もっと頑張れ。

02月05日(水)13:30 台湾小皿 ニイハオ(ほんとは漢字)

若鶏+白菜 香草炒め
半ごはん/半ラーメン/ザーサイ/サラダ/みかん

具材の味じたいは並なんだが、全体から漂う香草で美味しく感じる。タイでパクチー入りヤキソバを食べているのと同じトリップ感。


上巻分の青焼きがでた。やらねば。

/雑記:夢のスパゲッティナポリタン/

*唐沢日記2003年1月5日の冒頭ダジャレ*

(02月05日(水)11:30)

5日(日) ダリとキリギリス
お前が遊んでいる間に私は毎日超現実派絵画を描いていたのだ。

ぜんぜん働いてない感がすばらしい。

*ZdNetより*

(02月04日(火)16:00)

飲むがよくてよ「お腸夫人」、アナタのお腹に華麗なスマッシュ!

版権とれるもんなんだなぁ。

*電波2ch経由*

(02月04日(火)15:00)

夢のスパゲッティナポリタン −−愛知の鉄板+卵焼きスタイルも紹介されている。しね。

古書店へ本を買いに行くオフレポート−−私はTV・新聞に接しないので、この事件(いやがらせのこと)は今日の昼飯時まで知りませんでした。


02/04

/火曜:ひとをカンタンに信じるのって、よくないことかな/

02月04日(火)21:30 KERA

家に着くと、ナイロン100℃から公演案内ハガキが。ホリプロと合同でやるミュージカル。ハガキには、白い“王子様服”のユースケのドアップと、バックに激濃い化粧のブサイクな奥菜恵。絶望的。

だいたい、ケラが役者を断念した理由が「舞台上で踊ることはおろか、空間的な位置把握も苦手で、自分に絶望した」のはず。いまの劇でも演技指導はセリフのみで、「セリフの抑揚にはこだわるが、動きは役者が自分でつくってくれ」のはず。こんな向いていないヒトにミュージカルやらせてどうなるよ。

02月04日(火)20:30 果実園

カルボナーラ
メロン(硬い) キウイ 梨

今日はひさびさにカルボナーラソースがなるい(やわらかい)。こっちのほうが美味い気がする。

今日はマッシュルームが切ってあった。実はこの数ヶ月、切ってないまん丸マッシュルームだった。すごく違和感があり「前と何が違うんだろう」と悩んでいたが、そうか前は切ってあったんだ。なぜ変更になり、またなぜ戻ったのだろう。


今日の隣の席、なかなか不思議な光景。ホスト風の黒人(根拠無くブラジルイメージ)を連れて、50近いオバチャン2人が食事している。みるからに下品。職場の悪口、近所の悪口などをいいつつ、黒人におべっかを使う。黒人、笑顔を絶やさない。ずっと聞き手だったが、20分後ごろ話し出す。

「ねえ、ひとをカンタンに信じるのって、よくないことかな。ぼく、XXXを信じてお金貸したんだけど、XXXは返そうとしないんだ。」

おばちゃんらは信じる心の綺麗さを褒めつつ、でも「いいヒトばかりじゃないから、ヒトを見る目を養わないとね」などといっている。その辺で去っていった。

このあとはどうなるのだろう? 彼が「貸した」(自称)金額と同じだけ、このオバチャンらが黒人に貢ぐのだろか。

02月04日(火)11:00 歯医者

着色が酷いので、クリーニング。1年ぶり。

「着色の度合いが激しいです。タバコ吸わないのにこれは珍しい。虫歯も無いし、歯茎のハレもない。すると、着色しやすい体質なのかもしれないので、専用の治療をしますか? 保険きかないでの10割負担で3000円です。」

3000円ならお願いしますです。経過様子見て来週決断。


02/03

/月曜:vagabondバカボン:怖いのは苦手/

02月03日(月)22:30 Regalo@新宿

(同僚と合計5人で)

以上で1人4000円。やっすー。

味は。どれも丁寧薄味で美味しかったと思うが、トーク(おもに愚痴)が炸裂していたので記憶があまりない。

明太子のピッツァは、クラフトのパリパリ感と、軽く塗った明太子ペーストの風味が見事で美味しかった。パンナコッタ、注文したときに黒胡麻というのを見落としていたので、白じゃなくて黒いものが出てきて面食らった。

02月03日(月)18:00 悪循環

17時ごろ、異様に腹がすく。いつものことで、これは風邪の初期症状。今朝もセキやハナの自覚症状があったから、そう思い込む。昼もちゃんと食べたから、余分に食べてはいけない。ので、とりあえずコンビニでOHAYOカフェモカを買って飲んでごまかす。糖分補給すれば収まると思った。

継続して仕事するが、ダメだ頭痛が酷いし吐き気もする。腹もグルグルしてくる。実際に空腹だったらしい。コンビニに再度行き豚マンを購入。するとみるみる気分が落ち着く。

これもまた食事依存症みたいな病気の一環なんだろうか。

02月03日(月)15:00 vagabond

これは今日じゃないが、いっしょに思い出したので。JR車内にて、大学生カップルらしきの会話。

男「カボンド知ってる?」
女「バカンドじゃないの? カボンドじゃあバカボンみたいじゃん」

バカボンも語源はvagabondというのが定説じゃなかったっけ。googleすると、こんな議論発見。別の意見としては、サンスクリット語説がある。vagabondの語源事態が梵語説もある。

わからぬのう。赤塚先生に問いただしてみるヒトはおらんのか?

ちなみにアクセントは前

02月03日(月)15:00 神保village vanguade

帰りに神保書店をいくつか回る。

「遊べる本屋さん」と歌うvillage vanguadeに寄る。区画ごとにコンセプトそろえて絵本・マンガ・アート・CD・グッズを配置したお店。たとえば、ロシアコーナー。桜沢エリカコーナー。大友克弘コーナー。アングラコーナー。品そのものは“いかにもこういう店”で意外性は少ないが、新刊以外が平台にあるのは嬉しいものだ。

ここで朔ユキ造(スピリッツ[つくダク]のひと)の昔のマンガを発見。純粋にエロマンガ出身なのだと納得。売れるまではストーリーなんで書かせてもらえないものかもな。その脇には華倫変。唐沢日記で名前は見ていたが、絵ははじめてみた。傷口から跳ぶ蝶がキレイかも。私は怖いマンガは本当にダメなので読めないが。

KAWDEムックの江口寿史特集を購入。

三省堂も寄る。PCコーナーチェック。やはり秀和のRedHat8本はないのだが…これ本当に売れている本なのか? 平台でdynamic pressというのを発見。自社本ながら、知らなかったので度肝を抜かれた。いいカバーだな。


帰りの電車で、隣席のOLらしきが会話。「綿棒で耳の掃除しててね。ねっころがってたんだけど。そんときに、どうも触れちゃいけない領域までつっこんじゃったみたいなのよ。なんか冷たいなーと思ったら、手が血だらけ。でもね、2度目だから慌てなかったよ。痛くないし、音きこえているし、別にいいかなーと思って。」いや良くないと思いますよソレ。私はこういう話がすごく苦手で、漏れ聞こえた部分だけで全身怖気だって痒くて困った。

電車の広告で。ナインティナインの出ているやつ。イーオンか。

初心者もサジを投げない英会話

それは慣用句の応用のしかたが違うのでは。サジは医者や先生など教えるほうが投げるもので、教わるほうじゃないだろう。

02月03日(月)13:00 魚がし日本一@御茶ノ水

(上にぎりセット)
しゃけ/甘えび/まぐろ/うに/はまち/大アナゴ/いくら/中トロ/卵焼き
杏仁豆腐

座り喰い店。カウンターに座ってみると、ランチはあらかじめ握って皿に乗せてラップかけて保存してある。注文して1分で出てくるのは嬉しいが、味は回転すし以下じゃのう。

その後、神田にある出版健保にて定期健康診断。いたって健康そのもの。体重68kg。医者に「順調に増えてますよ」と言われる。

/悪夢:イチゴミルク/

(02月03日(月)08:00)

於自宅。erkさんと、あとなぜか先輩Kがいる。3人で駅まで出発。なぜか高横須賀駅(愛知地元)まで。スタート地点としては、地元の高校から駅に向かう感じ。

私が先導せねばならぬはずなのに、みごとに2人とはぐれてしまう。もっとも道は一本道…なんだが、私は気がついたら尾張横須賀駅(これも愛知)のあたりにいる。いつ駅を通り過ぎたのか。いまから京都にいかねばならぬのに。駅の入り口でたたずんでいると、ちょうどトイレから先輩Kが出てきた。erkさんはすでにホームとのこと。合流。

気が付いたらどこぞの駅で降りている。erkさんと2人になる。目的地(京都)ではない感じだが、すでに日が沈んでいるので今日はここで宿を取る。

駅裏を徘徊、食事を探す。目の前にカップル(近所のスーパーのレジ打ちの娘)がいて、「この辺、いつのまにかお店ずいぶん変わっちゃったね」という。言われてみると、街並みは夢でよく来る街のものだが、看板がぜんぜん違う。なによりも暗い。壁がすべてタール塗り木材で、街頭は電柱の黄色電球のみ。寂れた感じ。

食堂の心当たりのある個所にいくと、[bar]という名前の喫茶店になっていた。品が2品のみで[チョコレートケーキ][シュークリーム]しかない。食事はおろかお茶も無い。なんじゃこりゃ。erkさんが「イチゴミルクが食べたい」と言い出す。そんなんあるかいな?

目がさめた。頭ガンガンする。ノドいたい。また風邪か。難儀な。−−というか、直したかったら早寝しよう>自分。なんで連日25時半なのかな。そりゃ打ち込みやってたりドラクエやってたりするからでさ。

(注:別に悪夢じゃないが、夢ネタのタイトルは“悪夢”で統一。)


02/02

/[冒険者たち−−ガンバと15ひきの仲間]/

岩波少年文庫044 斉藤惇夫作 薮内正幸画

1971発表、1990年文庫化

*大枠*

TVアニメ[ガンバの大冒険]のポップな絵を知っているヒトのほうが多いと思うが。この原作では、実にリアルなネズミが描かれている。

擬人化されてはいるが、彼らはだれもがただの毛むくじゃらで、完全にネズミとして行動する。けして服など着ない。クズ野菜をかじるし。そのネズミにも人生がある。ロマンだ。−−考えてみると、最近作られている動物モノは、擬人化じゃなくて、ネズミのコスプレをした人間に過ぎないのだな。

物語は。男気、任侠、夢、冒険。責任感、焦り、達成感、充実感。畏怖するべき自然、恐るべき敵、信頼できる仲間。助けるべき対象だった山のネズミらによる裏切り。美しくも怪しい敵の頭領、戦略、奮戦、危機一髪。こんなに充実したお話だとは思わなかった。

主役格の性格配分も明確で、彼は力持ちで任侠溢れており、彼は学者ゆえに無謀を忌み嫌い…など。これらのキャラほぼ全てに ちゃんとした見せ場が用意される。すごい構成力だ。

*イタチとの戦い*

4度にわたり心理戦が繰り広げられる。餌で。歌で。踊りで。ふたたび餌で。−−ノロイは“魔性のイタチ”として恐れられていたわけだが、その正体が変な形でなく美しく結実される。これは頭脳戦でもあり、本能に訴えかける呪術戦でもある。

この歌のシーンと踊りのシーンの美しさは驚異的だ。とくに、歌に対抗するべくシジン(ねずみ)が詩を読み上げるシーン。小説としての美しさの頂点のような気がした。

*魅惑的なセリフたち*

実は主人公ガンバはいままで“町のネズミ大海を知らず”状態でお山の大将に過ぎず、この冒険を通じて自分の矮小さを知っていく。そんなガンバのことを先輩らは深く理解しつつ、それでも彼をリーダーとして立てる。さりげなくアドバイスし、さりげなく支える。それに応えるべく、ガンバは熱意をもって頑張る。

中でも、ヨイショ(力持ち)のこのセリフには実際に涙を流して感動した。対立する意見をガンバがまとめるシーン。実際に食料も希望もなく途方にくれつつ、ガンバが最後の結論をためらっている。

ヨイショ「いやガンバ。俺達は従う。そのあとは別に言わなくなっていいんだ。お前の決断は、おれたちみんあが責任持てばいいんだ。心配すんなよ。」

チュウ太の家族がすでに殺されてしまったと知るシーン(実際は生きていたが)。自分1人でも仕返しに出るといきり立つチュウ太に対し、ヨイショいわく。

そりゃぁうめえ考えだ。しかし、少しは休んでからにしたらどうだ。おめえだって くたびれているし、おれたちだって くたびれている。くたびれてるとき考えることは、たいてい くだらねえことだ。しかえしはあとだ。チュウ太、もう一度穴にもどろうぜ。

オーラス直前。どうしても結論を出せない群集を前に、イカサマがサイコロを振ってみせる。ピンゾロが出る。「さいいきがいい」と皆を乗せる。

こういう行動は物語中に数度登場する。そのつどガクシャは怒りを表明していた。今回は。みなが行動に出たと、ガクシャは1人残りいう。

このうそつきめ! わたしの目をごまかせると思っているのか。ふられたサイコロは1・1ではなかった。君の手で1・1に変えられたのだ。イカサマ…
(とガクシャはそこで深く息を吸うと、体を半分穴の外に出し)
感謝する

やはりガクシャにも熱い男の魂が。ここは読んで泣いたっすよ。

*余談的な結論*

グインサーガ読み(トマト)たちは、みな[宝島][幽霊船]をすでに失ってしまったと思うが、この[冒険者たち]を読めば、よりよい記憶で上書きできる。というか、比べるのも失礼なくらいにこちらのほうが質が高い。


(心底余談)

作品のまんなかあたりで、思いがけぬ事態にぶつかったとき。

シジン「おお、こんなことになるなんて、ああ、僕はいったいどうすれば、おお…」

するとヨイショ(暴れん坊役のネズミ)がいう。

「おまえ、さっきから 感嘆詞ばっかりだな」

これをみて、トマトは思わず手を胸の前で揉み合わせましたYO!

こんな1行ギャグていどのことを、温帯は何年も何冊もかけて本気で書いておるんだなぁ。


/日曜日:ノックの音が/

02月02日(日)20:00 自炊

ほうれん草+ニンジン+ジャガイモ+タマネギ コンソメ煮込み
ライ麦パン トースト

最初にタマネギをバターで炒め、あとは野菜(大ぶりブツ切り)を入れて煮込むだけ。1時間煮込んでようやくやわらかくなった。市販コンソメキューブを2つ使った以外は味付けなし。

野菜切った瞬間に気づいたが、作りすぎ。1.5人前になってしまった。明日は自炊できない予定なので、ムリしてぜんぶ食べる。食べすぎ。なんかこうバカじゃのう>自分

02月02日(日)18:00 bookoffにてリサイクル

10冊売って520円get。購入1620円(うち100円は金券で)。

[ノックの音が]。多数ある星作品のなかでも有名上位のほうだろう。短編集で、どの作品も最初の1行が同じ。

ノックの音がした。

誰かこれを継承して、オリジナルの短編をたくさん書いてくれないものか。−−たぶん探せばnetにあるだろうとは思う。

02月02日(日)14:00 

散歩するが、かつての定番のネコがどこにもいない。寒いからか。それともお隠れになったか。お年だし。

そのかわり、新しい子猫がいる。1年前の子猫らも成ネコとなって闊歩しだした。時代は流れるか。


02/01

/ドラゴンクエストV/

ひょんなことからドラクエVを始めた。ポケモンみたいな小イベント制になったんですな。状況説明デモも、あくまでもドラクエのあのキャラと文字だけで進むのが粋だなーと感心。

物語の運びにも感心。別に2003年の今はネタバレしようがかまわないだろから、本の感想のようにして記す。

*オープニング*

生まれてすぐ母の死! 「かーちゃん どうして?」と思っていたら、夢だった。でも、かなり明らかに今のシチュエーションのほうが《偽った身分》で、本当は王族なんだろうなとプレイヤーは分かる。上手いと思う。

イベント条件が整うまではシーンが変わらないようになっている。いまは大きな船での旅行中。せっせと「はなす」をこなすと、父がいかに慕われているか分かる。

港に着く。父が「すこし遊んでおいで」というので迂闊にも町の外に出ると、スライム3匹が現れる。ふだんのドラクエならザコ中のザコだが、いまの主人公は7歳くらいの子供、装備もなし。こっちの攻撃は当たらないし、くらうダメージもでかい。逃げようにも俊敏性が足りない。

慌てていると、なんと父が助けに来てくれる。父は圧倒的なパワーで敵を蹴散らしつつ、私をホイミで癒してくれる。

この展開に感動してしまった。惚れるぜ とおちゃん。

*ビアンカのイベント*

故郷サンダローズまで、父に守られつつ移動。

幼馴染のビアンカ家が遊びに来ている。薬を発注したのだが、大将が奥の洞窟から戻ってこない。「誰か探してきてくれないか」というが、父はなぜか隠れてどこかに行ってしまう。−−追いかけると洞窟だと分かるが、舟を使わないと行けない場所にいる。

最初は幼少の自分がおっかなびっくり洞窟を探検。ごちゃごちゃやっていると大将発見。そつなくイベントが終わる。−−洞窟のおくのスライムを仲間にできるのかと思ったが、そうじゃないらしい。

と、今度は「薬getしたから隣村に帰る」ので、父といっしょに送りに行く。ここで悪ガキがネコをいじめている。やめさせようとすると、開放条件が「あの幽霊のお城の幽霊をやっつけてこい!」というムチャな条件。気にせずに父と一緒に一泊睡眠していたら、夜にビアンカが迎えにくるじゃないか。「いくでしょ? 男なんだから!」 そりゃいかざるをえまい。

エリックとサリーだったか、昔の貴族の墓が幽霊にのっとられている。彼らの哀願にも答える形で征伐。3度目のトライでクリア。このうわさは村中に広がる。父が「危険なことはして欲しくないが、強くなったのは嬉しい」と褒められる。こりゃ嬉しいわ。この偉大な父にもっと認められたい。

助けたネコ(実はキラーパンサーの子)は仲間になる。

*妖精のイベント*

驚いたことに、ここで急に妖精世界に行くイベントがでる。主人公にしか妖精が見えなかった。父ですら「妖精の世界? 寝ぼけているな」という。−−イベントはソツなくこなす。これで最初から述べられていた「今年は春でもまだ寒い」が決着つく。

*ラインハット城の乱*

父がお城に呼ばれる。意気揚々と着いていく。−−デモ時、運河通路を渡るとき、父が老人に声をかけた後にある子ネタで笑ってしまった。ドラクエをプレイしたひとなら誰もがやったことのあるミスを、わざわざ父が再現して見せてくれた。

跡継ぎ問題で不穏なかおりのする城内。王の要請で、父が兄王子ヘンリーの面倒を見ることになる…が、ここで何者かにヘンリーがさらわれる。父がそれを追う。自分も追いかける。洞窟で父を発見。残りMP1でボロボロだが、父と合流すればあとは守ってくれると信じ、そこまで行く。「なんと、おまえ1人でここまで来れるようになっていたか! 父は感心したぞ!」 うわあ、父にここまで認められるとは。嬉しいねえ。

私はここで、父が無事に救い出してイベントクリアだと思っていた。ところが。

牢屋のヘンリーを助け出したところで、魔物多数が父を囲む。「王子を連れて先に逃げろ!」と私を突き放す。もちろん私も男のはしくれ、王子を連れて走りましたよ。偶然getしていたMP回復薬で万全の体制にし、一路出口へ。−−ここでなんと、親玉的な魔女が登場。まさに赤子の手をひねるように私を倒す。父が駆けつけるが、時すでに遅し。私が人質にとられた状態で父は脅され、大きな魔物2匹に父は虐殺される。

この虐殺シーン、ドラクエの普通の戦闘モードで表現される。どんな攻撃を喰らっても「パパス(父)は耐えている」「パパスはただ じっと耐えている!」「パパスは息を呑んで耐えた!」と出る。強い男だから、これが何ターンも続く。辛い。

ここまでの段階で、この偉大な父への思い込みはプレイヤーにも十分ある。その父は、いま、わたしのために死んだ。最後に「母はまだ生きている。この父の代わりに探し出してくれ。」と遺言を残して。

涙こそ出なかったが、心情としては泣いた。私はもともと家族ネタに弱いこともあるが。これはゲームとしては意外かつ衝撃的な展開だと思う。

*ふるさとをなくす*

「それから10年」ずっと奴隷としてこき使われていた…というのは、この主人公の性格からいってムチャがあるが。ともかく歩ける範囲を網羅して「はなす」するとイベント条件がそろい、ヘンリー王子と奴隷マリアとともに脱出。−−この“主人公が奴隷として 為す術なく閉じ込められている”シーンも、私には衝撃的だった。

たどり着いた修道院と村オラクルベリーで「北へ行けば運命が」というので行ってみると、驚いたことにそこは故郷サンダローズ。しかも廃墟…ラインハットの兵士が攻めてきたという。ショックでかい。父が死んだときも辛かったが、こりゃなかなか凄惨。小学生がやるには残酷度が高すぎるかも。

ビアンカがいた村にいくと、彼女らは引っ越したあと。ここでもラインハットの悪評が届いており、ヘンリーが難しい顔をする。−−サブキャラも設定が生きていて、よく考えてあるなーと感心した。

さて、父はかの洞窟に何を残したのか。調べてみると、手紙と剣が。「母は魔界に連れ去られた。伝説の勇者を探し魔界へ伴え。」おお、ドラクエっぽくなってきた。理解ある老人いわく、「この天空の武器は、選ばれた勇者のみ装備が許されている。パパスも装備できなかった。“なぜ俺に装備する資格がないのか”と嘆いておった。」−−あの父が焦って八つ当たりするとは! 母への想いの前では冷静でいられなかったか。

*その後*

ゲームとしては。パーティーにドラキーが参加。このドラキーと自分に“やいばのブーメラン”(敵全員を同時攻撃可能)を持たせるだけの金が余っているため、非常にサクサクと進むようになる。ラインハット城潜入、弟王デールとヘンリーの再会、皇后に化けた怪物の退治など、サクサクと進む。ヘンリー・マリアとはここでお別れ。

船に乗って移動。風の便りでヘンリー結婚と聞く。いくつかイベントをこなした後で“失われていた”いにしえの呪文ルーラを習得し、かれらを祝福しに飛んでいく。

私はここまでしかやっていないが、このあと自分も結婚するそうだ。

振り返ってみると、このゲームには大変たくさんのカップルが出てくる。父母、お城での幽霊、自分とビアンカ。それだけでなく、町の道具屋も夫婦経営のバリエーションが配置してあったが、これは意図的なものなのかも。

さて、最後までちゃんとやる自信はないが、ビアンカと再会するまではやらなきゃな。リボンをちゃんと返したら、あの子はどんな顔するだろう(岡村靖幸風)。


(余談:歴史確認)

私は1974年生まれ。小学生低学年で叔父さんから日立ベーシックマスターJr.を貰ってコンピュータをイジる。ベーマガは愛読書。コロコロ[ゲームセンターあらし]に惚れ、作者すがやみるつの影響でPC6001MkIIを購入(お年玉を3年ためた)。小学4年生のことだ。ハイドライドで大喜び。−−後年、FM7でドラゴンスレイヤーを、X1でザナドゥをやっていると思う。

その小学4年生のころ(1年くらいズレてるかもしれないが)、ファミコンが出た。初代マリオブラザーズを見て感動したものだが、買ったのは小6時のスーパーマリオだと思う。

ドラクエ出たのは中1か小6か。のめりこんでやったと思う。攻略本など売っているとは想像もせず、1人コツコツとやってた。ドラクエIIでは、ラダトームにたどり着いたときは、Iでの町の名前もイベントも全て覚えていたから、非常に懐かしかったのを覚えている。ハーゴン倒したあとに真ボスでるかと思ったら「ようやく後半のはじまり」で、心底どきもを抜かれた。

IIIが高1か。予約して並ばないと買えなかった。ゲームが、ゲームとしてじゃなくて、もう物語として感動した。よもや自分がロトになるとは想像もしておらず、後半からエンディングまでの流れは感動の嵐だったと思う。

私はリアルタイムではIIIまでしかやっていない。高校あがったころから音楽創作に傾倒し、ゲームやパソコンから足を洗っていた。スーファミもプレステも未体験のまま現在に到る。ゲーセンも、ストIIの多数ボタンについていけない世代。






ご意見ご要望及び苦情はE-MAILにて

e-mail to : jy3k-sm#!#!asahi-net.or.jp

inserted by FC2 system