よりぬき: 音楽雑記| neko| 写真| マンガ| 美術| 各種感想| 悪夢| 別の月/年
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マンガ喫茶お篭りの顛末。
泣いた。マジ泣き少なくとも4回。
ギャクマンガだと思い込んでおり、実際2巻までは中期Dr.スランプ風を思わせるほのぼのしさだったのだが、少しずつ伏線を張っているのは気づいていた。4巻以降は大きなストーリーを描き始め、数多くの名場面を描いた。
実際のところ、物語の破綻・矛盾はかなりあり。でも、それぞれのシーンがよいので、許す。唐沢俊一が紹介していた至言を思い出す。
「そもそも連載名作は、書きながら、読者や編集者の反響を取り入れながら作者自身も変化しながら作り上げるものだから、初期と後期で矛盾が大きいとかそういうことを突くのはヤボだし、逆に破綻してでも面白い連載を書くくらいでないとホンモノにはならない」(大意:記憶あいまい)
魅力的なナマモノたちと、パプワくんのまばたき1つないキリリとした表情と、「めらっさめらっさ」
ダンスがカワイイ。
シンタローは最初はナマモノたちに衝撃を受けているが、2巻ではすでに適応しているあたりがすばらしい。チャッピー(犬)をお風呂に入れた後「毛玉があるなあ、薫くんに刈ってもらいに行くか」
と自発的にナマモノ生活に踏み入れたり、そもそも食事の支度に疑問を感じなくなっていたり。ほのぼの。
パプワくんの「おまえも今日から友達だ」
は、何気なく発せされた言葉だが、物語を積み重ねるごとに意味が深くなっていって、とても心に染みる。
でも死んでしまったナマモノは、供養で食べる。「お前の死は無駄にはしない」
「さて栄養をつけたところで」
の天丼シーンが大好き。
くり子のエピソードで泣いてしまった。わたしはサンタに弱い。
3巻時点で、すでにパプワくんの秘石眼やら地下装置やらの伏線が張ってある。どこまで考えてあったのかはわからぬが、立派なり。
ラストのパプワくんが病気になる話。奇しくもまた くり子が出てくる回なのだが、ここでも泣いてしまった。シンタローの真剣な男気に打たれる。
シンタローとパプワくんの別れのシーンでは、もう滂沱。前ふりの「ごちそうさま」
でジンワリきて、高台のシーンでは涙が止まらない。よくある展開なのに、やっぱり泣く。定番は強い。
パプワくんがあいかわらず無表情でマユ1つ動かさないあたりが憎い。
コタローにまつわる意外なシリアス展開にびっくり。 唐突なるシンタローの死および幽霊化、その後の展開にもびっくり。 こんなマンガになるとは。
ナマモノたち再登場。物語がちょっとシリアスに傾倒しすぎていたので、こうやってカウンターバランスを撮ってくると助かる。
また くり子の物語で泣いてしまった。写真をもらったパプワくんが、シンタローの叔父に向かっていわく。
「シンタローの写真をいつも持っていたな」
「ああ、大切なものだからな」
「ポケットがないから、ぼくのも持っといてくれ。僕の大切なもの。」
シンタロー復帰シーンも滂沱。シンタロー自身の苦悩と涙の告白も胸を打つが、それを受けるパプワくんのセリフがよすぎる。
「シンタロー、泣くのって悪いことか?
ボクはじっちゃが死んだとき、なけなかった。エンドウくんのときも、くり子が帰ったときも、泣かなかった。
でも、お前と別れたとき、僕は泣いたんだと思う。
ボクは強くなったよ、シンタロー。」
なんとりりしい表情をすることか! 1巻ではこんな展開、想像もしなかった。ページを閉じて数分泣いた。
パプワくんの「これ以上島を傷つけるな」
というセリフが印象的。
最終話。赤の石が言う。赤の力を使えば青の石の力を中和できるが、「かわりにシンタローと別れることになるでしょう」
。それに対して。
「赤の石よ、お前の言うことを聞いたら、みんな助かるか?
みんなが助かったら、シンタロー すごく喜ぶな。
シンタローが喜ぶんだったら、僕はなんだってガマンできるぞ」
この晴れやかな笑顔のアップに、またページを閉じた。このマンガで、こんなに何度もマジ泣きするとは思わなかった。
石の力を発動させるシーンでも。
「いつかその言葉を言わなきゃいけない日がくるのは知っていた。でも、お前の前では絶対に言わない。」
シンタローらと離れ、1人地下施設で、そのキーワードを言う(あえて伏す)。そのキリリとした表情で、また泣いた。
2人のシンタロー問題は解決してないし、そもそもラストでパプワ島が再移動したからといって何かが解決したとも思えないし、実際には話はぜんぜんまとまってないのだな。あえていえば、いちおう赤と青が中和したのでコタローの暴走が止まった…のかな。
でも。上記のとおり。こんだけ感動できたのだから、ぜんぜんかまいません。
−−続編として[PAPUWA!]ってのが出てるのね。どういう設定になっているやら。困ったことに笹塚マンガ喫茶にないのだな。目黒聖地行かねば。
ところで、ドクター高松は4万円返したのかな。
少年画報社|アニメ版サイト|いちおうamazon
少年画報社1998〜|1|2〜4|5〜7|8|hellsing卿
(アニメがあったことは今知った。)
ゴシックホラー。解説は上記アニメ版サイトを読むとわかる。
絵柄の耽美な暗さとエグさ、主人公吸血鬼アーカードの表情の邪悪さ、それでいてキレのよい悪の葬りかたが気持ちいい。スプラッタな恐怖感はあまり感じず、プロットのよさ・台詞回しや設定のうまさが伝わってくる。−−1巻では婦警が吸血鬼化するのだが、彼女の能天気なキャラもこの話を救っていると思う。
たとえば。
「マスター、なんなりとご命令を」。しびれる。
「ごていねいに祝福洗礼された剣だ」と脅威を認めるところが、なんとなく好き。
「わが血を吸い、自ら行動する吸血鬼となれ」とメッセージを書くところ、最高。
「先代は私をARUCARDと呼びました」
−−アーカードというのも、当然本家吸血鬼たるARUCARD伯爵のことで、そういうのやら宗教問題やらをいろいろ下地にして書いているところが面白い。
内容がどうこうというより、その場の絵が状況のカッコよさを楽しめる作品。続きが楽しみ。
(なお、巻末の筆者あとがきによると、当人エロマンガ出身だそうな。少年画報社、いまそういうの多いな。)
6時就寝。10時起き。見事な晴天。布団干し。コタツで寝なおし。12時起床。
まず新宿をブラブラ。ヨドバシ。
重たいが、なんというか「ミノルタがんばった」
。名機α7にとても近い操作感。中央を押して回すダイヤルが懐かしい。大きな背面液晶も残しているとは思わなかった。ファインダーも*istDより少しだけ大きいかも。AFのスムーズさ・速さは健在。正直感動した。−−シャッター音もパチリと好ましい。*istDのシャキイッ!ほどではないが、EOS kissデジやNikon D70のゴトリとした音とは格段の差。
でもハイパーマニュアルの使えないカメラにはもう移動できない。ごめんねミノルタ。
FAは600gもあったが、D-FAは345gと圧倒的に軽減されているのに驚く。見た目も美麗。でも68k円では手が出ない。
DA18-55をイジる。ファインダー時点では印象よかったが、帰宅してデータを見たらアウトフォーカスの破綻がひどかった。これならFAJのほうがよい。
今日は使ってないが、sigmaは18-125DCやら18-50mmF2.8DCなんぞを出していて、いつも鋭意的でえらいと思う。12-24は心底驚いたものなあ。
lexar40倍512mbCFが9700円だったので、ポイントを使って購入。いま最先端は80倍なのだな。おかげで40倍がほどよい値段になり、ラッキー。これで1日撮影続けてもHDDは持ち歩かなくて済む。
中野フジヤに移動。 マニュアルレンズのM100F2.8と、 AFレンズのFA100mmF3.5macroを試す。 前者9600円(ヤケありキズあり)、後者16800円。非常に悩む。
ボケもキレもMのほうが明らかにいい。しかもこのFA、コシナのOEM。でも、やっぱり私はたまにMFを外す(液晶で確認:F4時ほど酷くはない)。40分ほど悩んだすえ、結局FAにする。
自宅に戻ってデータを詳細に見ると、やっぱりMのほうがいい。このFAからは立体感やら空気感やらを一切感じない。PENTAXのレンズじゃないみたい−−コシナかあ。
とにかく明日野外で実写テストだ。ダメなら売却してM買えばいい。そしてMFの腕を磨こう。
私についてくれた店員さんもPENTAXひいきだそうで、*istD話やオールドレンズ話をする。楽しい。ヤケの悪影響がデジタルだとほとんどないことも説明していただく。多謝。
いい話だ。土壌は生きている。ひさびさに林学のことを思い出した。大学時代、わたしは土壌学大好きだった。
そのことが、番組を見ていれば実感できた。いい番組だ>DASH村。
土壌は重要。たとえば。土が痩せていれば、雨は表面を滑って流れ、すぐに消える。一方、土が富んでいれば雨は地中に吸収され、地下水や緩やかな川として安定供給される。めぐりめぐって都市部への水供給を安定させる。−−森林効果のごく1側面。森林が土壌を作ることで、水道で水が飲める。
大学当時も、林業従事者の現象や森林衰退をどう食い止めるか日々議論がした。
10年前、そんないい番組はなかった。−−いまは鉄腕DASHがある。自然の強さと大事さを教えてくれる。
いいなあ。
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DENON CREST1000、さらに値下げで893円。1991年。
かの有名な表題曲を聴いてみたくて購入。でも、あまりにムーブメントがなさすぎて、最初はついていけなかった。現代音楽は難しい。
(1)[弦楽のためのレクイエム]は最高に気持ちいい。主題メロ(ゆっくりだか明確なムーブメントがある)を、白玉長音の音の塊がふうわりと包み込む。弦楽のみで、上述のとおり長音ばかりで、小節的なリズム提示はまったくない。とても不思議で、でもしっかりと美しい。
これをぼんやり聞くうち、CD全体もぼんやり聞けるようになった。琵琶・尺八の雅楽風味(表題曲)の混じったオーケストラが気持ちいい。ただ、環境音楽的に聞いているので、ちゃんと価値を理解しているかというと怪しい。
マグロほほ肉の竜田揚げ 千切りキャベツ ごはん 味噌汁(たまねぎ+もやし) かぶらの漬物 切り干し大根
マグロほほ、なぜかクジラっぽい懐かしい味がした。美味。かぶらが甘くて、今日も幸せ。
ご飯減らしてもらうの忘れた。腹7分目計画、実行せぬまま何日も経過中…
平凡社|amazon|野生動物][のら][日本犬]
ひれ伏した。−−先日に見た[のら]よりサイズがでかいし値段も高いが、購入。1260円。
著作権的にマズいが、サムネイルのせちゃう。ぜひ実物を見て、みなさんも購入してください。
問題は、でかすぎて仕舞えないことだな。ほぼB3サイズ。
(いまネットで調べて気が付いた。[日本の猫][ニッポンの犬]は平凡社。[野生動物][のら][日本犬]は日本出版社。漢字かな混じりのルールがなくて困る。)
カレンダーとしても凝っていて、「時候のあいさつ、陰暦の月日、月の満ち欠け、二十四節気、月食、晴れと雨の得意日、全国のお祭りなどがわかる、季節を楽しむ風物カレンダーです」
(引用)。
全体に大きな不可はなく、大きな長所もなく。遠景も近景もほどほど。
同じ場所を撮り比べると、色合いはやはりM75-150mmF4のほうが深みがあって好み。でもピントミスはやはり多く、それを差し引いたらFA100/3.5を上手に使いまわすのがいいかも。
バイク:前者がFA100/3.5(実F5.6時)、後者がM75-150/4。ほとんど差異が分からない。ということは、抜群に気に入っていたレンズと同様に使えるということか。ボケやシャープさも、両者ほとんど差がない。…冷静に考えると、単焦点としては悲しい現実かもしれない。
色合い。一見よさそうに見える。が…
同じ花をsig24/2.8で撮影。明らかに色ノリがいい。−−実際にはsig24はおてんばさんで、fa100/3.5は面白みがない分安定しているといえる。
もっとも、わたしは望遠で撮影したネコ写真は、あまり好きじゃない(下記)。できるだけ広角で撮る。そう思えば、サブの望遠レンズはこんなもんでいいのかも。
昨晩、中野からの帰り道(徒歩)。公園にクロ(やっぱマユゲ黒だ)と岡田君がいるので、私もベンチに腰掛けてボーっと見物。
したら、餌かと思ったのか、どこかから親子連れネコがやってくる。この親、bossヒゲのシロクロであった。ひさびさに再会。しかも子猫2匹のうち、1匹が受け継いで見事なbossヒゲ。残る1匹はクロ。どちらも小さくてカワイイ。それほど病気っぽくもない。安心。
昼間に遭遇できるかと今日のテスト撮影でも探したが、おらず。残念。いつか撮影できるといいのだが。
高校からの親友TiSiと鳥良@原宿へ(TiSiの職場の都合で原宿)。
味噌煮込みもあるとは思わんかった。なかなかのクオリティ。手羽先は、宝の蔵とどっちがいいか悩むところ。下品にたくさん食べたければ、宝の蔵かも。
手羽先唐揚げも味噌煮込みうどんも、愛知のソウルフード。すがきやとこれがあれば幸せ。
余談。夫婦+3歳児くらいの一家がいた。コタツ席に親が座るや否や、子は直立して腕を左右にピーンと伸ばして飛行機の姿勢。なにをしているのかと思いきや、上着を脱がしてくれるのを待っているのだ。その待つ表情の真剣さが、とてもカワイイ。TiSiは父親だけに、ひとの子までさらにかわいく見えるらしい。そういうものか。
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新宿で1・2を争って美味いと評判のコーヒー屋。1杯1000円(+税)。過去に何度も行くが、わたしはミルクコーヒー(カフェオレ)しか飲んだことがなかった。最近ようやくコーヒーの味が分かるようになったので、今回はブレンドを頼む。
結果。香りよし、渋みよし。うまかった。幸福。
BGMはずっとバッハだった。それも嬉しい。
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ギルの写真は久々に満足のいく写真になった。Exilim。
それにしても、この黒のノリの綺麗なこと。いっしょうけんめい露出補正しながら撮影している成果だとはいえ、Exilimバカにできない。
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いつも行く妙法寺のすぐ近く。たいした写真じゃないが、記録で。
いつからかしらないが、[第三の男]になっていた。エビスビールのCMソングだ。いくらなんでもそこまで癒着せんでもいいのに…
(w/toy1氏。もともとは[世界のやまちゃん]に誘われたのだが、わたしはあそこは(愛知の記憶で)辛いばかりで旨みが感じられないので、店変更。ひさびさにニイハオへ。)
水餃子・麻婆豆腐・ロールイカ唐揚げ(写真)・豚耳・A菜・海鮮おかゆ(写真)。
話題はなんだったか忘れた。いろいろ。−−台湾旅行を勧められる。あと地中海ネコ写真ツアー。もちろん私1人で、自費で。実現したら楽しいだろうが、わたしは言葉が通じないところに行くのが苦手でねえ。
最近は食べ物のことは極力書かないのだが、例によってニイハオは客がゼロだったので、潰れると困るので宣伝がわりに記載。
みなさま、ニイハオ行ってくださいませ。台湾料理屋、小皿で注文しやすく 安く 味も最高。ただし場所が分かりにくいので、いつもガラガラ。−−場所は目黒鹿鳴館の2つ3つ奥。
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16枚で合計5600円。一番の高値がCAN【tago mago】700円というのが笑える。クラシックは1枚だいたい200円。TLCや2pacは100円。
その入金で、初期のスピッツ+Jimmy&Wes+バッハ(リヒター)を買う。プラマイで出費に転ぶ。
去年の熊手の返却のみ済ます。今年は買わず。
うまいが、甘口が昔よりさらに甘くなっていた。次から0辛(中辛)を食べよう。
マンガ棚から、藤子F不二雄[SF短編集](うろおぼえ)の[ファウストなんとか(忘れた)]を読む。面白い。たまらん。いつかカンビュセスとミノタウルスも読まねば。
実は今日、その2者を紀伊国屋アドホックで探したのだが、意外にも無かった。ふくふくふにゃーんの新刊もない。案外たよりにならぬ。>アドホック
メールをもらったので、ひさびさに見られる。
今日の[my favorite thing]はとても出来がよかった。アレンジ方針はこの1年くらい同じで、ユレの6拍子swing。なのだが、今日のビートの重さとユレの心地よさ、ベースとバスドラムの心地よさ、ソプラノサックスのフレーズのよさは一級。
イントロから1stソロで十分しびれまくった。なのに、テーマ再現後に転調してビートも12に聞こえるように変更してのハイテンポドラミング・ブロウ合戦で、さらに燃えされられてしまう。ひさびさに音楽に陶酔。−−実は今日は朝から鬱の具合がよくなかったが、それもふっとんだ。
あまりの良さのためか、客(足を止めて聞いていく人)の数が目黒での通常の倍くらいいる(50人以上)。最後のドラムソロ(渾身! ボジオもかくや)は、終了後に観客から拍手が飛びまくる。
お布施もたくさん入ったようだし。CDもたくさん売れたようだし。今日はよき日だ。
sax斉藤さんから「魁! クロマティ高校のアニメ版の音楽を担当しているバンドが実はプログレバンドで、聞くと面白い」
と紹介してもらったのだが、バンド名を失念。ごめんなさい。
(追記11月28日:美狂乱だ。偶然Web上の知人の日記で発見した。「初期クリムゾン系」
と言っていたので間違いない。)
(余談:その友人、高円寺の喫茶プログレに行ったとか。世の中にはそんなものがあるとは…)
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なんでこんなに胸を打つのだろう。あまりに良い声。シンプルだけど良いメロディ、良い歌詞−−夏と少年時代の思い出。
ピアノの単純なブロックコード演奏を基本にしながらも、のびやかな陽水の声と、随所で贅沢に絡み繰るストリングスで、聞き手を離さない。間奏だけドラムロールが入るのも見事なアイディア。
一生にいっぺんくらい、陽水の声になって歌ってみたいものだ。
宣伝文句いわく、《全肯定ソング》。まさしく。単純なミドルハイテンポのロック。バンドかけあいの「ええねん」
の繰り返しと、トータス松本の強い声での主張で、言葉が強く響く。しかも切なく。
「なんも言わんでもええねん なにもせんでもええねん 笑い飛ばせばええねん 好きにするのがええねん」
「後悔してもええねん また始めたらええねん 失敗してもええねん もう一回やったらええねん」
「アイディアなんかええねん 別になくくてもええねん ハッタリだけええねん 背伸びしたってええねん」。
切なく響くにはわけがあって、実はコード進行がちょっと捻ってある。4小節目の意外なマイナーコードのおかげ。D-A-Bm-F#m|Em7-D-A-A7。わたし(アマチュア)なら単純にD7にしてたことだろう。
そういう音楽技巧に支えられて、この名曲は胸に響く。−−素直に励まされてます。
single購入したとき(2000年)と感想は一緒。再掲。
rah mix版は、オリジナルよりもちょっとアップテンポ。ドラムがクリアに調整されている。シンセがよりセクシーシンセに変身している。そして、間奏で声のサンプリングが踊る(笑える)。
オープニングのフレディのモノローグ「you say "newyork is dangerous"...」がヘンにゲイ-チック。自己パロディともとれるくらいに、すんごく「こやつら」っぽい。
今日もやはりゲイっぽいなあと思った。そして名曲だとも改めて思う。大好き。
このsingle、カップリングが[ボヘミアンラプソディ]と[thank god it's christmas]。フレディの歌いっぷりとコーラスを楽しむのに便利な1枚。
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名バラード。
コードを取って驚いた。AメロはトニックGで、歌メロがシ(3度)をのびやかに使う。ずっとその音をコードノートに入れながら、4小節目でとても不思議な響きの和音を出す。判定するのに15分ほどかけたが(ひさびさに楽器出した)、たぶん以下であってる。−−そのあとは素直だが、2小節でブツっと切ってしまう。このへんビートルズ風。
Bメロに入ると、ひそやかに転調してトニックD(Bm)になってしまう。短調展開。「知らないまにボクも悪者になってた」
部分のせつなさに驚く。
2ループ目ラストでは、調を戻すために強制的な異常展開をする。そこで初めてボーカルコーラスが入る。美声。−−この異常展開もビートルズ風。
これだけの美コードを使うからこそ、こんな歌詞が切なく響く。
「うめぼし食べたいーーーーうめぼし食べたい僕は|今すぐ君に会いたい」
カバーアルバム【一期一会】で奥田民夫がこの曲を選んでアカペラアレンジに挑戦した気持ちが良く分かる。でも民夫のほうが負けてる気がする。
−−オリジナル版は、Aメロがアコギだけ、Bメロでは木管・弦楽が切なく絡む。名メロ、名演奏。
1stは、この曲以外は弱い。まだバンドのやることが固まっていない感じ。[タンポポ]が少し好きか。
余談だが、[ヒバリのこころ]は、Aメロで見事なユニゾンリフを決めてて、ロックとしてカッコいい。こういうのは【三日月ロック】【ハヤブサ】までやれないのかと思ってた。
1stよりも、演奏力・作曲力・歌唱力・曲幅どれも段違いに上がっている。5th4thよりもうまいくらい。純ポップ系もロックポップも、どれもスピッツらしさあふれる佳作。メロが綺麗、コードが綺麗、演奏がそつない。
「天使から10個預かって」鈴虫を飼うという言葉の世界は、見事なマサムネ節炸裂。
「ミーコの声は誰よりも強い だけどはかない」という言葉世界はうまい。
「そして君はこない 待ち合わせの星へ」と見事なマサムネ節。
という感じで、前半は文句なしにレベル高いのだが、中盤以降ダレて流してしまう感じ。悪くは無いが、もともと趣味のストライクゾーンから離れた場所にあるので…
ジャケットがすごくお気に入り。真っ赤なバックに、オレンジのネコが、画像エフェクトで左右ブレして太くなって、ドテンと構えている。それに対して「名前をつけてやる」
という鮮烈なタイトル。うまい。
まごうことなき傑作。弦楽・木管・ヴィフラフォンとのバランスの良い豪華な競演で、ふだんと違う、でもスピッツらしい世界を見事に構築している。ひれ伏した。メロもどれもスピッツらしい美しき佳曲そろい。そしてどこか暗い。
「君は小さくて|悲しいほど無防備で|無知でのんきで|やさしいけど嘘つきで|もうすぐだね 3月の君のバースディには|ハンティングナイフのごついやつをあげる 待ってて」。あいかわらず、冷静に考えたら病的。それが美メロ美演奏でソフティケイトされて出てくる。快楽。中央の短調の響きを生かしたコード進行が素敵。−−難しすぎるので採譜せず。
「月のライトが」部分。−−やっぱり難しすぎて採譜せず(当該部分そのものはVIm-IIIだと思う)。
verve、発行年不明。
オルガンとギターのビッグどうしの競演。ジャケット、腕をクロスさせてサンドイッチをほうばっている写真が強烈。
音楽は、ビックバンドを従えての2人のソロ合戦。テーマ部は贅沢なアレンジでも、ソロ部は基本的にブルース。それが嬉しい。
ところが。wesのソロは文句ないのだが、jimmyがちょっと突っかかる。ほかのアルバムでの彼はもっとフレージングいいと思うのだが…。 もちろん悪くは無いが、ちょっとバンドとなじみが悪く感じる。聞き込むうちに慣れるか?
なお、2人ともバッキングセンスも非常にいい。勉強になる。
公式|2004-10-21|2004-10-10|2004-05-22
“昔の感想”を読んでたら、このときも円盤の歌詞を書いてた。私、よほど好きなのだな。公式サイトを発見したので、メモしておく。
楽曲は、実にポップなロック。大仰ゴージャスな伴奏がプログレ屋の魂か。
「好きか」
と問われれば、「音楽自体は並」
と答える。でも、このタイトルと歌詞のセンスが大好き。
すぐ逃げる。目つきもおびえている。−−前撮影したけどボツにした写真を掲載。
(写真番号を見てビックリ。古いほうはFA35mmを買ったときの撮影で、3470番。いまのが6440番。15日で、もう3000枚近く撮ったのか。今年2月に番号リセットしたから、9か月分とつりあう。恐るべし>単焦点の楽しさ+自分の時間の注ぎ込み具合。)
撮影2週目。もう怪しい部隊は去っている。けどネコがいない。しばらくボーっとしていたら、珍しくオッドアイがやってきた。模様からして、前に撮影したのと同じ。太ったな。
おびえ気味だったので望遠FA100でのみ撮影。多少寄ってFA35に切り替えようとしたら、スタコラされた。立体感のない、面白みの無い構図だが。ネコはかわいい。
[calender]
ネコ屋敷で撮影中、おじいさんににこやかに見物される。「こっち側から撮ったほうがいいんじゃないの」
「それ広角だよね」
など、写真を分かっている風のことをいろいろアドバイスいただく。
撮影後、会話しばし。ポケットから最近の紙焼きワンセットを取り出す。富士山の風景、いろんなユリ、綺麗な池と霧など。うまい。さすが。写真を撮る楽しさや苦労を、実ににこやかに語る。いいおじいさんだ。
ASAHI PENTAXのユーザーだとか。*istDを見せたら「そんな新しいカメラがあるんだねえ」
と驚いていた。
レオンハルトのsix partitasが1260円に落ちてる。そのほかvirgin2枚組みがこぞって1260円。1ヶ月前に1750円で買った私の立場は。−−BOXセットは消滅していた。
でも、リヒターのサンプラーが1450円に値上がりしていた。プラマイゼロ。というか、不思議な方針転換。
brian wilson[smile]、洋版が2980円、邦版が2680円。「そんなバカな!」
と、めずらしくinfobarからamazonをチェック。ほら1780円だ。どうしたのか>タワレコ。もう買わないぞ。
ジャニスのベストを見て悩んだが、けっきょく買わず。余談だが値札が1770円のと1490円のと2種類あった。タワレコ混乱中。
初期作品のベスト。
打ちのめされた。言葉がない。ハマる曲は、メロ・コーラス・演奏、どこをとっても素晴らしい。趣味じゃない曲も、質が高いのは認める。
(最近の山下はたまに“歌が主張しすぎてオケとかみ合わずに気持ち悪い”“コーラス屋としては最強だが、メインとしてはどうか”と感じるときがあるのだが、そういう問題点は本作には皆無だ。)
噂どおり、1stの海外一流スタジオミュージシャンにやらせた演奏はすごい。[windy lady]のソリッド感は、もう言葉では言い表せない。表題曲[circus towm]を別途聞いたことがあるが、これも音の楽園のような極致だった。やはり1stは買わねばならぬか。
その一方で、これより後期の【MELODIES】の[高気圧ガール][メリー・ゴー・ラウンド][クリスマス・イブ]も好きだし。いっぺん総ざらいせんといかんかな。
今回気に入ったのは、ファンキーポップ中心。
ライナーノーツを当人が書いている。これがまた音楽オタク臭くて、気持ち悪く感じつつも気持ちいい。
音楽引用で私がちゃんと理解できているのは、[あまく危険な香り]でのCurtis Mayfield[Tripping Out]くらいかな。これでは「あれ、それしか分からないの」
と鼻で笑われてしまいそうだ。
(この逸話そのものは大滝詠一のものだったかな。)
[calender]
ドームサイズの超大皿クリームグラタン。公(大使閣下の料理人)が飛行機から弟子に指示を出して作らせている。大空からなにか素材を落としてできあがり。それが公の、大使館料理人としての最後の仕事となる。
エンディングは、2人目の子が生まれていて、その子らにグラタンをよそい分けるシーン。犬がいて、庭で走り回っている。
マンガの夢を見るときは、これまではコマ割りありページめくりありだったが、今日はアニメであった。半分は[愛のエプロン]の影響。でもナレーションは加藤みどり(サザエさん)の「なんということでしょう、料理人はこれこれの演出を用意したのです」
(劇的ビフォーアフター)。
なお、このシーンの前は学校で、小学校の同級生miuちゃん(おとこのこ)と廊下を走り回っていた。その前は体育館のような広い教室のようなシーンで、元同僚kbr氏がイベントで挨拶をする。
さらに。グラタンを作った後は、蒼天航路の張飛をつれて、居酒屋で接待した。わけがわからん。
牛スジ煮込み(ジャガイモ+タマネギ+ネギ+ニラ)
ナムル キャベツ キムチ ごはん 味噌汁(白菜)
コーヒーゼリー(セット)
煮込み、タマネギのおかげか甘くて幸福であった。 ごはん少なめで頼んだのだが、ジャガイモもおかげで腹パンパン。
ここのコーヒーゼリーは濃厚でうまい。苦味とコクと甘み。
セットは杏仁豆腐の日とコーヒーゼリーの日があり、
でてくるまでどっちだか分からない。
コーヒーゼリーだと私は「あたり」
だと感じていますです。
やっぱりアサヒカメラは質が高いなと思う。記事も投稿も、製品レビューも。いまはペンタ*istDSとオリE-300、そしてニコンF6の話題で燃えている。−−なにげにオリμ-miniも大人気。
カールツァイス本社や発祥地イエナを訪問したレビューがある。燃える。
実はツァイスイエナにはM42マウントレンズがあって、マウントアダプターを介して*istDに付くのだな。M42物欲は封印していたのだが…
私の目指すネコ写真は「ネコが生活している空間ごと伝えられる写真」
だが、最近アップばっかりだったなと反省。あたりまえだが、岩合さんは見事だのう。
DA16-45のころは、ほっといても生活圏が入ってきたものだった。やっぱ超広角を1つ…いやそれは甘えだ。工夫が足りない。たとえば11月13日の岡田君のスタコラはうまくいった。
とんがり花びらが印象的。
アップは、前者が100mm、後者が24mm。角度が違うのでそのまま比較はできないが、100mmは範囲が狭いので背景が整理されてて、24mmは周りまで写りこんでいる。どちらがいいという話じゃなくて、練習・お勉強。
ARCHIVレーベル、72年
どれも深くて柔らかくて聞きやすくてたまらぬ。もっと早くリヒターに接すればよかった。
カンタータの感想を書くようなボキャブラリはないが…
「シーーー ッレミファ ミレドシ レッドッ」
「(コード展開)ドーーー ッ(以下略)」とすばやくフレーズを移調展開しまくるのが心地よい。ベースラインの動きかたも素敵。惚れ惚れ。声楽部も2パートポリで絡み合いまくる。濃厚。
「ドッドド ドドソソ ミミドド ミミソソ ドー」という恐ろしく単純なフレーズながら、恐ろしく重厚濃厚。個々の曲もいい。
中古で700円。ほかにもたくさん700円だった。定価でも1500円。クラシックは名盤が安くて助かる。
ACCENTレーベル、1993年録音|昔の感想
対比でクイケンのを聞きなおす。録音が新しいこともあり、またバス独唱およびバス・ソプラノ2人のみ歌曲であることもあり、器楽部も声楽部も1人1人の音がキリリと立っていて、実に気持ちいい。手元にある数少ない短調のカンタータで、ものがなしさとポップさの同居が気持ちいい。名作。
昔は#49のオルガンの音が気に入らなかったが、いまは個性として聞ける。
シンフォニア部は最高にいい。−−ところでこのシンフォニア、CMや街頭でよく聞く。たぶんほかのコンチェルトかなにかで使いまわされていると思うが、何の何番だろう。
TV放送版。実は初めてまともにゴジラを見る。
おもしろかった。燃えた燃えた。イントロの謎の巨大生物チェイスでハート捕まれた。レーダーと飛行機のプロトコルに燃え。そういうのの積み重ねが大好き。雪風のアニメ版よりよほど神林的に燃えた。−−あと、ゴジラDNA注入画面の英語メッセージ端末にも燃えた。単純だ>自分。
とくに前半。しっかりと意味あるイベントが立て続けに起こる。小美人によるテーゼ提示「人間は死者の魂に手を出すべきではありません」
、いきなりのモスラ登場、機龍の修復と操作部隊にまつわるエトセトラ、首相の決断など。映画として話がしっかりしてて、映像にも破綻がなくて。人間模様の描きかたがうまくて。−−ちゃんと映画館で見ればよかったな。
《巨大生物がいるという日常》の日本が描かれていて、面白い。ニュースでの報道。自衛隊の発表。記者の質問。民間人の怯え。そして海に流れ着く巨大怪物の死体。なかなかスリリング。−−海中を泳ぐゴジラが滑らかでカッコいい。地上より段違いにいい。
モスラの死を覚悟した戦いを見て、首相である中尾彬が決断する。
「われわれは、われわれを守ろうと戦うものを見殺しにはできない。われわれは、臆病者ではない! 機龍を投入する!!」
ここがカッコよさのクライマックスであった。
中盤以降。特撮部分(とくにレーザービーム台)がミニチュアなのがモロ分かりで、ちょっと萎え。でも十分騙されて楽しめる範疇。−−ゴジラとモスラの戦いまでは。
しかし。機龍の1stバトル。これはいただけない。かっこ悪い。なんかもっと見せ場はないのかね。
そこで萎えるが、中条さんが現場で「私に修理させてください!」
と申し出るあたりで、また盛り返す。修理スタッフと無線でやりとしながら、応急処置で使えるケーブルを探したり、プログラムを変更したり。
−−この映画の視点は、人間vsゴジラなのだな。そう思ってみれば、最後まで実に面白い。メカゴジラvsゴジラだと思って見ると、いまひとつ萎える。
2ndバトルはなかなかよかった。また、暴走に見せかけて、ゴニョゴニョするあたりも(いちおうオチなので秘す)。見事な人情モノ。
(ところで。機龍のメインパイロットおよび吉岡美穂、いる意味あったのだろうか。演技もなってないし。)
短いスタッフロールのあと、DNA的なCGが流れ、緑の培養液が画面に提示される。それが入ったカプセルには、初代と思われるゴジラの年号と名前の刻まれたプレートが。そして放送される、培養開始の謎のアナウンス。
−−この終わりかた、カッコいいなあ卑怯だなあ。
だがしかし。次回作FINAL WARSは、なんと人間による肉体肉弾戦なのだね。特別予告映像を見る限り、実に面白くなさそうだ。残念。
とりあえずとしては。[ゴジラ×メカゴジラ](釈由美子版)を見るべきだし、見たい。
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