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アニメ感想:野良犬は逃げ出した ホムンクルス封印 最終話 イシュヴァール内戦 中盤〜終盤|[シャンバラ]ポスターなど 感想
発売日にマンガ喫茶で読む。以下ネタバレを含む。−−普段は気にしないが、発売直後だけにいちおう警告。
(記憶がアニメ設定とゴッチャになっているので、整理するため8巻から読み直す。10巻を2度読んだので、1時間半かかってしまった。定価390+税。これなら買ったほうがお得。なんせ良いマンガだし。)
7巻以降ずっとそうだが、マンガの密度が非常に高い。前半の《セントラルでの騒動》が決着を見たとき、そこまでのスジの膨らみのよさに感嘆し、まだ単行本の半分しか読んでいないことを強く驚いた。
大きなポイント:ついにホムンクルスが《賢者の石》を見せた。このへん、アニメ版とは根本的に設定が違う。石の位置づけも、ホムンクルスの成り立ちも。わたしはマンガ版のほうが話がスッキリしているうえに、あとへの謎も残していて、好き。
焔の大佐(マスタング)が、瀕死の部下を救うため、「方法ならここにある」
とラストから《石》を奪い取ったシーンでは、「その方法があったか」
と膝を打つ思い(紋きり表現)。絵柄と勢いの良さにも感銘。残念ながらこの段階では成就しないのだが…
舞台をアル・ホークアイのほうに移した後、死んだかと思われたマスタングが再び現れたのは、心底かっこよかった。そして反撃。「死ぬまで殺すだけだ」
。しびれるです。まさかラストを倒せるとは。
もう1つ大きなポイント。《人柱》の条件。
練成陣なしで練成できるアルを見て、ラスト曰く。
「扉を開けたのね」
そのだいぶあと、《父》の前で。マスタングらを見逃した理由を問われて、ブラッドレイ大総統曰く。
「(マスタングに)扉を開けさせてみせましょう」
つまり、ヒューズの死をいたむマスタングの感情を利用して…ということか。それは怖い展開だ。
アニメ版と異なり、ウロボロス一味は《賢者の石》を手に入れているし、けして「人間になりたい」
わけではない。求めているのは《人柱》。見え隠れするのは《永遠の命》。
さて、どういった展開を見せるのか。楽しみ。
細かい点。
追跡中、アルおよびホークアイの報告を受けてマスタングが事態を把握して、こう言う。
「まるでデタラメ人間の万国ビックリショーだな」
これは2巻でヒューズが言ったセリフ(スカーとの騒動後)。憎いほどうまい再利用だ。
グラトニーvsホークアイの一戦。グラトニーは銃はまったく平気なのに、犬のハヤテがくると「あうあう、じゃまじゃまー」
と脅えるのがかわいい。−−そのハヤテ、舞台移動の際、ホークアイ(飼い主)に「ハヤテはそこにいなさい!」
と命令されて、シュタっと構えて言うことを聞くのがかわいい。
シンのご一行(名前忘れた:というかあの若さま、名乗ったっけ?)とエンヴィらの戦いで。シンも部下も非常に強いことに驚く。あのエンヴィが合計で10回分は死んでいる。シンのひとたちはすごいのだな。「こちらのおかた、中身が不思議なことになってるネ」
と複合魂を感じ取れるし。−−そしてお付のほう。最後の後姿でやっと気づいたのだが、少女のほうなのね。それがこんなに強いのか。
(「不老不死?!」
と目がキュピーンと光るシーンでは笑った。)
アル・ホークアイ一行がたどり着いた場所の扉。刻印になっている練成陣が重々しくて、非常にカッコイイ。これは後半のクセルクセス遺跡の刻印にも言える。−−中世の魔法書に出てきそうな雰囲気の円板、複雑な呪文と、気の流れのような独特の太い盛り上がり。渋い。−−アニメ版の練成陣はみな平面紋様的で軽くて、あんまり納得できなかったのだが、これ(や冥界の門の印)はほんとうにカッコイイ。
マスタングが「死んだ」
とラストに告げられたときのホークアイの行動。分かってはいたが、あの涙は心打たれた。あとでマスタング当人に「敵の言葉のみを信じて現状把握を怠るとは、私の腹心として情けない」
と叱られるわけだが。
あと、今回でバリー ザ チョッパーが本当に死滅してしまったのが残念。楽しいキャラだったのに。−−余談だが、アニメ版では正体がやさおとこだったけど、マンガ版ではちゃんとマッチョで嬉しかった。
ところで、この大騒動の9巻後半〜10巻前半の間、エドは一切カヤの外というのは今後どう響くのかな。いま情報はマスタングの元に終結しつつあるので損している面もあり、その一方でエドのみ独自の経験を重ねているという面もあり(とくに遺跡)。
当然のごとく、ロイ少尉は守られていた。丁寧に裏話が描かれるのは立派。
そして、《東の賢者》《西の賢者》伝説。遺跡に謎の刻印。−−この伝説と練成陣がどんな複線になるのか、楽しみ。なんとなくホーエンハイムの影を感じてしまうのだけども、勘ぐりすぎか。
(2頭の焔竜を中央に抱き、周囲に5つの太陽を持つ、練成陣と思われるもの。どちらのレリーフも、やはり魔道書に出てくる類の独特の描画。先も書いたが、この描画が重厚で濃厚で本当にカッコイイ。)
(エドが「第5研究棟で見たものに似ている」
というので4巻を読み直したが、そちらはただの○だけの図形だった。エネルギーの流れとして「似ている」
のかな。)
ちょっと意外だったのが、このタイミングで イシュヴァールの民とロックベル医師のエピソードが登場したこと。やはりマンガ版ではマスタングはその死に関わらないのだね。語られた《腕に刺青の武僧》は、刺青がアニメ版のスカーに完全に一致する。マンガ版もこんな刺青あったっけ? −−読み返してくればよかった。
(追記3月16日:調べた。2巻3巻の戦闘時は、服を着ていて腕を見せない。後の巻で、難民キャンプでイシュヴァールの民に助けられたとき、初めて腕が出る。同じ刺青だった。−−こういうところもアニメとぜんぜん違うのな。)
そして、さらに意外なタイミングで実現してしまった、ホーエンハイム(エドの父、そしてたぶん《父》)の再会。11巻が楽しみ。2005年7月。
昨日 大井町と品川の間で。 ピンク色の綺麗な花を見た。 遠目からは桜に見えた。
毎年、桜よりちょっと前に、このピンクの花を見る。 で、毎年名前を聞いては忘れる。 桃の花でよかったんだったっけ。
私は森林学を大学で修め、植物同定の単位ももらったが、 実習に出ていれば全員にくれる単位であり、 わたしにはいっさい同定能力はない。 コナラ・クヌギ・ケヤキは毎日見てたから、当時はさすがにわかったが…
本業は施業の研究のほうだったから、 スギとヒノキしかわからん。
で、本来はヒノキとサワラの区別をつけられなきゃモグリなのだが、《差異》は覚えていても どっちがどっちだか もう忘れてしまった。
同定作業そのものは好きなので、手元に同定用のミニ図鑑は持っている。
葉の形状や枝ぶりなど、
いろんな箇所の特徴を順繰りに見比べ、
「AじゃないからBかCで、BじゃないからCだ」
的なチェックをすれば 誰でも同定はできる。
たとえば、葉のふちがギザギザかどうか、枝別れは同じ場所で左右に出るか互い違いに右・左となるか、てなことを見てゆく。
楽しい。
ちょっとだけ。
「Googleサジェスト」日本語版が公開
「セブンアンドワイ」がブランド変更で利用者急増
「踏むと動く」
「歩くと動く」新広告BMWが都内で
「知らない」は2割以下に
「movie:」に続けて検索したいキーワードを入力すると、映画のタイトルや台詞、最寄りの映画館情報などが検索できる。
「手ぶれ補正」:C-NEWS
小寺さん:
[calender]
宙出版1993、1997、2002|1991年よりアップルミステリー不定期に連載
内容:少女 百合子が、「なにか どひゃーって驚くこと起こらないかしら」
とつぶやいて歩いていたら、本当に起こってしまった。別の時空のとある惑星。そこから人間が立ち去り、数千年後。ネコが進化を遂げ、“主”たる人間の文化を再現・模倣し、“主”の帰りを待ちわびていた。しかし事件が起こり、自分たちだけでは対処しきれなくなり、魔道書の手引きに従い《降誕儀式》を行い、この世界に百合子を呼ぶことに成功したのだ。
で、百合子はこの世界のアドバイザーになる。そのネコたちと、先駆者の生き残り(実験的な宇宙船打ち上げ時のパイロットで、浦島効果でこの時代に漂流してきた)1人とで、なんやかんかするお話。
この世界のネコたちは、人間に関する情報に飢えている。
で「え、違うんですか」
。それの繰り返し。−−そういう なんでもない なにげなさが とてもかわいい。
百合子の言葉の端々に反応し、シマシマくん(メインネコ)が「冬季オリンピック?(きらりーん)」
などと目を輝かせて再現を始めるのが楽しい。この「きらりーん」
登場以降だな、話が面白くなったのは。
ネコたちの表情がかわいい。「夏休みって1日中ゴロゴロするものじゃないんですか」
と、見開きいっぱいにゴロゴロ寝るネコを描いたり。「人間も昼寝するんですか? われわれも昼寝してもいいんですか?」
と、やっぱり寝るネコを描いたり。ネコ度満点。竹本さん、趣味で書いてるな。
正直、1巻はつまらない。それが2巻になると、物語の質も絵の質も、ネコのかわいさも格段に上がる。3巻になると、パイロットのマイヤー(ネコ嫌いで、ずっとイジワルしたり嘘の知識を教えたりしてからかってきた)のイジワルでさえ、ネコたちに「自分自身の文化」
を自分自身で考えさせるための裏の意図があったと気づかされたり。物語に深みを持たせている。
もともと、毎回独立した読みきりのつもりで書いていたそうだ。執筆間隔も1年おきだったりする。後年になって「じゃあ続けるか」
と真面目に書くようになったのか、あるいは自然にマンガ力が上がったのだろう。
それにしても のんびりした連載だ。まだたまに描いているのだろうか。出るとしたら、次は2006年か7年か。
[calender]
土日、寒いこともあり、意欲を起こせずに家で寝ている。鬱病じゃなくて怠惰だと思うが…
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アニメ感想:野良犬は逃げ出した ホムンクルス封印 最終話 イシュヴァール内戦 中盤〜終盤|[シャンバラ]ポスターなど 感想
8巻でグリードが連れ込まれたとき、ウロボロス一味の名前に漢字を当てる形でセリフが書かれていた。それまで彼らの名前の意味など考えていなかったので、とても感銘した。たしかに辞書を引けばそう書いてある。
そして10巻、声だけの存在だが「プライド」
というのが登場した。エンヴィらより格が1つくらい上っぽい。これも今後の楽しみ。
そいういえば、エンヴィ(変身能力)の《真の姿》(醜い姿であるらしい)が あとちょっとで見られるところだった。惜しい。−−アニメ版では、血縁がらみのつまらない正体だった。マンガ版ではその設定はもうありえないので、さらなる深みに期待。
akさんが教えてくれた。これはキリスト教の[7つの大罪]だそうな。言われてみれば。
ということは、プライドは「傲慢」
か。
[calender]
あ、ホワイトデーだ。縁がなかった…
今日は風が冷たい。17度までいったあとの9度の日々は辛い。土日も寒かった。そりゃ寝込むわな。
小学館フラワー1989〜|1〜3感想|4〜5|6〜8|9|雨に似ている
内容:はじめちゃんはソバカスのある普通の女子高生だが、弟は美形の5つ子。たまにTV取材が来ていたのが縁で、とある栄養ドリンクのCMに出ることに。それが芸能プロダクションM2社長の目に留まり、アイドルグループA.A.O.としてデビューすることに。尊敬する先輩WEも交えて、ドタバタとコメディの人間模様を描く。
はじめちゃん家は実は貧乏の苦労育ち。5つ子が素直で明るくて、誰にでもにこにこと挨拶をして、返事がない先輩に「挨拶できない子はダメな子だって お姉ちゃんが言ってたよー」
と屈託なく注意したり。そういうのがかわいい。その誠実さとスレてなさと、芸能界の対比が面白い。
5つ子がアイドルとして苦労してでもやっていこうと決めた理由が、「お姉ちゃんの大学進学の学費を稼いであげたいから」
だったり、お姉ちゃんが5つ子を(すったもんだと叫んだり殴ったりしながらも)人間的に豊かになるように躾けていったり、そういう家族愛が美しい。ツボ。
最初は先輩WEサイドから確執があったが、すぐ友情に変わるし。この2人もそれぞれ性格にクセがあって、カッコいい面とかわいい面と、素顔としてのやんちゃな面が混在してて、魅力アリ。
総合的に面白い−−購入には至らなかった。文庫350円はちょと高い。
作者が はじめちゃんに自分で言わせてるけど、
「このマンガ、タイトルがぜったい間違ってる〜」
(タイトルから内容が分からない)
やね。でも はじめちゃん いい子だから いいのだ。
(追記:3月15日:この感想は、続きを読んだらひっくり返された。→3月15日)
どちらも中型店舗。品揃えもまあまあ。余談だが、北千住はTSUTAYAと合同店舗。珍しい。
両店舗とも、人気商品は重複在庫が異様に多い。[鋼の錬金術師]はどれも4冊以上あるし、350円と高め(方南町では250円)。綾瀬店[ブラックジャックによろしく]に至っては、棚1列すべて1巻、次の棚2巻…という有様。すごい。
それでも、全体としての在庫幅はかなり広い。五反田店とはレベルが違う。北千住は比較的新刊中心。綾瀬はマニアックなものも小説も多い。カルバニア9巻もあった(すでに持っている)。
北千住では[カスミン]全4そろい+[新カスミン]1・2があるので驚く。亀戸あづま以来の遭遇。綾瀬は[ヤダモン]前後そろいがあって驚く。まんだらけ中野以来の遭遇。
北千住に[アップルパラダイス]1巻がまたあった。105円。まんだらけで500円の品。そんなに焼けてないし、背取りしたろかと思った(50円くらい儲かるかな?)。
(休憩で入った北千住の喫茶店、500円のココアがドトール以下だったのが今日の唯一の反省点。)
一般的な目薬の約60倍の粘り気を持つ。 普通の目薬はさしたら流れる感じがしますが、この目薬はその場でたしかにたぷたぷと留まります。強力。
そしてそれとは無関係に、結膜炎かなにかでこの数日 朝めやにで目が開きません…
[calender]
ブクオフ高田馬場→ブクオフ高田馬場北→切手の博物館→ブクオフ目白。
小学館フラワー1989〜|1〜3感想|4〜5|6〜8|9|雨に似ている
文庫5の頭、通常コミックス7のラスト。
はじめちゃんは、成長した弟たちにはもう自分は要らないのではないかと悲しくなる。それを見たWEの瑞樹は、コンサートステージにゲストとしてはじめちゃんを上げて、ファンに紹介する。いろいろ紹介したあと、「A.A.O.の事実上の6番目のメンバーです」
と〆る。
それに対して、5つ子は「違うよ」
と答える。
「ちがうよ、はじめちゃんが1番なんだよ」
やられた! ここまで長い時間をかけて温めて、ついにタイトルを使った。しかも絶大に効果的。おいちゃんはブクオフ店頭で泣きました。
ちなみにWEでは私は亮派。 瑞樹はふつうにかっこいいだけで、 いいひとだと思うけど とくに惹かれず。 やっぱ亮のがかわいいし面白いし生い立ち複雑だし、いいキャラだと思う。
話の区切りはオリジナルコミックスのほうが断然いいが、文庫版は各巻末にいろんなひとの[はじめちゃん]に対する愛のあるエッセイが載っていて、それも楽しめる。いいマンガだ。
今日の移動経路を地図で確認していて、偶然見つける。
案内看板は鳥が切手をくわえている意匠+切手の銅人形。トイレの看板も銅版切手。すごく雰囲気がいい。
構成:
今回の展示は、切手で使われた[絵画の巨匠たち]。レンブラントやらダヴィンチやらダリやらマグリットやら、国芳やら北斎やら。複製だからこそ、贅沢になんでもあり。細密な印刷なので綺麗だし。同じ図柄を各国でいろんな意匠で切手にしているのが見れるのも面白い。楽しい。
みやげ物コーナーで、POTTERING CATのポストカードと封緘シールに惚れこみ、購入。Webに全画像があるが、絵葉書の凹凸のある手触りの良い紙質と、シールの金色のきらめきがとてもいいため、後悔はない。
切手の博物館で見つける。懐かしい。私が高校生のときに惚れこんで、複製原画を買った絵だ。
ぱっと見ると、ふつうの風景画。でも、空は昼、湖畔は夜。しかも家には無いはずの玄関の影が立ち、しかも窓しかない。ちょっと不思議な空間。
馬場店は小、北店は中。どちらもブクオフなのに本がビニールパッケージされていて、立ち読みできない。馬場店は在庫も非常に悪いし、分類の仕方もブクオフ式ではない。東中野同様、フランチャイズで名前だけブクオフに変えたのだろう。北店は在庫悪くはないが、中型にしては少ない。
なんにせよ立ち読みできないブクオフは意味がないと思う。
中型店だが、かなり大きい。1Fが少年・青年マンガで、マニアものもけっこうあり。TONO[犬童医院繁盛記]2をはじめて見る。内容もすごくいいが、450円と高いので保留。
(余談:朔ユキ蔵[少女ギターを弾く]があったので驚く。氏は[つゆダク]というエロを見事に使ったコメディをスピリッツで連載したひと。の初期作品。こちらはただのエロマンガ。昔買って、すぐ売った。)
地下は小説+少女マンガ。なかなかの充実。小説juvenileがあったので心底驚く。
こなみかなた[はぐはぐ]が全巻揃っているのも珍しい。
昼飯をカフェで食べた。まわりがマダーム連中ばかりで驚く。みな良い服を着て、でも上品ではなく、オホホアハハと笑いあっている。けたたましい。なんだこの目白という地区は?
[calender]
今日は診察日。広尾→目黒(含むマンガ喫茶聖地)→五反田ブクオフ。晩飯は五反田ドトールで取る。ミラノサンドC。
大友+りんたろうのアニメ版を見たときは、違和感あったものの怒りはなかった。原作は読んでいなかった。
今日マンガ喫茶で原作を読んだ。素晴らしき冒険活劇だった。目くるめく展開、生き生きとしたキャラ、残酷な人間vsロボット、そして悲惨な暴走ミッチィ…。
ミッチィは、まず博士が己の父でないことを知らされショックを受け、本当の父を探す。ラストで自分が人間でないことを知らされ、心から人間を恨むようになってしまい、クライマックスになだれ込む。さらに、レッドの素晴らしき悪役ぶり、そしてロボットへの愛の無さ。ミッチィへの痛ましき態度。それに対比しての、最後のクラスメイトのミッチィへの愛。そして悲惨すぎる結末。
読みながら。読んだあとも。ふつふつと。アニメ版に対する怒りが沸いてきた。この原作をどうやったらあそこまで壊せるのか。アニメ版は、レッドが「わが子」
としてロボットを作り、愛を捧げ、しかもそのことを実子ロック(アニメのみ登場)が妬んで事件になる。−−なんつーか、台無しではないか。
エンターブレイン2001〜|1巻の感想|2・3・5・6巻|8巻
傑作。かわいさとSukosiFusigiとネコの融合。カバーからしてgood。
ちっちゃい家に育ったオンナノコ。背もちっちゃい。狭いところが大好き。
他人の耳掃除が趣味のオトコノコとオンナノコ。オンナノコのほうは、常にボーっとしていて、話しかけても聞こえていなかったり、聞き違えしたり。実は…
このコは迷子になるプロだった。
「知らない道を見るとつい踏み入りたくなる」タイプなので、ものすごく親近感。それだけでなく、この子のアホな迷いかたを竹本氏は可愛く書くのだ。
説明枠
「キングオブ方向音痴とかいうあだ名まで たてまつられちゃうありさま」オンナノコ、むっとして
「失礼しちゃうわね!」次のコマ
「女の子なんだから、キングじゃなくてクイーンでしょっ」
オトコノコ「いやそういう問題じゃなくてな」次のコマ
「あっそうよね、嫁入り前なんだからプリンセスだわっ」
ねこは、ひとが見てないところで、2足歩行の練習をしている。
図書委員じゃなくて、本好きが自分たちのために運営している本の倉庫がある。そこで少女らは、前の棚も整理し終わらないうちに、つい新しい箱を開けてしまう日々を送っている。そんなある日、埃が酷くなって、その向こうから…
(2・5・6も読むが、圧倒的に3が面白い。ブクオフなのに400円とかなり高かったが、他のを立ち読みさせてもらった感謝も込めて購入。−−が、帰宅して調べたら、まんだらけで買った1巻が315円だった。ちょっと失敗したかも。)
前に感じたより悪い店じゃない。吾妻ひでお先生がたくさんあるので評価を数段階アゲ。ほかにもマイナー本けっこうあった。前は探しかたが悪かった。反省。
ついでなので、読んで放置している竹本泉をざざっと書くと。
「なんでもすぐやる課」に勤める3人の少年少女にふりかかる、毎度まいどのデタラメな依頼の数々のお話。面白いのに、なんとなく違和感がある。→後にページ数の問題だと発覚。1巻のみ購入。荻窪ブクオフで105円。
余談だが、こんだけブクオフ/まんだらけを探しても、[あおいちゃんパニック]がどうしても見つからない。講談社なかよし。メディアファクトリー文庫。探しかたが悪いかもしれない。
ブクオフ立ち読みの途中でトイレを借りにパチンコ屋に入ったら、コーヒー紅茶無料サービスしてました。いまのパチンコ屋ってすげえなあと思うのです。
増井さんのところで知る。いちおうメモ。Eclipsの対応とか、あるのかな。あるなら本になるかな。
「疲れやすいうえに、回復力が弱い」
に対して。
「薬の副作用かもしれないので、抗鬱剤減らしましょう」
抗鬱剤アモキサンは、《瞬間的な元気》を誘発する分、持続力を阻害するケースが多いそうな。ちなみに前の診療でも減らした(断続睡眠の防止対策)。こうして減らしていけることが、ほんとに治療が最終段階であることの証拠。
(去年まで朝昼晩就寝だったのが、いまは朝晩のみ。前に減らしたのがいつか、記述が残ってない。大事な診療日記なのに。)
で、薬変化の様子見期間が必要だから、やっぱ4月復帰は避けたいとのこと。4月特有の会社バタバタも避けたい理由の1つ。結局GW明けにfixしそう。
(余談だが、安定剤デパスは変わらず4回継続。)
「反動で土日は昼まで寝ちゃうんですけど、OKですか?」
「いや、できるだけ起きてください。生活パターン重視。昼寝で代用。」
あと、早寝で代用だな。ちなみに昨日は蓄積疲労のため21時に寝た。さすがに今朝は最高に調子いい。
「初期印象はかなり程度が軽いと見たが、 話を聞くと、精神の傷ついた度合いが見た目よりも高い」
「2・3ヶ月様子をみたほうがいいのでは」
(話している途中に涙でたりロレツがあやしくなったり動悸が出る。てきめん。)
それだと会社の雇用リミットを越してしまうので、GW明けでなんとか調整か。
しかし。産業医にこう言われるとは。ほんとに悪いんだ>自分。主治医の過保護じゃなかったんだ。
アモキサン減らした結果か、ひさびさ自動涙。
きっかけはブックオフ。1000円ごとに50円ポイント券が出るはずなんだが、出てない。今日400円買ったし、雲雀町の日に105*8だから、確実に1000円は超えてるのに。そう思ったら、突然涙が出た。
悲しむことでも悔しがるでもないのに。過剰反応。いかにも鬱病。
しばらく観察して、自動涙が続くならばまた相談しにいかねば。
産業医を出たあたりから不思議とノドが痛かった。ブクオフで悪化。夜には悪寒あり。ひさびさに風邪だ。なんでだろ。広尾から目黒への徒歩で、高速道路の下を歩いたのが体に悪いのか(20分くらい)。
今日あたたかかったから、汗かいた。 それもいけなかったんだと思う。
ノド対策で、1年ぶりにリコリス(カンゾウ:甘草)のお茶を飲む。効く。龍角散も。hさんの知恵。感謝してます。
[calender]
ラジオをつけたら、有頂天[BYE-BYE]が掛かっている。珍しい。
が、間奏に入ったら、本来はギターフレーズのはずが、大コーラスになっている。
「こんなテイクあったのか!」とビックリする。歌サビに戻ってくると、犬山犬子が歌っている。ははーん、てな気分で聞いていると、犬子が言う。
「いやー、つい一緒に歌ってしまうだよ。松本伊予で[BYE-BYE]でした。犬子はDJ役らしい。
「いくらなんでも松本伊予はねーだろ!」
と夢の中で自分が突っ込みを入れた時点で、目が覚めた。
もう1パターンくらい有頂天ネタがあったのだが、忘れた。
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いままで書きあぐねていた。
巻末オマケ4コマでは、しょっちゅうネコネタが載っている。アルが甲冑の中で飼っていて、スカーが戦闘時にネコを案じてためらったり。第五研究所の甲冑幽霊も飼っていたり。アルの甲冑の中にホムンクルスが入り込んだとき、中にいたネコに食われて血が飛び散り、アルに《門》の記憶がよみがえったり。かわいい。楽しい。
→念のため。アル。
電撃文庫2002
01 笑わない|02 イマジネーター1|03 同2|04 パンドラ|05 歪曲王|06 夜明け|07 ペパーミント|08・09 エンブリオ侵食・炎生|10 ハートレス・レッド|11 ホーリィ&ゴースト前半 後半|12 ジンクスショップ|13 メビウス|14 方舟|番外 ビートSIDE1 SIDE2 SIDE3
ブギーポップ外伝。統和組織の合成人間の1人が主人公。ピート・ビート。鼓動を操り、他人の固有振動に干渉する能力を持つ。
他にも、以前出てきたキャラクターをたくさん使いまわしている。フォルテシモとかリセットとか。ペパーミントとかイマジネーターとか。サムライとか。
内容:ビートはフォルテシモに呼び出され、突然「仕事を変わってくれ」
と言われる。事実上の統和組織への命令違反であるが、“最強”フォルテシモには逆らえない。その命のまま《カーメン》なる謎の言葉を調べるうち、より大きな事件に巻き込まれ、ついには統和組織から反逆者として抹殺指令が下る…
個人的に、第3話のイントロがものすごく気に入っている。第2話でビートはとある学校の生徒としてもぐりこむことになるのだが、第3部冒頭はその学校について設定を紹介する。
私立秋萩高校−−
地方文化の向上を創立理念に挙げ、県下でも指折りの進学校として知られている。男女共学で、生徒は男子が372名、女子が386名。1学年に6クラスを数える。教員数は臨時講師、事務職員等を含めて現在97名。校地面積は15万5240平方メートル。プールあり、食堂あり。昨年度の卒業生の進路は、国立大学進学者が28%、私立大が34%、短大が10%、あとはほとんどが浪人で就職者はなし。指定校推薦制度も、36大学に52名の枠を持っていて、これに入ろうと苦労する生徒も多い。まさしく、勉強するために生徒が通ってくる学校といえる。
−−これから、この学校は消滅する。
きちんとした設定を持ち、読者を納得させておきながら、意外性のある言葉でビックリさせる。この対比。つねづね思うが、電撃文庫だからといってバカにできない。ちゃんと小説だ。−−そもそもこの作者、テンの打ちかたに無駄が一切ない、綺麗なテクニカルな文章を書く。それもお気に入り。
このあとの展開でも、一般市民だと思っていた朝子さん、ただ勘がよくてひとの気持ちを感じ取るのがうまいだけだったはずの朝子さんが、特殊能力者(統和機構がいうところのMPLS)として目覚めていく様をまじまじと書くのが、意外で面白い。MPLSはブギーポップ本編でも何度か登場しているが、発症する瞬間を書いたのは初めてではないだろうか。
そして今回のビートの敵であるラウンダバウト(round about)《迂回》の能力も面白い。ビート同様に周波振動で他人をあやつり、特定条件で「油断」
のスイッチをオンにして、それが起こす偶然の連鎖で狙いの相手を追い詰める。なかなかスリリング。
そのラウンダバウトとの戦闘も、そのあとのリセットとの遭遇も、かなり手に汗握る。フォルテシモの意外な行動も、謎を呼ぶばかり。SIDE3まで行くだけあって、1巻はいろんなことが未解決。先が楽しみ。
(メモ:ラウンダバウトの雇い主であるレインは、統和機構の一員。作品中でフォルテシモと平然と会話することで分かる。ただし、ラウンダバウトは統和機構のことすら一切知らない模様。なぜレインが《カーメン》にこういうふうに関わるのか、あとの複線となるはず。−−なお、レインの能力名が《パープル》ではないかと今から期待と不安が…)
いうまでもないことだが、今回の音楽ネタはクリムゾンだ。第4話のタイトルなど[starless & bible-black]であった
朝日ソノラマ“ネムキ”コミックス1995〜1998:ナバナバ パラダイスシリーズ:文庫もあり
ノド風邪で寝込んでいるあいだに、奇病・大病に大喜びする子供医師の話を読んで、ケラケラ笑っておりました。
(再掲)犬童先生(いんどう)は、子供医師。幼稚園卒で医者になり、現在は14歳だが学籍なし。一族みな医師で、みな病気フェチで、病気を見るとニコニコしながら気持ちよさそうに語りながら直す。その不条理感とコメディ感がすごくいい。3巻第1話を読んで、めちゃくちゃ気に入る。
1巻はちょっと設定が固まっていないが、2巻以降は楽しい話ばかり。2巻の病院設立+乗っ取り逸話、看護婦さん増殖逸話、伝染病の逸話、初恋をいまだ知らず逸話、どれもベストに挙げられる。
3巻は、病気なりたがり少女が出てきて、ちょっと話が暴れっぽくなる。でも楽しい。初恋の先生(幼稚園のときの先生を犬童先生は好きで、ぜひ手術したいと思っている)が結婚してしまう逸話以降、振られたショックのネタで3話もひっぱるのは、ちょいやりすぎか。
どの巻も、後半は読みきりが数話収録されている。ネムキ=“眠れる夜の奇妙な話コミックス”だけあり、ちょっとひねりのあるコメディや、翳りのある美しい逸話が多い。TONOさん、マンガ力が非常に高い。絵の構成力、コマ割etc、とんでんがえし、ほんとに旨い。実は絵はけっこうヘタで、背景手抜きのことも多いんだが、気にならない。
1巻収録[鳥のはばたき]は、内容の悲惨さもさることながら、扉絵の美しさが素晴らしい。
3巻収録[ブンタ]は、少年と犬のお話。
内容:主人公は子供のころ、親が借金で夜逃げしたので、不可抗力で飼っていた犬を置いたまま立ち去ることになった。死んだと思っており、それをずっと後悔していた。高校生のある日…以下略。
かなり感動して泣いた。オーラスのモノローグ、元気になった主人公の「じいちゃん、犬飼っていいか?」
に始まり、最後の1コマ(空白のコマ)での「おれと高崎の犬」
で、涙せずにはいられない。
比較的高頻度にブクオフにあるので、みなさん読んでみて欲しい。
晩飯食べたら、ようやく発汗・咳ごほごほ。めまいも。これで最終段階か。嬉しい。
だめだ。21時でもまだ抜けない。鼻も出てきた。グズグズ。
[calender]
昼飯の帰りに、ねこだまりに遭遇。あわててシャッターを切る。 1匹ずーっと首をかしげているサバネコがいて、 そいつだけニーニー鳴く。かわいい。
通路にサバとクロ、手前にミケとブチ。合計4匹。このブチがデブでかわいいのだが、いつもすぐ逃げる。残念。
あまりにブチが脅えるので、申し訳なくて早々に退去。
(最近ネコに好かれない。着ている合皮ダウンジャケットが臭いのだろうか。)
写真を見て気が付いたが、レンズに指脂がこってり付いていて、写真に出ている。いままでも何度かこういう失態をやらかしている。レンズバリア付きのExilim S20に乗り換えるか? 2万円。
豆腐屋に行ったら、若主人がネコと遊んでいた。 オレンジブチで小顔でかわいい。 写真撮らせてもらおうと思ったら、ネコ逃げました。ショック…
明日もういっぺん豆腐屋に挑戦してきます。
[calender]
ノド風邪が鼻・咳に変わり、寝込む。
今日は雨、飼っていた犬が屋根にあがって遊ぶ。のしのし音がして、家人は迷惑。
見ているときは「庭だと濡れるから、それを避けるんだな」
と思っていたが、屋根に上がったらよけいに雨直撃だ。なにをしたかったのか>夢の中の犬。
こぶし大のヘッド。2つのグリーンランプ。1つは水位計測センサー。1つは温度センサー。
銀色のアームを軸に、ヘッド自身が湯船のなかを自走しながら、お湯を張り、水位をチェックしつつ、かき混ぜながら風呂を炊く。
ピタゴラスイッチ[今日のロボット]みたいな気分だった。
見ているときは「スゲエ! 最新式のお風呂だ」
と思ったが、冷静になればなるほど意味がよくわからない。しょせん夢。風邪が見せる意味不明の夢。
風邪で寝ている。母は何か言い残して外出する。
ラジオがかかっている。メタルのブルースがかかっていて、ベースがスラップをキメまくる。かっこいい。クリスペプラーがしゃべる。アーティスト名を聞いたのに、ビリーシーンかマーカスミラーか分からなくなる。 たぶんビリーシーンだろう。
フレーズを口ずさみながら起き上がる。家に1人。風邪だから心細い。
と、洗面所に立つと、脇の奥の部屋から光が漏れている。この時間、父も弟もいないはず。不審。
「誰かいるんですか?」と声をかけると、扉が開く。向こう側では、スーツに正装したおじいさんらが数人、パイプ椅子に座ってビデオを見ていた。盆栽のビデオ。そういえば、母が出かける前にそんなことを言い残していたと思い出す。自分の祖父が言う。
「健太郎、どうした?」「ああいや、なんでもない、寝ぼけただけだから。ジャマしてごめん。」
目が覚めた。1人で風邪で寝ていた。そのまんまな夢。
祖父は自分が高校1年のときに死んだ。盆栽展で表彰されたことのあるひとだ。
昼に居酒屋やすらぎに行く前に、ギルバルスに挨拶をする。今日は晴れてて、駐車場の陽だまりと日陰のちょうどあいさにちんまり座っていた。わたしもしばらく座って、空間を共有させてもらう。
と、突然目が動く。こちらを見る。「認知したのかな」
と思ったら、後ろにおばあさんが2人。
「まー、この子、お母さんが来たのが分かるのねーー」
おばあさんは駐車場の柵を堂々と開け、中に入る。ギルにエサをやったり世話したりする模様。ギルもそれを受け入れて喜んでいる。ギルは完全な人間嫌いかと思っていたので、心を開く相手がいたことに ちょっと安心。
2002年公演|劇団公式
2つの軸で話がミックスされている。
中盤にあきらかになるのだが、タイムスリップのきっかけは、両親の無理心中。それを語る主人公の苦悩の表情と、12歳当時を再現した心細さの演技、絶品であった。
さらに。義理の兄(小説家)が心の底からいっしょに悲しんで、「俺が一生オマエといっしょにいるから」
と抱きしめる。主人公の境遇(両親+タイムスリップ)がいかに辛いものかを、兄の表情が見事に表していた。それまで兄(小説家)はひょうひょうとしたふざけたキャラとして描かれていただけに、対比に胸打たれる。
家族ネタは私のツボ。この兄の表情に泣いた。
他の部分の感想は、劇が複雑なだけに、略。
キャラメルボックスいつもそうだが、登場人数も多いし筋も複雑だし場面転換は効果的に何度も何度もあるし、そもそも劇自体が1時間45分たっぷりある。見ていて感動はできるが、その感動をヒトに伝言するのは難しい。
[calender]
ようやく風邪も落ち着く。明日は外出しよう。
JR公式|壁紙など|TVCM|私撮影JAL Suicaポスター
ふだんTV見ないものだから、こんなバージョンがあるとは思わなかった。実写の人間+ペンギン着ぐるみ(生っぽい)のバージョンは見たことあったが、アニメは初めて。
ほんとはJR車両内モニタで放映しているプチアニメのSuicaの画像が欲しい。とくに、昔使われていた親子ペンギンで、親の前に子供が立っていて、最初は子供が得意そうにしているが、親が垂れ幕ポスターを出すと子供が隠れてしまうので、悔しがって足だけバタバタしているヤツ、あれが欲しい。
(なんでも鑑定団の日曜再放送で発見。ちなみにCanon EOS Kiss D NのCMはほんとにデトロイドロックシティーだったので驚いた。録画終了後だったのが残念。)
竹書房1993〜1996:4巻のみ角川復刻版で読む
何度も繰り返すが、竹本さんは「連載は苦手、同じ顔を3回書くと飽きる」
。[よみきりもの](1巻|3巻)は、これに対する1つの自己回答だったと思われる。
もう1つの自己回答がこれ。
内容:岡島さより は普通の女子高生だったが、特異な静電気体質。ある日雷の直撃を受け、その日以来、“平行世界”(パラレルワールド)を行き来する特異体質になってしまった。
基本的にはさよりちゃんだけが毎回登場し、あとはまったく別の時代、別の世界。エジプト風あり未来都市風ありトカゲの世界あり大英帝国あり。竹本さん自身が楽しんで 毎回違う世界を書き、異なる服装を書き…していたのが良く分かる。
(トカゲの世界=[トランジスタにヴィーナス]のサールスの世界。そのほか、おまけで[ねこめ〜わく]にスリップしたりもしていた。)
話は、(いつもどおり)なんでもない話が大半だけども、これまたいつもどおり ちゃんと毎回仕掛けもネタも事件もあるので、かなり楽しめる。また、真上くん(平行警察の監視員)や わはは王様など、ほぼ毎回でてくるけど“別世界の他人”との再会を楽しめるのも一興。
(さらに。真上くんが連れているペット(平行警察のパートナー)の動物も毎回楽しみ。)
かわいさ具合とでたらめ具合がちょうどよく、ひとに薦めやすい1作だと思う。ブクオフ105円でけっこうあるので、竹書房/角川書店のコーナーをチェックしてもらいたい。
(余談:竹書房版は3巻で“World17”で終わる。角川4巻は“World19”から始まる。でもスリップ時の衣装(マ法使い)が連続しているので、話は飛んでないと思われる。角川版のミス?)
朝日ソノラマ1994:写真は文庫版|犬童医院ナバナバ
1991〜1993の短編集。TONO最初の単行本。ネムキらしく意外性コメディと翳りムード双方がほぼ交互に収録されていて、読み応えアリ。カバーにはTONOのシンボルマークである青い魚がキッチリ描かれている。美麗。
後に[犬童医院繁盛記]となる[ちびっこホスピタル]2話も収録されている。ナバナバ パラダイスの単語もこのとき初めて使われた。
髪型の校則のうるさい学校。でも、安藤さんだけは例外。なぜなら彼女の髪の毛は、神経ばかりか血管まで通じていたのだ。
姉は、数年前まではおかっぱ少女だったが、今は化粧の濃いオシャレな女性。だがある日、化粧を落としても落ちないことに気が付いた。医師の診断は「カメレオン病」。なりたい自分に変身してしまう奇病。いまだ直す方法はないという…
胃潰瘍の小田くんは、見た目は美少年だが、内臓ブス。胃がデブ、しまりのない副腎…犬童先生と看護婦さんはがっかり。そんなある日、ものすごい内臓美人に出会う。膵臓すべすべ大腸ピンク、つつましやかな胃… 急性盲腸炎の山口くん。犬童先生は、このデブで坊主の少年に恋をする。でも、振られる。「僕はバラの香りがするひとが好きです。あなたは毎日血の香りがする。」
博士はついに人魚の人工飼育に成功した。人魚の肉を食べたら不老不死になるという。だがそこに動物保護団体がやってきて…
お姫様は竜を飼っていた。竜はなんでも食べる。お城のなかでは、突然壁紙の模様が消えたり、大臣のひげが消えたり。みな竜の仕業だと噂した。▼ある日、お姫様は重病で死んでしまう。それいらい竜は何も食べなくなり、ついに消えてしまった。竜が食べていたのは、お姫様の愛だった。
…というお話を、少女はおばあちゃんから聞いた。そのおばあちゃんがいなくなったあと、飼っていたタマがどうしても見つからない。パパもママも、タマなんか見たことないという。少女は思う。タマも、おばあちゃんの愛だけで生きていたのだろう。
後半に、89年の同人誌に載せた作品も3つ載っている。さすがにこれはレベルが低い。線の強弱もほとんどない。ま、オマケということで。
が、全体として、TONO入門に最適の1冊だと思う。ブクオフ105円常連本なので、ブクオフの「その他の出版社−−作家別:と」
を探してみてください。
([博士の魚たち]文庫版は、[薫さんの帰郷]とセットになっている。)
白泉社2004
2001〜2003年短編集。ニュータイプの童話集。最近の作品だけに、絵の質は非常に高い。話のひねりもよい。
貴族のトランス少年は、生まれて初めて奴隷を買いにいく。が、悪徳商人に、「格安」で美人だか口のきけない少女と、「おまけ」で老人2人を押し付けられる。やさしいトランスは、老人を馬にのせてやり、少女の手を引き、帰宅する。すると…
キアンナちゃんは北極に住む人魚。歌が大好き。ある日少年が、キアンナちゃんを退治しにやってきた。キアンナちゃんが歌うと、セイレーンよろしく船が沈んでしまうのだ。でもその船は密漁船ばかり。少年は自分の父がこの地で死んだというが…
カレンは16になるまで自分の秘密を知らなかった。魔法使いの両親が作った、ファスナーつきの綿詰め人形だったのだ。でも夫は愛してくれた。妊娠して10ヶ月がたつと、お腹に新しいファスナーが出来、そこからはかわいい赤ちゃんが…
カレンは幸せに年を取り、孫たちに囲まれて幸せだった。ある日孫が気が付く。「おばあちゃん、背中にあたらしいファスナーができてるわ」…
少女セルマは、1人前になりたてのジャンジャン弾き(マンドリンのような楽器)。セルマがジャンジャンを弾きつまむと、ネコが楽しそうに踊るのだ。
お師匠様は月に1度しかこのネコジャンジャンを使ってはいけないという。しかし使えた宮廷の貴族たちは連日ジャンジャンを要求し、ついに…
「なんじゃこの古ぼけた布とデザインの衣装は? みななにを褒めておるのだ」といぶかしむ。
「きれいなこころで汚いドレスを見てしまった坊様と、きたない心で綺麗なお姫様のヌードを拝んだドレス屋たちと、あなたならどちらがよござんすか?」
(掲載誌はコミッククリムゾン。高河ゆんアーシアンのところだ。ググってみると、なぜか集英社/創美社。−−なぜ単行本が白泉社から?)
こいつは新しいだけに105円ではない。ブクオフ350円で、新中野と原宿にあった(うろおぼえ)。わたしは帯付きを420円でまんだらけで購入。
岩波1995|松岡正剛の千夜千冊『ご冗談でしょう、ファインマンさん』1・2
(まえにYOUさんに[ご冗談でしょう、ファインマンさん]を薦めたら、読んでくださった。それに触発されて、紹介文を書く。)
ファインマンさんはわたしのアイドル。個人的には、[ファインマンさんは超天才](すげー訳:no ordinary genius)というインタビュー集がオススメですが、いま調べたら半絶版の模様…
(本著は、ファインマンだけでなく、家族や同僚、またフリーマンダイソンといった著名な物理学者へのインタビューも交えている。)
彼の父との素晴らしき逸話、恋人と物理への愛、家族への愛、原爆投下プロジェクトでの新しい物理発見と実験の連続によるわくわくする側面(と投下の責任への苦悩)、チャレンジャー号事件、そして死のまぎわについて 非常に詳しく載っています。観察することの楽しさ、疑問を持つことの楽しさ。同時に、「生物の名前を覚える」
ような勉強のつまらなさ。そんなことがよく分かる。
(補足:「名前を覚えることのつまらなさ」
→「専門用語で言い換えて分かったつもりになるのは理解ではない」
。松岡正剛氏が書いている「太陽が動かしているんだ」
が例の1つになっています。この基本姿勢は、ファインマンの父が喜びとともにファインマンに教えたものであり、ファインマンが多くの友人・学生に分け与えたものでもある。)
鳥の名前。p20。ファインマン幼少期の思い出。
あの鳥がなんという鳥かわかるかい? あれはね、スペンサーうぐいすというんだよ。もっとも、ポルトガル語ではボンダ・ペイタ、イタリア語ではチュット・ラピティーダ、それに中国語だとチュン・ロンター、日本語だとカタノ・タケダ…(おやじが本当の名前を知らないらしいのは、僕にも分かっていた。)
あの鳥の名前を知ろうとすれば、これだけいろいろあるわけだが、いくら名前を並べてみたって、あの鳥についてはまだ何一つわかったわけじゃない。ただいろいろ違った国の人間が、それぞれあの鳥をどう呼んでいるのかが分かっただけの話だ。さあ、それよりあの鳥が何をやっているのか、よく見るとしようか。大事なのはそこのところだからね。
大英百科事典を読み聞かせながら。p28。
読むといってもただ棒読みするんじゃなくて、たとえば大恐竜のくだりに
「この動物は慎重25フィート、頭の幅は6フィートもある」などと書いてある。するとおやじはそこでいったん読むのを止め、
「ということはどういうことなのか、ひとつ考えてみようや」などという。
「つまり25フィートってことは、こいつがうちの庭に立っているとすると、この2階の窓に顔を突っ込めるくらい背が高いっていうことだよ。だけどこいつは頭の幅が広すぎるから、ほんとに頭を突っ込むわけにはいかないだろうな。」こういうふうにしておやじは、本に書いてあることを片っ端から実際にはどういうことなのか、事実にあてはめてできるだけの解釈をつけてくれたわけだ。
(中略)おやじのおかげで僕はものを読めば、必ずそれがほんとうはどのような意味なのか、いったい何を言おうとしているのか解釈することを覚えたんだ。
原爆投下プロジェクトと、最初の奥さんの結核での死が同時期なので、ファインマンがその2つに同時にどう接してきたのかを読めます。
たとえば、ファインマンが出す手紙は(秘密漏洩を防ぐため)軍に検閲される。それを分かったうえで、あえてファインマンは手紙を暗号にして、つまりわざわざ見た目に怪しくして、妻に様子を尋ねるラブレターを書いたり。いたずらものファインマンのいい一面。
妻の死後に書いた手紙の最後の一文を、わたしは大好き。
追伸 この手紙は出さないけれど、許してくれるだろ? 君の新しい住所をしらないんだから。
ファインマンの言葉の中で、一番好きなものはこれ。p208。
「自然の想像力は人間の想像力なんぞをはるかに超えた壮大なものなんだ。人間なんかとても太刀打ちできやしないよ。」
《自然の想像力》の話は、カオス的な気象のランダムさに触れるときも、深海魚や昆虫の顔を見るときも、常に思い出す。人間が作る映画の大災害やらエイリアンやらの顔なんて、自然が実際に作り出しているものの足元にも及ばない。
ごめんなさい、ここではたとえ話は使えません。原子や電気の動きは、ゴム鞠のボールにたとえてみると一見わかりやすくなる気がしても、結局は理解が遅くなるだけです。原子や電子は、想像を絶するほど小さい。その世界では、われわれの世界とはまったくことなる物理運動が存在する。そのことをごまかしては、理解できないのです。(大意)
「電子は並のようにふるまう」ということはできるかもしれない。だが、正確にはそんなふるまいはしないんだ。では「それは粒子のようにふるまい」ではんどうか? いやこれも正確ではない。「格の周囲の一種の霧のようにふるまう」では? いや、やっぱり正確にはそうではない。こうなると、原子がどんなふるまいをするのが正しく推定するため、ぜひとも明確で輪郭のはっきりしたイメージ、つまり現実に即したよいイメージが欲しい。しかしどうすればそれができるのか全然わからないんだ。なぜならそのイメージは数学的にしか描けないんだからね。まったく奇妙な話さ!(p206)
ラストの[死]の章では、それまでに知ったファインマンさんの人間的な魅力が脳裏によみがえり、この偉大なひとも死ぬのだと思うと、どのページを読み進んでも涙が出る。とくに、大学(キャルテク=カルフォルニア工科大学)で授業するファインマンさんの楽しそうな笑顔と、入院時の献血へ学生が何万人も駆けつけた逸話と、死後にキャルテクの国旗掲揚塔に「We love you, Dick!」
のノボリが立った逸話で、鼻をすすり上げて号泣。
(注:Dickは、ファインマンのファーストネーム リチャードのあだ名。リチャード→リック→ディック。英語のあだ名変化は理解しがたい。)
デービッド・グッドスティーン:
「手術のちょうど1週間前にあたりその週の金曜日はキャルテクの卒業式で、われわれ一同はガウンをまとって卒業生とその親たちの前を行進することになっていた。ファインマンがあのこっけいなガウンと房付き帽子をかぶって行進するなどとはほとんどのものが意外に思ったが、彼はちゃんと出席していたよ。」(p342)
ジョーン・ファインマン(妹):
「いま考えると私の父も、一歩後ろに下がって自らの死を観察していたようだったわ。父は高血圧だったんだけど、テーブルに座って「わしのこの眼が赤いのを見たかい? これがなかなか興味のあることなんだよ。血圧がな…」などと話してくれたあげく、「こいつがいつかわしの脳に起こるんだよ」と言ったのを、はっきり覚えているわ。」(p345)
ダニー・ヒリス:
「それが滑稽な話ばっかりなんです。たとえばこっそり自分のカルテを読んでおいて、回診に来た医者に向かって「今日は僕の血圧が3ポイントくらい上がったような気がするよ」「ええっ、いったいなんでそれが分かるんですか?」この調子で彼は手を変え品を変えて医者をからかったわけです。」(p351)
すばらしき個性が死去したことを、心から悔やむ。
数日前から気が付いていて、録画予約入れていた。
見て腹が立った。 ちょーさん追悼なのに、最初にやったのが旅番組。 ドリフでもコントでもないのだ。 ご飯食べている間だけガマンしてみていたが、あとは切った。 録画も止めた。ぷんすか、だ。
最近夜に頭が寒いので。
でもナイトキャップ自体は売ってないので、おばあちゃんコーナー(サミット)に490円で毛糸の帽子があったので、それにした。
ら、小さくてキツくてキチキチだった。痛いかも。ギリギリ。径が広いのもあったのに、暖かそうなほうを選んでしまった。自分の頭のサイズがでかいことは一切考えなかった。バカ。
でもいいや。かぶれるから。あたたかいし。取替え面倒だし。他人には見せない姿だし。
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