よりぬき: 音楽雑記| neko| 写真| マンガ| 美術| 各種感想| 悪夢| 別の月/年
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新宿ソフマップ売却→スカラ座→マップカメラ売却→新宿中央公園経由徒歩帰宅。
中央公園ではノラネコもいたが、それよりノラ人間のほうが多いので、撮影をはばかった。
好きな逸話|TV歌|TV版公式|映画版公式|マンガ版公式|ソフビ人形|ふぉれんと
13 3分ポッキリ オマケカード|12 夕日のカスカベボーイズ|11 栄光のヤキニクロード|10 アッパレ!戦国大合戦|09 オトナ帝国の逆襲|08 嵐を呼ぶジャングル|07 温泉わくわく大決戦|06 ブタのヒヅメ大作戦|05 暗黒タマタマ大追跡|04 ヘンダーランドの大冒険|03 雲黒斎の野望|02 ブリブリ王国の秘宝|01 アクション仮面vsハイグレ魔王
今回からムトウユージ監督。
正直つまらんかった。前半30点、後半50点。「3分」
という括りでテンポがよくなるかと思いきや、ゴチャゴチャする一方で、思い入れや納得をする間が一切ない。日常があって「3分」
なのではなく、「3分」
の連続だったので。わたしは不満足。−−でも、子供は頭がやわらかいから、これでもいいのかもしれない。
(怪獣映画やヒーロー・ヒロインものの元ネタが分かると、パロディとして楽しめる可能性はある。でもそれだったらはじめからオリジナルヒーローものたるプリキュアを見に行くですよ。いや行きませんけど。)
よかった点:後半への突入シーン。ヒーローの重荷に怖気づいたヒロシ・ミサエを前に、しんのすけが感動的なセリフを叫ぶ。すばらしいセリフだったし、声優の力量が立派。涙が出た。
「オラは行く! 弱い子を守るのは強いものの役割だってかあちゃんが言ったし、オラは ひまわりが かわいい女子大生になる未来を守りたいから!」
あと、ラスボスとの対決で、しんのすけが意外な行動を取るのもいい。ここは意図的な“お涙ちょうだい”シーンとはいえ、泣かせてもらった。
でも、それだけの作品。これだったら、[オトナ帝国]での同様の叫びを聞けばいい。
いまんところクレしん映画ベストとしては[嵐を呼ぶジャングル][ビタのヒヅメ大作戦]で、シリアス(あるいは名作)映画ベストとしては[夕日のカスカベボーイズ][オトナ帝国][あっぱれ戦国]かな。
特筆点。ぶりぶりざえもんの声優をどうするのかと思っていたら、なんと喋らなかった。見事な塩沢兼人追悼。
(どうして喋らないのかは、ネタバレなので秘す。見て、その理由を知って、製作者の心意気を買ってやってください。)
(平日だけに、スカラ座2に10人くらいのガラガラ。子供はたぶん1組のみ。静か…かと思いきや、中年夫婦が異常にケタケタ笑う。どうでもいいシーンでも笑いまくるので、ちょっと気になる。)
スターウォーズepisode3はさすがに面白そうだった。「若きアナキンはダークサイドに堕ちた」
。しびれるセリフ。ヨーダの苦渋の表情も素敵。ついに被った仮面と「コーホー」
呼吸音に胸打たれる。
1〜2は見てないし、4は見たはずだが一切覚えていないし、5〜6は見たかどうかも定かではない。でも私だってダースベーダーは知っているわけで。スターウォーズはすごいブランドだ。
唐突に3だけ見ようかな。
あと、ポスターで見た[世にも不幸せな物語]が面白そうに感じたが、Webトレイラー見たらイマイチだった。劇場で見れば一定以上は面白いだろうと思う。
(1996)
白泉社1992〜〜|1〜4感想|5・6|7|8・9|10|11〜14
すばらしく激動の巻だった。
6巻から、イザークはずっと悩んでいる。ノリコが自分を愛してくれているのに、自分は言葉のうえですら返答できない。その根底には、イザークのみが知っていることだが、“目覚め”と“天上鬼”の問題がある。
そんななか、ノリコがさらわれる。賊は、「魔神の力を増すための生贄にする」
という。イザークは怒る。−−暴走し、鬼としての変化が一気に強まる。ノリコをさらったやつらを倒すために。p21。黒い力が自分を支配し始めるのを意識しつつも、「もう 止めはしない」
。
その鬼神たる戦いぶりをテレパシーで感じ取って、ノリコは思う。p100。
彼が彼でなくなっている/あたしのために無理したせいだ
このまま この暴発がエスカレートしてたら/きっと関係ない人たちまで巻き込んでしまう
そんなことになったら
(ベタ塗りのコマの中で、黒き肌の鬼と化したイザークと、それに駆け寄る白い少女ノリコが、効果的にいろんな方向から描かれる)
彼はやさしい人だから 絶対に後でひどく苦しむ
互いに相手を思いやる気持ちが美しい。また鼻水すすりあげて泣いてしまった。
そのあとの怒涛の展開もすばらしい。ついに覚悟を決めたイザークの告白もよかった。そして第3部完。続きが楽しみ。
本作は見事なヒロイックファンタジーであり、剣・異能力・世界感などが見事に提示されているわけだが、そのうえで少女マンガであることを忘れない・止めないのがすごいと思う。そのへんが[クリスタルドラゴン][イティハーサ][ピグマリオ]らとの立場の差異だと思う。
好きな逸話|TV歌|TV版公式|映画版公式|マンガ版公式|ソフビ人形|ふぉれんと
13 3分ポッキリ オマケカード|12 夕日のカスカベボーイズ|11 栄光のヤキニクロード|10 アッパレ!戦国大合戦|09 オトナ帝国の逆襲|08 嵐を呼ぶジャングル|07 温泉わくわく大決戦|06 ブタのヒヅメ大作戦|05 暗黒タマタマ大追跡|04 ヘンダーランドの大冒険|03 雲黒斎の野望|02 ブリブリ王国の秘宝|01 アクション仮面vsハイグレ魔王
いまはもうキャラじゃないはず。古いグッズが置きっぱなし。
関係ないが、TV版しんちゃんで放映しているニッポンレンタカーのCMでの実写/アニメ合成、すごいレベル高いと思う。違和感ゼロ。いまの技術はすごいな。
合計4530円。細々とした収入。
Exilim本体は永久保存。
[calender]
笹塚の喫茶店tournagoでマンガ読み→総合食堂いづみや→マンガ喫茶らくだ。
講談社アッパーズ1999〜/モーニングに移籍
(現在9巻まで。2週前からモーニングで1年ぶりに連載が再開され、その再開分が面白いので、頭からざざっと読む。)
ひさびさに音楽のマンガで感心した。手塚の[ルードヴィヒB]1巻以来(2巻はつまらない)。ちなみに私には[のだめカンタービレ]は合わなかった。
本作の主人公 海(カイ)は小学生。森に打ち捨てられていたピアノで遊ぶうち、独学で演奏を身に付ける。他人が弾いた演奏を2〜3度聴けば覚えられ、自分で再現して演奏できた。
ある日。音楽の先生と、音楽室にて。海が歴史的作曲画の肖像画を次々指差し
「これは誰? どんな曲を作ったの?」と興味を持つのに、先生があわせて弾いて聞かせたとき。−−海ははじめてショパンに出会い、はじめて「この曲を弾きたい」と自主的に思い、そしてはじめて「弾けない」曲に遭遇して、戸惑いを覚えつつ、「弾きかた」を知りたいと思う。
本作では“指運”やら“スケール”といった用語は使われないけど、先生は適切な「弾いてつまらない」
練習曲を海に根気よく弾かせ、音のつながりと指運などを体に染み込ませていく。−−その過程の描画がとても自然で、ものすごく好感を持った。
少し“自分語り”を。
私の父は酒場のピアニストで、家にピアノがある。私はキーボードを弾けるし、microKORGでギター的なリード演奏をするのはそこそこできる(→ジャイアン)。でも私はピアノを弾けない。
ピアノは、ちゃんと弾かないと愚鈍な音しか鳴らない。私がでたらめな奏法で(それしかできない)ピアノを叩いたときと、父がちゃんと弾いたときでは、音の膨らみや輝きがまるで違う。同じ楽器とは思えないくらい。−−ちゃんと弾いたとき、ピアノはその幅広い音域と豊かな倍音成分を十二分に発揮して、それこそほかの楽器を殺すほどの音を出せる。
(もっとも、ほかの楽器を殺すのはアンサンブルの失敗。だからこそ、ピアノ協奏曲にせよジャズオーケストラでのピアノにせよ、アンサンブルの方法論が確立するまでかなりの時間を要した。)
ただ音を追うだけでは、ピアノは応えてくれない。−−それは実感として分かるので、海がぶち当たった壁になかなかのリアリティを感じた。
本題に戻る。
4巻・5巻では、ピアノコンクールに参加する。この中での、あがり症の女の子の緊張をほぐすエピソードは非常に秀逸。そして、それに続く海の演奏の描画が恐ろしく見事。
それまで先生の模倣でしか課題曲を弾けず、
「自分自身のモーツァルト(ちなみにK280)を弾きなさい」という言葉を理解できなかったものの、この女の子の緊張をほぐすのと同時に 自分のなかでも理解が進み、ついに海は自分自身の“森のピアノ”の演奏に辿り着く。観客の誰もが、そして本作でのライバルかつ親友たる少年(ピアノ英才教育を受けた少年)ですら、
「海のピアノが一番生き生きとしていて、一番“何か”のある、一線を越えた演奏」だと思う。にもかかわらず、コンクール審査員は海を予選落ちにする−−12人の審査員のうち、4人が満点を、2人が棄権を、そして6人が0点を付けた。独自の解釈にあふれた豊かな演奏は、このようなコンクールの趣旨に合わなかったのだ。
−−この悲痛な結果も、いい話の盛り立てかただと思う。
(ひょっとすると実際のコンクールは、とくにいまどきは、解釈演奏だからといって落選させたりはしないかもしれないけど。そこは演出なので。)
筋を振り返る。
海の家庭環境(娼婦の私生児)。上記の親友と知り合う経緯。ショパンなど甘美な“ピアノのための”音楽を知ったときの感動。ただただピアノを楽しく弾ければよかった時代から、厳格な世界へ足を踏み入れる、その際の戸惑いやら恐怖。そして到達できた「ピアノ弾きの喜び」。そして失墜。
−−なかなかよくできたマンガです。続きが楽しみ。
(いいマンガだからこそ。非常に細かいことを言えば。最初に海の才能に気づく曲が[茶色の小瓶]なのは少しいただけない。ポピュラーすぎる。しかもJazzで各人のアレンジリリースが満載。あれをどう編曲したら、本作1巻で描かれるような意外な感動の音になるのか、ちょいと気になる。)
(1998)
白泉社1992〜〜|1〜4感想|5・6|7|8・9|10|11〜14
実は私は、“目覚め”とは“天上鬼に変えるもの”ではなくて、実は天上鬼になってしまったイザークの中の人間を目覚めさせるものなのではないかと思っていた。いままでの描画だと、事実上そうなっていたからだ。ところが、8巻でラチェフ(ついに本格的に本編に出てきた悪党:魔力あり)が言う。「ノリコを奪い殺してイザークを絶望させたときこそ、真に目覚めが起きるのではないか?」
あー、その可能性は考えなかった。怖いな。どうなることやら。
今回もノリコの勇気に感心。あと、チモ使いのドロスのひたむきながんばりにも応援を送る。
(補足:ドロス:ラチェフ方の人間だったが、己の大事なチモを大量殺戮されて始めて利用されていたと思い知り、己のために反逆しノリコらに加担した。なお、チモとはモモンガ似の中型動物で、テレポート能力増幅作用を持つ。)
ひとまず9巻で、天上鬼の奥にあるイザークの真実が少し見つかり、ファンとしてホッとした気持ち。
また、8巻頭と9巻お尻に中休み的な平和なエピソードが含まれていて、それも心温まってよい。
(あ、今度は2年空いてる。そのかわり2冊とも同じ年だ。)(乱土さんに聞いたのだが、ひかわ氏は「病弱なのか真摯に過ぎるのか、連載中に必ず体調を崩して長期の休載が挟まります」
。)
[calender]
洗濯→ネコ散歩→ブクオフ方南町。
小学館プチフラワー/角川アスカ 1989-1996|作者公式Web
乱土さんお勧め。見事に町のブクオフにあったので、読ませてもらう。
内容:その隊長は、女グセが悪く、左遷として辺境の守護として飛ばされた。その赴任先は、豊かな自然と素直な人々が住む、平和な田舎であった。そこを舞台に…
1巻は正当なファンタジー。2巻で黒呪術師のカイルが出てきて、ヒロイック系の要素も加わるうえに、人間模様の複雑さも増す。3巻で神官さんが都へ召還されるさいに「5年前の事件が」
と複線を張り、4巻で“背高さん”が出てきて、物語に謎が膨らむ。そのへんが5巻6巻で解決される。お話としても読み応え十分。
感想:すごくよかった。兵隊さんが純朴でかわいい。神官さまは生真面目なようでお酒が大好きで明るいし。
なによりも、隊長さんが軽薄・不真面目なようでいて、深い深い英知と思いやりと“人生を楽しむ”技と、歴戦を潜り抜けた狡猾さを持っている。次の2つのセリフが印象に残っている。
「拷問ってのはな、相手が望んでいることを言わないと終わらないんだよ。内容の真偽は関係ない。」
「あんたもカイルも真面目すぎるんだ。俺くらいにズボラに生きてみればいいんだよ。」
外伝は、本殿の直後にあたる時間軸で、カイルと“背高さん”を中心とした濃いファンタジーもの。
(さて。ぜんぶ105円なんだが。本棚満杯…外伝だけでも記念で買うか。)
(今日は ひかわきょうこ[女の子は余裕]も読む。これもよかった。)
ずいぶん賢くなったね。特定ソフトのスルーもできるし。ポートも開けるし。XP付属のパーソナルファイアーウォールとはえらい差だ。
[calender]
主治医→荻窪ブクオフ→方南町ブクオフ→ネコ散歩。
兵庫・尼崎の脱線事故の規模の大きさに驚く。
荻窪ブクオフはこれまで貴重な大判本は450円や550円と強気の値段だったが、「すべて350円以下にしました」
と張り紙されている。見渡す限り、貴重本・マニア本はガクンと減った。売れただけかもしれないが。一般店への方針転換なら悲しい。
実は最近は毎日 かのオレンジと再び逢いたくて、何度もこのハイムに行っている。でも出会えない。
帰り道、いつもと違う道を歩いてみる。と、アパート庭に大量のペットボトル。「これは!」
と見渡すと、また新しいネコと出会えた。
彼はゆたゆたと横たわっていらっしゃったのだが、私がいろんな角度から撮影するので、興味を持って職務質問しにいらっしゃった。
でも興味のある返答は返せなったようで、すぐ去る。個人宅前へ。こちらが本来の位置のようで、住民が「あら、茶々ちゃん来たわね、またお腹みせて」
と出迎える(ネコはこてんこてん)。
世話されてるだけに恰幅もいいし。態度もいいし。この子とはまた出会えることでしょう。
順序が違うが、出会った最初の写真。車のメタリック素材の写りもなかなか。
この3枚、ほとんど同じなのだが。選べない。1枚目は投げ出した後ろ足と肉球が。2枚目は完全地面並行撮影で、前足のムッチリ加減が。3枚目は草の構図が写真としてなかなか。
最初のペットボトルのアパートの奥の屋根の上には3匹いた。写真にはいちおう2匹。記念で。
-0.7EVなのに、画像が暗いと感じたことが1度もない。シロネコを撮るときは-1.7EVくらい下げる。もともと暗い絵が好みではあるが、SONYの絵は明るめ鮮やかめ過ぎる気が。
それでも。色調補正の必要がほとんどないのは常に驚き。記憶色の処理がうまいのだろうな。
【zoot】→【apostrophe】→【overnite】→【shut’n up】
しびれるわー。zappa自体まとめて聴いたのは1年以上ぶり。しかも、以前はon stageなどライブ版中心だったから、スタジオアルバムを聞くのはすんごく久しぶり。
[拷問]の音の隙間とフィルのうまさ、ギターの低音チョーキング(かスライド?)の合いの手の気持ちよさは筆舌に尽くしがたい。[zoot]のクリーンギターとフィードバックの混ぜかたのうまいことうまいこと。live版の硬い演奏とは大違い。
[拷問]はベースもエレピもたしかzappaよね。ボジオと2人の緊密録音。
album版じゃなくてsingle版の[yellow snow suite]を持っている。どうせ英語が分からんだけに、音楽変化的に重要な部分だけを切り抜いたこのバージョンは大好き。もっとも[pancake breakfast]以降はアルバムと同じ。こっからは切りようがないわな。
−−本suite、まさしくzappaの代表曲の1つと言えよう。リズム変幻自在、楽曲ジャンル変化しまくりでジャイブ・ブルースからサルサ・ファンクまで。それでいてポップ。もっとも1つとか5つとかに絞りきれないけど。
[cosmic debris]のティナターナーを含めた全員の音の黒さに痺れるですよ。白人中心なのに、よくここまでやれるものだ。zappaのボーカルの渋さもいい。私のdiary envelopeもここまでのレベルで喋れればなあ。
aposはかなり意図的に、1曲中に同じテンポでビートを変える実験をしてますね。[yellow snow]の倍テンポとか、[cosmic debris]の3連4拍子から2連6拍子への転換とか。こんなにリズムをイジっているのに、1曲として結合性が高いのはすごいです。
ちょうどoverniteのころから、zappaはブラックミュージック、とくにJBファンクに興味津々だったようで。それでジョージデュークとナポレオンを呼んだわけですが、overniteでは味付け程度だったのに、aposとone sizeではファンクロック路線が完全に消化されきっていて、実に自然で驚きます。ブルースはそれ以前もいつも演奏してましたが、このころから深みが増えた気がします。
個人的に[stink foot]は特別な曲。はじめはよさがまったく分からなかった。いまは痺れまくり。ギターもベースもリズムも。ブルースっていいなあ。
やっぱapos期と比べるとzappaのボーカルがまだ弱いんだけども。でも[slime]スタジオ版ひさびさに聴いて、こんなに渋かったかと驚く。[dinah-moe]なんざ初めて聞いたときは楽しさちっとも分からなかったが、いまはこの質のよいお喋りにハマる。
[camerillo]のホーンの気持ちよさは凄いなあ。その他、バラエティに富んだ、すばらしいアルバムだこと。
ギターソロの響きもフレーズもいい。[50:50]とかもう最高。[zomby]なんか泣きそう。伴奏のファンキーフレイヴァーとハードさの融合、ソロのはじけ具合。たまらぬ。
思えば、初めて買った版の(旧版ryko)のapos+overnite 2in1のCDは、音が悪すぎた。あのときはよさの半分も分からなかった…
同じ理由で、【money/lumpy】はいまだ真価を分かってないかもしれない。そのうち1枚もの(リマスター版)を買わねば。
[calender]
会社→胃痛で帰宅。睡眠(ヘンだと思ったら雨降った)→中野まんだらけ→中野早稲田ブクオフ。
5/9(月)から、まずは午前のみ、一週間くらいは明確な仕事なしで、最近の出版動向を調べたり、IT技術動向を調べたりします。段階的に仕事に戻っていきます。
今日はたくさんの人と挨拶しました。すごく疲れた。お腹痛い。昼飯半分くらいしか入らなかった。頭痛もしてきた。なので、美術館に行く予定をキャンセルして帰宅。
会社の人は いい人ばかりです。不安は自分のなかにあります。
でも焦らずやっていくべさ。あまり性格的に向いていませんが、図太くズボラにやってみます。
[エマ]がアニメ化記念で1冊400円で。かなりラッキー。売値475円だから、まんだらけに儲けはない。すごいわ。
ちなみに、総じて高めの値段付け。 売値の約半分で買ってくれてる。 かなり良心的。 ブクオフなんて1/4から1/5だもの。
ただ、ヤケ本は1冊20円。これはまあしょうがない。
20冊くらい売って、3530円になりました。
買取チェック、思ったより単純。 バーコードあてて完了。外から見て状態が悪いと、そこからマイナス。 中身チェックはしない。けっこういいかげん。
小規模店だけども、せっかくだから足を運ぶ。ブロードウェイを北側に出て、そこから東へしばし。
品揃えは悪くないが、ここもまたビニールコート店だった。半分近くが立ち読みできない。そして、手塚コーナーなどブクオフ規格外棚がある。ここもフランチャイズ吸収かな?
中野ブロードウェイの中古CD屋レコミンツに移動。
(入り口のショーケースでケラ&インディーズのナゴム全曲集が3500円で売られてて、ちょっと感動。YBO2も新譜のほうだけど在庫たくさんだし。あいかわらずアングラでいい店だ。)
BGMが じゃがたら。でも声が大槻。演奏は じゃがたらと同じなのだが…おかしいなと思っていると、次は ばちかぶりで声が大槻。さらに次はスターリン。「そういえばそんなカバーアルバムがあったな」
と思い出す。3曲とも大好きな曲で、完コピもなんとなく嬉しく、「大槻ツボ分かってるなあ」
と、そのまま全曲聞かせてもらった。
いい出来。愛のあるアルバムでございました。「心に住んでる修学旅行が育つんだ」
ってな気分で。
原曲:ミドルスローの3連16分のレゲエバラード。物悲しいメロディと力強いホーン、そして「心の持ちようさ」
という辛く切ないサビ。名曲です。ギターソロも激しくて長さもちょうどよくて、お気に入り。
わたしは じゃがたら自体はそんなに好きではなく、ファンク系で演奏はうまいけど、想い・メッセージのほうが熱すぎて曲バランスが悪かったり長すぎたりする印象。そんななかで、例外的に[もうがまんできない]だけは 文句なしに100点を付けるほど大好きな曲。
大槻版は完全コピー。ギター含めて、かなりよい出来。大槻、唄うまくなったな。
原曲:オムニバス[子供たちのcity]に収録した曲。パンクジャズ。変拍子、フリーキーなベースギター ユニゾンフレーズ。ドラムは激しくスネアを叩きまくる。
叫びまくるトモロヲが死ぬほどカッコいい。「ボーイズ! ビー! シドビシャス!」
「めくるめくるー メーチャクチャ!」
(実は歌詞聞き取れてない)「パンク! パンク! デッド!」
。
大槻版も完全コピー。でも「メチャクチャ」
の叫びはトモロヲの半分くらいの勢いしかない。そこが残念だが、全体として雰囲気はいい。
原曲:ハイテンポのパンクロック。日本のパンクの代表格。サビの、タム連打の重たいリズムのなかでの「吐き気がするほど ロマンチックだぜ」
は名言。
大槻版、イントロのギターだけのリフから、ラストの「お前は!」
に至るまで、完全コピー。これはイキオイも含めて見事。
(私はスターリンはGOとJAPを聞いたのかな。「パパ! ママ! 共産党!」
「貧乏!」
。)
遠藤憲司の代表作。わたしは聞いたことないのですが、そうかこういうフォークの渋い曲なのか。四畳半な感じで、しみじみいいです。
これも聞いたことなかったが、めちゃくちゃカッコいいファンクブルースに、シャウトの「ヘイ、ユー!」
、そして切ないお喋り。
「世の中はすり鉢で、人間はすりこぎなんだ。すりこぎは使われて磨り減るしかないんだ。俺をすり減らせたのは誰だ! ヘイ、ユー、名前を名乗れよ、お前は誰だ!」
大槻に似合いすぎて怖いくらい。
原曲もソウルフルですばらしいらしい。
セルフカバー。原曲はエレポップ、猛烈ハイテンポ、オルガン付属のエレドラムとへなちょこギター。ケラとのかけあいで、デブの娘を南の島に移転させてお肉の女王にするお話。
今回は、ヘヴィなビートでラップ調。大槻とあと1人ラッパーがいて、そのひとがケラの役を。でもちょっとハズしてる気がする。原曲のファニーさが損なわれている。
町田町蔵(町田康)の超有名曲。白黒の顔写真に黄色バックのジャケットが印象的。
だが私は原曲を聞いたことがない。大槻版は、ローテンポで、単調ながらインパクトのあるハードなギターリフのうえで叫ぶ。「俺の存在を頭から否定するために」
「おまえらメシ食うな」
実は歌詞内容は知っていて。スターリン[ワルシャワの幻想]。これが重たいノイズパンクで、「俺の存在を頭から 輝かさせてくれ」
「お前らの貧しさにカンパイ」
「メシ食わせろ! メシ食わせろ!」
というもの。今の今まで知らなかったが、事実上フェイクカバーだったのだな。私は返歌なのだと思い込んでいた。
(ググって偶然見つけたが、大槻版の演奏は人間椅子である模様。)
原曲:デビューアルバム1曲目。3連のポップなリズムに、ちょっとひねったコード進行で、とてもポップなメロディで、すべてのものに別れを告げる。主人公は死ぬのか、それともただの恋人の別れなのか、それは分からない。でも、とても美しくて切ない曲。
「BYE-BYE 僕らの君と僕とが:出会ったなにか 信じたなにか 作ったなにか 行ったとこ 遊んだ犬 歌った唄…」
大槻版は、有頂天のアルバム版ではなくてシングル版に近い演奏。実はアルバム版はAメロ・Bメロ・サビすべてでリズムを大胆に変えていてドラマチックに聞けるのだが、シングル版は比較的一本調子の8ビート。そちらに近いということで、大槻版もあまりドラマチックではないのが残念。
あと、メロの音程が飛ぶ部分が大槻では歌えなかったのか、単純な音程に変更している。ボーカルの力が圧倒的に弱いのは、大槻だからしょうがない。
でも。大槻がこの曲を愛してくれていることはよく分かる。感謝する。
[calender]
五反田ブクオフ→産業医→原宿ブクオフ→歩いて新宿。
each105円。
[辺境警備]は、兵隊さんたちがかわいい巻に限定した。2巻は「おら ひめじょおん好きだ。あの世でも ひめじょおんに会えるだか?」
と「胸にお月さんをしまっておくべ」
が大好きで。4巻では、背高さんに「ずんぐりむっくりで丈夫」
と言われてきゃわきゃわするシーンのために。
紫堂さんはほかにも[王国の鍵][グランローパ]を読んでみる。悪くないが、ツボにははまらず。[オリスルートの銀の小枝]がけっこうよかったが、2巻しかないので読み込むのは保留。
竹本泉[ぴこぴこのきらきら](初めて読んだマンガ:大好き)があったが、350円のわりに状態がよくないので、105円に落ちるのを待つ。
角川アスカ再販|作者公式Web
これもファンタジーもの。剣や魔法もあるし、魔物も出るし、ヒロイックと呼んで差し支えないかな?
内容:さる高名な聖者サナトールが、小国クロスを訪ねる。伝説の“癒しの葉”を携えて…という噂を聞きつけ、近隣4ヶ国がそれぞれ護衛の名目で調査官を派遣した。その騎士たちが見たのは、意外にもひょうきんで現世的な聖者の姿であり、同時に献身的な奉仕作業と、そして真の奇跡であった…
1巻ラストの、木の幻影が空に浮かび上がるシーンでは、心底息を呑んだ。「だが皆よ、目に見える奇跡は終わりだ」
にも痺れた(そのような短絡な奇跡を求めてはいけない、ひとは誰でもいつでもこの木から無限の力を得ることが出来る)。
本作では、「奇跡」
ではなく 各個人の内省と努力でのみ《救い》は訪れると諭す。その描画にはいろんなことを考えさせられる。貧民らの苦しい生活と、その彼らの自活のプライドにも心打たれる。
でも話はそれだけでは終わってくれない。《影の民》の侵略。魔の存在が、ひとの心の暗部に付け入る。それはちょうど、《癒しの葉》が心の光明によってのみ発揮されるのと対になっている。物語は非常に緊迫している。
残り4冊にも無事に出会えるといいのだが…
警備4人のそれぞれの性格の違いが面白い。とくに商人市長の息子アジンが、みてくれは憎たらしいが中身はかわいい。
4巻で、いろんな伏線がぶわっと回収され、物語はいっきにふくらみ始める。それに感動したので、4巻のみ購入。
原宿ブクオフから明治通り沿いに新宿まで帰路途中、共産党本部と赤旗編集部を見つける。編集部の石看板が立派で、写真に収めたかったが、ガードマンがいたので怖くてやめる。残念。
そこからちょっと北上したところにに、和平飯店の代々木店があった。意外と支店が多い。いったい何軒あるのだろう。知るだけで、曙橋(本店)、新宿御苑、歌舞伎町、池袋、そして代々木。
[calender]
布団干し→DVD鑑賞→居眠り。ほんとは午後に美術館に行くつもりだったのだが、失敗。
宙/主婦と生活社 ミッシィ 1996/朝日ソノラマで再販
かわいい話の短編ばかりだったので大満足。
ほか2編。
わたしは朝日dashinaosi版をまんだらけで買ったので420円もしてしまったが、探せば宙ミッシィ版をブクオフで安く買えると思う。
(余談だが、竹本さんの「るーるー」
火星人は、アニー・パトロールが初出とのこと。)
ぜんぜん喜劇じゃないけども。いつもどおりの“負け犬根性”満載で、強がりが物悲しくてやがておかしき。
(注:負け犬根性:カンフーハッスル公開時、どこかのレビューが使ってた単語。見事だと思うので流用。)
[calender]
洗濯→散歩→録音→夏バテ。28度は暑すぎる。ネコも1匹もいない。
2週間ぶりなんでネタは溜まっていて、14パターンは作成し、8つ採用して録音、6つOKテイク。
すでにいくらでも大量生産できる感じになってきた。ということは、そろそろ手を変えねばマンネリだらけになるということか。
[calender]
居眠り→散歩→ビデオ→読書。
26日の会社挨拶以降、精神鬱屈がひどい。生活リズムもガタガタ。なんとか直さねば。
動物薬メーカーのフロントライン。最新ポスターを発見したので、2004-11-04のものとともに再掲。あらためて、動物ロボットのものは傑作だと思う。
宙/主婦と生活ミッシィ1995/現在は朝日ソノラマdashinaoshi
すごくかわいい。絵柄も安定している。[ぴこぴこのきらきら]と双璧で、短編集として大好き。
主人公:少女の魔法使い。魔法を使うと帯電して髪の毛がパチパチになってしまうので、自分でもちょっとイヤがっている。
内容:1編目は中世の田舎町、2編目は19世紀の産業革命、3編目はTV放送もある近代。でもエレンは子供のまま、年を取らない設定。はじめは魔法が珍しいながらも普通に受け入れられていたのが、だんだんと「それは迷信でしょー」
という扱いに変化していく。でもエレンはマイペースで、傷ついたりせずに本業である魔法を使い続けるのが面白い。
毎回のペットのネコがすごくかわいい。初代:ソクラテス:目つき悪いのが素敵。2代:アルキメデス:マスク模様で美人さん、おとなしい。3代:プラトン:トラ、好奇心たっぷり。
余談だが、2編目で「洞窟で、宝石が取れて、イオウの臭いがして、でっかい生き物がいる…って、やっぱりあれかなー」
というくだりがある。ファンタジーにせよ科学面にせよ、竹本さんはかなり先人のルール・知恵を大事に守ってくれるから、私は好きだ。
2216年、火星−−竹本さん、この設定が大好きなのだな。
内容:時代はすでに重力制御のノウハウを手に入れており、安全かつ新型の飛行艇が普通になっていて、ロケットは実用ではない。そんな時代でも、主人公のハイジはロケットの運転に人生のすべてをかけており、サーカスの見世物だろうがTVドラマの撮影だろうが、とにかくロケットを運転する。
いつもどおりキュートで奔放でSukosiFusigiで変なお話なのだけども、“情熱を傾けた相手”(ロケットね)が法の規制で自由にならない寂しさまでうまく描けている。その側面だけ少し珍しいかも。
内容:これも23世紀。クジラやイルカが知的生命体として国連にまで参加して共存している世界。主人公は海洋パトロールの少女パーリエ。そのもとに、著作権団体から、クジラの唄のブートレグの相談が持ちかけられた…
「でも…クジラたちって未完成の曲を人間に聞かれるのって すごく嫌がるのよ。声の届く範囲に人間がいたりしたら、作りかけの歌を歌ったりしないと思うわ」
などなど、クジラと人間の共存やら、知的生命体としてのクジラ・イルカの生態まできちんと考え込まれていて、ちゃんとしたSFとしても面白い。
宙/主婦と生活ミッシィ1998
短編集。以下に紹介したものと、あと1編。
[ちまりまわるつ]の設定を使ったアナザーストーリー。
内容:深太(しんた)はクロネコを拾う。偶然とおりかかった あおばさん(ちまりの母)がいうには、「まあ珍しい、540匹に1匹しかいない、使い魔のネコよ」
と。それから深太の魔法練習が始まった…
でも真剣に魔法がどうというわけじゃなかうて、あおばさんのチャーム体質に惹かれて、つい魔法グッズを買わされてる感じなのがかわいい。
深太くん、見た目がまるで男に見えない。目・髪の毛の長さ、体格…竹本さん、いつもならこんなことないのに。なぜだ。
最終ページに、ネコ“シャルペロ”と戯れる2コママンガがある。遊んでもらえないのが実にリアルでいい。
内容:善美ちゃん一家は、見晴らしのいい一軒家に引っ越してきた。しかしそこは、とてもとても高い丘の上。階段を登るだけで一苦労。そんな新居で起こる、何気ない“少しヘンな”お話。
ヘンさ加減が実に竹本さんらしくてgood。
[calender]
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