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出社→東郷青児美術館→方南町ブクオフ。
ちなみにMAX15度の寒さ。冬コート出した。
最近ガラス工芸や陶芸ばかりだったので、絵画、しかも古典を見るのは久しぶり。いいもんだ。油絵のみずみずしさによる森林や人物を堪能。−−今でもチケットぴあ(ファミマ)で前売り券800円で買える。お得。
いちおうパネルの言葉によれば、バロック(奔放・おおげさ)〜古典(写実美)〜ロマン〜新古典〜そしてクールベによる現実導入と印象派まで。3世紀もあるから、なんでもあり。
展覧会ポスターとしても、クールベをpushしている。クールベといえば[鱒]だが、さすがにそれはなくて、[こんなにはクールベさん](パトロンに会いに行く絵)が。けっこう大きな号。
クールベといえば、それまでの聖書引用やら神話の「決められた」
画題を拒否し、現実・日常のなかにテーマを見出した。発想としての転換点の人。でも、クールベは絵そのものは 古典のひとと技巧的にも構図的にも変わるところは何もない…と思った。
とはいえ、この絵の出会い(ようやく自分を認めてくれる人に出会えた)に添えられた手紙の言葉は感動的で、それで心に残る。
「私は正しかったのだ。私はあなたたちに出会えたのだから。」
美術館は、適度な広さの部屋が5室。照明も自然で好印象。
6室目が常設として東郷青児の作品が4枚だったか5枚だったか。1Fモニタに紹介ムービーがループしているのだが、展示室にあるものは2つだけ。展示はてきとうに入れ替えるのだろう。実物を見たいので、またそのうち行きます。
6室目の半間は暗室で、そこに目玉のゴッホ[ひまわり]がある。あとセザンヌとゴーギャン。実はわたしはゴッホもゴーギャンも 一度もいいと思ったことがない。肉筆を見て、絵の具の盛り上がりが派手で、「すげー荒々しい、パワーあるな」
と思ったものの、それだけ。感受性が足りないのか。
いつも牛ネコさんやや赤首輪クロがいるところ。前を歩くサラリーマンが自転車置き場に立ち寄って おいでおいでするので、私も存在に気づく。ビクビクさんなので、すぐ奥に行ってしまって、ほとんど撮影できなかった。
このこは正面が白。赤首輪が共通してるから、同じひとに世話されているのかな。
ゆったりしたユレの16。ふんわり包み込むリズムに、しっかりキッパリしたボーカル。Aメロの4小節ループの「割り切ってても こだわってても 片手間じゃままらなない 愛のしくみ」
の部分が大好き。
ちょっとヒネったコードで、DトニックでD-Bm-Em-A?。4つ目、ふつうならA7のところ、不思議なテンションで鳴っている。耳では判別できないので自分で弾いてみると、Aaugらしいと分析。これだと和音はa+c#+f。だが、メロはg.gg-e--|e-------とe。eとfが半音でぶつかる。ものすごいテンション。なのにこんなにポップに響く。最初は意外でも、いったんやってみると、A7では物足りなくなる。
うまいなあ。今度マネしよ。AからDへの経過音としてAaugは常套なので自分もよくやるが、EmからいきなりAaugというのは想像もしなかった。
(いちおう解説してみる:A(a+c#+e)の2つ目を半音 3つ目を1音上げると、D(a+d+f#になる。これは和音の基本進行の1つ(V度-I度)。もし経過音を作るなら、1音変化するものを半音に分解するのが常套。Aの3つ目を半音上げるとAaug(a+c#+f)になる。)
さよならニンジンポテト 宇宙の果てへお帰り
胸の残り火ごと ぜんぶ捨てたと思ったのに
おなべの底にたまねぎ しっかりこびりついてる
「いやよあきらめない」
たぶんこれが私ねばかげた小指の絆創膏 みせるつもりだった
いっしょに笑ってくれないの? いつもの土曜日なのに。
あ、べつに自分の心理の詩が一致するわけじゃないですよ。
純粋にこの唄はメロとアレンジが実に美しいです。
「土曜日の夜はー にぎやかー」(ダウンタウン:ひょうきん族ですね)が心に残ってて、それにタイトルひっぱられて
レンタル屋で借りた曲。12inchシングル。 重厚なアカペラコーラスとスナップ(指パッチン)中心のアレンジに、たまに野菜を刻む音がリズムとして鳴ったり。コード展開も美しい。
通常版はアレンジが違うのだろうか。また神保ジャニスのお世話になるかな。
[calender]
今日もMAX16度で寒いさむい。出社→五反田ブクオフ。
あ、13日の金曜日だ。
木・金は休もうかと思ったくらい。実際金曜日は使い物にならんかった。疲労が回復しない。22時には寝ないとダメか。
でも。毎日行けただけ偉い。原稿は思いのほかスムーズに読めたし。勤務も徐々に慣れていくことでしょう。
食欲がおかしくて、半人前を4回食べている。
14時ごろ。いつもの みやこ荘はメシ後なのでみな解散。で、コロンビア大使館を超えて線路沿い・五反田方面に歩くと、駐車場に3匹も。この場所でははじめての遭遇。
3匹とも最初はリラックスしていたが、私を見るなりビクゥとして固まる。T33のデジズーム最大で撮影。手ブレとピンズレが出てますが、記念で残す。
ずっと離れたまま撮影していたが、クロトラはすぐ逃げ、オレンジも去る。フサだけ寝たままだったが、一歩踏み込んだら去った。ま、最初の場所はこんなもの。信頼関係ができてないからね。
それにしても、フサのシッポが立派。
[calender]
爆睡→ネコ散歩→方南町ブクオフ。
小学館fs2004|2005
内容:巨大な金持ち組織、宝塚家。小6のお嬢様には、1人の世話役青年がついていた。コンチキチ(通称コン吉)。美形だが、下ネタ好きが珠に瑕。実はそんな彼は某国の孤児で、幼少時に戦乱に巻き込まれ、一族をなくし、復讐のために殺人鬼となる生活をしていた。そんな彼も、宝塚家の当主に拾われて以来は、お嬢様の世話にすべてを注いでいる。
ギャグとシリアスが見事に融合・融和したマンガ。いかにも耽美っぽい美観ある絵柄のまま、真剣なストーリーの真っ最中に、けっこうなギャグを飛ばす。B.B.Jokerのような快感。くだらなくて 個人的に好きなタイプ。−−いつも言うことだけど、「落語家自身が笑っていては落語は面白くない」
。バカなことを真剣にやるから面白い。
1巻では、幼稚園でイジめられるお嬢様を守るためにコン吉が「自分が誘拐して一般市民として偽装通園させる」
と企むお話が好き。お嬢様の護衛がみな忍者並みの特殊能力を持っているのが荒唐無稽で楽しい。オチも、ありきたりながらイイ−−父「このコは宝塚家の娘であり、そのことから逃げては生きられないのだ。世話係のお前が甘やかしてどうする。」
2巻では、シリアスとギャグの境界線のない進行がより顕在化していて、読んでいて脳が掻き回される感覚が悦楽。
(余談:[パタリロ!]も最高の時期(私の認識では18巻〜21巻の[バンコランvsバンコラン])はこういう快楽でいっぱいだった。ろまんがのソレとはまた種類が違うけど。)
好きな逸話ばかりで、紹介に困る。
「ふられ」の猛烈マシンガングチも楽しい
コン吉とお嬢様の想い合いが恋愛感情スレスレまで行っていそうで、間違いは起こさない、そのギリギリのラインなのが面白い。なんせお嬢様は小6だし(コン吉は23歳)。
占い師により余命の宣言、そしてコン吉の殺人鬼時代の“コピー”の登場など、物語に妙に暗黒な要素が目立ってきているが。それを飲み込んでゆくギャグの応酬が快楽。ああ、これも上記の[バンコランvsバンコラン]とまさに同一の構図だわ。
実は本作は、前身[うまんが](全3巻)のサブキャラを主人公に据え直した再出発作品。その[うまんが]のほうも読んでみたが、ちっとも面白くなかった。ダテに主人公を変えたわけじゃないと思う。コン吉は、過去設定も現在設定もキャラが面白すぎ。
(いちおう 馬に似た怪生物が出てくるお話なんで、登場人物名はお嬢様が宝塚菊花、友達が有馬皐月、恋の相手が安田優駿。これでよく人の名前になったものだ。)
(ちなみに優駿君のことは嫌い。あの煮え切らない・場の読めない性格で、なぜ菊花・皐月は惚れているのか? それを理解できないので、[うまんが]は楽しめない。)
5月17日追記。購入後読み返すと、2巻は心底文句なしだが、1巻は多少モタツキを感じる。でも幼稚園時代の菊花お嬢様がかわいいので後悔なし。
2巻の占い師との対面シーンで、おびえる占い師の理由を まくまく(馬)が推測したことに関して、コン吉が「…自信ありません」
と赤面苦笑いするのが大好き。
1998年10月11日、j-waveの「UAのカピバラレストラン」
にてオンエア、即座に気に入った。探したみたところ、初期のシングル[情熱]のカップリングだった。アルバム未収録(ライブ版にはアリ)。これが手軽に手に入らないとは、かなりもったいない話だ。
詩と曲はホフ・ディランのワタナベイビー氏。曲は日本人独特のフォーク スウィング系ポップで、日本語がすごく奇麗に乗る。
アレンジは朝本浩文。ジャジーなピアノとウッドベースによるスィングバラード演奏の下に、8を刻む工場ノイズビートが入る(まるでムーンライダーズのマニラマニエラみたい)。そういうちょっと病気な音の雰囲気のうえに、見事なポップメロと歌詞が載る。うまい。
歌詞も心底大好き。
目を閉じて でもまぶしくて
ちょっと憂鬱が ボクの邪魔をしたら
また電話をするよ キミに電話をするよ きっと電話をするよ
頼むからボクを 慰めて。
内緒だよ 秘密だよ
少しだけ ボクは狂っているよ
誰よりも 何よりも
総理大臣よりも キミに頼っているよ
また電話をするよ 頼むからボクを 慰めて。
Gトニックで、AメロはG-Em-Am-D7と単純な4度まわし。Bメロ(サビ)はメロディックマイナーで、C-B7-Em-Em。ここの乗っかるメロディがとても綺麗で、何度聞いても泣いてしまう。
2番の「内緒だよ」
以降では、UAとワタナベイビーが掛け合いで歌う。Aメロでは追いかけで。Bメロではハーモニーで。UAの締まった低いよい声と、ベイビーの高い声が、男女を越えた不思議なマッチングをする。
奇跡のように美しい、大好きな1枚です。CDがダメになる前にバックアップしとこ。
なお、ワタナベイベーのソロアルバムに、彼のバージョンが収録されている。こちらはかなりのローテンポで、純粋ジャズアレンジ(インダスタルノイズなどはなし)。で、しっかりゲストはUAで、UA版と逆の分担で歌いあう。これがものすごい違和感。失敗してると思う。
この2曲しか知らないけど。森はいいねえ。スタジオ版だと控えめだけど、生だとはげしめのしゃがれ声が迫力あって。
写っているのは3匹(クロ・ブチ・トラ)。このほかにも細クロが1匹。
昔こっちのほうはネコいなかったのだが、ちゃっかり入り口脇に餌入れ・水入れが。撮影中に住民2人とすれ違ったが、すっかりネコ許容の模様。
たいした写真じゃないが、記念で。
(補足:歴史的に、方南町から永福町のあたりは、人形問屋が多いらしい。なにかで読んだのだが… とりあえずgoogle。1つ目がこのマンションなり。)
トラだけ近寄っても逃げないので、手を差し出してみる。仲良くしてくれるネコは 手の臭いを嗅ぎに来るのだが、トラは猛烈にネコパンチを繰り出してきた… 2度くりかえすが、またパンチ。交渉決裂。
1ヶ月ぶりにようやく再会できた。かわいい。
今日もおとなしい。ギリギリまで寄っても逃げない。挨拶でマッサージしたらイヤがられてしまって、塀上に逃げられる。信頼関係(以下同文)。
ちなみにアパートの一番奥の住民が餌をやっている模様。トラくんが食べていて、オレンジはそれをじーーっと見ている。
(余談:方南町集会場1のオレンジばあさんを思い出すが、写真をよく見ると あまり似てない。)
このあと奥からトラくんがやってくる。オレンジが毛づくろいを始める。2匹は仲良しか。
と思っていたら、オレンジがトラにマウント。首を噛んでいるし、腰がヘコヘコ動いているし、こりゃ交尾か。仲良しどろこじゃなかった。ただし。位置が違うぞ。そこは背中だ。トラもなんか迷惑そう。
そんな擬似交尾を、5分くらいえんえんと撮影していた。変質者な気分。
写真はいいのがなかったので未掲載。
帰り道、自宅近くの公団マンションの庭スペースにて、毛皮のコートを着たケバめのお姉ちゃんと、ビデオカメラマン2人が、撮影しながらトテトテ歩いてきた。またそういう撮影か? 方南町、多いのか?
[calender]
爆睡→ネコ散歩→笹塚らくだ。
夢というか、寝ぼけて聞こえたというか。
朝7時定時に目が覚めるが、寒気がひどいので寝なおす。
10時ごろ。PCの奥の辺りから、オルゴールのようなチェンバロのような音が聞こえる。きらきら。メロはちびまる子ちゃんのテーマ。「嬉しいことなら いっぱーい」
なんだろうなと思っていたら、なにか小さなものが転がり落ちる音。そして「ふぎゃっ」
という悲鳴。それでぱたりと音は止んだ。そのあと、豪快な雨音。
「あれー雨か」
と目を覚ますと、音はなにもなってない。雨も振ってない。
妖精?
頭がクラクラするほど眠いので、寝なおします。睡眠不規則。薬の副作用?
10:15。今度は明確な子供の謡声。「あーぶくたったー、にえたったー」
。そして豪快な雨音。
起きるとやっぱりなにもない。
以上、半分寝たまま入力している。即座に倒れるほど眠い。脳はほとんど機能してない。
今日の午後は雷雨でした。予兆?
02-11-10接写|02-11-18|03-10-05|04-10-16接写|05-04-16|05-05-15ガラス球首輪
かわいい首輪! 接写させてもらう。前のもかわいかったけど。
気になったのか、めいっぱいネコに職務質問された。素人カメラマンやってます、うす。
彼は触らない限りは近寄ってもOK。でも、顔のほうに手を伸ばすとイヤがって位置を変える。適度な距離感を持たねば。
スピリッツ2005〜(連載は2004:1巻が2005)
内容:その4人は、共同自殺共謀サイトで知り合った。ジュリアの申し出で、バンドのライブ中に自殺するという。だが、ほかの3人は音楽経験もまったくなく、練習はひどいさま。
けっきょくライブ本番でも自殺は失敗する。−−その話題性を食い物にするエージェントが現れ、人気は煽られ、いつのまにか4人は“自分の死”を自分の意思で選べないばかりか、商売のなかに組み込まれてしまっていることを知る…
連載始まったころは、「ドラマ化タイアップ? 狂言自殺ネタ? うわー絵ヘタ、音楽表現からっきし、なってねー」
とバカにしていたが、いつのまにか面白くなった。
個人的ターニングポイント:ミカエル(ゴスロリの子)の家庭事情が描かれた回。ふだんゴス+変なメイクでキレテツな顔なのだが、化粧を落としたらすごく普通の顔で、まずそれに好感を持つ。ひきこもりで言葉を一切発さなくなっており、家族はこの子を守りたいのだが、どうしても腫れ物を触るようになってしまう。その不器用な不幸に、ちょいとホロリと来た。
このエピソードの最後に、はじめてミカエルが、バンドメンバーの前で声を出して喋る。
「ジュリアの声は、ライブの客に届いていた。わたしはまだライブを続けたい。」
そこまでの演出がなかなかよくできてて。マンガとして見直した。
(ちなみにそれまでは、ずっとケータイメールで喋っていた。それもパロディっぽくて面白いんだが。)
ほかにも 本作は不器用な不幸が満載で。恥ずかしかったり鼻についたりするけど、上記エピソード以降はマンガとしてちゃんと楽しめる。
(わたし最初は勘違いしてたが)本作は“いまどきの自殺サイトの実態を描く”マンガではない。どっちかというと音楽マンガ。
いま初めてTV版のWebを見たが…こっちはなんか酷いなあ。
余談だが、おなじ[GO!GO! HEAVEN!!]でまったく違うマンガがある。!マークの数が1つ違うだけ。
わたしは何度タイトルを見てもSPEEDを思い出す。
店員に薦められて買う。1050円と、類似製品のなかで一番高い。
ほんとに効いた。
2月頃から小型のゴキブリ様の生物がけっこう出てきて、うっとおしいと思っていた。4月から2度ほどゴキブリもみかけ、気になっていた。
このスプレーは、吹いたあと1ヶ月ほど待ち伏せ効果が持続する。
で、ほんとに効いた。
ただ、あくまでも殺虫スプレー。虫がいなくなるわけではない。いままで けっこうみかけた小型ゴキブリ(ナンキンムシというそうな)が、死骸としてけっこうみかけるようになった。
これは状態として前進か?
商品を調べるにあたり、バルサンが中外製薬からライオンに吸収されていたことを知る。おどろく。
[calender]
洗濯→出社→原宿ブクオフ。定期購入。
風邪っぽい。鬱ではないと思う。
昼にひさびさtip top。ロースカツうまい。寒いのでココアを飲む。甘くておいしい。
アスキー1993(現在はエンターブレインとして再販)
内容:ゆかりちゃんは“服に着られる”少女。服が変われば性格も変わる。そんなゆかりちゃんと愉快な仲間たちの、ちょっぴりヘンで楽しい学園ライフ。
ほのぼのして、少しヘンで、かわいい。火星人の逸話と中世お姫様身代わりの逸話が大のお気に入り。るーるるーるーー。バロウズだっけ?
(余談だが、竹本さんの「るーるー」
火星人は、アニー・パトロールが初出とのこと。)
はじめは2巻から読んであまり気に入らなかったんだけど、1巻はすごくいい。いまは2巻も悪くない。
105円版が、本文のインクのノリがところどころ薄くてすすけているのが難点で悩んだが、1ヶ月待っても他の店舗で105円版は見つからないし、350円版もそう美品ではないので、押さえで購入。
面白かったが、購入には至らず。
5〜6巻:《影の民》の意外な正体、それにセレスが打ち勝つシーン「お前が望むなら、私は負けを認めよう」
のカッコよさ、そして《癒しの葉》との表裏一体の関係。意外でありつつ、テーマとしては普遍的で、とてもよかった。
7〜8巻:セレスと娘の問題の解決のしかたは、とてもハッピーで嬉しい。その一方、ユーリグと兄のいびつな愛憎からくる悲惨な展開は、読んでいてかなり悲しい。《癒しの木》と《影の民》の関係を聖者サナトールが霊界でユーリグに見せたシーン、あの表現は見事であった。
兄オルフェの《影の民》が暴発したあとの、霊界でのユーリグのセリフが心に残る。兄の魂がついにユーリグに文句を言ったとき。
はじめから こんなふうに
兄上とケンカして罵り合えればよかった。
そうすれば、お互い本音も分かったし、
誤解だって解けたのに。
私も、どちらかといえばオルフェのタイプだ。 それでも。セレスのいうとおり、ひとは変われるから。これから変わろう。アジンを見習おう。
[calender]
出社→五反田ブクオフ→渋谷まんだらけ→代々木ブクオフ。
朝日ソノラマ2004
内容:親戚の死、実父の死…残された家族は、悲しみもあるけれど、葬式の準備のドタバタやら葬儀の常識のお勉強やらで、けっこう大変。そんなドタバタを、悲哀抜きで、スカっと描いた1作。実話ベース。
ちなみに2人は姉妹。
前にジュンク堂で立ち読み解放されていて読んだ。冒頭のうぐいすみつる嬢のマンガがすごく気に入る。絵柄やコマ割りはごくフツーだが、葬式の「疲れたーーーーーー!」
がよく描けていると思う。
TONOさんは、たまにやるリラックスマンガでの丸ペン一本調子のある意味 手抜き絵のマンガ。わたしはこのときのTONOさんは好きじゃない。
余談だが、TONOさんとこの実家は皮膚病とはいえ医者だったそうな。それで犬童医院とか書いたのだな。
TONO+うぐいす嬢の連名作品はいくつかあって、[けしからぬ話](女性どうしの猥談集)[よからぬ話](怪談集…だったかな)[しましまエブリディ](ネコ話)など。いままで特に印象なかったが、読み直してみよう。
なつかしー。高校生のときに新品1000円で買った。でも売却した。いま考えるともったいない。
トレント レズナーさん(うろおぼえ)の1人プロジェクト。この真っ赤の炎が印象的な2ndミニアルバムはインダストリアルノイズ+轟音フィードバックギター満載。ボーカルが叫びまくるのが若くて気持ちいい。3曲目の「れーれーどれードレーファーファー|レーレードレ(ごごごごごごご)」
のリフが大好き。あと、隠しトラックの2つのうち、1つ目が重たいビートで、サビの叫びっぷりが大好き。2つ目は24beatのファンキーなトラックと轟音サビの組み合わせで、これも面白くていい。
(いま初めて知った。隠しトラックのタイトル、[physical]なんだな。「D.C.call」
だと思い込んでた。)
私はハードロックもコアテクノもたいして好きじゃないし、本作だってストライクゾーンからは遠いんだが、、たまにはいいもんだ。
さらに余談だが、本CDはトラック数が99。7〜97は0秒の無音。CD突っ込んで「99」
と表示されるのもインパクトあるし、7から数がガスガスと上がっていくのを見ているのもなかなかトリップ。
同僚に「S60買おうと思うんだけど、どう思う?」
といわれたので、自分で触ってみる。昔の印象で、Sシリーズは正直いいとも悪いとも感想ないのだが…
久々に本物見て驚いた。広角側が28mmではないか。Aシリーズも35mm。しらんまに広くなってる。しかもAはSDカードに。CANONもいろんなことしてるんだな。
と思っていろいろ見ると、ixyも35スタートだし、exilim zoomもlumixも35だった。T33を買ったのは早まったか? 一瞬A510に乗り換えようかと思った。胸ポケに入らぬので却下なのだが。でも29800円という激安はスゴイと思う。
(T33は38mmスタート。)
店頭で撮り比べ。35mmって十分広い…うらやましい。ちなみにCANONの35は広く見えるが、exilimのは狭く見える。公称と実際にズレがあるんだろう。
[calender]
出社→産業医→五反田ブクオフ→TiSiさんとひさびさにメシ。
「あ、いま新宿。これから部下と、地球の平和を守るから。」
正義の味方も大変だな。
朝日ソノラマ1997(ほんとうにあった怖い話 連載)|7&Y
内容:姉妹の実話に基づく(とされている)怖いお話。(1)売り払ったおうちに関して、親族共通で連続で見た夢 (2)病気ネコのニャンニャンがTONOさんにまとわりつく話 (3)Y島旅行での分かれ道で迷ったときの話 etc
妹(うぐいすみつる)さんは“視える”体質だそうで。そのへんが淡々と書かれているのが面白い。
マンガとしては。TONOさん分はやっぱりうまい。亡霊などの怖そうなモノの描きかたはヘタ(というか:再掲だがこのひとは基本的にはモノが描けない)だが、話をページ割り・コマ割りに反映させる能力(マンガ力)が圧倒的に高く、面白い。ただ、1話の中身がちゃんと1話ではなく、著者自身も登場して“思い出した順”に複数の話をアレコレ描くのが、ちょっと珠に瑕。
うぐいすさんは…[葬式本]でかなり気に入ったんだが、本作を読むと、うぐいすさん、マンガがヘタだわ。説明の枠セリフが多すぎ。コマの流れと人物の動きがヘタすぎ。絵も一本調子。アマチュア。1997年(本作)から2004年(葬式本)の間に進歩したのか?−−でも、“視える”体質からくるお話のネタは面白い。
お話としては。ニャンニャンの逸話が好き。
今日(五反田店)では400円だったので買わないが、方南町店で105円で在庫あったと思うんで、記念で買います。
太田出版2003年|1000円もする|7&Y
ミミッチと同じ絵柄なのに、内容は好対照で、とにかく どん底に悲惨だった。たぶん誰が読んでもこのマンガは辛い。さすが太田出版。
内容:初子の家庭は、父が夜逃げ、母は病気で死亡。兄は酒癖が悪く、仕事もろくにせず、女遊びも酷い。初子はバイトしながら高校進学を目指すが、バイトの給料も悪く、進学はあきらめる。家には冷蔵庫も電子レンジも電話もない。欲しいものは、憧れの吉田君(うろおぼえ)と同じJフォンの携帯電話。
セリフも四角枠記述も、すべて方言が使われる。どこの地方かちょっと分からないのだが、けっこうインパクトがある。広島なのかな。
ラストシーンが印象的。
内容:帰宅した実父のやけくその放火自殺により、住んでいた文化住宅が消失し、親戚の家へ移ることになる。初子は、ようやく継続してできそうだったお菓子工場のパートも、恋も、あきらめる。その旅立ちの日、駅の改札にて。親しくなっていた吉田君とともに、工場でもらったお菓子を食べる。涙でノドが痙攣して、2人ともうまくお菓子を食べられない。
吉田君が初子にキスをしようとする。以下、セリフは方言だが記憶してないので標準語で。
初子
「やめて。そんなんしたら、わたし恋愛ドラマの最終話みたいやない。」
吉田「ちがう、恋愛ドラマじゃない。俺らは結婚して、ホームドラマになるんや。」手のアップ、絡まる小指。ゆびきりげんまん。
コマ隅に書き文字。
「どんなんなっても|家族になろう|いうてくれる人がおったら|希望は終わらんよ」
家族という言葉に重たく思い入れがあるので、ドシーンとのしかかってきた。
単行本後半は、[paint it blue]という別の短編。絵柄がちょっと違う。とくに感じ入らなかった。
タイトルはストーンズもじりですな。
Web見てたら、うまいこと書いているひとがいた。引用紹介。
優しい近所の人もでてきやしないし、初子は貧乏を耐えたり抗おうとする姿も見せないし、唯一の希望である彼氏だって、いいやつなんだけど、薄っぺらな正義感を持つ若者にしか見えないし。
内容:西部劇設定。保安官補佐のダグラスと、男顔負けの活発少女ミリアンの、冒険活劇。恋もあり。
細かいことは書かないけど。マンガとしてすごく面白い。キャラ表現のうまいこと。話の組み立てのうまいこと。感服。
タイトルに込められた意味がgood。読む前は「なんだこの乙女ちっくすぎるタイトルは」
としか思わなかったが、内容と密接に関係していて、効果的。ただ、カバー+タイトルからは中身があまり想像できないのが難点か。
順番としては、[荒野の天使ども]→[時間をとめて待っていて]→[それなりにロマンチック]と読まねばならぬ。完全に逆を行っている。だって在庫ないんだもの。新宿manbooへ行くかな(マンガ喫茶:少女マンガの在庫は随一だったはず)。
「PLAYSTATION 3」対応ソフトの画面を公開−−けっきょくプレステ3って名前なんだねえ
「お風呂」がトップ
「ThinkPad」の名称を捨てなきゃいけないそうな。もったいな。
「“阪急”を目指す」ソフトバンク、今期黒字化へ
「Athlon 64 X2」
「Pentium ExtremeEdition」でデュアルコア頂上決戦を堪能した
小寺さん
[calender]
25度の予報が、途中で28度まで修正され、実際は27度まで出た模様。あったかかった。
睡眠不足(自己責任)で体調不良気味だったのに、今日は16時まで勤務。医師の指示ではMAX15時。仕事の切りがつくまで…と思っていたらこんな時間。内臓痙攣ピクピクしてしまった。反省。
回復力が不足しているだけで、とくに鬱疾患や風邪ではない。実際、昨日は産業医に「顔色があきらかによくなった」
といわれたし、TiSiにも「目の光が戻ってきたね」
といわれた。自覚もある。
睡眠をたくさんとるように心がけねば。病後予後なので、7時間では足りない。10時間寝るつもりでいよう。日記のネコ写真やらマンガ感想なぞ後回しにしよう。−−ついやってしまうのだが。
原稿整理やリライトの中身は、うまくできてると思う。ちとペースが遅いが、でも気にしない。マイペース。
明日は通院のため有給休暇。
[calender]
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