【ネコとか唄とかそんなもの。】

2006年12月 11-20日

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2006年12月11日(月)

12/11●ミヒャエル エンデ[鏡のなかの鏡−迷宮−]review

岩波書店1985、訳:丘沢静也

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‖概要

30の連関短編集。1つ1つにタイトルはなく連番のみ。

内容は独立だが、原則としてダークファンタジー。それぞれに関連するようなしないような形で、思わせぶりに進む。それを補って全体を想像していくのが楽しい。

いくつかの冒頭を転記する。これだけでツボにはまるヒトは大量にいるはず。

#01:許して、ぼくはこれより大きな声ではしゃべれない。
#16:この紳士は文字だけからできている。
‖一歩踏み込んで

#4では、「駅カテドラル」に集まるおかしな人々の話。だが、物語とは無関係に、本文でカウントダウンが行われる。はじめ1万あったのが、気が付いたら700に、100に。本編と関係なく進むそれがついにゼロになったところで、この短編は終わる。

万事こんな感じ。バートンが映画化してくんないかな。

1番好きなのは#20。「魚の眼をした男」「いつもの電車」に乗ったはずがわけのわからないところへ連れて行かれ、気が付いたら乗客が自分1人で、でも不安は感じず、気が付いたら「非常な郷愁」に包まれていたお話。

最後に男は「行き先」を悟る。この1文の美しいこと!

サイエンスはないが、センスオブワンダーにあふれた1作。児童文学ではないエンデを1つどうぞ。

‖挿絵

挿絵は、ミヒャエルの父エドガーによる。というか、先にエドガーの絵があり、それに触発されて本作が書かれた。

いまは文庫が出ているが、必ずハードカバー版の表紙絵を先にごらんください。それがないと本作の価値はガタ減りだと思う。

高校時代、名古屋でエドガーの展覧会が開かれ、そこで本作に出合った。肉筆で見た本作の表紙は、絵の具の盛り上がりが1cm以上はあろう荒々しいもので、実際の色以上に陰影がある。

この絵から感じた恐怖はいまでも忘れない。そして、本文がそれにふさわしい内容であることにずっと感謝している。

12/11●じゃぱねっと:カラオケマイクreview

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家庭用、TVにつなぐだけのカラオケマイク。 ボディに1200曲内蔵。 メモリーカードを足せば追加可能。

でね。そのメモリーカード。 こんなんなのね。SDカードとかにすればいいのに。なんでだろ?

マイクのなかに4スロットもある。 んで、曲入りのチップも売ってるが、 いまどきらしくWebダウンロードもできるそうな。 いちおうPCがいるが、マイクをUSBでPCにつなげば、 あとはなんとなくダウンロードできるみたいだ。

知らない世界の商品は面白い。


社長が舟歌を歌う。「しみじみーのめばーー しーみじみとぉぉぉぉ」。演歌はすごいねえ。わたしでも曲が分かるもんねえ。聴いたこともないはずなのに。

業界のひとと話したことがあるんで知っているんだが、店頭のカラオケ、あれMIDIなのね。けっこうまともにギターソロなんぞも鳴るが、それもMIDI。いまのMIDIってすごいなあ。もっとも500万円クラスの音源なんだから当たり前か。

(ベンダーごとに音源は指定されていて、それ用のデータをつくるそうです。)

MIDIだから、コントロール部分が豊富にしたところで、1曲分のデータは少ない。だから「新曲ダウンロード」も瞬間なんだとさ。

音楽作成屋と映像作成屋は連携なし。映像屋は曲すら聞かせてもらえない状態で作るんだそうで。たいへんだ。

[calender]

2006年12月15日(金)

風邪のストレスからの現実逃避で新宿へ。

12/15●FUJI KLASSE Wphoto

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今日の主目的。今月、すなわち2006年12月に発売された、なんとフィルムコンパクトカメラ。名機KLASSEの広角後継機。FUJIはえらいね、NATURA Sもがんばってるし。

イジる。…うーん。総合的にいいカメラなのに、ボディーホールドが悪くて納得できない。28mmF2.8で30cmまで寄れて、ありとあらゆることができて、文句はないはずなのに。シャッター音も良好。

12/15●ライカCMphoto

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ふと脇を見たら、なんとライカCMがある。M型ライカ風コンパクト。これがもう、「ボディのライカ」らしく、最高のホールド感+手触り+操作性。ファインダーの中身のLEDシャッタースピードも驚異的に見やすい。

(いま調べたら、2003年製品だそうな。CONTAX G1が1996、ライカminiluxが1995。遅れに遅れた後継機。)

だがしかし。40mmF2.4なのに70cmまでしか寄れないってどういうことよ??? レンジファインダーの悪しき習慣をコンパクトにまで持ち込んでどうする>ライカ。

写りは。「ボディのライカ」らしく、しごくフツーのようだ。しかしボディかっこいいなあ。13万だけどさ。

ちなみに、シャッター音が一切しない。どういう機構を採用してるんだろ。完全電子シャッターでもレンズ駆動音くらいするのに。

場所は新宿西口さくらや。見直した。

12/15●ビックの醜態

そのあとなんとなくビックへ行ったら。展示の一眼レフに備え付けのレンズに防犯タグがビニールテープでグルグル巻きにしてありまして。その「グルグル巻き」はヨドでもあるんですが。その。

ビックのは、ピントリングもズームリングも回らないように固めていやがる。アホか>ビック

12/15●Nikon D40photo

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最近出た廉価一眼レフ(デジタル)。数ヶ月前にD80が出していて、そのD80が「小さいのにプリズム」でがんばった製品なので、ミラー機であるD40に関して「Nikonがどこまで手を抜いたのか」を確かめるためにイジる。

そしたら。予想に反して。ファインダーが異常なくらいにいい。正確にはスクリーン。ミノルタM型のように、アウトフォーカス部が乱反射して散る。これならミラーでも遜色なくMFできる。Nikonはうまいなあ。

(念のためPENTAX・CANONのミラー機をチェック。当然だが、ほかのミラーはダボダボだ。)

小さくて。軽くて。AF速くて。いいなあNikon。宗派変えようかと、中古レンズ屋まで歩き回ってしまった。

お持ち帰りした試写データを見ると…あちゃあ、AdobeRGBで撮影していた。これでは意味が無い。

ただ、現場でもはっきり分かったこと:非対応レンズでは露出が転ぶ。D40はAF-S専用機であり、テストで使ったのは現行AF35/2で、not AF-S。MFになるだけで露出計は動くのだが、どうしても露出が+1オーバー。現行単焦点が対応してないってどういうことだ>Nikon。ズームを買えと?

(Nikonは古レンズへの対応が構造上できないのか、非対応レンズだとそもそも露出計が動かない。PENTAXは逆に旧レンズへのサポートが一番いいかわりに、新レンズ側に革新がない。)

なお、今日撮影した*istDをデータをしげしげと見て。「やはり自分はこれがいい」と考え直しましたです。すいませんkoss師匠。でもプリントはNikonが1番好きです。

(気が付いた点:Nikonは露出補正がプラマイ5EV。すごいなNikon。)

12/15●カタログ各種:とくにSIGMA

各社の最新レンズカタログをもらってくる。

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SIGMAのラインナップを1年ぶりくらいにきちんと眺めた。すごいねSIGMA。こんなに幅広いとは。Nikon並み。

改訂版sigma18-50/2.8Macroの存在を改めて確認して、その数値能力の高さに溜息が出る。−−こりゃあどのメーカーも単焦点作ってくんないわけだわ。18-50mm全域でF2.8通しの20cm接写なんてやられたら、レンズ出しようがないもの。

しかもSIGMAは作例写真の差し替えが旺盛で、それも感心する。CANONは新レンズ以外はぜんぶ使いまわし。仕事しやがれ。

12/15●カタログ各種:とくにPENTAX

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PENTAXは。おおおおお。なんかようやくまともなカタログ+ラインナップになった。WebにPDFもあるので、お暇なかたはぜひご覧ください。

私が*istDを買ったころ(2003年)はスターとLimitedが神々しく、充実の単焦点ラインナップもあり、見て惚れ惚れするカタログとラインナップだった。それがこの2年、生産中止のレンズが50%越えで、出るレンズはパンケーキばっかで、なんかこう「PENTAXどうしよう」だった。

パンケーキが3本揃ってふと気が付くと、焦点距離もレンズ分類も見通しよくなった。あとは予定通りに新DAスターのズーム・単焦点を投入してくれれば、また「クセ玉レンズのPENTAX」が復活だ。うれしい。

PENTAXははじめからCANONにもNikonにもなれない会社なので、ぜひもう一度PENTAXに戻ってください。

12/15●体調

実はところどころ悪くて、様子を見ながら薬を投与した。

家を出たのは4時なのだが、その時点で妙なくらいに空腹で(昼飯はたんまり食ったのに)、出る前にバナナ+パン+牛乳。新宿到着時点ですでに腹が減り、「どうもこれは、空腹ではなくて、胃がシブっているらしい」と判断。トイレで確認。うん、当たり。胃薬とデパスを投与。

しばらくすると渇水が強まり、セキがとまらなくなるので、解熱剤を1/2。これで収まった。ちうことは、ただの胃腸風邪の残りだったな。デパスは余分だったかも。


いまは非常に小康。ただし、メシを食べるとやはりお腹が渋る。困ったね。牛乳を控えるか? 好きなのだが。いやそのまえにコーヒーとタバコを止めよう。止められないが。

だがまあ。例によって例の如しで、自覚的な病人である間は心配ご無用ですので。

[calender]

2006年12月16日(土)

about::zappa

12/16●Frank Zappa[Grand Wazoo]music

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Zappaのホーンバンドシリーズ#2。こちらは比較的オーバーダブなし。

なにをいうにもジャケットが秀逸。カルシュンケルのイラストでもNo.1ではないか。ブックレットにかんたんな設定が紹介されているとおり「音楽を武器にした戦争で、管弦楽部隊をホーンセクション部隊が反撃!」

音楽は。[eat that question]が絶品。ジョージデュークのエレピ単独から始まり、フレーズがいつしかテーマになり、バンド参加で合奏提示。ソロはエレピ→ギター。どちらも最初はドラムがビートゆったりだが、だんだんと細かい叩き込みになっていって煽り、非常な熱演になる。−−実はわたしはジョージのソロにあまり感心しないことが多いのだが、この曲はパーフェクト。

表題曲は…えーと私にはぱっとしなくて10円安。テーマも長すぎるし展開が少ないうえに、冒頭と再現部で一切変化がないのもZappaらしかなる安易さでイマイチ。トランペットのアンチミュート/ミュートソロ、どちらもあまり感心できない。[big swifty]で見せた覇気はどこへ消えたのか?

全体にジョージの働きがいい1枚。

12/16●Frank Zappa[Hot Rats]music

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‖歴史

マザースのころZappaは「もっとシリアスを含んだ演奏をやりたい」とバンド変革を試みて【uncle meat】を作るが、たぶん満足できなかったのだろう、いったんまったく別のバンドを組み、名義も個人名でこのアルバムを出している。

内容は、大雑把にいうところのfusion rock。大半がインスト。ian underwoodが初参加で、キーボードと各種windのオーバーダブで大活躍する。これが気に入ったのか、今後のZappaバンドにメンバーの必須条件として「複数楽器が演奏できて、歌も歌えること」が課せられるようになる。

本作もジャケットが秀逸。こんなに怖い写真はなかなか撮影できないよ。

‖全体印象

さて。出来はというと。

後年のZappaバンドを聞きなれた耳には、実はかなり硬い。あえてズバっと言えば、ドラムとベースの2人に柔軟性が足りない。ベースはとくに休符の使い方がヘタで(というか休符ほとんど無い)、フレーズもバリエーションが足りない。Zappa自身もまだまだ《後の境地》からは程遠い。−−ただ、歴史を経ないと結果は出ないので。あとから文句を言うのは筋違いなのは承知してます。

音色も、懲りすぎのオーバーダブのせいかマスタリングのせいか、ちょっとキンキンする。これはリマスター版では直っているかもしれない。

アドリブソロじゃなくてメロディ作曲と編曲に関しては。小曲[little umbrellas]のピアノとフルートはとてもセンスがいい。このテの曲はZappaにはあまり存在せず、直系は[twenty small cigars]くらいで、系譜としては[sleep dirt]か。

‖余談:ミックスバランス

1曲目[peaches en regalia]はLPとCDで大幅にmixバランスが変更されているそうな。わたしはLP版を聴いたことがないので判断できず。

この曲は異常なくらいに人気がある小曲なのだが、その前評判が凄すぎるせいか、わたしはあんまり好きではない。ただ、その真価はSNL(サタデーナイトライブ)時の(たぶん79年あたり)ビックバンド版でようやく理解した。というかこのときのバンドはin NYにジョージデュークを足してSNLホーンズがいるので、何を弾いてもレベルが高い。

12/16●余談:ワウサウンド

Zappaは、エフェクターWowを誰よりも早く使い始めた人間の1人。ジミヘンより先。

ただし、初期Zappaはこれを音色コントロールとして使用している。具体的には、いわいる「ワウワウ」させずに、ペダルを特定の部分で固定する。シンセでいうカットオフ調整。−−ちなみに「ワウワウ」サウンドはジミヘンとカーティスメイフィールドが作った(大雑把論)。

で、その「いわいるワウワウではない」ワウコントロールが[willie the pimp](ポン引きウィリー)でも聴ける。

聴けるのだが。うーん。どうなのかなあ とか思ったり。けっきょくZappaもジミヘン以降は「ワウワウ」させてるわけだし。

それで、だ。

Zappaは録音時もライブも生音と歪み音を独立してPAに通している。歪ませればアタックエッジがなくなってしまうのだが、Zappaの音はそれが両立する。

…ということは。このwillieも生音トラックが残っているはずで。

もし可能なら、Zappaが生前のうちに、この生音にあらためて「92年リマスター時のZappaの考え」によるワウワークを足してremix版を作ってみて欲しかった。冒涜かもしれないが、でも音楽は何度でも生き返るものではないか?

(とはいえ、息子ドゥイジールが[peaches en regalia]のマスターテープからサックスを消して同じフレーズを自分のギターに置き買えた版をリリースしたのは、ちょっと気分が悪い。息子とはいえアーティストとしては他人。普通にカバーすればいいのに。)

12/16●Frank Zappa[Sleep Dirts]music

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日本でいうところの[Zappaジャズインスト3部作]のラスト。もちろん、たぶんZappaはそんな構造は考えていない。

録音時期は2つに分けられて、1つはボジオ+オハーン+Zappaの3人によるジャム。冒頭[Filthy Habits]とラスト[The Ocean Is The Ultimate Solution]がそれ。78年ごろ?

[Filthy Habits]
 5拍子のスローテンポハードロックバラードで、猛烈にフィードバックを効かせた長音ギターが聴ける。なぜか後半から逆回転録音のソロと絡んでくる。ちょっとだけメタルクリムゾン風味。
[The Ocean Is The Ultimate Solution]
 Zappaにしては珍しく、歪まないカッティング中心のリズムセッションを前半に擁してバンドの呼吸を楽しめる。中央でベースソロをはさんだのち、Zappaのギターソロに移る。こちらは綺麗なフィードバックディストーション。

残りは、映画[ハンチェントゥット]のために作ったと思われるJazz風味の曲で、ジョージやルスがいる。たぶん73年74年の録音。LPではインストだったが、CDでは女性ボーカルが足されていて、わたしはCD版のほうが好き。

表題曲は、ギター2人の掛け合い。たぶん公式リリース品のなかで唯一ガットギターだけで演奏された曲。美しい小曲。

わたしはこのアルバムが猛烈に好き。

12/16●Frank Zappa[Civilization Phaze III]music

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Zappaがシンクラヴィアを使って8年か? ようやくまともな音楽が出てきた。ずいぶん時間かかったなあ。

本作は、いわいるmodern music、ブーレーズや武満徹の世界。もっとも、彼らホンモノたちの境地にはさすがに達しておらず、でもまあZappaがやりたかったことは ようやくある程度実現できたのではないかな。

disk2は、どこをとってもかなり出来がいい(会話部も音楽部も)。とくに[pig with wing][gross man]のセリフから音楽へのつなぎが好き。

disk1はわたしには不要。どうしてZappaはドラム・ベースだけ打ち込みくさいままで平気なのだろう??

12/16●Frank Zappa[Freaks & Motherfu*#@%!]music

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beat the boots(ブート叩き)シリーズ。

ブート出身のわりに、同時期のfillmore'71より私にはとっつきやすい。−−音がね。いいのだ。音質じゃなくて雰囲気。音質は全体に歪んでいてダーティーなのだが、そのほうがライブっぽいし、なによりギターやオルガンのハードなプレイによく似合う。Fillmoreはちょっとマイルドすぎると思ったり。

ギタープレイもFillmoreよりハードフレーズのような気がしたり。これは気のせいかもしれない。−−実はFillmoreはすごく好きなアルバムなのだが、好きになるまで10年くらいかかった。最初は「なんだこれ、しゃべってばっかで歌わないし」としか思っていなかった。

[holyday in berlin]が歌詞付き! 驚異的だ。[littile house]の歌詞も多い。「penis dimention! my penis is a monster!」などと歌っているので、フィルモアではカットされたか。

[sleeping in a jar](実際は[holyday in berlin]のギターソロ)のイントロが、Inca Roadスタジオ版のguitar solo ending partの初出。flo&eddiのボーカルで、かなり明確に提示される(バーントウィーニー版もよく聞くとギターで軽く弾いている)。また、ラスト直前(7分くらい)では[easy meat]のテーマがギターで(これまた完全な形で)提示される。

[call any vegitable]、ギターソロあり。ファンキー。LA版とはだいぶん様相が違う。 LA版にあった野菜会話「how about?」は、こちらにはない。そのぶん、原作のフレーズをファンキーにした別ブレイクが入る。カッコいいわあ。

[littile house]にも[mudshark]にも、短いながらギターソロが入る。これが実にハードでかっこいい。[burgurs]の前半の8小節も素敵。なおこのバージョンはuncle meatに比較的近い前半を持ち、後半はプレイグラウンド版に近い。

[calender]

2006年12月17日(日)

12/17●ネコ群像・遠景neko

*istD+M50/1.4あるいはM35/2.0

撮影日はいろいろ。日差しの暖かい日の昼は、いまネコが群がり放題。

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12/17●色:くすみシリーズ:塩山葵・Up!photo

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(メモ:*istDファイル連番リセット。7順目。1月→9月→12月だから、この秋はずいぶん撮影したな。)

[calender]

2006年12月19日(火)

12/19●RCサクセション[beat pops]music

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たぶん音としてRCが一番ハードな時期。バンドリフのつくりが旨くて、Zep風味のハードロックブルースの香りがあって、でもシンセやホーンのバランスもうまくて、さらに日本人テイストも違和感無く融合しており、本作はなかなかにいい。−−客観的には他人様に「いいですよ」と言いにくいRCだが、本作は巧い。

個別では、[トラブル]のハードさ、[エリーゼのために(beat pops)]のブルージィさ、そして[こんななっちゃった(manga manga manga)]のポップさを楽しみつつ、最後には[それでキミを呼んだのに]の大バラードで大いに泣ける。

本作では、これをロックといわずに「beat pops」と呼んでみせたのは正解だと思う。「rock」という言葉には幻想・思想・ファッションが多大に紛れ込んでいて、音楽そのものとしてのrockを定義するのは難しい。その点、beat popsは客観的だ。以下の歌詞にあるとおり。

「あのコの好きなデボラハリー、あのコの好きなプリテンダーズ、あのコの好きなチャーリーワッツ、つまり、そういうポップス。」

そして同時に。RCの見た目が一番ケバい時期でもあるような。

12/19●sugar, oh! honey honey

というのはwilson pickketの歌詞。 「お砂糖、蜂蜜はちみつ!」ではなくて、 「愛してる、もうメロメロ」とでも訳すとよかろう。

という話ではなくて。

わたしは料理に砂糖・塩を使わない。 とくにポリシーというわけではなく、健康志向でもなく、 あまり使い方が分かっていなくて、キツい味付けをしてしまうから。

(しょうゆ・ソースはそもそもない。甘味はみりん、塩気は味噌やベーコンを使う。)

ところが。わたしはドトールに行くとガムシロを使う。 そして、家でいれるコーヒーはいまだにドトールに勝てない。

(紅茶・ココアはたいしたものだ。)

昨日もドトールカフェオレを飲みながら 「どこが違うのかねえ」 とぐにぐに考えていた。

…ああ、ガムシロでないの?

というわけで、家でのカフェオレ(Blendyドリップにミルクが80%)に 少し砂糖を足してみた。 あ、旨くなった。まだ負けてるが、だいぶいい。 あとはコーヒーの苦味をもうちょっとうまく出せればオッケーなんではないかな。

それでも、空気転換と読書空間のため、ドトールにはまた行くんだけども。

12/19●zappa muffin man by him@youtubemusic

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どっかの少年がmuffin manを弾いている。

最初は「がんばれ少年〜」と微笑ましく見てたいが、 それでは済まなかった。 bongo fury版を完全コピー。 ピックを指板近くで叩き付けるところまで。 ぱっと分かるトーンミスは2箇所のみ。

なんかこう、正しいbroadcast yourself。

次は自分なりのアドリブを弾いてみてね>少年。あと、いいアンプとマイクと買ってね。

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