【ネコとか唄とかそんなもの。】

2007年05月 16-20日

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2007年05月19日(土)

05/19●博士の愛した数式review

映画館で見たときの感想

screenshot

映画館でも見た。原作も読んだ。そして今日、TV放送版を見る。

あらためて確認。映画版は、博士のひととなりが整理されていて、原作よりも《数学への愛情》が伝わりやすい。本作での「ごらん、友愛数だ」のシーンの美しさは比類なきものだ。

その数学的な面を支える演出として、少年ルートの成長後の面がある。これは原作にはない演出。映画は、「ルートが教師になったあと、博士の思い出話を生徒に話す」という設定になっている。原作ではおいてけぼりだったいくつかの数式を、ルートが生徒たちに解説する形で、自然に補足している。このときのルートにも数学への愛情がにじみ出ていて、とても好感が持てる。

実際のところ、数学は、楽しもうと思えば、かように深く楽しむことができる。−−幼少時代に こういう素敵な先生に出会えたひとは 幸いだと思う。


そして この映画は「記憶が80分しか持たない」という恐怖を、その文字面よりも深く刻んでいる。博士は事故で脳に損傷を追う。そして、記憶が蓄積できない ということは、《思い出を明日に持っていけない》ということ。ものすごい絶望。それを正面からきちんと描画していて とても好感。

この映画は、その悲しみも 数学への愛も、見事に映像化している。音楽が邪魔をせずに適切な使い方をされているし、セリフの間もいい、役者の表情もいい。ハデなカメラワークはないが、質素に必要な構図を取っている。いい日本映画だ。


今日はじめて気が付いたが、ラストの誕生日のシーン、原作では最後にして最大の悲劇のシーンなのだが、映画版では その悲劇は省略している。そうだねえ、これは懸命な判断かもしれない。ここを除いたシーンだけでも博士の人生は悲痛だし、このようにまとめることで バランスとしては《数学への愛》を前面に感じることができる。

(映画館時の感想を読み返すと、わたしは「オチがない」と書いている。その理由がコレの省略だったのだな。)

興味のあるかたは、あとで原作も読んでみてください。

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2007年05月20日(日)

えーと。ks2004.sub.jpの契約更新どうしよう。誰も見てないし、自分も書く意味あんましないし、写真はFlickrで十分だし。閉じちゃうかねえ。

まあその、Google経由でぽつんと見に来てくれるひとの統計を見るのが楽しかったりはするんだが。

--------------------- プライベート

05/20●お隣奥さん窓空け+線香[鬱]

‖えー。今日あったこと。

23時に帰宅したら アパートの廊下に面した窓が全部 なにものかによって空けられていた。

(仙台から高校時代の親友が東京に来ててね、メシくってきた)

犯人はわかっていて。 隣の奥さん。妄想系の疾患。そのことはだんなさんから報告受け済み。 ただ、奥さんのほうは「だんなが精神病だ」と言う。

‖時系列

奥さんはほぼ毎日 うちのドアをピンポン+ドンドンする。 2月ごろからは毎日。今週は酷くて2時間おき。 −−ちなみにドアドンドン被害はうちだけではなく、2F住民全部がやられている。

前に1度 事情を知らない頃 開けてしまったことがある。 「大家ですけども。立ち退きしてください」などと言われた。 もちろん大家ではない。

奥さんはたまに窓から外に向かって大声で叫ぶ。

「XX(だんな)は犯罪者です! 逮捕してください! 警察はなにをやってるんですか!」

(だんなと奥さんは苗字が違う。)

奥さんが週に1度くらい発作的に警察を呼ぶので、 アパートの廊下はそこそこ慌しい。 そのとき偶然に警官と話を聞いた。 だんなさんは 実名を挙げて「武蔵野の大きな病院に妻は定期通院」というのだが、 警察が調べた限り、その病院に奥さんは通っていないらしい。 なので だんなさんも両方疾患なのかもしれない。


以上のドアドンドンは  まあ馴れたのでなんでもないが、 さすがに窓を勝手に全開にされたのは けっこうヘコんだ。 まあその 鍵を掛けないわたしが悪いんだが

この部屋 通気が悪くて、 窓の両端をちょこっと開けておくのが ちょうどいいんだな。 安全な地区だから 窓は開いててもコソ泥は心配ないし。

(窓の外には格子があるので、進入などは無理。手もつっこめない。)

‖翌日22日03時 ドアベルに叩き起こされた。

や。まいった。 真夜中は勘弁して欲しいね。

あまりに腹が立ったんで返答したら。 なんか向こうは「私があちらの部屋に侵入した」と主張。 ドアを蹴られた。まいったな。

‖22日11時 お線香

いまみたら となりの人がウチの玄関に お線香たいてた。供養されちゃった?

火ぃは さすがに危ないね。

さすがに警察行ってきた。すでに状況把握済み。 だんなは胃潰瘍で入院中だそうで。 で、奥さん近く措置入院みたい。

05/20●卵サンドを食べると涙が出るお話[鬱]

23:00、突発的にパンが食べたくなって (最近食欲コントロールがまったくできない) 買ってきたのはミックスサンド@ハナマサ。 うまい。

んで、卵サンドを食べていて 涙が出てきて 「なんでだろ」と思ったら 思い出があった。


わたしは2004年ごろ、国家認定2級の(つまりは重度の)精神障害者と半同棲していて、 そのひとを支えようともがいて けっきょく無理で自分が鬱になって自滅したり。

(そのあいては記憶障害があるんで 最終的には 私のことを認識できなくなって実家に帰ったわけだが。)

その まだ途中の話。 わたしが鬱で会社を休止して家にいて  相手も動けなくて アパートで寝込んでいて  まあ私は鬱でも活動は出来るのでご飯を作ったり買ってきたりした。

かなり最後のほうの話だと思うが。 なにが食べたいor食べられるか と尋ねたら、 「サンドイッチがいい」という。 んでまあ、やっぱりコンビニでミックスサンドを買ってきた。

そのときに 感情の少ない平坦な声で 「卵サンドはおいしい、けんちゃんは優しい」 と 何度も何度も相手がつぶやいていて

それを今でも覚えている。


このリピートは、 相手がメンタル的な症状が出ていて感情自覚が出来ないので 自分に言い聞かせていたのかもしれないし、 わたしになんとか感謝を伝えようとしていたのかもしれない。 まあ真実は分からない。

分からないが、このセリフだけは よく覚えていて、 そのコが失踪したあとに私が最初に食べたのはミックスサンドだった。

そのときも今日も

やっぱり 卵サンドはおいしいね。

05/20●散文ポエムに注意[鬱]

多くの精神病患者を見てきて(友人にもネット知人にも多いのだ)、 その結論として自分が言えることが1つ。

患者の日記が散文ポエムになりはじめたら、 兆候としては相当危ないので、 周囲は注意してください。

文章になっているあいだは安心。 何も書かないなら、それはそれで安心。 散文ポエムが一番危ない。

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