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18巻は2007年12月22日発売です。19巻は2008年春だそうで。
1〜4 5〜8 9 10 11 12+13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26・27|人形アル 7つの大罪 ネコ カバー裏 錬丹術!
おおお。今度の[昔話]はホーエンハイムですか。しかも《アレ》はどう見てもプライド(傲慢)だね。実際彼も「最初のホムンクルス」
と言っているし。
となると、《お父様》および他のホムンクルスとの関係はどうなるのだろう。そこはまあ、今後この逸話で明らかになるのだろう。
現在軸のほうでは。アームストロング姉が中央へ出向いたわけだが。−−毎度のことだが、距離と時間の感覚が分からん。中央から北までの移動は何日なわけ? 物語上は何日経過してるの?
マスタングとホークアイの暗号のやりとり、かっこえー。
ふだんだと[昔話]は1巻分続くのだが、今回は2話で終わり。そのかわり、衝撃はかなりでかい。−−あまりに感銘を受けたので、連載誌を購入。490円。単行本より高いが、それでもこれは買う価値がある。
そして、話が現代に戻り、なんとホーエンハイムがイズミと出会う。その際の衝撃の発言…
あれれれれれ。そうなるとさ。
いままでの私の推測では、次の巨大練成陣の目指すところは“不老不死”だったのだが、今回の情報を加味すると 違いそうだ。では はたして“お父様”らは なにを目指すのかね?
−−あれ、するとホーエンハイムのあの野望と類似? 単行本になったのでネタバレだろうと書くが、彼の野望は「死ねる体に戻ること」
。ひょっとすると、ウロボロスらも? −−でも、ラストらもお父様も人間を見下しているから、死すべき体たる人間なんぞにはなりたくないよな。あれれ?
ともかく、物語が確実に折り返し地点を通り過ぎたことが分かる。嬉しい。−−これだけ巨大な話がちゃんと終わることが、いかに難しいことか。
その手があったのか! エドの「自分を魂1つ分の賢者の石と考える」
、これは見事なソリューション! 本作の大きなテーマへの完璧な1つの答えになる。
もう1つ、アル側。逆層練成陣のかっこいいこと!
ともかく、ホーエンハイム大活躍だ。やっぱ《お父様》との決着はホーエンハイムがつけるのね。
なつかしのリオの街、なつかしのロゼ。アニメのロゼは意味なく再利用されてヒロインになってて それがイヤだったのだが、本編では無事の成長をしていて嬉しい。
やっぱ《本体》は《プライド》のほうなのだな。ま、最初に生まれたのが《プライド》だから当然なんだけど。−−いまの巨大練成陣自体が《容器》(体)になる というのは 想像もしなかった。それが今回のやつらの目的か。
ところで、マスタングの部下たちに巨大練成陣の話が伝わりまくっているが、そこまで情報伝達できていたっけ? 先月なにかあったのか、まあこのへんご都合主義か(それでもいい マンガだから)。ま、北でファルマンは直接見ているんだから、そこから伝わっても不思議はないか。
[calender]
今週のジャンプから新連載(2008年17号)。変格ファンタジー。設定、絵、構図、流れ、今後に残す謎etc、ともかくレベルが高い。こんなマンガをいまのジャンプで読めるとは思わなかった。
作家さんを調べた。なんと 本当に新人。→個人サイトの紹介(エロあり注意)|Wikipedia。冒頭画像はこの個人さんのところから無断借用。
この読みきり、[恋の神様][ウィリアムス]両方ともに覚えている。質の高い作品だった。[恋の神様]は内容が内容だけに連載中の[初恋限定]と絵を比較してしまった分 印象が薄いが、アイディアはよかった。[ウィリアムス]は完璧な本格ファンタジーで、以下のようにパーフェクトだった。
そっかそっか。このひとが連載を持ったのか。めでたい。心底めでたい。
いまのジャンプに新人さんを育てる余裕があるのか分からぬが、けしてワンピースの罠にはまらぬよう、できれば結界師クラス、願わくば鋼の錬金術師を目指してがんばって欲しい。
[calender]
「出口の前に、入り口がおかしくないか」
と思う。−−もしギブソンが「うちのギターを使った音楽を、ポルノや殺人シーンのBGMに使うことを禁じます」
と言ったらどう感じる?
公序良俗などの縛りは、出口に合わせればよいだけだと思う。
EULAのPDFを見ると「第三者の人格権を侵害する合成音声を公開または配布することは許されません」
ともある。技術的には「角健太郎はクソ人間、生きる価値がない、死ね」
とか都庁爆破予告を喋らせることも可能で、クリプトン/YAMAHAは それを案じるのだろう。
こっちも、自分の声の録音でやっても なんらかの法に触れるetcの問題になるので、これまたEULAで縛ることではない気がする。
「キャラクター面」への姿勢の違い
初音ミクブーム前のEULAは単純だった。
「初音ミク」を使うのは禁じる。
それだけだった。−−と記憶している。
(クリプトンは「歌手ではなく楽器」
としていたので、歌手クレジットとしても認めない。それは著作者人格権として当然のこと。)
いまクリプトン/ピアプロが困っているのは、KEI画廊さんが作った絵としてのキャラクター《初音ミク》のほうの扱いだと思う。
「イラスト《初音ミク》がネギを持つことになった」
にOKを出すなら、踊る姿だろうと着替える姿だろうとOKを出すしかあるまい−−上記音楽パートと同じで、エロや殺戮に関する規制は出口の場がコントロールすればいい。仮に基準を作っても、「芸能人とよく似た名前のAV女優」
と同じで、どうしようもなくなる場所があるのだから。
(いま絵の知財権利がKEI画廊さんにあるのかクリプトンにあるのか不明。普通は買い取る。)(今後KEIさんとこにミクがらみの印税がとくに入らないなら、KEIさんかわいそうだなあと思う。−−わたしはミク前からKEIさん好きだったので。)
イラスト《ミク》とvocaloidデータ《ミク》は別だから、ミク音声を別の絵に被せてもいいし、イラストミクに載せて他人が歌ってもいい(実際[歌ってみた]シリーズはある)。クリプトン初期の姿勢はこれに対応できるものだったのに、いまはできなくなってはいないか。
いろんな記事を読むと、クリプトン西尾さんはMIDI制作屋をずっとやってきたかた。
ひょっとすると、こういう複合メディアに関する版権ノウハウがないのではないか−−最近の発表を見ていると そう思う。
「利益配分を考えるのも難しい」について
初音ミクコンテンツは、複数人による改変が繰り返されていることも多い。例えば、Aさんが作ったキャラをBさんが3D化し、それをCさんが3Dアニメにする――といった場合、権利者は誰になるのだろうか。改変が繰り返されると、元の素材を作った人をたどれない可能性もある。関わった全員が分かったとしても、誰にどれだけの利益を配分するか、決めるのが難しい。
商業書籍を作っていた立場から言う。その程度は複雑でもなんでもない。−−アニメで言えば、キャラクターデザイン、原画監督、実際の作画、色指定、動画制作、声優…、もっと複雑だろう。わたしが具体的にわかる書籍でも、執筆にせも制作にせよ、依頼した向こうが知らぬ間に外注に出してたりするのは日常茶飯事だ。
でも回っている。利益配分できている。
推測だが、クリプトンサイドはいま「理想的な一般論としての利益配分方法」
を探しているのでは? だから「難しい」
などと言うのではないか。
実を言えば、少なくとも書籍の利益配分は、理想的な一般論などない。個別案件ごとに話し合いあるいは決め付けで配分する。慣習としての基準はあるが、その基準が公平なわけではない。−−でも、それで回っている。
(実際のところ、金を払う側が「こう払う」
といい、受け取る側が「こう受け取る」
といい、編集者が合意を取るようまとめる。それだけのことで、難しい話ではない。)
いまの初音ミク関連の状況から言えば、クリプトンはアニメ制作に詳しいプロモーターに協力を仰いで、回しかたを示唆してもらえばいいのではないかなあ。
Internet黎明期には、こんなような標語があった。
「動かない理想より、まずは動くコードを」
わたしは当時学生だったので こういう合意方法はInternet ToolやUNIX Toolでしか知らないが、実際はどのビジネスでも同じだろう。
最初に理想論だけあっても なにもできない。まわしていくうちに固めるしかねえんでないのかな。
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