【ネコとか唄とかそんなもの。】

2009年04月 11-20日

よりぬき: 音楽雑記neko写真マンガ美術各種感想悪夢別の月/年

<< < 2009年4月 > >>
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30
or other month/year

PR:日本留學情報網 taiwan2japan 從台灣向日本

Generated by nDiary version 0.9.4

2009年04月12日(日)

22巻は4月11日に発売されました。

04/12●鋼の錬金術師 23巻相当:正義comic

1〜4 5〜8 9 10 11 12+13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26・27人形アル 7つの大罪 ネコ カバー裏 錬丹術!

screenshot

‖ガンガン2009年2月売り(3月号):とくに感想なし
‖ガンガン2009年3月売り(4月号):対峙・集結

2月号での邂逅を経て、いくつかのチームが偶然・必然に集結。お父様vsホーエンハイム以外はだいたい描かれた。

今号では、実にひさしぶりにマスタングが活躍。女性に対する軽薄な面の描画を残したまま、よくぞここまでの戦いを書いた。戦闘経験からして、まだまだエドより数段上なのだな。地獄だったイシュヴァールの“英雄”はダテじゃない。

さてはて。「エンヴィーは2度死ぬ」のかね。


アニメ二期は、この3月売り(四月号)で3つ目のポスター。1:エド・アル。2:マスタングたち。3:ウロボロスたち。この3、《お父様》はおろか《スロウス》までいる。−−アニメ二期、どこからどこまでをやるつもりか。一期は黒歴史で封印するのか。

ただ、アニメ情報局(てのはジャンプの名前だが、まあガンガンのそういうもの)によれば、荒川先生がキャラデザした“新しい錬金術師”も出る(敵味方は不明)。なので、いちおうアニメオリジナルの話であるらしい。そのほうがいい。ヘンに原作を壊すよりはそのほうがいい。

‖ガンガン2009年4月売り(5月号):正義

シンケンジャーのとき「この年齢層向けには、敵側の正義なんていらない、逆にあってはいけない」と書いたが、はがねクラスになると必然的に違う。

今号は、マスタングチームの「正義」がテーマ。放送ジャックや民間扇動チームと、マスタングvsエンヴィーの直接対決になる。そして、「正義」はけして他人にとっては正義ではない、という悲しさ。

リザにとってはもちろん、エドにとっても、なんとスカーにとってすら、復讐鬼のマスタングは危うい。圧倒的に強いからこそ危うい。そして、彼が“堕ちて”しまうことは、(最近描かれないが)「人柱にしたてて見せましょう」の罠そのものかもしれない。

というわけで、今号の引きは ああなってしまう。−−来月はとくにスリリングかもなあ。


今号は、リザのあのシーンが無類のカッコよさでした。なかなかあんなシーンは描けないやね。

[calender]

2009年04月13日(月)

04/13●村上 よしゆき[花形]が熱い件comic

screenshot

[巨人の星]の、花形サイドからの再構築。これがべらぼうに面白い。みんな美形になってるんで「なんかダメでないの?」と初めは思ったが、原作どおり、バカのように熱い男たちの話になっている。

花形モーターズの御曹司としての世俗ボケした感じ、成長、はじめて打ち込める“野球”を見つけた描画、そして苦労、など、きっちり描かれる。

そして「バケたな」と思ったのは、星飛雄馬との邂逅、練習試合。

怪物・星飛雄馬について事前知識がない人間にとって、あの「速く」「重く」「消える」投球が、どれだけショッキングなものだったか。自分たちの練習量も努力も、すべてを打ち砕く、巨大な能力との対峙。−−それが、花形サイドから見事に描かれた。これだけでも 心の底から感謝を言いたい。

浦澤直樹が[pluto]で似たような「別視点」アレンジをやっているが、あれはアトムが出てきたあと、ゲジヒト視点が薄れてしまい、私は興味を失ってしまった。本作[花形]は、「むしろ ここからが本番」感にあふれていて、とてもいい。


なお、飛雄馬のお姉さんが、ぽっちゃり萌え美人に描かれている。花形はお姉さんのことを好きで、まあいろいろあって1回デートするところまで行くのだが、花形はこんなふうな言い方をしてしまう。

「僕はあなたを好きです。でも、本当の告白は、あなたの弟、飛雄馬くんを試合で倒してから。そうでないと、僕にはその権利がないと考えています。」

お姉さんは、最初は花形のことを嫌いだったが、だんだんと打ち解けてきて、このデートで好きになりかけていた。でも、この一言で、「ああ、このひとも、父や飛雄馬と同じ。わたしより野球が大事なんだ」と思う。

このシークエンスと、お姉さんの内面描画は素晴らしかった。

04/13●田辺イエロウ[結界師]2009年16号がすごかった件comic

screenshot

とりたてて感想を書いてないが、結界師はいつごろからか貴重かつ最上質の少年マンガだと思う。

今号は。シャーペンの件から、良守と蒼児(漢字わすれた:3号)がぶつかる。

流れ:これは感想ではなく詳細な筋です

蒼児は殺人マシーンとして作られた半人半魔であり、感情が封印に封印されていて、戦闘時以外は一切の意思や感情がない。それはとても悲しいことであり、良守は真剣に彼のことを思い、ほかの仲間が遠ざけようとしても、蒼児と約束を繰り返し、信じてきた。

蒼児は、良守家にいる限り、無感情なだけで丁寧で素直だ。遠慮し、自分を出すことなく、ただ待機する。

そんな彼が、初めて個人的な興味を(ハルヒの長門よりも薄い感情表現だが)興味を抱いたのが、シャープペンシルだった。「押すと芯が出る」という、いまやどの人間にもなんでもないものが、蒼児には心底不思議で、魔法のような道具に見えたのだろう−−そこまでの感情は描画されないので推測だが、私も良守も思った。だから、良守もよろここんでプレゼントした。

ある日。蒼児は、夜中に消えた。彼の本家の指令により、“仕事”すなわち暗殺をした。−−そして蒼児は、その暗殺を疑問に思わないように育てられており、かつ良守らには「何も言うな」と言われている。

ところが。その現場に、彼はシャーペンを落としてしまった。拾いたかった。が、“仕事”遂行と矛盾するため、拾えなかった。

結果として、その現場に“良守があげた”シャーペンが落ちていたことが良守にも知れ渡る。

これまで“烏森を守る”場においては、蒼児が良守との約束を守って、誰一人 傷つけないことを守り通してきたことを、良守は知っている。だからこそ、悲しく怒った。

良守「なぜあんなことをした! 本当に何も感じないのか! 自分で悲しくないのか」
蒼児「…ごめんなさい」
良守「(よかった、やはりこいつにも、押さえつけられているだけで、良心があるんだ)」
蒼児「…シャープペンシル、初めての俺の所有物、本当に大切にするつもりだったんです」
良守「(激怒)そんな話じゃないだろう!」

いや…良守、わかってやってくれ。蒼児にとって、あのシャーペンは本当に大事だったんだよ。だからこそ、ほかの事では彼は後悔も韜晦もしないのに、“仕事”のことは一切話さないのに、現場との関連が分かってしまう“シャープペンシル”に自分から言及したんだよ。

そして。16号のなかで、チームの仲間と話をしながら、良守はまた1つ、新しい“約束”を蒼児と交わす。

良守「仕事の指令とやらの内容は、どうしても言えないんだろう? それは分かった。じゃあ、もし次に、誰かを殺す指令が来たら、真っ先に俺のところへ来い。俺が全力で止めてやる。約束できるか?」

これだ! この熱さ。それこそ少年マンガだよ。−−ジャンプだとハードすぎて載せられないけども。サンデーてのは場としてちょうどいいね。

なお、良守の「そうか、現場を見ても何も感じないか、そうだな、急には変われないからな…」のときの苦い表情、この絵も素晴らしかった。


…そうだねえ、志士尾限が死んでしまったあとの結界師はすごい、かな。あの半人半獣と、不器用に作り上げた友情も素晴らしかった。だからこそ、彼が(烏森を守るために)死んでしまったときの良守の能力の暴走も、そのあとの「時音だけでなく、だれひとり傷つけないために」への病的なこだわりも、実に意味がある。−−夜行の頭領たる正守り(兄)の動きも真剣みを増したし。あのへんから話の動きが際立ってすばらしいと思う。

[calender]


goto: latest or index or 拍手する
2004 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2005 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2006 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2007 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2008 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2009 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2010 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2011 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2012 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2013 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2014 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2015 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2016 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2017 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2018 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2019 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12

よりぬき: 音楽雑記neko写真マンガ美術各種感想悪夢別の月/年

<< < 2009年4月 > >>
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30
inserted by FC2 system