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iPhone 3G無印+Photoshop Express.App
どちらもiPhone 3G無印で撮影、iPhoneのPhotoshop Expressで加工。露出調整、コントラスト+50くらい、モノクロ化、ボーダーのヴィネットとレクタングルを追加。
ついったー上で もやしさんが提唱したiPhone光画部向けのテスト素材。これは「世は押しなべて1/3」
の実践だけで作られたモノです。消火器は、左右を1:1:1に、上のアキを1:2に。ピクトグラムは、左右を1:1:1に、下のアキを1:2に。
たったこれだけのことで、くだらん撮影が「写真」
っぽく演出できるので、不思議です。
ちなみに、カラーだとぜんぜん写真に見えません。モノクロでいろんなことをごまかしています。
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例によってあとで推敲して差し替える可能性あり。
「分かりにくい、誤解の恐れがある、あいまいである」
相手が言った言葉が分かりにくいとき、指摘するために「あなたの話には主語がない」
と言うのが形式として定着してしまっている。
だが、これは間違った紋切り型だ。実際には、目的語がないこともあるし、述語があいまいなこともあるし、助詞がないこともある。そして、主語をつけたからといって、けして分かりやすくなるわけでも、誤解が解けるわけでも、明瞭になるわけでもない。
あくまでも問題は「分かりにくい、誤解の恐れがある、あいまいである」
であり、それを解決せねばらない。
今回は「その犯人は主語とは限らない、というか、たいてい違う」
を指摘することのみを目的にする。文芸論や それ以上の話には踏み込まない。
「目的語がない!」の例
たとえば。分かりやすそうな例として【涼宮ハルヒの憂鬱】を題材に記す。
キョンがよく言う「やれやれ だぜ」
。これには主語がない。だが明瞭だ。
(これに主語・述語を付け足して「俺はやれやれと思うぜ」
としても、明瞭にならないどころか、うっとおしくなる。このへんは文芸論になるので、この程度で。)
たいして。
仮に、いつもの喫茶店でSOS団が集まっていて、みくるがアイスフロートを飲んでいて、ハルヒがそのアイスフロートをじっと眺めた後、キョンに向かって言ったとしよう。
「あたし、好きだな」
これは不明瞭だ。そして、この文には主語はある。ないのは目的語だ。キョンなら「何をだ」
と突っ込むだろう。うぶな少年なら「俺をか?」
と誤解するかもしれない。
あるいは。
部室で突然ハルヒが叫んだとしよう。
「決めた!」
これは不明瞭だ。キョンなら真っ先に「何をだよ、そしてお前が決めることは ろくな結果にならない」
と突っ込むだろう。その突っ込み内容のとおり、ないのは目的語だ。ちなみに主語もないが、だからといって主語をつけて「あたし、決めた!」
にしても、なにひとつ明瞭にはならない。
(なお、文芸的に、あえて“におわせる”目的で、このようなあいまいな言い回しを使うのは、まったく問題はない。)
というわけで、問題点は「主語がない!」
ではないのだ。
ちなみに、よく挙がる夫婦の会話の「あれ取って」
は、代名詞が指す内容がが不明瞭な例だ。主語をつけて「おまえ、あれ取って」
としても、何ひとつ明瞭にはならない。
ともかく、問題点は「主語がない」
ではない。
義務教育の“国語”課程には、ライティングが含まれない。それどころか、文法解析や分解検討もない。ひどく“文学”の初歩の初歩に偏ってしまっている。
それにとどまらず、「喋るとおりに書けばいい」
など、ひどくまずい教え方を小学校でしてしまう。結果として、句読点の基礎ルールも、パラグラフの構成方法も、多くの日本人は知らないまま過ごしてしまう。→句読点の例:2007-10-04
“思ったことを相手に伝わるように”書くには、それなりの技術が必要。
可能なら、社会人は、次の2冊は読んで欲しい。仕事で報告書を書くとき、必ず役に立つので。
再掲になるが、木下氏の文を大意で引用。
「英文を書くときは、外来語だからこそ、その言語のルールを意識して、それに則って気を付けて書く。日本語の場合、母国語だから“自分は分かっている”と思い込んで、作文時にルールを意識しないひとが多い。日本語でも同様に、ルールに則って書いて欲しい。」
日本語にも原則がある。そして当然ながら、テンにも原則がある。知ってさえいれば、守るのは簡単だ。
(「個性のある自由な表現」
なんてのは、原則が守れるようになってから でいい。)(意図して原則を外すなら、それはかまわない。とくに、それが随筆や芸術であれば。)
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