/トキノハナ/ ボクは夢を見ていた 遠い遠い日々に 過去に未来にいつも 恋してた 光の女神の抱擁を待ちながら ボクはそっと広場に横たわる 気がつけば周りには あでやかなトキノハナが咲き乱れる 遠くできこえるすすり泣き あれは誰が泣いているの 何のために泣いているの 確かめるのが怖かった 与えられるものを拒み 得られないものを望んだ キミのかけてくれた優しさは 今も理解できぬまま 夢の中を歩いてキミのことを探し 時の闇に甘えその実をむさぼり 遠い遠い場所からそっと見守るように 勇気がないのをごまかしてた 何事もなく暮らした 何事もなく過ごした ボクの隣にキミはいたのに キミの隣にボクはいただろうか けして惜しむことなく トキノハナに命を分け与える その甘い香りが ボクの心を麻痺させる 夢の中を歩いてキミのことを探し 時の闇に甘えその実をむさぼり 遠い遠い場所からそっと見守るように 勇気がないのをごまかして ボクは夢を見ていた 遠い遠い日々に 過去に未来にいつも 恋してた