neko photo

今回写真少ないです。ほとんどがネコ観察記録。

●2002年6月23日(日)

/塀の上の新顔/

普段通らない道にあるアパート(私のアパートからごく近い)。ここにもたまにネコはいるのだが、たいていは公園などで見た顔だ。

今日は新顔がいた。塀の上。小さな小さなサバトラ。なかなかの美形。ひっじょうに目つきが悪い。だからラブリー。

気を引こうとしてみたが、完全にあしらわれた。が、去ろうとしたら、入り口まで追ってきた。「本当に帰るかどうか、見届けてやる!」ちうことだろうか。

実は、そのアパート2Fのベランダの下(室外機の上)にも1匹いた。もちろん見逃すわけが無い。激写。

●観察記録

*綿帽子、白フワフワ*

(7月01日(月) 9:00)

今朝、出社前。

方南町ネコ集会場1の脇に、見慣れない子猫がいた。小雨の中、小さく丸まって座っている。真っ白でフワフワ綿帽子のよう。

近くまで寄っても微動だにしない。しゃがむ。子猫はちょっとコッチを見ただけで、また同じようにジーっとしている。真っ白だと思ったが、尻尾は黒い。細くて長い。体にも薄く灰トラじまが入っている。成長したら毛の色が変わるのだろう。

私はそっと手を出す。グーのまま動かさず、顔の下あたりに固定。子猫は動かない。少し興味がある模様なので、指を開いて1本差し出す。子猫は鼻を寄せる。匂いをかぐ。かわいい。かわいくてたまらない。

そっと手を動かして、子猫の後頭部を包み込む。子猫は少し嫌がる。私は慌ててネコのツボをつく。額や首筋をゴロゴロとマッサージしてやる。あっというまに子猫はおとなしくなる。目を閉じて、喉をゴロゴロいわせる。かわいい。

が、そのへんは子猫。1分程度でつまらなくなってきたようで、そっと頭を下げ、ノビをはじめる。こちらに前足を引っ掛け、「遊ぼうぜ」攻撃。かわいい。

でもごめんよ、いまから会社に行くのだ。さらば。

*美人サバトラ*

(6月30日(日) 19:00)

駅となりの鶏肉屋で惣菜を買い込んだ帰り道。

かの美容院脇で、 美人サバトラが廃棄スクーターのうえにチョコンと座っておりました。 人怖じしないどころか、ヒトを呼びますね、あのネコは。ニャーと。 寄って手を出すと、ペロリと舐める。 その求めに応じて、毛づくろいとマッサージ一式。 喉がゴロゴロなっているのが、指を通じで振動で分かります。

普段ならこいつはおとなしくしているのですが、 今日はなぜか私の肩に乗ろうとする。 爪を立てるので「痛いじゃないか、どうした」と振り払う。 するとサバトラはスクーターから飛び降り、 私の手持ちのビニール袋の香りをクンクンかぎ出した。

「なるほど、ご飯が欲しいのか。 でもすまない、これは俺のだ。あげられないよ。」

そう伝えると、サバは即座に3歩引きました。 言葉通じてますね、彼女には。

●2002年7月6日(土)

/奉仕する日々/

*23:00 ロシアンブルー*

マンガ喫茶からの帰り道。玲瓏の脇の細道(裏道)を通って帰ろうとしたら、そこにロシアンブルーがいた。暗いので完全に灰色にしか見えないが、これは半年前にみたロシアンブルーそのものだ。久々の逢瀬。

彼は車の脇に、きりっとした姿勢で座っていた。そっとこっちを見るが、すぐに目をそらす。余裕の態度。私は、斜め後ろの少し離れた位置に回り込む。ロシアンが向こうを向いているままであることを確認し、しゃがむ。と、ロシアンは自分からこちらに来るではないか。さすが飼われ猫。人のことをよくわかっている。

手のひらの匂いを嗅がせる。そのままロシアンはズボンに額をこすりつけてくる(マーキング)。股の間に入り込んだので、その場でマッサージしてやる。バランスの取れた四肢、引き締まって無駄の無い肉付き、短く刈り込んだ毛。まだ若い、かつ食事に困っていない、幸福なネコだろう。長く太い尻尾が楽しげに踊っている。

ロシアンはまったく鳴かない。媚びることは覚えていない。実際、表情も態度もそれほど緩んではいない。持ちうるテクニックを凝らして、首筋・額・喉元・背中とマッサージ。さすがに気持ちはよいようだが、それで身持ちを崩すわけではないようだ。遠くの道を行く通行人のほうを気にして落ち着かない感じ。

近所の高校生くらいの少年が、自転車でこちらにやってくる。ロシアンは、おもむろに力強く立ち上がり、ただ吉さんのいる駐車場のほうに歩んでいった。−−住まいはあちらか。

*13:00 オレンジ*

ネコへの奉仕しがいとしては、かのオレンジのほうが気持ちよい。

彼女は今日の昼に、いつもの集会場1脇ではなく、ヘチャトラのいたアパート前にいた。小さい体を投げ出して寝ている。近寄ればさすがに目を覚ますが、気にする気配は無い。

そっとマッサージを開始してやると、オレンジは手足を思いっきり伸ばす(ノビをする)。力をいれて、ふるふると震えている。目を閉じる。足がバタっと地に付く。体はそのまま動かない。首筋・喉元を刺激してやると、頭を動かして「このへんを頼む」と指示。ゴリゴリ撫ぜつづけると、また手足を伸ばしなおす。喉がゴロゴロと鳴る。かわいい。

ふと手を離すと、オレンジは寝返りを打つ。背を下につけて仰向けになり、手足を宙にバタつかせ、私の手を掴む。そして私がマッサージを再開すると、横向きに寝転がって、力いっぱいノビをする。

こちらの奉仕を、オレンジは全身で受け止めてくれる。かわいい。

余談:オレンジの尾っぽは、細く長い。その先が少し曲がっている。まるで関節があるかのように、その部分から先がピクピクと振れる。おもしろい。)

写真も撮ってみたが、右手で丁寧にマッサージしている間は真に心地よさそうなのに、この間は撮影できない。右にカメラ+左でマッサージにすると、オレンジは不服そうなのだ。写真もイマイチ。

●2002年7月7日(日)

/常連確認/

*美人サバトラ*

今日は、美容院脇ではなくて、炭火焼き屋裏にいた。場所は違えど、やはり深紅の自転車の下。好きなのかな。実は昨日もここにいた。チクワを小さく切ったものをもらっていたね。食べた?

私がしゃがむと、サバトラは寄ってくる。適度にマッサージ。身が引き締まっていて、まだまだ若いのが分かる。マッサージは効いていると思うが、集中してはくれず、通り行く人を見ている。しょうがないので両手で視界を包みながら、ダブルで首筋マッサージ。サバは大人しくなり、私の股座に入り込んでグッタリしている。

が、それも2分くらいしか持たない。奥の家の戸が開く音がすると、彼女はそちらに去っていった。

*オレンジ*

定位置。集会場1の向かい宅の室外機上。小さくうずくまっている。

そっと寄る。手を出す。無反応。おもむろに首筋・喉元に触れてやる。オレンジは目を閉じる。−−あとは定番マッサージを繰り返す。オレンジは頭を強く押し付けて、「こちらがいい」「次はこっち」といろいろ指示を出す。だんだんとノってきたのか、立ち上がり、背中を伸ばして壁にこすりつけ始める。

適度なところで立ち去ろうと、手を離す。するとオレンジはあからさまに不満げな顔をして、私のほうに寄ってくる。声を出して引き止める。ニャー。

驚いた。私はオレンジと長い付き合いだと思うが、鳴いたのは初めてだ。

両手を差し出す。手のひらを広げ、じっと待つ。オレンジは、私の手のひらに鼻をつけ、ついで額をこすりつける(匂い付け)。そのまま腕全体に顎をこすりつける。私はオレンジの後ろから両手を廻し、その小さな頭を包み込む。オレンジが右側を寄せてくるので、そちらを強めにゴリゴリしてやる。そのまましばらく奉仕。

この間、無数の蚊に刺された(涙)。

*舌チロのクロネコ*

集会場1の入り口塀の上に鎮座。高いところに上れるとは! 一時期は風邪で弱りきって息が荒くて死ぬかとまで思ったのに。これなら一安心だ。

高いところにいるだけあって、ほとんど私を怖がらない。わたしは下から手を伸ばし、そっと手を広げ、拒否されないことを確認したのちに喉マッサージ。クロは享受しているが、けして寄って来ない。それ以上は無用と判断し、挨拶をして私は去る。

*でぶにゃー*

いつものお家で寝てた。幸福だ。


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