【自己顕示録】


2000年2月


2/28

2/18-10:00(20650:51230)、2/21-11:00(20705:51480)、2/22-16:30(20780:51635)、2/26-20:45(20895:52025)、2/28-22:00(20910:52100)。

れいのアンケートに参加してくださったみなさん、まことにありがとうございます。

/雑記:松屋とげんき亭/

*松屋*

方南町の駅前、もとおすし屋さんの場所、ながらく空きだったんだが、この1ヶ月くらい工事をしている。もうすぐ何か入るらしい。2月13日、ようやく幕が開いた。中を見ると、あきらかに吉野屋系牛丼屋だ。22日にはビラやバイト募集が張り出された。松屋だ。

−−うーん、地元の無名(?)牛丼屋さん「げんき亭」は生き残れるだろうか。いまでさえ毎日手を変え品を買えて「100円分無料サービス」を敢行しているのに…

松屋は2月28日開店。


(余談)

3月5日現在、松屋は連日どの時間もたいてい客がいる。げんき亭には誰もいない(;_;) 昔は学校帰りの中学生とかいたはずだよなー。


*コンピュータがらみ*

ZdNetより

*一般*

2/25

/はじめてのフォアグラ/

四谷は荒木町の「マンマミア」にて、フォアグラ丼を食べました。1000円。フォアグラ初体験です。

ソテーしたフォアグラ、白いご飯、千切りの野菜(なんだろう? キャベツじゃないけど、それ系)、専用ソース。それだけ。フォアグラの脂の甘味とソースの甘味で、ご飯が異様に進みます。おいしいです。こりゃあ、ヨーロッパ貴族は太るわな^-^

もっとも、フォアグラはじめてなんで、よいフォアグラかどうかは不明です。たぶん、どんぶりだけあって、下品な味付けだと思います。でも、それが上手い。

なお、お客はほとんど入ってません。美味しいのに。なぜだろう。店構えが信用ならなさそうだからか?

ちなみに、食後に珈琲が付きます。でも、紙コップ+ドトールのフレッシュだった^-^ ドトールフレッシュはともかく、紙コップでは熱くてコーヒー飲めませんよ。


2/24

/悪夢(政略結婚)/

悪夢というよりは、ファンタジーな夢だ。

中世西洋宮殿にて、王が側近と苦悩しながら話し合っている。 どうも王娘の婿を、政略結婚で選んでいるらしい。

「国を再生させるには、これしかないんだ」

窓の外を見ると、馬車を先頭に、おねりあるきの一団が。 市民もその一行を歓迎している。 王はつぶやく。

「これしかない。神を婿に迎えるしか…」

馬車のなかがアップ。でも、誰も乗っていない。 その「見えないひと」にさらにクローズアップ。 神は見えないのだ。

その「見えないひと」に湧き上がる観衆。

王娘は、「見えないひと」によりそい、奉仕する。

もっと長く見たんだが、記憶がない。誕生日の朝から、なんて夢みてるんだろう…


2/17

/MacExpoの帰り道/

16:00ごろMacExpoに向かう。駅に戻る(つーか、時間的には俺が逆流している)客がみなShadeの「3DCGのバーチャルビューティー」の印刷されている紙バッグを持っているので、なんつーかヘンな感じ。

MacExpoの帰り道(電車の中)では、デブ+スーツの男がiBookを生のまま出して座っていた。さすがに起動させてはいない。でも、胸からアイゲッティを出して操作しながら、ニタニタ眺めていた。うーん、実にヘンだ。

Expoそのものの感想はまったくないんだが、お客に対して以上の感想を持った。


2/13

/わた惣の辛子明太子/

著者さんと打ち合わせ。氏は九州からいらしゃった。お土産で、氏の地元の名物「わた惣の辛子明太子」をいただきました。

それをたったいま食しました。 お茶漬けのうえに半切れほど乗せて、 それだけを味わうつもりで残りを冷凍庫に入れました。

一口食べて、かなり驚きました。 まず、最初に感じるのが辛味。 通常の(そのへんで食べられる)辛子明太子よりも ツーンとくる鋭い辛味があります。でも、辛いだけじゃなくて、美味い。 その後、口の中で明太子を潰していくと、 旨み・甘味がジーンと広がります。 こうなると、もう最初の辛味は気になりません。

私は明太子がこんなに旨みの凝縮体だとは知らなかったため、 心底面食らいました。

ご飯とあわせていただきました。 それだけでもかなり美味しいです。 今回は茶漬けだったため、 スープ(お茶+旨味成分)の旨味が交わった結果、 止めど無くご飯が進む感じです。

はじめは半切れのつもりが、結局2切れ食べてしまいました。 はじめの予定の4倍ですね^-^

これはかなりクセになる食べ物です。 いままで知らずに損をしていました。

よい機会を恵んでいただき、まことにありがとうございます。>著者さん

/C=シュルツ氏(スヌーピーの生みの親)死去

休養に入って1ヶ月くらい? 書き溜めた連載の最後のものが掲載されたその日、氏は天に召された。ご冥福をお祈り申し上げます。


2/12

2/6-11:00(20200:50090)、2/7-17:45(20280:50230)、2/9-11:30(20360:50410)、2/11-13:15(20435:50670)。

/雑記:プードル/

*プードルは「大きい」*

プードルは「大きい」。よつんばいのプードルでも、僕の腰くらいまである。かなり驚いた。

ERKさんが教えてくれたのだが、愛玩犬としてみる小さな「プードル」は「トイ=プードル」であってプードルではないんだそうな。

過去に「プードルのあの毛の刈り込みは、かわいいからじゃなくて、狩猟の効率のためにある。プードルは本来は狩猟犬なのだ。」と聞いたことがあった。これまでは「あの小さなプードルで狩りするの??」と納得できなかったが、ホンモノのプードルを見たときにようやく合点がいった。

*言葉狩り*

この間、「障害というタンゴがいけない」という理由で障害物競走が禁止になったというニュースを読んだ。差別・侮蔑に過敏になった結果としての(文脈無視の)言葉狩り問題、ずーっと問題視されているのに、なぜ改善されないんだろう。悲しい。

*荒井注死去*

荒井注死去!(朝日新聞)。ご冥福をお祈りいたします。


2/8

/乱れる食生活(or神経)/

私は一種の自律神経失調症にかかっていて、体調が落ち始めると、満腹中枢が壊れる。

夕方に同僚と「ステーキのくいしんぼ」で200gのフィレ=ステーキを食す。会社に戻ると異様な空腹感が戻ってきたので、「あ、体調が悪い」と実感。しかし、精神は空腹を訴えるので、8:30、とりあえずコンビニで肉まんを買う。だが折り合いがつかないので、10:00に吉野屋に向かう。しかし、さすがに牛丼は食い過ぎだと理性で止め、セイフー(東京にあるスーパー、24時間営業、ダイエー系)地下でパン(ソーセージ入り)を2つ買う。それでも満足できず、24:15に帰宅途中のコンビニでグラタンスープを買う。ようやく治まった。

いま思えば、肉まんでもパンでもなく、はじめからあったかいスープ系にすれば良かった。ポイントは体温をあっためることにあったと思う。そういう意味では、牛丼でもよかったのかもしれない。

なんにせよ、この体質を何とかしたいもんだ。どうすりゃいいんだろう。運動か??

余談:ちなみに、普段からも体温管理能力が壊れている。真夏でもジャケットを羽織っている理由は、寒いからなのだ、マジで。)


2/7

1/30-21:45(19940:49430)、1/31-22:00(19995:49595)、2/2-17:00(20110:49800)、2/5-11:15(20170:50020)。

/雑記/

*一般ニュースより*

京都の小2殺人事件@校庭。これが結末なら、なんと弱虫な犯行であることか!

サイバー機器(サイバーパンクな映画みたいな)を使ったテロ(本来は「テロル」=「暴力or暴力手段」)を想定しているのかと思ったら、「サイバーテロ」=「(Webサーバ)クラッキング」らしい。この言語感覚に驚いた。

どんとが死んだのにも驚いたが、それがニュースに流されたのにも驚いた。有名か?>ボ=ガンボス


2/6

/ツァラツゥストラは…/

ニーチェの「ツァラツゥストラは…」といえば「かく語りき」だと思っていたんだが、今日みた岩波文庫(青639-2)は「ツァラツゥストラはこう言った」になっていた。うーん、なんか格が落ちる。

読んだことなかったんだが、これは「物語」で、ツァラツゥストラが思想を述べるんだね。んで、各章のしめくくりに、「ツァラツゥストラはこう言った」と書いている。いちおう、ニーチェの哲学がまとめられているらしい。


(余談)

序章は、森にこもっている宗教家とツァラツゥストラの邂逅。宗教家が「神に祈りを捧げる毎日だ」というと、ツァラツゥストラは「なんと! ずっと森にこもっていたから、彼らは神が既に死んでいることを知らないのだ」という。これが有名な「神は死んだ」だ。

でも、これをして、「ニーチェ曰く、神は死んだ」というのは、間違った部分引用だと思う。


/蒼天航路/

モーニング連載中。現在18巻まで刊行。

*マンガの特徴*

派手な絵柄による三国志物語。ぜーんぜん知らんかったんだが、三国志で一番有名なのは劉備玄徳(漢字不問ね)じゃなくて、曹操孟徳なんだねえ。破格の英雄。本書「蒼天航路」は曹操を主人公に据えた三国志。

もともと人間の魅力と世界の壮大さに溢れたストーリーだと思うんだが、このマンガは演出も上手い。舞や剣技の美しさ、しぐさ、言葉使いの壮大さ、会話のみせかた、どれも心をそそる。ただし、実際に面白くなるのは8巻から。それ以前は、まだ絵がこなれていない。15巻を過ぎるあたりになると、完全にマンガとしての手法が確立しており、安心して読める。

:私はマンガ喫茶で読み干したため、手元には資料はない。細かい筋や人名の漢字は不問のこと。というか、MS-IME97では、三国志の人名はキツイっすよ。)

*曹操*

それにしても、曹操の英雄っぷりがすごい。決断はまさに英断だし、おもいもよらないことをするし、人材の発掘も上手く、指揮も上手く、みずから戦っても強く、そして性に貪欲だ。天下や人民について語る曹操を見ると、「天下人や政治家とはこのようでなければならない」と感じる。かなり冷酷な支配者でもあるんだが、それはそれ。

15巻ごろ、自らを天子となしたえんしょうとの一騎打ちで、策略を練りつつ叫ぶ曹操がカッコイイ。「音が聞こえる。民の緊張がはじけた音が聞こえる。えんしょうのしびれが切れた音が聞こえる。軍師が俺を焚き付ける音が聞こえる。俺はすべてを聞いている。俺はすべてを見ている。でもまだ何かが足りない。足りないものは何だ!」大きな筆を執り、部屋中に戦略や構想などを書き連ねながら、曹操は歌うようにして悩む。なるほど、破格だ。

別のシーン。怒りで激情が高まったとき、急に曹操は「戦場を去る」といいだす。策士は「殿の怒りの感情を兵にのりうつらして今叩けば、勝機が」というが、曹操はおうじない。「俺個人の戦いではない。天下の戦いだ。」「兵は士気によって想像以上の働きをするかもしれないが、実際には疲れを残しており、そのような兵は逆に思いも寄らないところで崩壊する。そのような兵をあてにして策を練るでない。」と叱る。おお、英雄だ。

18巻、曹操の子供のひとりが己の激情を歌にする。詩歌ならぬ新しい文学をまのあたりにした文官のなかに、目に見える動揺と扮装が巻き起こる。その場で曹操は、みずから子鼓を持ち、舞いながら叩く。「俺が存分に奏を勤めよう。おまえ達は、みな自分の思いを存分に歌うがよい。」 この舞がまたカッコイイんだ。−−うーん、文武両道に秀でた男。こわいねえ。

*劉備*

劉備は、カリスマ性(おっきな袋)だけをもった田舎者なんだ。自分を天下の器だと信じ、しかし中身は何もないと公言し、関羽らのサポートにより生きる。しかし、関羽や張飛らは劉備にしかない人格を慕う。うーん、これもまたの生き様。

劉備は、まだ業績も人脈もないころから、ひとかどの人物として認識される。

9巻ごろ、曹操のもとに付く。このときに曹操の策略により、戯れと称した鷹狩にて、劉備は関羽の首を掛け、曹操は都と天子を掛けて争うことになる。しかし、途中で「まだ俺は都も天子も扱えない程度の器だ」と気づいた劉備は、なんと狩の途中で馬上からみずから飛び降り、曹操に懇願する。

「おいら、まちがっちまった。この賭けは なかったことにしてくんろ」

実に情けない姿なのだが、曹操は悟る。「この男は、間違いなく都と天子の価値を理解している。」 ここでの「英雄、英雄を知る」は劇的だったなあ。もちろん、劉備の「みずからの間違いを進んで認めるという器の大きさ」もステキだ。

(2000年2月11日追記)

もうひとつ、印象に残ったシーンがある。天子から「曹操を打て」と内密の勅命を受けたシーンだ。

当時、天子は曹操の庇護の元に合った。しかし、そのことを面白くなく思う輩が、自分では曹操を打つ力はないから、「貴方はいつまでも曹操の傀儡でよろしいのですか」などと天子をそそのかし、天子の勅命の名で劉備に「曹操を打て」と内々に指令を出した。

劉備は悩む。今の自分と曹操の格の違いは身にしみて理解しているし、そもそも曹操を殺しては世の中に惜しい。しかし、何よりもそれ以前に、内密の経路で、大っぴらにではなく勅命がやってきたことが気に入らない。劉備の哲学では、天子の勅命は天下を治めるために出されるべきもの。今の天子に、日の元に公開できない勅命を出すような心得違いをされては困る。

天子の計らいでは、宴会で劉備が剣技の舞を奉納し、そのドサクサに紛れて曹操を斬ることになっていた。しかし、劉備はその舞の場で、舞によって無言で「天子は天に向かってのみ言葉を出すべし」と天子を諭した。

先の鷹狩での逸話と同じく、こちらも劉備が「天を正しく測れる器」であることを証明している。

*呂府*

8巻ごろ活躍する呂府(漢字不問ね、りょうふ)が好き。13巻には死んじゃうんだけどさ。完全な武将で、ひとりで戦い、誰よりも強い。「我はひとり、我は呂府」。竜を目指す。曹操に「天下とは何か」と問われ、「それは竜の住むところ」と応える。この武人さが、他の天下人と一線を画す。

そんな呂府も、いつのまにやら大群を率いる長となり、人民を心配する心と、軍師を信頼する心を持つ。

最後には曹操に城攻め水攻めにあう。民が崩れきったのを受けて、軍師は呂府を単身逃がそうとした。しかし、軍師は先に敵の手に落ちてしまう。これをみた呂府は、なんと軍師を助けるためにひとりで敵陣に乗り込むのだ。かつては自分しか信頼できなかった呂府が! 軍師はそのことに感動しつつも、「それでは呂府様ではない」と呂府をしかりつける。

このシーンで、英雄の消滅を思って泣く劉備が印象的。

*関羽*

関羽もまた英雄だ。本人はつねに劉備を立てるが、その剣技も頭脳も、あきらかに劉備を越える。−−そのような男に慕われる劉備の器は、僕の文章では表現できない。

一時期、関羽は曹操のもとに下る(劉備の子息が人質にとられた)。なんと曹操は、関羽に施政者になるよう促す。それを受け悩んだ関羽は、己自身にも覇業を科す。闇世界の実力者などを集め、町民ベースの合意決定システムを組み上げる。−−15巻か16巻だな。

この裏世界会議のさい、曹操が割り込む。めいめいの利権を言い合うだけの輩に向かって、

「おまえ達には、この都を、この民を食わせる気概が足りぬ。真に関羽の呼びかけに応えるのなら、命を賭した言葉を吐け!」

細かいことは書かないが、この前後の関羽の演説はかっこよかったなあ。それを受けて、曹操が上記のようなことを言う。まさに英雄。

*孔明*

諸克亮孔明が登場するのは17巻。おっそいんだあ。


(余談)

−−実は、これまでの数度、数コマだけ(それと知らされずに)登場していた。唯一ちゃんとそれと明示されたのは、16巻くらいの1ページのみ。曹操が、かつてみたことのないほどの輝きを持つ星を発見し、「なんだこれは」ともらす。その次のページ、見開きを使って、洒落た美青年が女性3人と交わっている。しかし、その青年も空を見上げている。女性が「どうしたの、孔明様?」とのみもらす。その後1巻が経過するまで、この男は本編に登場しない。なんと大胆な演出なんだろう。


ぼくの知識とは裏腹に、孔明は闇世界の人間。というか、桃源郷に済む仙人みたいなもので、究極の性技をも持つ男。奇人にして論理家。誰よりもものごとを知り、だが全てが「知」であり「肉」でない男。関羽曰く「異形、異能のもの」。

劉備らは、桃源郷におけるはじめての邂逅にて、ふしだらな孔明を見て嫌悪感を禁じ得ない。一度席を立つが、話を聞いてから判断するべきだと、戻ってくる。しかし、結局はその言動に肝を飛ばすことになる。

「人の死なない方法がいいですか? 人が死ぬ方法がいいですか?」

「死なないほうがよいに決まってるだろう」

「ならば、天下など曹操にくれてやりなさい。また、南は孫氏の子孫に与えなさい。あなたは、残った部分を天下だと称すればよい」

「天下を饅頭みたいに切り貼りするんじゃねえ! おまえの案は、この桃源郷で考えた空想にすぎない! 天下にうごめいている血肉を備えた俺たちは、そんなふうに地を分割するなんて考えない!」

この劉備の反論を得て、孔明は恍惚の表情とともに失神する。劉備は席を立つ。しかし、思い直し、話の続きを聞きに戻ってくる。3度目の話合いでは、孔明は失神したまま起きない。しかし、その回りの仙人が応える。

「今度は、孔明があなたを尋ねるだろう。すでに貴方は3度戸を叩き、十分に礼を尽くしている。」

−−この物語では、「三顧の礼」がこんなふうに描かれている。

この際、仙人らはさらに告げる。

「孔明は、天を切り分けよといったのではない。それは支配者のおごりにすぎない。地を分け、天を広げよといったのだ。人民に立つものなら、天の広さを限定してはいけない。」

そう、これまでの覇業は「地の統一こそが天下支配」と皆が考えていた。しかし、この仙人は始めて「地を分け合え」と示唆したのだ。この考えに感銘を受けた劉備は、この後の行動を孔明と共にする。−−というか、孔明を含む仙人と女達が、劉備のあとを付いていくようになる。


2/5

/悪夢:テロ/

この週は、毎日悪夢を見た。眠れていない証拠?

場所は会社。ハードディスクを取り替えるためにコンピュータのケースを開ける。そこに仕事相手のデザイナーがやってくる。

これはアプティバってやつですか

ハコはそうなんですが、中身は全部入れ替えてあります。あ、電源入れたままだった。感電してしまう。こわい。

さらにひとりの別の見知らぬ女性がやってくる。僕に用? そうではなくて、隣の社員に用だった。

僕は帰ることにした。

なぜか急に名古屋の親戚の家にいる。すでに親と親戚はベロベロにできあがっている。アラレ系のお菓子をたくさん食べた。僕は気分が悪い。もう帰る!

帰り際に、いとこ(一児の母)が声を掛けてくれた。

「がんばってね」

帰り道すがら、母親は意味の分からない脈絡の無いことばを発する。ストレスでイライラしているようだ。パート先に対して、祖母に対して、行き場のない怒りを発する。なぜそれをコドモに聞かせる?

僕はアラレが食べたくなって、そう母に告げる。が、母は自分の思いを喋るばかりで、取り合ってくれない。子供の意見に取り合わないなんて、最低の親だ。僕は憎しみを感じた。

交差点に差し掛かると、角に店がある。たしか、この店にはアラレが売っていた。でもあれ、マクドナルドだな?? でもアラレを購入。

家路に、田んぼのあぜ道を通る。まだ母親は言動が怪しい。道すがら、僕は親に対する信頼を無くす。

前方の交番の前が騒がしい。弟(なぜか小学生だ)が先に歩いていたのだが、慌てる警官に交番に入れられる。そのときどこかで発砲が。僕と母も交番に入る。中は脅えきった町民ばかり。僕は端っこに配置された。なぜか壁はなく、外が丸見えだった。

テロ?

MA1を来た男数人がいったりきたり。ライフルをもっている。警官はどうなったんだ?

テロ犯はなにか主張を述べ、我々のほうに発砲。誰かを殺した。

脅える幼稚園児。母親は「誰かを背にしてでも助かるべきか」と言い出す。僕は「子供を守るのがオトコだ」と応えた。でも、その奇麗事を実践できるのだろうか? とりあえず、泣いている幼稚園児をあやす。

また発砲。かなり近くが狙われて、僕の後ろの子供がパンとはじけたような気がする。背中とアタマに液体がかかる。かなり脅えて、僕は狂ったかのように背中にくっついたものを払おうとする。

それは新刊書籍のオビの文句案だったようだ。

テロ犯のひとりがそれを読む。

「すごい文才だ 僕はこういうのが読みたかったんだ」

オビのもんくだよ? だが、ここにつけいって逃げるしかない 僕は「分かってくれる人がいて嬉しい」とか「まだ書きかけで、これから書き上げるんだ」などといい、そのテロ犯の手によって逃がしてもらう。立ち去る前に、 「あんたの連絡先を教えてくれないか、本ができたら送るから」と、こいつの素性を知ろうとカマかけただが、「それは…」と渋い顔をしただけ。テロ犯が「めんどうだからこいつをころしちゃおうか」と考えているかもしれないと脅え、僕は慌てて、 「じゃあ、いつも店頭を気にしてくれよ。見つけたら必ず買ってくれ」 などといい、強く握手して別れる

気が付くと、家にいて、次の日のようだ。なぜか自分と弟(やはり小学生)と、さらに小さい弟の3人(僕は実際には2人兄弟)。話し合って、食事を済ませたら名古屋のほうに逃げることに決定した。

でも食事はちゃんととらないと栄養付かないぞ

そうこうしているうちに、なぜか家の前を車が通る。道路などないはずなのに! おかしいな、と思っていると、貴乃花率いるなぞの軍団が現れ、対面の家をワイヤーでグルグル巻きにしている。

われら3人は、着替えもせずに逃げ出そうとしたが、 出たところでワイヤーグループとばったり出会った。ワイヤー貼りを手伝い、仲間であると思い込ませた。あるタイミングで、僕は弟に目配せして逃げ出した。真ん中の弟はついてきたが、一番小さい弟はついてこない。「はやく気づけ」とおもいながらも、待っていては自分が死んでしまう。置いて逃げ出した。

足がもつれながらも走る。走るしかない。荒野。警察は何をしているんだろう? 日本はどうなってしまったんだろう?

ふと気がつくと、目の前一帯が工事現場、鉄骨の足場と砂山。 この足場を越えていかないと、となり町に入れない。 僕と弟は、迷わず乗り込む。

向こうにひとがいた。

「すいません、ここを通していただけませんか」

あいてはニヤニヤ笑って「それなら、その左手のほうが通れるよ」という。礼をいい、左にいくと、そこには足場の切れ目が。既に高い。断崖絶壁。這いずり降りるのか?

そこに、「おや、あんたじゃないか、奇遇だな」という声が。 町で僕を逃がしてくれたテロ犯だ。 テロ犯兄ちゃんと握手し、熱く語り合う。 でも、僕の脳裏には「ああ、またテロ犯の手の内に…」と後悔が飛ぶ

酒を要求されたので、なぜかポケットに入っていたバーボンを差し出す。 いいようのない不安感。

ここで目が覚めた。かなり気持ち悪かった。けど、書き止めてみると、ぜんぜん緊迫感ないなあ。つーかマヌケだ。

ドラゴンヘッド+ベルセルク?

:ウチの母親は、こういうひととなりではない。)






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