【音楽雑記】


1999年12月〜9月

12/27

/カーティス他界/

ソウル界の重鎮・カーティス=メイフィールドが永眠しました。享年57歳。

カーティスは70年代ニュー=ソウル=ムーブメントの立役者(マーヴィン=ゲイとともに並び称される)。誰もが聞いたことのある「ワウをかませたカッテングによるリズムギター」を最初にやったのは、このカーティスだ。楽曲は、リズムファンキー系とメロウ系の2つのジャンルに分けられる(もちろん融合もある)。私は、たまにあるリズムに走りすぎの曲(テンポが速くてゴリゴリにラテンパーカスが鳴る…)よりも、ミドルテンポのゆったりファンキー系やメロウバラード系が好き。美しいファルセットによる軟らかなメロディラインが美しい。

カーティスは、敬謙なクリスチャンでもあった。また、家庭を愛するひとでもあった。ソロとしてのファーストアルバムに写っている子供の写真、このアルバムに収録されている「making of you」の歌詞を聞いて、かなり多くのひとが涙することだろう。

(うろおぼえ翻訳)

腕の中で産声をあげる小さな子供
ほんのちょっとせつない ほんのちょっと嬉しい
普段の時間が 甘く切ない時間に変化していく
いとし子が 少しずつ 人となりを作ってくれる

君が僕を「僕」にしてくれる

彼はコンサートステージにて、事故で落下してきた照明にあたり、しばらくの間植物人間状態だった。彼の敬謙でマジメな生活を知るひとは、「もし彼がこれで死んだら、この世に神がいるとは思えない」といった。3年ほど経過し、かれは奇跡の復帰を果たした。1994年(だったかな?)のトリビュートコンサートでは1曲歌唱をこなし、1996年にはついに新譜「new world order」を発表。かつてのようなつやは無くなっているが、しかし十分に魅力を備えた「あたらしい声」だった。

その後、しばらく話を聞かなかった。そして今日、思いがけず悲報を受け取った。

心よりご冥福をお祈り申し上げます。


11/22

/愛のマンボ天国/

ルー=ベガは、マンボNo.5をビックビート風アレンジで演奏し、上にナンパな歌詞を乗っけて、大ヒットさせた。その曲の入ったアルバムの邦題が、「愛のマンボ天国」。邦題ファンの心理のツボを押さえた邦題だ。

余談だが、「マンボNo.5」は多分一番有名なマンボ。正式なタイトルがマンボNo.5。別にルー=ベガが付けたわけではない。ちなみに、マンボの神様とまでいわれるアーティスト(名前はよく知らない)が直々にお作りになった。

その神様の「マンボ」は通算で20近くあるらしいんだが、他のNoはまったく知らない。有名なのは2つくらいだったと思う。

11/20

/チャーリー=ミンガス[直立猿人] /

友人toy1氏おすすめなので購入。タイトルがタイトルなので前衛系のハデハデかと思えば、表題以外は、んー、なんか普通っす。jackie mcLeanのアルトを聴くだけになっちゃいます。

他は特に印象には残らない。総じて普通。なぜだろう。安いCDで買ったから、マスタリングが悪いのか? それとも、同時に買ったEric dolphyが強烈すぎたのか?

/Eric dolphy[out of lunch] /

前衛の鬼、ベース=クラリネット奏者エリック=ドルフィーのblue note作品。「絵に描いたような」前衛で、全然理解できない(;_;)

(1)購入日の印象

前衛モード。一番苦手なタイプ。正直なところ、全然分らない。この手のインプロはどの時期のzappaにも見られる(1st Mothersの後期が一番多いのは確かだと思う)。−−zappaかian underwoodか、どちらかがericを好きだったと推測される。ってのは、あの曲(album[いたち野郎]の「eric dolphy's memorial BBQ 」)の存在から明らかか。

このアルバムじゃなくて、ブッカーリトルかハンコック参加期の作品なら分るかな。実際、この間聴いたイリノイコンサートはよかったんだし。


余談

この手の演奏ジャンルを「モード」っていうんだけど、何でだろうね。単独ではジャンル名にはなり得ない単語だぞ>モード。


(2)99/10/27 23:24の印象

zappaなぞを聞いて感覚をこちらに持ってきたあとに、この作品をヘッドフォンで聴いた。だいぶ把握できるようになった。テーマの作りを把握。タイコとベースを把握。思ったよりも破天荒ではない。ヴィフラフォンが基礎和音を動かしていくケースが多い。でも、やっぱアドリブのリードはデタラメに感じる。

ericがアルトをやっているテイクが多い。ベース=クラリネットを聴きたいなあ。

drumの荒々しい曲ほど聞きやすい。《リズムのはっきりした》じゃなくて、小節なぞ壊れんが如くにdrumの荒々しい曲のほうがいい。−−僕の嗜好がよく出ている感想だ。

(3)99/10/30 23:22の印象

テーマが頭に入った。初回の印象とは裏腹に、メロを美しいと感じる。drumのよさの認識は変わらず。リードのアドリブもある程度は手のうちになり、悪い部分(気に入らない部分)を聞き流せるようになった。

こうなると、すでに「moon child 」(king crimson)状態だ。聴き始めの今は、「分るようになってきた」という事実によって楽しく聴けているが、慣れてしまったら急につまらなくなるかもしれない。

(追記2001年1月5日)けっきょく理解を諦め、売った。


11/14

/fabio biondi[JS BACH 4 Concertos]/

タワーレコードの試聴機に入っていて、「Concerto for Violin and Oboe (BWV1060)」のできが良くて、購入。といっても、僕はバッハに詳しいわけじゃないので、他の演奏と比べてどうかは分からない。

意外かもしれないが、僕にはバッハへの憧れがある。バロック=バッハだと思っている。そのわりには、ちゃんとバッハを勉強してはいない。いいかげんなもんだ>自分

/macy gray [on how life is] /

シングルdo something があまりにもよいので目を付けていた。アルバム「on how life is」を試聴し、「まさに王道R&B」と納得したので、安心して購入。これでデビューアルバムなのだから、末恐ろしい(といってももう27らしいが)。次世代のアレサ=フランクリンになれるのかも。

じっくり聴いてみると、数曲はよいが、全体としては満足できない。オケがダメだ。今今かつ軽すぎる。気に入ったのは、(1)why didn't you call me 、(2) do something 、(6) i can't wait ot meetchu のみ。

/O'Jays [love train](best) /

この表題曲をラジオで聞いて、かなり惚れてしまった。ジャケットがむちゃくちゃカッコ悪いのだが、それもまた味か?

70年代ソウルの王道系。スモーキーロビンソンよりもファンキー系。メロディは甘いやさしいものだが、甘ったるくはない。ちょうどよいかんじ。

Love Train ]は珠玉の名作。サビのコーラス部分の気持ち良さ、雰囲気の優しさには目をみはる。リズムにかぶさるストリングスが、まさに王道だ。こんなにハッピーになれる曲にであったのは久しぶりだ。

[Back Stabbers ] [992 Arguments ]が暗めのファンキーソウルとして佳作。ジャイブっぽいのかな? ライナーに「カーティスをお手本にした」ような記述があるが、まさにそんな感じ。といっても、二番煎じのニセモノな感触はない。ちゃんと消化している。

余談Back Stabbers の邦題は「裏切り者の歌」。意味はあってるのか? Stabberを辞書でひいたら、「暗殺者、刺す人」だった。うーむ。ちなみに、この曲も有名曲。)

演奏的に面白いのは[Livin' for the Weekend ]。2タイプの曲をメドレーっぽく1曲に納めている。イントロは暗いジャイブswing、途中でパーティー系のファンキーミュージック。最後にswing。まんま「週末のために生きている^-^」で、ある意味冗談音楽っぽいんだけど、かっこいい。

ラストの[I love Music ]も超有名曲だな。ちょっとディスコ感のあるグルービーなファンクソウル。いい感じだ。

というわけで、個人的にはとても満足した1枚だ。

(追記2001年1月5日)数ヶ月立ってみると、あまり聴かなくなっていた。


(余談)

僕は高校・大学時代に「ほとんどの音楽に満足できない、くそー」と思いながら、多くのロック系音楽を聴いた。今思えば、たんに僕の嗜好がソウル・R&Bに向いていたのだ。わざわざ自分に向かない音楽を買っては「これには満足できない」と悩んでいたのかと思うと、ちょっと恥ずかしい。なんせ、最近はめっきりソウル一色で、多くの曲に「これ、良いよーいいよー」だからなー。


/クラムボンのイベント /

例によって新宿タワーレコードにて。14日、日曜日。上記のCDを購入後、帰ろうと下の階に降りると、生演奏の音がする。イベントブースをみると、クラムボンが来ているようだ。ひととおり演奏を終えたところで、客が拍手。すると、「リハーサルなのに拍手があるなんて、変だよー」とベースの人が言う。張り紙などを見ると、イベントは15:00から。今は14:30。

前にラジオでクラムボンの[雲行き ]を聞いて、「声が矢野顕子みたいだ」と感じていた。現物は、3人バンド。キーボード兼ボーカルがおんなのこ。背が小さい。顔は…うーむ、美人ではない。そのへんも矢野顕子風か(失礼な>自分)。あとは男2人、ベース兼コーラスさんと、ドラム。

3人とも、みんな上手いねえ。−−つーか、生で見たから、原則としてうまく感じるもんだけどさ。−−2曲聞いた。

本番の時間になると、リハのときの倍以上は見物客が来ていた。ベースの人が、「前のほう、座ろうか^-^」と言う。あまりの多さに驚いたようだ。この一言で、前3分の2がいっせいに座る^-^ この従順さに、ボーカルのオネエチャンが驚いていた。

「新宿タワーは、全国で一番クラムボンのCDを売ってくれている店です」

などのトークを入れつつ、曲へ。

曲の合間に、メンバーカメラを取り出し、観客撮っていた。「これ、いつもの儀式なんです」とのこと。

楽しい感じだったが、所用があり、途中で退出した。


11/07

/インディーズはメジャー予備軍じゃない/

:これは哲学・宗教の類)

インディーズシーンは、メジャーデビュー前のアーティストが作品を発表するためのところではない。メジャー予備軍の巣窟ではない。メジャー志望のアーティストは、それにふさわしい場所を使ってほしい。

原義的には、インディーズはindependentのレーベル/レコード会社だ。メジャー/マイナーとかポップ/アングラの問題ではなくて、資本独立かどうかだけの区分。普通は個人レーベルになる。Zappaは、自分が十分に有名になって自分の資本が揃った時点で、自分のためのレーベル(パンプキン)/レコード会社(Zappa Record)を作っている。Princeはpaisrey parkレーベルとNGPレコードを持っている。これらがインディーズだ。まちがっても無名アーティストが参加する世界ではない。


(注)

Princeは、「自主レーベルで作品を作り、メジャーレコード会社と契約して流通させる」という形態を取っている。この形態は珍しいものではないが、Princeはお金のバランスとして特殊な形態を取ったので、ニュースになったりしている。


インディペンデント → メジャー資本の思惑に縛られない → アーティストが自分の好きなことをやる。そのためか、インディーにはアングラ系の作品(普通ならば売れないような作品)も置かれることがある。つーか少なくない。 日本で「インディーズ」というコトバが有名になった80年代後半にはこの傾向が顕著で、インディーズ=「原則としてアングラ」だった。−−この段階で原義からずれているのだが、それでも「メジャーに縛られない」という意味は残っていると思う。

スターリンが反体制パンク(今となっては恥ずかしい響き)をやり、有頂天がアングラな演出のステージとプログレの香りのあるポップをやっていた。YBO^2がグログロのプログレをやり、突然ダンボールが理解および解釈不能な破天荒音楽をやっていた。インデーズシーンに首を突っ込めば、実験の固まりにぶつかることができた。

しかし、80年代後半にインディーズが注目されずぎ、いろんなアーティストがメジャーに引き抜かれて以降、いつしかインディーズシーンは「メジャーデビュー前のアーティストが作品を発表するところ」と思われるようになった。99年(現在)となっては、インディーズをひも解くと、きれいなギターポップや大沢俊一系ソウルなぞまで飛び出してくる。

時代の流れに逆らうのはむなしいことかもしれないが、あえていいたい。原理主義者として「インディーズ=メジャーを意識しないところ」であってほしいし、80年代後半のあのインディーズシーンに喜びを見出す中学生(および高校生)であったものとしては「インディーズ=アングラ」であって欲しい。まだ僕が夢を見られるトコロを残しておいて欲しい。

…つくづく、僕は頭の固いオジサンになってしまった。


(補足)

今回の文章を書いたきっかけは、j-waveにある。

すなわち、僕が上記文章を書いた原因は、とても狭いところから得た感触に基づいている。偏っている。僕が現在のインディーズシーンをすみからすみまで聞いたというわけではない。

したがって、この言い草は的を外している可能性が高い。



10/16

/今期j-wave土曜日/

前回の模様替えから、土曜日のj-waveはかなりお気に入り。午前中はJAMMIN' OLDIES、夜はOZ MEETS JAZZと、私好みの番組があるからだ。また、AZ-BEATのイイカンジ。

ところが、10月に模様替えしてからもっとよくなってしまった。

*GOOD LUCK WEEKEND!*

(8:30-10:35、クリス智子ハネ)

この時間帯に以前やっていたのはナビゲータが恋愛についてタラタラと喋ったりする番組で、選曲も甘ったるいのが多かった。ちょっとj-waveっぽくなくて、いまひとつ気に入っていなかった。

今回は、声の奇麗なクリス智子で、余分な喋りは比較的少な目。選曲は無難にj-wave王道系。

途中(9:40-10:20)に、ソニア の「DoCoMo MAGIC i-LAND」がサシコミになる。ソニアのボンヤリとした日本語できく「キャンプに行こう」「森で料理を」といったハナシはj-wave的には異質だと思うが、息抜き感があるのでイヤな気分にはならない。

*JAMMIN' OLDIES*

(10:35-11:25、SUPER SNAKE)

ニューヨークの人気radio局であるJAMMIN' OLDIESの出張番組。60年代70年代を中心に、ソウル+R&B専門。途中でSUPER SNAKEのハイテンションな喋りが入るが、シャベリのBGMが素晴らしいし、英語だから半分も意味は分からないし^-^ というわけで楽しく聞ける。話した内容は、後で秀島文香が翻訳してくれる。

毎週必ずマービンゲイがかかる。かなり嬉しい。

*POWER POP RADIO*

(11:30-12:30、南美布)

ロック系、80年代が多いのかな。あまり趣味じゃないけど、大きく外れることもない。まあ、美布さんなので、シャベリは安心して聞ける。

*青の洞窟 SATURDAY ROUNDABOUT〜CANTARE, MANGIARE〜*

(13:00-14:30、キャロル久末)

イタリア系(^-^)の音楽と料理のハナシが聞ける。内容的にはどうでもいいんだが、イヤミのない番組なので、息抜き感。

去年からやってるけど、はじめからキャロル久末だっけ?

*SUPER LINE 'J'*

(15:00-16:30、鮎貝健)

リクエスト番組。前は、GREAT THREEの片寄明とクリス智子ハネがやっていた。いまひとつパっとしない番組だった。

今期から鮎貝健担当。鮎貝といえばロック担当なのだが、この番組はロックオンリーではない。前に鮎貝がやっていたのは本当にハードロック系のみの番組だったので疲れる一方だったが、今回はバランスがよい。ひさびさに鮎貝健のアタリ番組だと思う。

(とか書くと、ファンには失礼だろうが)

*intermission*

たいていは2時か3時には外出してしまうので、実は鮎貝さんの番組はちゃんと聞いていない。

なお、この後は富田靖子のPARADISE GARAGE。長いことやっている番組なのに、1度も聞いたことない _o_ 

あと、夕方の小山薫堂の番組は大嫌い。第1回放送に聞いたら「なにやるか何も考えていない。毎回違う番組になるようにしたい。」とかほざいていたので、とても印象悪。選曲も考えてなくて、クリスペプラーに電話して「どの曲を聞きたい?」とかやってた。最低だと思う。

*MOM,DAD,JAM!*

(20:00-21:00 、CHAR + はな)

毎回ゲストを呼んでCHARとのセッションを流す番組。今日はMR.BIGがゲスト。タイトなリズム隊のうえで、リッチーコッチェンとCHARがブルースを弾きまくり。なんて豪華な。

しっかし、「CHAR + はな」ってなあ、いったいどういう組み合わせなんだろう。謎だ。だが、番組はイイ。はなちゃんって英語堪能なんだー。全然しらなかったよー。CHARも低音ボイスでカッコイイし。でもオヤジギャグが多いかな。大坂系だからね。黙ってギターを弾いてくれ。

*OZ MEETS JAZZ*

(21:30 -22:30、小曽根真)

ジャズ中心。週によっては好みから外れることもあるけど、小曽根さん自体が王道系jazzなので、原則は聞けるjazzが流れる。

小曽根山さんはハナシも面白い。大坂系。くだらないハナシもあるが、それもまたイイカンジ。有名ミュージシャンとの共演が多いから、その思い出話なども飛び出す。他では聞けない話題なので、なんか嬉しい。

jazzの本場ニューヨークからの放送を意識してか、今週のビレッジではどうこうといった話題が流れる。田舎者の私としては、なんとなく憧れのある地区ではある。でも、恐いから絶対にいけない^-^

*キライな番組*

土曜日の最大の難点は、23:00-24:00のINTERNET LIVE "Plug In"だ。この番組大嫌い。

今はリサ・ステッグマイヤー担当で、「Internetでの投票でNo.1を決定! 今週のテーマは、No.1ギタリストは誰だ!」ってな番組をやっている。音楽だけじゃなくて、「No.1ホラームービー」「No.1おでんネタ」なんてのもやってしまう。これだけで、かなり退いてしまう。しかも、ノミネートされている項目が偏っているうえに、投票に重複投票があってデタラメな結果が出るだけ。ステッグマイヤー自身のシャベリがイヤミクサイ。

(前にも書いたが、No.1ギタリストのときは、Xのhideが選ばれた。死人は強い。)

(ステッグマイヤーは、ヤードバーズを「クラプトンとペイジとベック結成したバンド」と紹介していた。酷すぎ。)

前は高野ひろし(漢字思い出せないや:ユキヒロの事務所のミュージシャン)が担当して、ふつうのおしゃべり番組だった。そのときもつまらなかった。

したがって、この時間帯はCDを聞いている。


10/9

/m-flo「the tripod e.p.」 /

m-floの「the tripod e.p.」を友人に借りて聞いた。このなかのflo jackとbeen so longが素晴らしくカッコイイ。「日本のソウル・hipもここまで来たか」という感慨に浸ることしばし。ここまでの先駆者に感謝。

:ここでの「先駆者」は、アングラじゃないところでhipな音を作成してきた人々のこと。スチャダラパーやらDAYONE(誰だっけ)やらdragon ashやら。アングラで凄くても、商売としてはそれじゃダメ。)

ちなみに、女性ボーカルもたまにラップするのだが、これはイマイチだ。

(追記2001年1月16日)

m-floは、その後どんどんpopのほうに行ってしまった。ちょっと残念。


(余談)

(10月9日に新宿タワーを歩いていたら、日本人でかなり聞けるコア系ラップhipがかかっていた。昔にあったような「日本語の違和感、不自然さ」はない。今はコア系でも上手なのがいるんだな。この世界に関しては、僕の試聴経験は浅いから、実はm-floも「とくに驚くことはない程度の作品」なのかもしれない。)


/逆らえない /

10月9日、新宿タワーから帰ろうとした瞬間、店内放送にて聞き覚えのあるジャジイなジングルがかかった。YMOのテーマだ。猛烈なランニングベースをバックにMCが曲を紹介する。

「Nice Age」

彼女のオモチャは壊れたオトコノコ。ちょっとディストーションのかかったユキヒロのボーカルにサンプリングのギターがかぶり込む。僕はその場で身動きが取れなくなり、Nice Ageが全コーラスかかりおえるまで店内に居座ることになった。

「22番は今日で1週間経ってしまったんですけど、でももうそこにはいなくなって、彼は花のように姿を変える。」

「he's comming up like a flower, he's comming up like a flower, 」

僕にとって、10インチアルバム「増殖」のオープニングの「テーマ〜Nice Age」を聞くのは、かなりの至福の瞬間だ。自分としては特にYMOマニアではないどころか比較的アンチYMOなのだが、このメドレーとテクノデリックには逆らえない。

:12インチではなくて10インチ。変なサイズの限定版アルバムだった。スネークマンショーと共演している。好評だったためか、後に普通のサイズのアルバム「マルチプライズ」も発売されているが、収録曲は異なっている。いまはどちらもCD化されているはずだ。)

つい先日、10ほど年上の友人TOY1さんと飲んだ時に、偶然にKISSのデトロイド・ロック・シティーがかかった。友人曰く、「ごめん、俺らの世代は、この曲には逆らえないんだ。いいねー、これ^-^ たしか当時はキライだったんだけどねー、どうしてもノっちゃうんだよ」とのこと。僕にとってのソレは、YMOの上記曲かもしれない。

(もちろん、他にもいくつか「逆らえないモノ」が存在すると思う。互いに。)

/超雑記:トライスラートップス /


10/4

/音ゲー/

会社の近くのゲームセンターにて、音楽系ゲームをやった。

Drum maniaむつかしい。やっぱり、リズムキープできない。あと、たぶんドラムパットとして認識されていない部分(固定金具とか)を叩いてしまっている^-^ あげくに力みすぎ。−−昔から思っていた通り、ドラマーになるのは、手足を独立して制御できる神経が必要だ。僕は、足がついてこない(;_;) 正確には、足手が相互に引っ張られる。ピアノなら、それで平気なんだけど。

ダンスレボレボもやった。疲れた。つかれたし、もちろん下手だけど、下手なりに楽しめた。たまに運動すると面白いね^-^

ビートマニアもやった。これがいちばんツライ。ルックスがキーボードなのに、演奏はキーボード風じゃない(場合場合によってボタンに割り付けられた音階が変わる、など)。もっとも、キーボードは「指で弾く」んであって「手で叩く」んじゃないから、はじめから似てないとも言える。

あと、Pop'n Musicだっけ、名前うろ覚えだけど、パーティー用のfunなversionのビートマニアも3人でやってみた。音符が落ちてくる途中で線符上を移動したりする。楽しかったね。

やってみてわかったんだが、BGMが小さい。ゲームを鑑賞しているときにはちょうどよいと感じたが、やってみると小さい。ベードラが聞こえない。これではリズム取れないよ。リズム取れなきゃ、音符も叩けないよな。そうおもうと、みなこれでよく弾けるもんだ。不思議。

個人的には、音符が「落ちてくる」のは見にくい。ギターマニアは上がってくるので、比較的見やすい。これは何故なのかな。たんに生理的なものだけかなー。不思議。

余談:落ちてくるモノの4分ごとに横線が入っていたら、だいぶ楽になると思う。初心者モードとして、そういうのを取り入れるのはダメなのかなー。それではゲームバランス甘すぎか。)

(追記2001年1月14日)その後たくさんやりまくったが、けっきょくDrumが一番面白い。なぜなら、唯一ちゃんと音楽だからだ。5回ほどやるうちにフォームが身に付き、10回やることには楽しめるようになった。


09/08

/映画the wall /

先日の友人との会合にて仕入れた情報part2。ピンクフロイドの映像作品the wallとギリアムのブラジル、公開日はthe wallのほうが先だとのこと。とはいっても、ギリアムがthe wallをパクったってことはありえないから、すんごい偶然…というか、あのころの芸術家の雰囲気がああだったんではないかなー、とのこと。

観ていないひとのために。the wallの映画は、ライブではなくて完全な創作の映画。例のアルバムthe wallを下地に、かなり破壊的でグロテスクな世界が繰り広げられる。モンティパイソン時のギリアムがやったようなコラージュアニメーションが挿入されるスタイルの実写作品。表題曲「the wall」の「we don't need know education」に乗って子供がしつけられ、軍隊のように行進し、皆がミンチミキサーによってミンチにされる様は圧巻。というか、恐い。ただのグロではなくて、精神攻撃的なもの。

−−映像やストーリーは全く違うが、世界観がギリアムのブラジルに酷似している。完成度やスマートさはブラジルのほうが一歩上だが、ぜひフロイドのthe wallにも目を通していただきたい。−−って、入手方法があるのかどうかは知らないが。

(追記2001年1月14日)HMVにいったら、輸入版DVDで置いてありました。


9/5

/ナゴムの復帰に期待/

ひさびさに有頂天を聞きたいとおもってモノを探してみたら、昔録音しておいたテープが無いではないか。「カイカイデー」や「ヒトとアブラ」など、シングルの楽曲をまとめたはずのテープがないのだ。ガーン。実家にあるかな? (そもそも、シングルLPは残してあったっけ? LPは残っていると思うが、プレイヤーのほうが問題か。)

それ以前に、ナゴム期の作品ってどうしたっけか。ベジタブルとか展開図はどうしたっけ。「愛の丸焼け」や空手バカボンは売り払ったんだよな。なんて売っちゃったんだろう。もう絶対入手できないモノなのにー(ToT)

今度、ケラさんの気まぐれで、ナゴムが復活する。古い作品もCD化してくれるらしい。筋少のブーもオリジナル版を復刻するらしい。買おう。

(キャニオン時期のシングルも何とかならないかなー)

(追記2001年1月14日)この復帰ではシンセサイザーズを含む数枚のアルバム(新譜)が出ただけで、旧譜はでなかった。今後のことは未定。







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