【自己顕示録】


2002年3月


03/29

/四谷三丁目ノスタルジー/

別記


03/28

/悪夢:電話がつながらない/グインと2ch/

*3月28日*

友人のTOY1と飲み、帰りにいっしょに歩いて帰る。彼は気分よさげにフラフラしており、何を思ったのか道脇の土手に上り、2mくらい上の細い部分を歩く。

しばらくしたらバランスを崩し、バターンと背中から落ちる。180cm以上の巨体が落ちてくるわけだよ。それはそれはすごい風圧。痛そうなうめき声をあげているので、私は慌ててH"で119番。「移動体電話からの通話です」って言わなきゃいけないんだよな…でも、どれだけ待ってもコールが始まらない。電波障害? やっぱPHSだとこういうときに困る…などと思っていると、TOY1氏はにこやかに起き上がる。−−すると彼は小池さん(オバQの)になっていた。

彼の体を気遣いつつ、彼のアパートまで連れてゆく。木造で、廊下が板ぶきの集合家屋。その部屋に放り込むと、彼は「ううーん」と酩酊しつつ、布団にもぐりこむ。

わたしは帰ろうと廊下に出ると、そこで猫と遭遇する。細身のサバトラ、美麗かつ意思の強そうな目。サバトラが私を凝視している。引き込まれる。

ここで目が覚めた。

*3月26日*

グインサーガを読んでいる。グインとレムスが会談。

グイン「よいかレムスよ、XXXX、XXXXX。XXXXX…説明きぼーん。ムリならば、いますぐ逝ってよし。−−−ということになったら悲しかろう?」
レムス「グイン? おっしゃる言い回しがよく分かりませんが…」

これを読み、おれは栗本に激怒。いくらなんでもそれはあるまい!

読み進めると、この巻の第4章はマンガになっていた。背景はほとんど白。ノスフェラスの砂漠か? ここに、ヘタクソな絵で人物が。線は木炭デッサンのようなかすれ線。グインらしき男がいるが、鼻から下は顔が出ている。半豹頭。っていうか豹じゃないかも。

ここで目がさめた。−−後半のマンガ、ボーボボ+SFマガジン挿絵か?

ちなみに、過去に「イシュトが鬼神モードに突入」という記述はほんとうにあった。…まあ、そういうポップな小説だということで。


03/24

/くぐつ(水田外史:ガイ氏)/

3月1日〜29日モーニングショー@中野武蔵野

ドキュメンタリー80分、ガイ氏芸談の会。何故かナレーターは黒柳徹子。

人形遣い師 水田外史のドキュメンタリー。芸暦35年で、多くの子供たちに劇を見せたひと。館内には親子連ればかり。

*ごんぎつね*

ポスターの[ごんぎつね]に惹かれて見に行った。愛知県民としては、新美南吉は外せない。

映画がスタートすると、指先にゴンの頭を、一の腕に尻尾と背をつけて、ガイ氏が操る。机上にセットとして小さなお洞があり、ゴンはその周りをピョンピョンとびまわる。揺れる尻尾がカワイイ。蝶と戯れたり、畑を掘り返したり(実際に蔓や芋を下から取り出す)。イタズラっこのゴンが見事に表現されている。−−はじめは目を閉じているヘッドだったが、途中で取り替えて目をパッチリ開いたものに差し替えていた。

人形の稼動部分は口だけで、あとは腕や指の動きに従って慣性で揺れているだけ。それでこんなに表現力があるものなんだな。感心。この劇では氏は黒子にならずに顔と手を客に見せているのだが、それも表現力のうちなのだろう。

(演出として、ラストのゴンの死後、ガイ氏自身が劇に割り込み、ゴンを抱きしめて野辺送りをする。ガイ氏の慈愛あふれた表情もよいし、バックの彼岸花の綺麗な赤もよいし、BGMもよい。)

*玉*

指に木の玉を突っ込み、それ+少しの飾りだけで演技する。これが氏のトレードマークの1つであるそうな。女芸者と遊び人を表現したシーンがあるのだが、指の動きだけで色気のあるシナを表現できている。感心。

インパクトとしては、両手を使った[蟹]がグー。手袋かペイントか分からないが、手を真っ赤にしていた。

*ガイちゃん*

氏自身をカッパに見立てたキャラクター。NHKの教育番組のキャラのようにハシャぐ。もうちょっとイタズラっこだが。氏の幼少の思い出を無数に表現させたそうな。

実際に屋外でガイちゃんを動かした映像があり、これがよかった。岩清水のある沢で蝶(人形)と戯れて見せたり。トンボを捕まえるために工夫してみせたり。一転して雪国でツララをチョップで飛ばし、割跡から滴り落ちる水を飲んで見せたり。かわいい。

*耳なし芳一*

いままでのは子供向けpopだったが、これは文楽を意識したような暗い舞台。平家の亡霊に導かれて、[壇ノ浦]を墓場で弾く。

舞台装置と黒子の活躍に凝ったそうな。「開門!」の呼び声とともに、長い卒塔婆が2本、左右に別れて開く。そのまわりを赤い布がゆらゆらと流れ、絡みつく。宙には、白い顔の生首で、長い髪をなびかせながら芳一の周りを飛び交いつつ、互いに絡み合う。

(館内の子供が真剣に怖がっていた)

芳一の琵琶演奏も浪曲も非常にかっこよい。−−サワリとタワミによるノイジーなカッティング、和スケールのフレーズ、そして唸りと語りを交えた歌。三味線とはまったく違う。−−いままで自分がこういうものを聞いたことがなかったことを悔やむ。

昔に、NHKの番組かなにかで、能面の話を聞いた。表情は動かないが、角度(含む照明)によって、笑いの顔にも怒りの顔にも自在に変化する。それに立ち回りが付けば、あたかも目が動いたかのような印象を受ける。それが能や狂言の手法だ。−−とうぜん人形劇でも同じなんだな。稽古シーンでは、劇団メンバーが生首を見せる角度を研究していた。

*サキと山姥*

セリフまわしと立ち回りが非常にうまい。あとは山姥の変わり身カラクリが見所か。−−途中までの、善意と幸福の場が、一転して恨みと殺戮の場に変身する。怖いのう。

ガイ氏曰く(まとめると、こういうことだったと思う)。

人形劇の印象は、人形そのものや舞台装置が大きく左右する。でも、それに甘んじてはいけない。どう活用するか、どう演技するか、生かすも殺すも演出しだいだと肝に銘じるべき。つねに鍛錬です。
*傘のファンタジー*

赤い傘と青い傘のラブストーリー。持ち手を頭に見立てた状態で演技する。セリフなしで、チャップリン映画のBGMのようなおしゃれな小曲ワルツをバックに、傘が回り踊る。

傘の開き具合を用いて感情表現している。ただ回るだけでも、開き具合や傾け具合で揺れ方が大きく変わり、それが印象の違いに結びつく。赤のほうはフリルや折り目がついており、揺れ方が男と違う。それが色っぽく見えるのだから不思議だ。

*子供たち*

このドキュメンタリーでは、実際の公演の模様が数多く収められている。一部の例外を除き、観客はみな子供。小学校や公民館での公演が多いようだ。

子供たち(小1くらい?)は、みな劇に参加する。かくれんぼのシーンでは、探す人形に「あっちだよー!」と叫んで教える。人形も子供に「ここ?」などと聞きながら進行する。隠れていたはずの人形が別の場所から飛び出せば、子供たちも登場人物以上に驚く。ワーワー叫ぶ子もいれば、「見ていられない」と顔を覆う子もいる。悪い魔法使いと少年が格闘すれば手に汗握る。小坊主が和尚さん秘蔵のツボを開けようとすれば「それはいけないことだよ!」と叫ぶ。

−−かわいい。いつの録画か分からないが、2002年の子供たちも、変わらずこういう風でいてくれるだろうか。

(補足:和尚のツボ:外出する和尚は、いたずらっこの小坊主に対し、「このツボの中身は猛毒で、子供は匂いを嗅ぐだけでも危ない」などと脅す。でも実はそれは黒糖で、和尚さんが楽しみにしていたオヤツだった。…というストーリーのやつです。)

ガイ氏曰く。

お客さんによって、ストーリーの演出は意識して変えなくちゃいけません。幼稚園や小学校低学年の子らは、たとえば和尚さんの言いつけは絶対だから、いいつけを破ってツボを覗き見るシーンでは本当にドキドキしていて、そのテンションで泣き出すほど。だから、普通よりも早く開けてしまいます。逆に、高学年になるとストーリーを知っていたりして“劇はそういうもんだ”と一歩引いているから、坊主2人の葛藤のセリフや動きによってしっかり演技しないといけない。

これが《お客と生で対峙する》ということなのだろうな。


(余談)

文楽は長年みたいと思っているので、そのうちなにか見よう。狂言も見たい。野村万斎しか知らんけど。

そういえば、万斎の本[狂言サイボーグ]モノクロの写真がカッコいい。立ち読みでパっと開いた部分に感心。−−でも買ってない。

西洋の演劇では、感情表現について役者自身が工夫して見出す。でも、狂言はそういうことをしない。狂言は型があり、その型さえ守れば、たとえば悲しくないときでも悲しみの型を使えば、悲しい演技になる。楽しくなくても笑う型を出せば笑える。これは非常に重要なことです。

われわれが演じるのは、けして自分の想いではありません。長年修行して体に染み込ませた型を演じます。でも、演技者が違えば、お客さんに違う印象を残す。なぜなら、型の中に自分が染み出すからです。−−この点は、西洋の演劇と大きく違う点でしょう。


*その後メモ*

武蔵野でチラシをみて、パトレイバー劇場版の新作(廃棄物13号)が3月30日だとようやく知った。なんでサンデーに載ってないんだろう?

武蔵野のすぐ近くのline thaiでランチ。牛肉レバー入りスープの米麺(モヤシとパクチーたっぷり)と、海産のスパイシー炒め乗せご飯。最初は味わい豊かだが、後半は舌が痺れて味が不明になってしまった。やっぱ辛い。口直しでタピオカ=ココナッツミルクを頼むと、今度は極端に甘い。この極端さは、たしかにタイだ。うん。

中野の裏道を少しぶらつく。1つ、異様に長い行列が出来ているラーメン屋があった。青葉だったかな? 有名なのだろうか。

その後、東中野から中野坂上まで歩く。途中の本屋でMobilePressを立ち読み。WISSの記事が載っていて、七色(ななしき)の名を見てようやくピンとくる。前に高林さんが言及していたアレか。

−−というのをCLIEにメモっていたら、突如フリーズ。リセットするも起動画面でfail。強制初期化(ハードリセット)とあいなった。余談だが、店内BGMはsmiling facesだった。クールネスが素晴らしいなあ(いろんな意味で涙)。

(2年使っていてハードリセットは初めて。Hack ExtensionもDALもPOBoxも使っているので、文句は言えない。)

東中野から坂上の間、とくに面白い見ものはなし。山手通りを歩いたのが敗因か。


そのあと2時から6時までマンガ喫茶にこもり、過去2週間の7誌+[イエスタディを歌って](冬目景:BJ連載)3巻を読む。スピリッツ(かな?)[ブラックジャックによろしく]が安定して面白い。[昴]もひさびさに盛り上がってきた。宇宙人へ向けたバレエ公演をプリシラが本気で考えているのが素敵だ。モーニング[空室あります]、中身はなんてことないが、絵柄が好き。一度単行本でまとめて読んでみよう。サンデー[からくりサーカス]の最終部、一時はどうなることかと思ったが、とりあえず正二郎の思い出話はgoodだ。


03/22

/林学ノスタルジー:100人ちょっとしかいない村/

*100人ちょっとしかいない村*

日本でいちばん小さな村、発見@Webやぎの目

合計111人。たとえでもなんでもなくて100人ぐらいの村。

愛知県富山とみやま村。わたし大学時代に実際に行きました。同期のKWN君が研究フィールドにしていた。片道何時間だっけ? 遠かったなあ。山を歩けば1日で3県を回れるので、それで遊んだ覚えがある。

今にも切れそうなロープでつないだ木の橋(揺れる!)。滑りまくる丸太埋め込みの林道。手のひら2つより大きなカエル。色とりどりのキノコ。すらっと真っ直ぐの長い高いスギ。林床に転がる老葉とドングリ。急な斜面に走る材運搬用モノレール。聴覚を覆うべく通奏される沢のせせらぎ。

研究は、モノレールと歩行の運動効果比較。経費と人員節約の両方がテーマ。測量を含む各種の測定を3日間、だったかな。KWNの研究、KGSの研究、楽しかったなあ。KWNが作るカボチャスープすいとん、美味かったよ…

−−ノスタルジー。

だが、森林生活はノスタルジーではない。富山村の彼らは、ほんとうにあの人員で産業を成立させている。慢性の労独力不足と慢性の不景気。コンビニなんて当然ないよ。電車も1日に数本さ。−−別に都市化する必要はゼロだが、もっと林産に光が当たって欲しい。私はその道から背を向けて、転向就職してしまったわけだが…

*森林法*

控訴審も原告適格認めず=「自然の権利」訴訟−福岡高裁支部 (時事通信)

原告「国の特別天然記念物アマミノクロウサギなどの生息する権利を訴え、同県知事を相手取り、森林法に基づく開発許可の取り消しなどを求めた」

裁判所「森林法について「災害防止など森林の有する公益的機能を図るのが目的」と指摘」として棄却

私は林学出身なので、ついムラムラと…

森林法の「開発行為の許可」条項は、「ちゃんとした森林計画(運営計画)を出せ」ということに過ぎない。土砂災害でもなければ、私有林をむげに縛ることはムリです。天然記念物の保護など森林法の範囲じゃありません。

たぶん原告は開発を止めさせたいがために無理やり理屈を考えたのだろう。だが、別件起訴なんてコスいことをするようではぜんぜんダメだ。もし地元民も中止に同意しているなら、署名を集めればいい。−−地元や所有者が同意している開発ならば、他人は黙っていればいい。

(余談:森林法がnetに掲載されているとはおもわなんだ。時代はかわったのう。−−でもこれ昭和26年版か。森林計画法は何度も改定されているわけだが、森林法はどうだったかな…おれ専門だったのに記憶がない>森林計画管理)


(余談)

ヘンな文脈で法律を持ち出すのをみて、小泉首相を訴えた変な裁判を思い出した。原告は、首相が靖国を参拝したことで自分が傷つけられたというのだ。

小泉氏「お話にならないよ。おかしなヒトもいるもんだ。」

原告団体「それは裁判を受ける権利を侵害する発言だ! 首相は私の基本的人権を侵害している!」

《裁判を受ける権利》とは、警察にとっつかまったときに罪人(容疑者)が要求するものだ。この文脈で使う単語じゃない。ついでにいえば、そんなのは《基本的》人権ではない。



03/17

/春はにも/

春といえば鮮やかな花を思い浮かべるのが普通だが、もちろんそれ以外にも木々に春は来る。いま周りを見ると、新芽や新葉が出てきている。小さく、硬く、色薄く、身構えるように。まさに若さのカタマリのようなヤツ。

方南町のネコ集会場1の近くの木は、既存の葉は濃い緑で、肉厚もクチクラの乗りもよく、開いて下を向いている。その老葉を従えるように、新葉が枝の先端に集まって、しきりに天を指している。いまだ白い身を誇るように、仲間と手をつなぎ固まっている。美しい。−−1週間前はほんとに天を指すようだったが、今は少し開いてしまった。残念。

−−それだけだとなんなので、アパートの近くにあった花も1つ。名も知らぬ小さな花をマクロ接写。

/銀座:ソニービル、HMV、わちふぃーるど/

午前中に布団を干し、昼飯を自炊し、庭面の雑草を抜く。そして、心の洗濯のため、銀座へCLIE NR70を見に行くのだよ。帰りにマンガ喫茶に こもろうじゃないか。それが私の一週間。

「オオバコなどの若い芽を、いま私の手で摘ませてもらったよ。ふふふ。」−−会社の新人教育や企画会議で、ポツリとつぶやいてみたい。)

*CLIE NR70*

ソニービル3FのVAIO/Cybershotの脇に、新型CLIE NR70はあった。初の折りたたみ式Palmデバイス。まだチューニングの足りない機械なので今回は買わないが、次回以降の発展に期待か。−−2chで名ナシさんが言っていたが、「役に立たないあたりが実にSONY的ですばらしい」。激しく同意。

*ソニービル その他*

DVDウォークマン。液晶綺麗だなあ。実用性はないだろうが、それがまたいいのだろう。

5Fかな? AIBOのコーナーのモニターに、サイバーな格好をした兄ちゃんが、エロっちい姉ちゃんをペットのように扱うムービーが。AIBOとの関連に首を傾げたが、ふと合点がついた。たぶんgeorge michael [freeek!]のプロモビデオだ。SMEのフロアか。−−AIBOってSME扱い?? −−それにしても、このビデオはエロい。[gett off]でのPrinceを超えたね。

(追記3月24日:何度か見直したが、このgeorgeの格好はevangerionのコスプレみたいで、ポーズはジェイムス小野田(米米クラブ)みたいだ。)

7F、PlayStation2。鬼武者2の画面、暗く怪しげで素敵。人がやっているのを見ていると、引き・アップ・俯瞰と視点位置が変わって、映像として気持ちよい。自分ですこしやってみたが、操作体系をまったく飲み込めず、混乱するばかり。

うらら](音ゲー)がpopでよい。設定がTV番組放送中なので、[臨時ニュース]が流れたり、ディレクターが「視聴率落ちちゃってるYO! 」などというのが面白い。−−映像としてはパラッパのほうが好き。

その7Fから帰ろうとした矢先、入り口のinfo窓口にあるカレンダーが目に入る。トロ。平面イラストで、左下からアオリでドアップ・満面の笑み。ムキュー! これはカワイイ! −−infoのお姉ちゃん曰く。

「いま人気がすごくて、銀座界隈では入手できない状態です。申し訳ありませんが、ネットで…」

写真撮影は禁止とのこと。残念。−−トロと遊びたいがためだけにプレステ買いそうだ…

補足:モノとしては[2002年 卓上カレンダー]。カットとしてはミラーのもの。これを着色したやつだ。)

*HMV*

ソニービルの対面のビル(数寄屋橋阪急)に、HMVがある。ワンフロア全面で、新宿の2/3くらいか? DVD・J-POP・Rockの品揃えはまあまあ。Dance/Soulは、数は少ないがバランスよし。でも、JazzとClassicに関してはてんでダメ。−−店内放送で山下達郎の旧譜リマスターがかかり、気分よし。puffyもかわいいねえ。

場所柄か、時期柄か、子供(小学生〜中学生)がだいぶ混じっていた。新宿ではお目にかかれないので、なんとなく新鮮。

spring affairとして、「2枚以上で300円引き」「2枚以上で10%オフ」の2系統をやっている。しかも、定価自体も安い。zapp & roger[all the greatest hits](1880円)、alanis morissette [jagged little pill](1580円)、andrew w.k. [i get wet](1980円)をget。−−それぞれここから300円引き。すばらしい。

andrewはジャケ買い。顔面ドアップで、赤黒い鼻血。乱れた髪の毛、うつろな目。血のカタマリが出来ていたりと、メイクが良質。でも、これだけの出血のわりに、傷もあざも皆無だが。

音楽は、能天気ハードpopロック。みずから曲名でパーティー宣言を出している。突き進むハイスピード8beat。演奏もツボを抑えて心地よい。ハデなソロはないし、捻りもギミックもないのだが、ただただロックに気持ちいい。−−コアパンクとかに流れないあたりも偉いし、バラードに逃げないのも偉いと思う。

これを視聴しているとき、隣の棚に女性がいた。身長165cm・スレンダーBカップくらい、綺麗な顔立ち、飾らぬ服装(シンプルなセーターとスニーカー)。そしてsadeを視聴中。−−あまりに似合いすぎで、私が勝手に喜んでいた。

*わちふぃーるど*

エスカレーターで、4F→3Fの位置に「マーシーお誕生日セール」という手書きビラを発見。3Fに《wachifiled》の店舗があるのだ。

マーシーちゃんの誕生日が3月なんだね。入り口に、絵本[マーシーとお父さん(うろ覚え)、マーシー便箋、ジグソーバズルなどまとめてあり、惚れる。もう気分がそちらモード。−−今年の誕生日は、冒険家のお父さんは帰ってきてくれたかな?

余談:私の記憶だと、マーシーのお父さんは「クジラを釣ってくる」と言って消えたため、友達に「ほら吹き父さんだ!」とバカにされるのだが、そのエピソードはなかった。これは何の記憶だろう?)

店内をぐるり回る。小さいけど品揃えよし。2002カレンダー、3月のマーシー(お父さんに会う前には、体を綺麗にしないとね!)が可愛くて悩殺される。1000円なので買えばいいのだが、絵本とどちらにしようか悩む。革製品(定期入れなど)とカバン(絵柄染め)が非常に出来がよいが、使い道なきためSTOP。マーシー便箋があまりに可愛く、店員さんに「これのオリジナルが入っている絵本はどれですか?」とたずねるも、さすがに発見できず。

結局、cageハンカチとマーシー便箋のみ購入。945円。

「プレゼント用ですか?」「いえ、自分に…」

…わちで盛り上がりすぎて、マンガ喫茶に行く時間がなくなった。これも私の一週間。


要注意

いまさらだが。私が買ったグッズは私のものだが、その肖像権は私のものではない。デジカメ画像をWebで使うのは、ひょっとしたらマズイかも。立体物だとまだいいが、イラストものだと商売に悪影響あるかもしれないからねえ。

こういうのをカジュアル=クラッキングというのだろうな。



03/17

/雑記:ものづくりのセンス:「任せれ」活用/

3月17日 10:40

いまj-waveのfrom NY番組で、あちらのスシを作っている日本人職人が、人気商品について話していた。

XXXビーチロールという名前。中にはロブスターとマンゴーとXXX、それをご飯で巻きまして、さらに外にアボガドを。それをXXXソースマヨネーズで食べます。

それは美味いかもしれんが、寿司じゃないよなあ。SUSHIだからいいのか。

3月15日 17:45

ものつくりのセンス(Paul Graham、訳Shiro Kawai)

発見@やのさん

3月4日 22:00

先日同僚がメールで「任せれ」といった。この活用、たまに耳にする。やめれ。まかせれ。

「任せる」は下一段活用。本来命令形は「まかせろ」。「れ(-e)」が命令になるのは五段活用。黙れ。走れ。蹴れ。−−活用が五段に収束しつつあるのかな?(言語の簡略化)

だが、たんにウチの社内で流行っていてよく聞くだけかもしれない。皆さんのところではどうでしょう。暇ならレポートください

−−だが、俺が中学生のとき、サッカーの授業中に「思いっきり蹴ろ!」と叫んでいるヤツが多数いたなあ。これは五段が別活用している。うーむ。


03/08

/横浜:紅茶の味に思う/

*横浜*

金曜日、パシフィコ横浜でMS.NET day2002。14:30着。 第2キーノートから参加。 会社に戻ったのは21:30。

発表会は18時まで。 それから30分ほど現場にいて開発者の雑談を盗み聞きして、 仕事のタネを仕込む。

19時ごろ、横浜崎陽軒でシウマイ。 何度か食べているけど、まあ本家ということで。 本店はレストランになっており高そうだったので、 隣にある廉価な食事処へ。 海鮮ヤキソバとシウマイを食べたが、 海鮮ヤキソバは並というか普通。 シウマイは、豚肉の甘味がたっぷりで美味い。 だが、新宿で買うのと味は変わらない。当然か。でも美味い。

そのあと別の店でお茶とケーキも。地下街portaの奥のほう、birba。cafeとdolceがメインのお店。今日頼んだのはイチゴのショートケーキ(ガトーフレーズ)と紅茶。 イチゴがすっぱくて美味しい。生クリームのほのかな甘味とマッチ。 極上とまではいかないが、上品。 けっこう幸せな状態に。 セットの紅茶は、適当なハウスブレンドみたい。特徴なし。 軽い渋みのみで、香りや甘味が残念ながらなし。 でも、ケーキが味が豊かだから、バランスよく飲めました。 おいしー。

店内は、コーヒー豆を深煎りしている香りで、 けっこういい感じ。 (方南町west-woodのほうが芳醇だけどね。)

そんなことをしていたら、横浜を出たのが20時になってしまった。 会社に戻ると、同じチームの中で 「すみけん、中華街で迷子か?」と笑い話になっていたらしい。 すいません>上司。

*紅茶の味に思う*

思い返せば、私は紅茶は甘くして飲むものだと思い込んでいた。 砂糖を入れ、ミルクを入れて飲んでいた。 あるいはロイヤルミルクティーで。もちろん、これはこれで美味しい。

でも、そうすると葉の違いがだいぶ消えてしまう。 紅茶は、葉によって香りや渋みバランスが違う。風味が違う。 渋みの奥に、ほのかな甘味があったり、さわやかな香りがあったり。 それを味あわないのは、ちょっともったいない。 まずはストレートで香りを楽しみ、 口に含んで香りを鼻に通し、喉に通して味を確認してゆくと、 紅茶は面白くなる。

昔の私は、なんでも「甘いほうがよい」と思い込んでいた。 イチゴにはすぐ練乳をかけたし、 グレープフルーツには砂糖をかけた。 それで美味しいと思っていた。

でも、もうちょっと別の楽しみ方もある。 イチゴはすっぱさの奥に甘味がある。 グレープフルーツは、苦さのなかに甘味がある。

私にソレを教えてくれたのはerkさんです。感謝しています。

(さいきん紅茶にはまっている原因には、会社の近くの飲茶屋(香港細麺のお店)で中国茶を飲んでいるのも関係している。あそこの紅烏龍、キーマン、プーアル、どれも美味しい。紅茶と中国茶へのイメージが大きく変わった。こんどはマンダリンダッグを飲んでみなければ。)


03/02

/YOUさん個展@絵びすばたけ/

19:00よりレストラン[絵びすばたけ]。YOUさんの個展の最終日だ。店に入ってすぐYOUさん発見。すでに同席していた2人のかたとお邪魔して、ネコ談義しながらご飯。

無関係のお客さんも多いので、絵をじっくり見て回るわけにはいかなかった。席から眺める。アルファベット[B]を題材にしたものと、[see saw](トイレにあった)がかわいい。[B]は、バックがオレンジ〜茶色のレンガで、その上を外套を来たネコが歩いている。このバックの色がすごくよい。

台湾版の絵本(マザーグース)を見せてもらう。奥付け部分にリアル系の大福嬉楽のイラストがあり、あまりの愛らしさで思い出がフラッシュバックし、ちと涙ぐむ。これからは、嬉楽の分まで大福と大賀に幸せになってもらおう。

食事は、コースではなく適当に頼む。どれも濃厚だがいやみのない味付けて、ひじょうに感心。

[空豆のスープ
温スープ。荒めにすった空豆が入っており、クリーミーとはいえ舌ざわりが明白。香りも味も濃く、さわかや。
[焼きナス+アンチョビのスパゲティ]
適切な塩味、適切なオイル。すこし粒にんにくも入っていたかな。イタリアンらしい、香味豊かなお皿でした。
[生ハムとトマトチーズのピッツア]
生ハムだと、塩味いかしてジェノベーゼで出すケースが多い気がするけど、ここはトマト。生ハムだけ剥がして食べるとしょっぱいのに、トマトチーズと合わせて食べると甘味がすごく強い。クラフトの歯ごたえも香りも、脇のチーズの焦げ具合も、非常に美味しい。
…が、私の頼み方がいけないのだが、味濃いのを連続で頼みすぎたため、最後の1切れくらいが重たく感じだ。
[紅茶]
種類は選べない。ダージリンですな。フルーティーな香りと甘味がほのかに出ていて、ストレートで素直に飲める。十分美味しい。

YOUさんに、アサヒカメラ2月号のネコ特集と、斎藤哲夫[グットタイムミュージック](白井良明参加)を渡し、しばらく談義。中学高校のころの音楽思い出に始まり、現在の良明さんの活躍の話に移り、なぜかSMAP談義に花が咲く。良明さんの談によると「ジャニーズの仕事は非常に楽しい。チャレンジも自由度も高く、やりがいがある。」のだそうな。

:YOUさんはムーンライダーズの強いファン。それがこうじて、良明氏のオフィシャルページのデザインとイラストを担当している。)

/雑記:リンゴが落ちたって:アクビちゃん/

3月3日 11:40

いまj-waveのtime for branceで知った。3月3日はミミの日でもあるわけだが、その理由は「電話の発明者であるベルの誕生日だから」だそうな。もちろん3-3でミミでもあるわけだが。

3月1日 11:15

松本真先生。数学・乱数の研究か。「リンゴが落ちたって、万有引力は発見できないさ」が面白かった(PSファイルだから、読むにはPSプリンターかGhostscriptが必要)

ひさびさに数学読んだら、やはり面白い。自分で研究にのめりこむほど才能はなかったが、大学でやった数学・応用数学、もう覚えてないけど楽しかった。いまこの話を読んで面白いのは、先生の語り口調がいいからだろう。

この松本先生、マンガ家の作品に惚れ、ファンをやっているうちに、結婚してしまったという。ツワモノだ。発見@サイコドクターあばれ旅

2月28日 14:15

週刊アスキーを読んでいて知った。よばれて とびでて アクビちゃん。「その手があったか!」ちう感じ。






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