【音楽雑記】


2003年2月〜1月

2/28

/目黒駅前で珍しくlive鑑賞/

(02月28日(金)21:00)

目撃したのは3度目くらいか。いつもおなじjazz unitで、drum+base+soprano saxだけのsimpleな構成。メシ前の演奏ではsaxの展開を追ってドラムがビートを細かく変化追随させていて、初期zappa/mothersみたいな雰囲気で気に入った。メシ後に聞きに行くと、ミドルテンポのフュージョンっぽい曲の真っ最中。

drumはベー+スネア+小さめハイハット+1タム1ライドといういたってsimpleな構成ながら、的確に音色を作ってくる。久々に生楽器の力加減を見る。ライドはノイジーな轟音も出れば緩い音も出るのね。ベードラを控えめにすることで、いざ連打したときのインパクトが強くなっていた。普段シーケンサーループのみで発想しているから、こういうのが新鮮。

どのメンバーも演奏そこそこ上手いが、パターンに限りがあるかも。2曲目はアップテンポのrunningものだが、ソロまわす順番、ベースソロ時のドラム方針など、1つ目と同じ。偶然似た感じが続いたのかもしれないけども。

ここで休憩に入る。けっこうなヒトが1000円札を置いてゆく。そんだけの演奏はしたと思う。わたしは500円出す。liveのビラをもらい、リーダ(saxの藤枝シンスケ氏)に聞く。

角「スローなbopをやったりはしないの?」
藤枝氏「ちゃんとしたliveだとやりますが、ストリートではやりません。お客がいなくなったりしちゃうんです」
(納得)

角「デモテープ販売とかは?」
藤枝氏「あ、今日はないんですが、CDは出してます。live会場で売りますから、ぜひ来てください!」

3/19(水曜日)に銀座モンテカルロ。うーん。チャージ2000円で安いんだけど。仕事の都合がなぁ。


2/23

/はじめてのal kooper/

[Super Session]。むっちゃカッコいいっすな。blues。このギター渋いなあ(Mike Bloomfield)。

前にも書いたが、alice cooperと混同していて、まったく意識の外だった。すごい損してた。

2/7

/雑記:剛田タケシ伝説:outer limits/

*世界の剛田*

(02月07日(金)14:00 2ch音楽伝説板)

伝説のヴォーカリスト「剛田タケシ」3!!

この2で語られる伝説、すばらしすぎる。買えるうちにアルバム買っておくべきだったなぁ。

私には、怖くてちゃんと聞けない“音楽の聖域”がある。期待が大きすぎて聞けないもの。はっぴいえんど、初期の山下達郎、そして剛田タケシ。

166 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日: 02/08/09 17:40 ID:???

22st CENTURY SCHIZOID robots including MIRRORS  詞・曲:剛田タケシ

頭でかでか 冴えてぴかぴか
それが何なんだ!キサマは22世紀の精神異常ロボ!

未来の世界の 殺戮ロボット 
どんな問題でも解決!?キサマは22世紀の精神異常ロボ!

(ラップ部)
奇妙奇天烈 摩訶不思議 奇想天外 四捨五入 出前迅速 落書無用 ×4

異常ロボ!異常ロボ!おまえはオレを殺しに来た
22世紀の精神異常ロボ!

聞きてえ…

この[22世紀〜]と、彼の最大のヒット作[土管ロック]をks1234_1234としてカバーすることを決意。新アレンジの大筋は頭の中にできた。あとは、あの荒々しいギターやドラムをイメージどおり再現できるかどうか。

*outer limits*

(02月05日(水)09:00)

今日もカビラが林檎[茎(stem)]を流す。初めて聞いたときのような好印象はなくなった。vibeじゃなくてピチカートだったな。んでも弦の響きはきれいに取れているし、オーボエなどwind部隊との掛け合いもキレイ。サビでの演奏、弦が小節をまたいで長音を出す。ここのコード展開・ベース展開と弦の対比に感心。

間奏部分を聞いてouter limitsみたいだ」と思った。彼らのことを知っている人間ってどれくらいいるのかな。なぜ私の地元のレンタルCD屋においてあったのだろう。

それはそれとして。改めてまじまじと間奏を聴くと、メロが拍子がチグハグに感じる。プログレ屋としても、クラシック屋としても、ここはフレーズを生かすように転拍子するべきだと思う。

*椎名林檎[茎(stem)]*

(02月03日(月)09:00 j-waveにて)

かなり質の良いオーケストラ演奏がかかる。長音ストリングスを中心に音が絡みゆく。リズム側面弱し。ダークなクラシック後半調。女性ボーカル入る。ねちっこい。曲メロ、とくにサビがなかなかに立派。モノフォニーだがvibeなどの配置がキレイ。なによりも弦の弾力がキレイに出ている。感想部は(いわいるプログレな)跳びスケールのトゥッティが入る。

後半でようやく気づく。これ林檎か。新曲[茎(stem)]であった。

ジョン=カビラがはからずも「bjorkかと思いました」ともらす。同感。いい意味で。ひさびさに林檎きいて感心した。

余談:このWeb、背景画のヨゴレの使い方が上手いな。)

そういえばこの日はYes[lonely heart]も、5分近くの長さで掛かった。カビラ英断なり…って、カビラ関係ないかもしれないが。


1/26

去年からCD感想をぜんぜん書いてない。「未記入」CDが机の上に山になりすぎてきたので、短めでもいくつか書く。

/charlie parker [the bird] (trilogie 3cd set)/

年末に新宿タワレコにて《安売りコンピ》コーナーで発見。torilogieレーベル、3CDで1380円! 版権あやしいし、名演奏集である保障はないし、外からだとどのディスクのどのliveだかまったく分からないが、このクラスだともともとオリジナルCDを買いにくいこともあり、思い切って購入。

聞いてみると、粗悪なブートliveというわけではなく、ちゃんとリリースされたものの寄せ集めだった。ブックレットはないが、カバーの裏側に演奏日などのクレジットがある(透明ケースで見えるようになっている)。なかなかお得かも。

disk 1

1941年〜47年。前半はごく初期のbopで、後年に比べればアドリブも冴えていない。テンポもゆっくりが多い。歴史確認。ちなみにgillespieとの競演 多し。

disk 2

1947年〜1950年。公式アルバム【bird and diz】の曲が8割入ってる。他の曲もこれに匹敵する品質。火を噴くバップ。フレージング、スピード感、コンボ全体の応答演奏含め、どれをとっても一級。このdiskだけで元は取れた。

[ko-ko][groovin' high]など有名曲もあり。

disk 3

1951年〜1952年。ほとんどが競演もの。ラテン期やオーケストラ、歌など。いまいち。

いちおう、名盤[swedish schnapps]の表題曲が入っている。これ以外は自分には必要なし。

/dizzy gillespie [dizzy atomsphere] (trilogie 3cd set)/

parkerがアタリだったので、翌日に購入。これもかなりアタリ。−−タイトルだが、これまんまの公式アルバムがあったはずなので気になる。勘違いならいいが。

disk 1

1945年〜1946年。ミニコンボもの。全鼻はやはり歴史確認でちと なるいが、後半になるともうbe bopが完成しており、どこを割っても十分カッコいい。[night in tunisia][anthropology]、いままで聞いたことのあるテイクよりもgoodなり。

disk 2

1946年〜1948年。主にビックバンドで、前半がhard bop combo、後半がcubanモノ。どちらも素晴らしい。これまた、このdisk 2だけで元は取れた。

ビックバンドものでは、なぜか“火を噴く”系のソロが少ない。そのかわりに、バンド全体による不協和音激しい“うねる”アレンジを聞ける。音の塊がスピーカーから飛び出して空間を殴るかのよう。

とくに[manteca]。私はlive版の【manteca suite】というalbumを持っているが、このスタジオ版の豪華な響きのほうが気に入った。心底感服。

disk 3

1950年〜1952年。前半が【bird and diz】。これでこのアルバムの曲は全て揃ってしまった。元CDには別テイクがたくさん入っているとはいえ、この2枚のコンピがあれば私は元CDいらないや。

後半は競演モノ、歌もの。バラード多く、ソロ部もおとなしい。イマイチ好みに合わない。

/ella fitzgerald [sophisticated lady] (trilogie 3cd set)/

同じく購入。これは失敗。1935年〜1942年を中心にした、ゆったり歌モノばかり。エラの特徴であるアドリブのスキャットbopはないし、ビックバンド競演もない。私にとっては失敗。

んでも、ふつうの客にはこれでいいんだろうとは思う。

/ella fitzgerald [mack the knife -- ella in berlin (complete)] /

世界に名高い傑作live in 1960。正月の新宿HMVのセールに入っていたので購入。

私はぜんぜん合わなかった。 このliveではバックがピアノトリオ+ギターだけで、ブラス部隊がいない。いままで買わなかった理由は、このクレジットを見て不満を覚えていたからだ。それでも聞けば感心すると思っていたが、やはり自分の趣味は揺るがなかった。

この演奏では、主役がエラ1人だ。エラのリーダーアルバムなんだから それで当然ではあるのだが、たとえばサッチモとの競演時は2人でバップの掛け合いをして楽しませてくれるし、エリントン楽団と競演すればサックスと張り合ったり…と、コンボとしての楽しみがある。この演奏では感じなかった。

だが。これはもう、私のいいかがりに過ぎない。逆に、この名盤を素直に楽しめない自分を可愛そうにすら感じる。どう聞いても、演奏はしっかりしてるしオーディエンス反応もいいし、文句をつける筋合いはないはずだ。

/ella fitzgerald [at the opera house] /

1957年のJATPシリーズでの録音。2日分収録されており、#1〜#9と同じ曲の別テイクが#10〜#18に並ぶ(1曲だけ違う)。面白い趣向なり。

:JATP:ノーマン=グランツ主催による、モダンジャズの名手たちの合同ツアー。)

バックは(上記のberlinと同じく)ピアノトリオ+ギターだが、なんとoscar perterson(p)とray brown(b)が参加している。豪華。各日程の最後の曲(とアンコール曲)にはブラス部隊も参加して盛り上がる。

さきほどの主役論と同じだが。この演奏だと、基本的にはエラの歌を中心にするように演奏を固めているが、ピーターソンのピアノも十分歌うし、アドリブ部はとくに互いの反応がいい。盛り上がり部はドラム(jo jones)が的確なシンバル多種を入れてくるし。全体にherb ellis(g)が そつなくフォローを入れているし。聞いていて気持ちいい。

実はCDの音がとても悪いのだが。でも私はこちらのほうが好き。

楽曲では。

#10[it's all right with me]
全体バランスがよい。#1と比べても抜群。
#2 #11[dont you go way mad]
#3 #12[bewitched]
どちらも、以前に買ったベスト版でスタジオテイクを聞いている。あれもピアノトリオ+ギターの演奏だが、ずいぶん印象が違う。それほど演奏方針は違っていないと思うのだが、不思議なものだ。
#6 15[goody goody]
イントロ、不協和音移動によるテンション高い演奏。ここでのボーカルが無性にカッコいい。タイトルのわりには攻撃的な歌だな。メイン部は一転して軽やかにメジャーコードで歌う。後半のスキャットbopがうれしい限り。
#9 #17 [stompin' at the savoy]
基本コンボ時のねちっこいボーカルもいいが、ブラス参入後のエラの叫び具合が抜群によい。エラが長音でグリッサンド=アップ(無階調で音を上げていく)部分があり、このパートが驚異的。

/sonny clark [cool struttin']/

1958年、blue note

中野坂上のjazz喫茶geniusで聞き、気に入って購入。超有名アルバムで、ジャケットは誰しも見たことがあると思う。−−モノクロ写真、ストリート、行き交う車と人。女性の足のクローズアップ。そして上に踊るようにタイトル文字を配置。

演奏は。ピアノトリオ+ペット+アルト。アルトがjackie McCliean。バップ演奏。表題曲はゆったりめでソロまわし中心だが、もちろんハーモニー中心の演奏曲も、速いbopもあり。キツい演奏はあまりなく、かといってタルいわけでもなく。とても親しみやすいよいアルバムだと思う。

個人的には[blue minor]が好き。

余談:マヌケなことに、長年の間私はソニー=ロリンスとソニー=クラークの区別をつけていなかった。同様に、アル=クーパーとアリス=クーパーも。互いにまったく違うタイプのミュージシャンであった。

/eric dolphy [far cry (with boker little)]/

1960年演奏、new jazzレーベル

bopはパーカーとガレスビーらが生み出した音楽形態だが、それをさらにアバンギャルドに広げたのはeric dolphy(たぶん)。バリトンサックスやクラリネットで、無調モードのスケールをno themeで荒れ狂い吹くさまは圧巻。 −−だが、圧巻過ぎて私には難しい。【out to lunch】がアバンギャルド過ぎてまったく理解できず、【five spot II】も暴れん坊すぎて理解できず。

ようやく許容範囲で済むアルバムを発見できた。テーマ部もなんとか把握できる範囲のbopで、1曲は長くても8分以内で。リズムは比較的安定してるし。これなら並みのbopファンでも付いていける−−と思う。

#3[car cry]#4[miss ann]
アップテンポのハードバップ。テーマ部もアドリブ部も“火を噴く”タイプ。いままで聞いたやつだとぶっ飛びすぎて和音ないところまでいっていたが、これはパーカーに近い感じ。−−そういう評価はよくないと思うが、わたしとしては「ようやく付いていけた」とうれしいのだからしょうがない・
#5[left alone]
フルートによる感傷演奏。テーマ部は、最初のd−a−eの間を補完しながら音をつないで演奏している。目の付け所がステキ。
#6[tenderly]
アルト1本のみの1人演奏。“火を噴く”のははずさないが、けっこうしっとりとメロディーを抑えている。こういう曲も残しているとは思わなかったので、うれしい。
#8[serene]
これは別のCDでも別テイクを聞いた。テーマ部は、美麗なハーモニーながら和音破壊が激しいという、とても不思議なフレーズ。アドリブ部も、バック演奏は通常の筋を通しているけども、ソロ担当はかなりの壊しよう。なのに全体としては美麗のまま。代表曲と呼ぶにふさわしい、魔法のような楽曲なり。

余談:Zappaも、1960年代のアルバムで彼の名を関した曲を作っている。1988年のツアーでは[stolen moments]を、ほぼericと同じアレンジで演奏した。)

/bjrok[greatest hits]/

2002年、polydoor

いま気がついたがCCCDだった。

*音楽部分*

best版。1st〜3rdを持っていないので、これで済ます。とりたてて感想は書かないが、[joga][army of me][isobel]が大好き。[play dead][it's in owr hands]は初めて聞いたが、これもなかなか。最後のは新曲か。

もともと[venus as a boy]は大好き。1stアルバムは借りて聞いたのだが、アルバムとしては気に入らなかった。 [all is full of love]はシングル版のmix違いを含めて好き

これには入っていないが、[the modern thing]も好き。

*音楽以外*

紙ジャケで扱いにくく、取り出す段階でもう傷つけてしまった。

内写真、bjrok本人を石膏で汚したもの。なんか死体写真みたいで気分悪い。カバーイラストもブックレットのイラストも、どれもこれも狂った感じの気持ち悪いイラスト。このセンスには私は付いていけないのだが、世のbjorkファンはこれがイイのか??

/andy partrige[fuzzy warble#1]/

2002年、ポニーキャニオン

XTCおよびソロのデモ集。「またかいな!」と思ったが、いつものリリース後に出すデモ集ではなくて、なんと未発表曲集。ぜんぶで4枚リリース(いまは2まで出ている)。視聴機で聞くと、#1の1〜4が涙モノ。美ギター、美メロ、美リズム。しかもヒネクレ。なんでこれをマジメに録音して新譜にしないのか!

−−予算の都合もあるので、#2は辞去。2と3が素晴らしかったが、あとはよりデモくさいし。

一通り聞いたが、玉石混交。コアなファン以外は聞いちゃダメだろな。−−ブックレットにはアンディによる裏話つき。邦版なら翻訳も読める。

(1) dame fortune

ボーカルだけの短いフレーズが済むと、いきなりベードラ4つ打ち+ガットギターのカッティング。ハイテンポ。メロディアスなベース、綺麗なコード展開。言葉は悪いが“ノリノリ”である。XTCリスナーなら一発でノックアウトだと思う。

ボーカル始まるところで、思わず涙が出た。この美メロ、どうしてこれをちゃんとリリースしてくれなかったのか。サビまでいくと、ひねくれ展開が心を打つ。だんだんとハーモニーが増えていき、その展開が複雑になっていくさまも職人芸。

ブックレットによるとapple venus1のアウトテイク。たしかにあのアルバムのノリじゃないかも。

(2) born out of your mouth

ミドルテンポ、ピチカートとベルが綺麗な小曲。nonsuchのアウトテイク? これはこのままリリースできる品質。もったいない。

1995年、MSのインタラクティブゲームにインスト曲としてあげちゃったそうだが、このCDではボーカルも聞ける。

(3) howlin' burston

アンディがよく聞く地方ラジオ局にささげたジングル。ごくごく短いブルース。歪んだブルーハープ、低い声。アンディのキャラじゃないけども、これはかなり楽しい。

ライナー曰く、「これは私なりにやったビーフハートであり、ハウリン=ウルフであり、ブルートだ。」まさにそのとおり。

(4) don't let us bug ya

ミドルローテンポの16beatポップ。ベースがjazz的にウォーキングして、澄んだアコギのカッティングで綺麗にコード展開する。もちろん美メロで、必要な箇所のみにハーモニーが入る。むちゃくちゃ効果的。とくにサビの低音ボイスには頭が下がる。

disneyのジャイアント=ピーチのために書いた曲! でも契約問題で使われなかった。なんとまあもったいない話か。

(19) rocket

拍子の良く分からない演奏。エレクトロの香り。これに、アンディの美しい声が長音白玉で乗る。長音以外の部分は綺麗な直線で、ブリティッシュ=ニューウエーブとしてのXTCの顔活躍。サビでは猛烈に美しいハーモニーが短音で飛び出す。対比が見事。

ライナー曰く、精神病の(?)詩人が療養所で書いた詩が発表されており、XTCの2人がそのファンで、詩をいただいて曲にしたとのこと。たしかに、そういうトリップ世界が綺麗に出ていると思う。

これ以外の曲はただのデモだったりするが。少なくともXTCファンなら買って損はしない。XTC知らなくともポップ音楽求道者ならば1〜4を聞くべし。

/雑記:JB remix/

視聴のみ。James Brownのremix集が出てきた。日本企画、日本アーティストばかり。JBサイドの注文は「ボーカルはイジらないこと」だったらしい。

(1)小西[sex machine]

これはradioでなんどか聞いている。

この2年ほど彼はreadymade mixと称して、まったく同じブレイクビーツを使い続けている。大昔から彼のことは嫌いだが、このシリーズほど彼を気持ち悪いと思ったことはない。−−のだが、このJB版は上手くハマっている。ベースがウッドベースによる弾きノイズの大きなもので、それが24beatのブラシノイズとよく合う。

(2)Captain Funk [cold sweat]

元演奏を完全に捨て、エレクトリックfunkとして再構成。音空間の使い方が上手いな。

こうしてJBの声を裸で聞いてみると、イメージよるも《歌》そのものが上手いことがよく分かる。声の高音成分が非常に多く、しかも力の入れ方で成分変化が激しい。必要なときに激しく、必要なときにゆったりと。表現力の高い声だ。−−[revolution of the mind]でも同じことを思った。

(5かな)コーネリアス[super bad]

演奏どころかテンポまで捨てて、半分のビートで音少なく演奏する。鳴るのはベースと低音シンセとスネアだけ。この状態でJBの激しいライムが乗るので、驚くほどハイテンション。−−ただし、原曲を知らないひとが聞いたら退屈でしょうがないのじゃないか。

(9かな)Co-Fusion[soul power]

このシンセベースすごいわ。低音部をグロく支えつつ、ときおり高音を挟み込む。機械演奏ならではの無表情さがカッコいい。JBの声の対比が見事。

(12かな)fantastic plastic mashine[sex machine]

脱帽。よもや[sex machine]で美コード進行+美ストリングス+美コーラスをやれるとは思わなかった。とくにベースラインの豊かさには舌を巻く。中盤からの「make your maney maker」部分でのトニック−7度の動きは絶妙。

他のは気にいっていないが、金出す価値あるCDだと思う。が、今日はellaを2枚買ったのでパス。


1/6

/雑記:SOUL SCREAM/

*日本人ハードコア*

(01月06日(月)20:10)

キッチンなべで食事。InterFMでコア系hipをつないで放送している。3つ目が日本人。これが、トラックのノイズ感もグルーブ感も見事なコア系で、ラップも低音の破壊感抜群のギャングスターグラム。ライブだそうで、オケのワウギターやらなにやらが入れ替わり立ち代り跳んでいくのもカッコいい。

Webで過去曲リストで調べた。SOUL SCREAM【TOUR 2002 FUTURE IS NOW】の[東京温暖化]だそうな。

ふだんコア系を聞く機会はまったくないのでビックリしているだけかもしれないが、日本人もこういうことできるんだなーと大感心。−−なにをいまさら>自分。勉強不足だぞ。

*lou reedをツマミ食い*

(12月31日(火)23:00)

[Dirty Boulevard]がカッコ良すぎて涙が出る。低音モノローグの魅力だけなら他のヒトでもできるが、この伴奏は他のヒトでは作れまい。キャラの立った2小節リフを延々と繰り返す。リズム差だけで展開を作る。サビ後半でのドラムブレイクが異様にカッコいい! でもメロはリフから動いていない。−−感服なり。

album【new york】のものはどれもこれもいい。こりゃ困ったな。また金かかっちゃうな。





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