停車中のタクシー。エンジンがコトコトと鳴り響く。その車下にネコ。いつも夜景でお世話になっている彼だ。エンジン音をものともせずに睡眠中。−−そのおかげか、近づいても私に気づいていない。撮影させていただく。
このあたりは、昼夜を問わずにタクシーがいる。客待ちではなく、仮眠の場として。このあたりにネコがいる理由は、広く静かな場所であるだけでなく、運転手がコンビニ弁当などを食べたあとに残飯をネコにやったりすることも挙げられる。−−塩分多すぎて、ネコによくないと思うんだが。
先月逢ったときは風邪っぴきだった。まったく同じ場所に、同じようなポーズで、彼はいた。ここが好きなんだね。
あいかわらず汚れているが、鼻水はとまった模様。一安心。
この情景にでっくわしたのは、非常にひさびさだ。最近オレンジは集会場4(へちゃアパート)にいることが多いからなぁ。
この写真はとくにいい顔に映ったと思う。「よいことも悪いことも含めて、人生は幸せだ」という感じか。
もっとも、ネコの気持ちを自分勝手に改竄して悦に入るようではいけない。実際にはこのときオレンジは《撮影》によるストレスでいやな気分だったはず。この絵が幸せそうに見えるのは、偶然にすぎない。
舌チロ黒は、隣のカゴの中。けっこう珍しい。風邪のようで鼻をグスグスいわせている。
普段ならすぐ逃げるが、今日ばかりはずっと撮られてくれた。もっとも、風邪を悪化させては不本意なので、すぐ去る。
猫写真021027も どうぞ。