【自己顕示録】


2000年7月


7/30

7/20-11:00(26370:65750)、7/27-22:00(26610:66340)、7/30-23:15(26650:66575)。

/雑記:荒木経惟『東京猫町』/

*荒木経惟『東京猫町』*

荒木経惟『東京猫町』(1993、平凡社)を購入。はじめて観たのはいつだったかな… 僕はこの写真集でアラーキーに惚れたんだ。

東京の平凡な町角にたたずむネコを、ただただ たくさん撮った写真集。写真なれしていない猫、媚びていない猫、ただ佇む猫がそこにいる。それでいて、おかしなタイミングの写真ではなく、ちゃんと写真になっている。

:アラーキーって、「のぶよし」って読むんだ。今日始めて知った。しかし、変換できない…)

他にも、「taro愛」も買おうと思ったんだが、今日の紀伊国屋本店には無かった。残念。

岡本太郎の単行本もいくつかある。しかし、例の縄文論の本がない。こんど岡本太郎美術館に行ったら、忘れずに買わなければ。

*PalmMagazine#1*

ついでに、アスキーのPalmMagazine#1もget。なんだかんだいっても、アスキーの地力は凄い。「本っぽさ・雑誌っぽさ」が確実に《まるごとPalm!》より上だ。読者はどう出るかな…

ただ、キャッチコピーとして「国内初のPalm専門誌」と打たれたのには納得いかない。《まるごとPalm!》はおろか、「the world of PalmPilot」シリーズの立場はどうなるんだ。−−だが、こういうコピーをもってくるあたりもアスキーらしい。


7/29

5月頭以来ひさびさに、精神疾患がキツイところまで達した。仕事に集中できず、一定の仕事をこなすのに時間がたくさんかかる。一日のノルマをこなすと、夜遅くまで会社にいる。睡眠時間が減る。疲労が回復しない。また集中力が下がる。仕事が終わらない。焦る。でも終わらない。−−悪循環。昨日(金曜日)は一部発言の脈絡が取れないところまで行ってしまった。

今日(土曜日)は何もしないことに決めた。CDを聞き、本を読み、食事を作って、食べて、寝る。

/わび と さび/

*もっと感動しなければ*

置き溜めてあった芸術新潮を読みこなした。2000年1月号「伝統とは何か」。p10には、竹による“投げ入れ”に梅を一枝挿したものが軒にある写真が掲載されている。これをみて、僕はいたく感動した。理屈や理由は分からない。これまで僕を培っていたなにかが、僕を感動させた。

最近の僕に欠けているのは、こういう類の感動だったのだな、と思う。−−コンピュータと原稿に向かうだけの毎日じゃ、生きていけないんだ。いまさらながら、再認識した。

*わび*

そのあとの本文は、「何も無い空間でも、花が一輪あるだけで、日本人はそこを静寂と神聖の空間に変身させられる」(大意)と続く。たしかにそのとおりだ。これが「日本人だけ」なのかどうかは知らないが、たしかに日本の美意識はこういうところにあると思う。

飾りすぎてはいけない。しかし、その「ひとつ」には、細部まで異常にこだわらなければ粋じゃない。枝振りはどうするのか。色味はどうなのか。その花と今日の茶菓はみ合っているか。

このへんの感覚が「わびさび」でいいのかな?

*ハレ*

同芸術新潮では、石川九陽(書家)・川瀬敏郎(花家)が、なぜか福田和也(思想家)を交えて口泡を飛ばしている。日本の美とは。日本の書とは。花の本来とは。

このなかで、特に気に入った議題は次のもの。

「わび」に「侘び」などの当て字をあてたのは間違いで、わびは本来ハレに結びつく概念だ。茶会で、千利休がみなの目の前で竹をサクっと切って花入れを作ってみせた。これをみた人は、みな強く「あっぱれ」を感じた。これが「わび」だ。けっして「しみじみ」ではない。

僕の観念では、上記のシーンに立ち会ったら、たしかに「粋だ」と感じると思う。しかし、どんなに感動しても、それを明示的に言及し騒ぎ立てて盛り上がるのは避ける。このへんが「わび」「さび」なのかなーと感じた。

*お花*

僕は花道のことはぜんぜん分からないんだけど、今回の記事でちょこっと下知識が増えた。

この“たてはな”が堕落したのが立華で、こみ藁のかわりに剣山を使う。こみ藁と違い、剣山はどこにでも花を立てられる。真剣に立てなくても、花が立ってしまう。また、空間に制限が無くなるため、表現にも幅が増えたかのような勘違いをしてしまう。そのため、「花で富士を表現しました」みたいな醜悪なものが登場してしまう。−−と川崎氏は表現していた。

*書道*

僕は洋を問わず形式を問わず、多くの美術を観る。絵画だろうが立体だろうが、浮世絵だろうが油絵だろうか、宗教画だろうが静物だろうが、気にせずに鑑賞し、自分流の評価を下せる(と うぬぼれている)。花道については知識はないが、それでも「この形が好きだ」などと味わうことはできる。

しかし、ずっと「どうしても鑑賞できない」ものがある。書だ。書だけは見方が分からない。字を観るのか文を読むのか、図案としてみるのか画としてみるのか。ぜーんぜん分からない。過去の経験上、僕は「墨画」のような書しか「かっこいい」と感じていないし、それですら「one of 墨画」として鑑賞した結果に過ぎない。

余談:去年の秋くらいから、会社の同僚で書道を習いにいっているやつがいる。こいつに説明されるまで、僕は「書道」と「習字」を同一視していたことに気付かなかった。)

同芸術新潮の記事で分かったことは、次のとおり。

したがって、書に込められた意思を鑑賞するのが書道鑑賞の第一歩なんだろう、とは思う。

だが、「この撥ねが」「この払いが」「この膨らみが」などといわれても、やはり飲み込めない。−−だてに「書」と呼ばれているわけではなく、もともと書は教養の産物で、鍛練して学ぶもの。硬筆でも ミミズのような字しか書けない私では、先は遠い。


余談

このへんは音楽でも同じ。

弦の微細なたわみやこすりによる音像の変化を聞き分けたり、音の積み重なりを分別して理解したりするには、かなりの鍛練が必要だ。ただ聞くだけでもいろいろ楽しいとは思うが、踏み込んで聞けば、もっと面白い世界が待っている。

−−書もそうなんだとすれば、それを分からないなんて、なんて損なんだろう!



7/23

7/15-23:45(26130:65225)、7/20-11:00(26370:65750)。

水曜日に、ソニーCSLの増井氏にお会いした。次から次へと現れる研究成果品に、とても感動した。

/雑記/

21番は今日でもう1週間になってしまったんだけれども
彼女は花のように姿を変える
she is comming up like a flower
*びっくりしたニュース*

一連のニュース全部にビックリした。ぜんぶasahi.comより

ぜんぜん関係ないけど、モーニングの表3(裏表紙の中側)にVisorの広告あり。これもまたおどろいた。

*あ、わすれてた*
現金自動預入払出機(ATM)は機械の対応が間に合わず、ほとんどの金融機関で2000円札を使うことはできない。

7/21

/ケイレンの踏み絵/

分かりますか?

腕を胸の前にあてて ケイレンのウンドウ!

18日の火曜日、同僚KBRJRとの会話中に、とつぜん《ケイレンのウンドウ》が出てきた。あまりに感動したので、それ以降、僕は数人の友人に上記の質問を繰り返している。

意外なことに、40%くらいの人しか分かってくれない(;_;) しかし、分かってくれた人の反応はたいてい面白く、そのうちひとりは実際に《ケイレンのウンドウ》を実演しながら「ピューン ピュピューン」とか唸り出した。…それはそれでかなりのダメ人間だ。

不思議なことに、この質問に答えられたひとは、みなスネークマンショーの話題を出す。僕も自然にそれを受け入れていた。てっきり『体操』は「増殖」に収録だと思い込んでいたが、実際には「テクノデリック」だそうな。たしかに。あれー、ではなぜココでスネークマンショーの話題に移行するんだ??? ^-^

なお、意外かもしれないが、私はYMOのファンではない。全体としては、YMOはキライだ。ただ、一部に(増殖・テクノデリック・BGMなどに)とてもイカシタ曲があり、そこはとても好きだ。


(余談)

まえにNice Ageについて書いたとき(1999年10月9日)、僕はm-floを強く評価していた。じっさい、あの曲tripodは名曲だと思う。でも、その後のm-floには一度も感動していない。急にポップなだけのポップになっちゃった。残念だ。



7/22

/真夜中のドンキホーテ/

*なれそめ*

21日(金曜日)、TOY1氏と24:30まで飲む@笹塚。つごう、笹塚から方南町まで歩いて帰る。環七沿いに北上。

途中でドンキホーテを発見。24時間営業のホームセンター。

方南町でずっと「住民無視のドンキホーテ建設反対」という垂幕がかかっていたのを覚えている。真夜中にはダメダメな来訪者の車がうるさかったりして、各所で問題を起こしている。そんなドンキホーテが、この閑静な方南町にもできるとなれば、事前に反対運動も起こるわな。といっても、反対運動を町をあげてやっていたかどうかは知らない。

けっきょくドンキホーテはできたらしいが、ずっと場所を知らなかった。こんなところにあったのか。方南町と笹塚のちょうど真ん中だ。

*なかみ*

僕はドンキホーテの店舗を実際に見るのは初めて。駐車場は想像していたより無法地帯ではなく、ビルだて2Fに押し込まれていて、ちゃんと警備員が3人いる。では店舗のなかみはどんなもんかな、と覗いてみた。

想像していたよりも堕落感溢れる店内だ。25:00だというのに、所狭しと客がわんさかいる。

メインの客は、よくいるタイプの兄ちゃん姉ちゃんだ。髪の色が様々で、日焼けしていて、背も高い。目つきがニヤニヤしていて、なにか当てがあるわけでもなく無目的に店内をダラダラと歩く。このダラダラ感がキモチワルイ。かとおもえば、宝石や装飾時計のショーケースに釘付けになっている姉ちゃんもいる。

当然だが、もっと「普通」にみえる人もいる。若いのだけでなく、40代50代の夫婦づれまでがいる。中には、電動マッサージ椅子で脱力している老夫婦もいた。これまたイヤな光景だ。

別に昼ならいい。ダラダラすごそうがなんだろうが構わない。でも、なんで25:00近くにもなって、こんなところで無目的で無自律な欲望を満たそうとウロウロしてしまうんだろう。それが悲しい。

*夜は夜だと自覚したい*

僕はもともと24時間営業自体が不自然だとおもっている。コンビニなどが24時間開いているのは便利だし、いざというとき安心だ。だが、スーパーやホームセンターになったら行き過ぎだろう。夜は寝るもんだ。

夜に普通の生活をすることを禁止はしないが、正当化されるのはイヤだ。ちゃんと「はばかりもの」であることを自覚してもらわないと困る。「なぜ夜は寝るもんだなんて決めるけるんだ」とかブーブーいっても聞かない。それは「あたしたち、だれにも迷惑かけてないからいいじゃーん」といいながら電車や道端でべったり座るバカと似たようなもんだ。ダメなもんだダメだ。

「仕事が遅くて、真夜中じゃないと買い物できない人がいる」のも事実だ。だが、かの24時間営業店にいる人間の多くは、この時間じゃないと買い物でいないヒトなのか? そうじゃないことはミエミエだ。

動物の生活には恣意的な一定のルールが必要で、それによって欲望を限定しなければ いけない。やりたいことを いつでも 無制限に やってしまっては、社会がますますおかしくなってしまう。

−−と感じた。


7/21

/アシモフの雑学(メンデル、地球は当然丸い)/

アシモフの科学エッセイ<8>「次元がいっぱい」にて感心した雑学を2つほど紹介。

*メンデルの時代*

1860年、メンデルは統計と生物学の両方に興味を持つ修道士で、余暇の時間を利用して、エンドウマメを交配し、その子孫の特徴を選り分けつつマメの個数を数えまくった。その結果、優性遺伝子と劣性遺伝子の関係が数量的にすごく奇麗な比で現されることが分かった。

メンデルの発見は、「ブリューン自然史会 会報」という植物学会誌に掲載されたが、誰にも掲載されなかった。1900年、3名の科学者が同様の事実を発見した際、過去の文献がサーベイされ、1860年に先駆者がいたことがようやく明らかになった。

−−以上のことは、高校の生物で学ぶ。中学でも学ぶかな? ここから先は、アシモフの記事で知ったこと。

1800年前半にダーウィンが「自然選択」による進化概念を打ち出したが、タイミングとしては実はメンデルが遺伝法則を発表する前のことだった。

当時の科学は多分に「概念・抽象」のもので、統計や定量という概念はなかった。ギリシャのスコラ派から大きなパラダイムシフトはなかったのだ。ラマルクの用不用説、ダーウィンの自然選択説、ネーゲルの定向進化説など、それぞれ己の信条にしたがって述べられていただけだった。形質遺伝を裏付ける事実の観測も科学理論もなにもなかったので、進化論の論争といえども、宗教戦争というか哲学談義みたいなものでしかなかった。

メンデルは、先輩科学者であるネーゲルのもとに自分の研究成果を送った。しかし、ネーゲルは「豆の数を数えることなど研究にはならない」と鼻にもかけなかったそうな。アシモフの文章を借りるなら、ネーゲルにとっては

「エンドウの種子の数を数えて喜ぶようなまねは、よくいえば児戯に類する、悪く言えば白痴的としかいえない、無益な研究だったのである」

なーんて悲しいことだろう(;_;)


*地球は当然丸い*

コロンブス航海の物語を過去に見た記憶によると、こういうシーンがあった気がする。

「地球は丸い? 逆周りで行ったほうがインドに近い? バカなことをいうもんじゃないよ。地球は平らかで、海のはじまで行ったらおっこちちゃうんだよ。」

だがしかし、アシモフによると、こういう愚民像は捏造にすぎない。アシモフのならべた事実はすべて「おなじみ」のものであり、よく考えれば当然の帰結だ。

−−以下はアシモフの書いたストーリーのまとめ。

15世紀、コロンブスは、トスカネリによって18000万マイル説を吹き込まれた。ヨーロッパからインドへの東周り距離は13000万マイルなのだから、西から行けば5000万マイルだという算段だ。

コロンブスはこのアイディアをポルトガル政府に持ち込むが、一笑に付されたため、結局スペインに持ち込んで航海に出た。この「一笑に付した理由」を、俗には「地球が丸いだなんて!」といわれたと説明されてたりしないだろうか? 僕は上記のコロンブス物語によって、そう思っていた。

だがしかし、当時から地球が球体であることを疑うものは(すくなくとも知識階級には)いなかった。ポルトガルは当時の航海最先端国であり、これまでの経験から地球周囲長は18000万マイルよりも大きいと知っていた。だから、次のように判断したのだ。

「西から廻っても結局12000万マイルほどかかるから、意味が無い」

実際、コロンブスが到着した先にはインドはなかった。偶然アメリカ大陸があっただけだ。−−ごぞんじのとおり、彼はそこがインドだと言い張り、自分が成した成果と過ちを認めなかった。



7/19

/猫に告白/

ネコが可愛かったとしても、いきなり触ってはいけません。そのへんは、人間でも同じで、初対面の人がいきなり手を握ってきたらイヤですよね。ネコもおなじです。まずはネコのルールでネコといっしょにいなければいけません。

*一般論*
*「いっしょにいてよいですか」編 経験則*

ちなみに、私の棲んでいる方南町は、ネコの街。すげーたくさんいます。1週間に2度は、私もネコ集会に参加します。たいてい「いていいけど、近づくなよ」になります。はい。

(人に見られないようにしなければ…)


7/18

/名古屋と手羽先/

鳥の手羽先の食べかたはいくらでもあるかもしれない。でも、名古屋では「形式」が決められている。

これ以外を「手羽先」とは言いません^-^ この形式は、名古屋人にとっては絶対です。疑ったことなど一度もありません。

しかし、他の地方に行くと、手羽先の煮つけとか甘い手羽先とか タレで味付けた手羽先とかが出ます。 しかし、名古屋人はこの手羽先を見たら、 「これのどこが手羽先やねん」と暴動を起こすことでしょう。

ちなみに、名古屋では、 「酔っ払ったお父さんがもってかえる詰め入りのお土産」 といえば、手羽先です。 ハコの内側は銀紙系になっていて、 手羽先の脂でミッチリになってます^-^

なんとこのたび、新宿にてこの手羽先を食べさせる店を発見しました。宝の蔵です。まったく知らない名称ですが、本店は名古屋は錦にあるそうです。

店の存在時代は上京したころから知ってましたが、「本場名古屋の味」とか「名古屋コーチン専門店」という謳い文句に危険な香りを感じ、入りませんでした。

「もし、この店が名古屋の味じゃなかったら、おれはもう拠り所がなくなる」

7月6日、ふとした事情でこの店に入ることになった。不安になりながらメニューを見ると、実に心強い文字が合った。

どて煮

どて煮といえば、名古屋正統の居酒屋メニューで、牛スジ肉を赤味噌で煮込んだものだ。店によって差はあるものの、名古屋で一番美味しいもののひとつだ。これがあるということは、この店は本当に名古屋の店だということだ。

実際、しょうしょう好みの差はあるものの、正統の手羽先とどて煮が現れた。その日以来、僕はけっこうしあわせたったりする。

いいかげんなグルメガイドでは、名古屋の名物食べ物といえば、味噌カツとか味噌煮込みとかきしめんとかいわれている。でも、それは大きな勘違い。手羽先を食べてくれ。どて煮を食べてくれ。それが名古屋の味だ。


(余談)

ちなみに、うどん・そば系の話をすると、 東京では「かも南蛮」と書いてあるのに カシワを出すお店があります。 これも名古屋でやったら暴動が起きます。

また、「鍋焼き」を頼んだのに ただ鍋で煮ただけのものが出たら、やはり暴動が起きます。 鍋焼きってのは、鍋で焼いた麺がでてくるんだい!



7/17

/Hackとポケモン/

Hackは けして「偉大なプログラム/プログラマー」という意味ではない。山形裕生氏(漢字違っていたらごめんなさい)の発言を引用する。(http://cruel.org/freeware/hack.html

Hackというのは、そもそも基本は鉈や斧やまさかりや山刀で切る、裁ち落とす、というイメージのことばなんだ。すずきさんがあげている「 hack through the jungle」というのは、まさに鉈でジャングルを切り拓きながら進むイメージ。

そして鉈で切るというのは、決して細やかな作業じゃないよね。ガシガシ叩き切るんだもん。だから hack というのはつまり、大ざっぱな作業という意味なんだ。

でもカーネギー・メロン大に行って「いやあ、Mach はすごい hack ですね」と言ったら、いい顔はされないかもしれない。あれはそんなお手軽なものじゃない。大きい、ややこしい、繊細、手間たくさん、だもんね。それに向かって「 hack だ」というのは、下手すると「手抜きで雑」という罵倒にとられかねない。

先日、英語版のポケモンに触った。モンスターが低木を切る際のメッセージが、「Monstar hacked away away with CUT!」だった。これぞHackだなーと納得した。


7/16

7/9-22:45(25910:64620)、7/15-23:45(26130:65225)。

今日、ひさびさにziggy stardustを聞いた。甘美な世界観に浸った。あんときのボウイはスゴイと思う。

/雑記:掃除といえば掃除機だ、ガンガラ締め/

*スタパ*

ひさびさにgooな記事だと感じた。

*朝日っぽさを考える*

雪印の牛乳問題の記事で、asahi.comは小林カツ代のコメントを載せていた。ここで小林カツ代が出てきちゃう時点で実に朝日っぽいが、コメント内容のズレ具合もズレ方向(人道主義)も、実に朝日っぽいと思った。−−つーかマジメに記事つくってんのか?

雪印がここまで牛乳への信頼を落とすと、一企業を超えて、国全体の問題になってしまいました。牛乳の危機です。罪のない酪農家のことが気になります。
そごうより、むしろ酪農家の救済にこそ税金を使うべきだと思います。

(余談)

未来に読み返すときのために。

2000年7月(だっけ6月だっけ)、大阪にて、雪印の牛乳によって食中毒が発生。ヤバ目の菌の混入が発覚。その工場での洗浄工程が手抜きだったことが発覚。その後、ヨーグルトやチーズにも飛び火。回収した牛乳の再利用(再利用自体は合法)として、賞味期限切れ牛乳であっても加工乳に廻っていた事実が発覚。みるみるうちに、かなりマズイ製造工程であったことが露見した。


*エゴグラムふたたび*

5月時点はabbba型だったが、先日やったらabcba型だった。コメント的には悪くなっている。

何時も自己矛盾がひどくて、「もうお手挙げだ」と云う挙手のマークなのです。責任感、正義感、使命感などにガンガラ締めとなった厳しい自分と、他人に対して物凄く控え目で、人の顔色や態度がひどく気になる神経質な自分とが、四六時中、事ある度に葛藤を繰り返すのです

ガンガラ締めってなんだ? 「がんじがらめ」か。変換すると「雁字搦め」。


7/10

7/2-23:00(25655:63960)、7/4-21:00(25790:64200)、7/7-22:00(25885:64490)、7/9-22:45(25910:64620)。

/雑記:燃え付き症候群/

*意外な組み合わせの巻*

ある日の朝、駅から会社までの途中にあるセイフー(24時間スーパー)に寄った。朝飯を買うためだ。

店内放送で、なんとなく聞きなれた音楽が流れていた。80年代系。 歌部分をシンセでひいちゃうような安っぽい店内放送用カバー演奏。

あー、すっげー有名なのに、曲名思い出せない。なんだろう。ビーナスじゃないし、うー

これのギターソロ部分になったら、すごく猛烈なメロのギターソロが展開されていた。場違いなまでにハード。しかもスタジオミュージシャンが楽しくなさそうに魂ナシで完コピしたこと間違いなしの演奏。

ここで曲名が分かった。電光石火にひらめいた感じだ。ギターソロを暗記していたわけではない。この「場違い感」はアレしかない。

マイケルジャクソンのbeat itだ!

:オリジナルのギターソロはヴァンヘイレンです)

余談:beat it。邦題が「今夜はbeat it!」。おーい、何も訳してないぞー。)

*子ネタ*
*プリティ猫*

なんというか、かわいいネコの写真を見つけてしまった。もともとは友人TY1氏が紹介していたソフトのWebなんだが…

ソフトとは根本的に無関係にネコがいる。「へぇー?」とうなっている。

*ニュース*

7/6

/遺伝子に対して過剰な悪意?/

複製DNAの放置が問題になっているという記事なんだけど、 ほんとうになんかマズいもんなのかなあ。「ちゃんとしまえ」っつーのは真実だと思うが…記事の反応は、ヒストリックな感想に見える。

研究班は、こうしたDNAが研究者や清掃作業員の体内に入ると 発がん性などの悪影響を与える危険性があるとして

遺伝子自体はすべての生命にあって、我々は食事を取れば、たいてい遺伝子も食べている^-^ 刺身を食べたりすりゃあ、生の遺伝子を食べるねえ。でもそんなの消化しちゃうよ。遺伝子単体がパワーをもっているわけじゃないから。

傷口から入ったって、赤血球とかが対処するさ。 DNAだけじゃ生物体じゃないから、 細胞膜の中にまでは入り込まないのではなかろうか。

:上記「赤血球」は「白血球やマクロファージ」の間違い。なお、どちらにせよ僕の認識違いで、白血球などが対処するのは蛋白質だから、核酸は別の機構が働く、とのこと。)

回答した半数以上の大学病院、4割の総合病院では、 複製したDNAが体内に入って自分のDNAと組み換えを起こしたり、 自然界のウイルスが複製DNAを取り込んで変異体が出現したりすることを 心配していた。

変異が出たところで、どうってことないと思うんだが… 変異なんて、自然状態でもしょっちゅう発生していて、そして消えていくものじゃん。ひょっとして、突然にも機能融合体(トリ+カエルとか)が発生しかねないとか思っているのか? んなバカなことがあるわけないじゃないか。

…というのが、僕の持っている科学常識なんだが、最近 はこれを覆すような研究成果がでてるのかな??


7/02

7/1-23:15(25600:63880)、7/2-23:00(25655:63960)。

/雑記:鏑木清方/

あうー、こんなことでモメるなんて、もったいないなあ。この記事だけ読む限りは松下がバカっぽいんだけど、どうなのかなー。そういえば、松下パナソニックはPD付きPCとか出してたなあ^-^

記事書いたひとは、クッキーのなんたるかを知らないんだなあ。きっと。


7/1

/発熱と痰/

どうもこの6月は体調が悪い。こまったもんだ。

*月曜日(6月26日)*

22:00まで仕事し、同僚KBRJRと軽く飲みに行く。23:00には店を出る。このとき、なぜか喉が異様に痛く、しゃっくりが乱発。

*火曜日(27日)*

朝7:00に起きた段階で喉がパンパンに腫れており、 あげくに全身熱っぽい。 その段階でバファリンを飲んで寝直したら、 9:00にはノーマルになったので、出社。 しかし、一日中 からだの節々の痛みをこらえながら (薬でごまかして) 仕事するハメに。

咳や鼻詰まりは全く無いが、 この筋肉の痛みは発熱以外のなにものでもない。 どうもマズすぎるので、会議終了後19:00に即座に会社を出る。

帰りがけ、薬屋に症状を話して薬をもらう。氷嚢系も購入。

8:00に帰宅して熱を測ると39度。 「これはいかん」とばかりに、即座に睡眠体制を整える。

症状が5月4日の発熱と似ているが、 あれほどは酷くない。冷静に「ああ、いまオコリが出てるな」などと思いつつ、 あのときのERKさんによる看護を思い出しながら、 自分で自分を看病。 ほぼ1時間おきに苦痛で目が覚めるので、 濡れタオルを変えたり、枕を冷やし直したり。

*水曜日(28日)*

01:00を越えたころから多少熱が下がり始め、発汗が起こり始めた。直り始めた証拠。ひと安心。

ここから先は、発汗に対応するための着替えと汗拭きで大変だった。朝 気が付くと、布団が数ヶ所水溜まりっぽくなっている。この梅雨の時期にしけってしまうのは辛い。

朝8:00で38度、昼12:00で37度。 朝の段階では午後出社のつもりだったが、 12:00でも弛みがのこっているため、 安全をとって休む。

午後は、溜まっていた芸術新潮を読んで過ごす。鏑木清方の記念館が鎌倉にあると知る。行きたい。また、福富太郎コレクションを見られる私費美術館があれば、ぜひ参詣したいところだ。

夕方、j-waveのgroove lineにて、いかれた会話を聞いた。HMVスタジオ(放送会場)に、とある男がCDを持ち込んできた。彼はバンドをやっているという。ナヴィゲーターのピストン西沢のと会話を記す。

ピ「へー、どういうジャンルなの?」

男「ロックっす! 黒人…黒人好きなロックっす。」

ピ「ほうほう。たとえばどんなのやってるの?」

男「レゲエとか…」(と黙り込む)

かけたCD(彼が好きだというCD)は、とても純粋なレゲエであった。師よ、ロックとはなんぞや!

*木曜日(29日)*

熱は完全にひいたが、 喉の腫れと痰が直らない。 痰は、鼻水系の粘体がほとんどで、5分に一度くらい出る。 あげくに、痰に血が1滴混ざるようになってきた。 また喉を傷つけているようだ。

痰を出すと、口から鼻にかけて、過度の悪臭が広がる。 蓄膿症の再発か?

*土曜日(7月1日)*

いまだに喉が痛いのは どういうわけだ。

これまでは鼻水系の緑の痰だったが、 今日はコアのある痰(鼻くそ系ですな)が何度か出た。 最後に、大き目の固体(5mm*5mm*40mm)が出た。 排出にはかなりの苦痛が伴なったうえに、出したものを見て驚いた。 表面が黒い。触ってみるとこげ茶色の表層と内部に別れる。「黒〜こげ茶」は血だと思われる。

その後、しばらく唾液に血が混じる。 が、痰自体は収まる方向に。

いまはだいぶ喉も楽になったので、 アレが原因だったのかもしれない。 風邪の副作用で、喉のヘンな部分にカスが詰まっていたのか。 それとも、風邪とは独立の事象か。

ポリープとかだったら、どうしましょ。

*日曜日(2日)*

起きたら喉がいたい(;_;) おっかしいなあ。なんでだろ。鼻をすすると、耳を通じてアタマに痛みが届く。咳をすると、鎖骨の当たりと耳元が痛む。うーん。この症状はなんて名前のものなんだろう?

朝から会社に行く予定だったが、午後からにする。

*水曜日(5日)*

ようやく完治。





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