GWでございます。
参拝堂にて、どこかの家族の法要の一部始終を拝見。−−読経が始まると、本尊(といっていいのか分からんが)前の掛け布がスルスルと開き、日蓮上人だと思われる高層の像が現れた。派手な演出だ。
読経役が1人、木魚を右手でハイテンポに打ち鳴らす。一定テンポ・一定ビートながらも、強弱やリムの使い方でポリリズミックに展開。これに乗せて、軽く節のつけられた経(祝詞?)が、かなり長い息でラップされる。野太い声で、表現力豊か。空きの左手で、経の切れ目と思われる個所で金杯がチーン(ゴーン)と打ち鳴らされる。かなりトリッピー。
経の1幕は2分〜3分程度の小さなもの。エンディングは、テンポをだんだんとゆっくりにしながら「法蓮華経、南無妙法蓮華経」
で〆る。分かりやすい。
3幕目になると、言葉がかなり現代語。「XX家X代のXXが奉じて曰く、家内安全・商売繁盛を祝い…大難を小難となし、小難を無難と収めるを祈る。」
といった感じ。
これに前後して、もう1人の僧が合掌礼して参入。本尊前から火打石を取り出し、家族全員の頭の上でカチカチを火花を散らして空気を清めた。−−堂内が暗いため、飛び散る火花はかなり幻想的。美麗。
(余談)
[てらも〜で]という冊子を配っていた。寺詣で。日蓮系共通で配っているのかな? 隔月刊行のもよう。
その中の小コーナー「私、若僧ですが…」
のタイトルセンスで一人笑う。
GWでございます。w/ erkさん。
4月になって初めて気が付いたが、中野富士見町〜方南町の間の神田川沿いには、魚や鳥をかたどったオブジェシリーズがある。平面意匠で、板を切り取って立てたものと、切り抜いた残りを埋め込んだものの2系統がある。
川にはフナ・鯉と鴨。erkさんがCAMEDIA C700-UltraZoomで撮影したものから、鴨と小鳥(種類不明)。どちらも黄色が綺麗。
江戸時代作にテーマを絞った小展示。小さな美術館なので展示数は少ないが、大作数点+小物、どれも質高し。
今回見たかったのは、伊藤若冲の鶏。有名な[向日葵雄鶏図]を生で見た。羽根、とくに尾っぽの脈動感が素敵。トサカと目の凶暴性、足のポーズの動き、そしてこの羽根の柔らかさ。見事だ。
(余談:当然ながら、表装もかなり立派。深い黒字に色糸で、小さな獅子が無数に縫いこまれている。これだけでも見る価値あり。)
古式のものでは、源氏をテーマに俵屋宗達が屏風に記したものが圧巻。人物が5cmくらいと小さいにもかかわらず、装束への書き込みが微細で丁寧。和画のイメージどおりの平面ペタなキャラデザインのままで、ここまでの膨らみがあるとは思わなかった。−−この細筆への感動は、かつてダリをはじめて見たときのものに近い。「図録の写真よりも実物のほうが小さくて、しかも細密だ!」
床や野に対して記号的に使われるベタ塗りの緑と、その人物への書き込みの対比、そして金粉で書いた雲によるシーン分断など、見事に尽きる。−−いままで私は和画をバカにしすぎていた。反省。
小箱で、単色のなにげない小箱だが、よーくみると薄く波模様が刷り込まれているものがあった。不規則に極小のポツポツがあり、これは波しぶきのようだ。雅じゃのう。
さらに小物では、紙を折りたたんで作った香り袋がいい感じ。3cm四方に折りたたんだ小さな紙。表面を金塗りにし、さらに伊勢物語のシーンが書き込まれている。これもまた微細の粋。
東御苑のなかにポツポツと休憩所がある。ふつうで考えると「近すぎる!」
と思うくらいの間隔なのは、お年寄りや子供への配慮なのだろう。飲み物は普通の自動販売機があるが、なぜか食べ物はアイスもなかだけ。暖かくなってきたこともあり、笑えるほどのイキオイでアイスもなかが売れていった。
みやげものとして、絵葉書・色紙・テレホンカード・ポスター・冊子・レターセットなど定番のほかに、(それぞれ菊のご紋入りで)ネクタイピン・茶碗・扇子などがある。三の丸尚蔵館と関連するものでは、絵葉書7枚セットがなんと350円。破格の安さだ。しかも、《伊藤若冲のセット》《源氏絵巻のセット》などと15セットも用意されている。そこまでサービスよくていいのだろうか。
苑内をブラブラと散歩。−−日差しがまぶしすぎて目が痛いのは、こちらの生体機能が弱っているからか?
もともと入ったのは大手門。そこから本丸跡のほうへ。広場になっており、皆が寝転がったりボール投げしたり。いくつか(名は分からぬが)花が咲いていた。方南町の近所はツツジばかりだが、皇居ともなると種類豊富だ。−−途中[緑の泉]というモニュメントを通るが、全体に(噴水でサビて?)茶色だったので首をかしげる。
少し行ったところに、少し高い隆起がある(天守閣跡だったかな?)。皆が登っているので試してみるが、特に何もナシ。見晴らしがいいとも言えず。この「なんでもなさ」がまたイベントか。
すぐ脇に、楽堂という施設がある。演奏道具や楽士がいるところかな? 今日はclosedだった。…その入り口脇にネコがいるのをerkさんが発見。ネコセンサー健在である。
「神保に行こう」
となり、平川門から外へ。3年前に竹橋に来たときにはここで亀をみた気がするのだが、今日はいない。
(余談:出てすぐの道路は車進行禁止で、サイクリング用に解放されている(日比谷公園のあたりまで?)。借り自転車でサイクリングしている人が多数。天気も良いし、気持ちよさそうだなぁ。)
そのまま歩いて神保町へ。まずはスズラン通り【tea house takano】。グランデに出る横道からすぐのビル、B1F。
(余談:同じビルに、アイドル立て看板多数収録のマニアショップがある。あれで商売成り立っているのか不思議。)
葉の種類はノーマルな充実程度だが、アレンジやブレンドの幅が広い。ミルクティーだけで4種類、ロシアン2、アイリッシュ1、あとオリジナルがいくつか。私は[ナッツ+ホイップ入りミルクティー]を。erkさんはキームンを。
フルーツのババロアも注文。あまり固めておらず、皿の上でふるふると揺れて崩れていく。余分な舌障りがなく、爽やかに溶けていくのが美味。−−この店はシフォンがしっとり過ぎ(重め)なので、これからはババロアにしようと決意。
(余談:隣の席に座った兄ちゃん。メニューにある特別高級ダージリンを頼むも「今日は品切りで」
と言われ、目に見えて落胆。そのまま普通のダージリンを頼むが、出てきたポットからカップに少しだけ入れて香りを試した時点で表情がダメを出している。諦めたようにしてミルクを数滴たらし、そのままガブ飲みでたいらげて、あっというまに退席した。)
erkさんと書店にいくと、いろいろ棚めぐりをすることになる。今回は、ハードSFからポップ文庫(スニーカーとか)を経由し、各種マンガまで激しかった。集英社ブーケ版イティーハーサが全巻揃っていたあたり、さすがグランデ。erkさんが買い逃していた11巻と13巻を購入。
本日買った本。
前回はディック短編集[まだ人間じゃない]が合わなかったので何かリベンジを考え、[逆まわりの世界][ユービック]など考えたが、今回は見送り。タイトル的には、ハインライン[魔法株式会社]に惹かれるも、まずはネコ(夏への扉)から。
(余談)
なんにでも聖域はあるものだ。思わず踏み込むのを避けてしまうオーラ。その聖域から影響を受けた次世代がすでに生まれており、その次世代には自分が親しんでいたりして、現物よりも先に伝説と由来を聞いていて、現物への期待が大きくなりすぎている状態。俄かには参加できない雰囲気。そういうものがあるものだ。−−過去には、音楽では"Zappa"と"Zep"を避けていた。いまでも"Miles Daves"と"はっぴいえんど"は避けている。
SF古典の聖域として、A.C.クラークとハインラインは1冊も読んでない。これを面白く感じられなかったとき、その作品に対してではなく、自分に対して失望しそうで、ずっと避けている。今日一冊買ったわけだが、さていつ読むだろう…
ごく余談だが、アシモフに関しては、erkさんが多数持っていたため、まとめて借りて読めたので幸いだった。作品によっては非常につまらない(合わない)が、その一方で無性に慣性に合う作品がある。−−SFがダメなひとでも、氏の科学エッセイシリーズは読むべきだと心底思う。
GWでございます。
丸の内線四谷三丁目駅と隣接。四谷消防署付属の資料館。閲覧無料。
(余談:移転前の勤務先のある駅だが、移転したあと初めて行った。)
引退した消防車やヘリコの現物が展示してある。ペンキは塗りなおしてあるので、威風堂々な立派さ。古いものだと、運転席やポンプなどの機械剥き出しな感じがグー。
シャーシのシェイプなども見るべきなんだろうが、個人的には「明治のはなぜまたオープンカーばかり?」
という感想のみ。そのテの趣味の人にちゃんとした感想を請いたい。
1Fにある馬牽きの蒸気ポンプがグー。この馬の像、肉感などよくでている。尻尾はほんものの馬毛だろうか。
ごくごく余談だが、ヘリコとハシゴ車には鯉のぼりが付いていた。GWじゃのう。
(余談:活動年月やメーカーなどがプレートに丁寧に書かれているのが素晴らしい。が、そのプレートが金塗りでビカビカ光るのはどうかなあ。)
[め組の大吾](少年サンデー連載)のポスターの原画があった。消防服の光る素材の部分、量産型ポスターではまったく再現されていない。原画は綺麗だった。
その他、アラレちゃん・忍たま・ドラえもん・パーマン・ちびまる子ちゃんなどの量産ポスターあり。これはいいのだが、幻魔大戦やスターウォーズまで消防ポスターになっているのは変な感じ。
(余談:アラレちゃんがnewのほうで、キャラの現代化の酷さに悲しむ。とくに山吹先生。なんでマリリンモンロー系や峰不二子系じゃないの?)
古いポスターは、手書きレタリングがどれもかわいい。明治モダーンは粋だのう。
隣接の上映室で、アニメ中心にTV-CM版の上映会を開催していた。
江戸の[目黒の大火]をあしらったジオラマ+ビデオがある。1台の文楽人形が講談として家事の様子を語る。役者による再現映像や、ジオラマへのスポットライト変化などで、多面的に演出。
3人の黒子による動作表現の豊かさに圧巻。全身を使った感情表現。おじぎ、扇子を取る、手足を大きく使って説明するなど、ほんと幅広い。頭の上下移動+眉毛による表情変化は文楽なら当然なんだろうが、親しみが無かったのでかなり驚いた。
語りと三味のマッチング加減も感心。三味がベィンと1音のみ鳴って語る部分、リズムなくふしまわす部分、三味が全面にでて早弾きする部分など、変化豊か。三味のベンディングの激しさと、オクターブパッセージ中心のフレーズ移動に感心。−−日本人としてよく知っているフレーズなのに、あらためて音楽として聞いてみると、ずいぶん質が高いことに驚く。文楽や浪曲も勉強しなきゃな。
そのほかには、残った装束や当時の画など。まとい持ちはヒーローで、町一番の美男子をスカウトにいった云々。これが町指導者の着る衣装で、これが殿様の奥方の着る衣装で云々。衣装全体に立派。いろは48+番16のまといのレプリカあり。
5Fから出れる屋外にはヘリコプター実機があり、自由に乗れる。計器もそのままになっている(ケーブルは切断してある)。お子さん大喜びだった。
しかし、ヘリって足元がガラス張りで下が丸見えで、もちろん左右もかなり広くガラス張りで、壁も薄くて風の影響強いだろうから、空飛んだら怖いだろうなあ。−−と高所恐怖症の私は感じた。
明治〜昭和の歴史を、パネルと資料にて。衣装が西洋的・軍隊的になってゆく。サーベルや将校服など、これはこれで立派。ブツのなかでは、《たたむと1本の丸太、広げるとハシゴ》が非常に気に入った。
パネルの半分は災害もの。関東大地震の映像を久々に見て、「今の俺にはコレを生き延びる生命力がない」
など考える。その後の情報伝達へのインフラ整備の流れパネルや、予防のための市民教育のパスターなどを見、いろいろ思う。
現在の119番体制などが分かるパネルや、体験ビデオ、体験ゲームなど。このちょっとしたゲームが子供には楽しいと思われる。
本展示とは無関係だが、各階の階段付近には階の説明パネルがある。4Fはレンガっぽい表面加工の素材で、手書き風の意匠。3Fは透明ガラスに、直線曲線中心の掘り込み意匠。“近代→現代”を見事にイメージさせる変化のつけ方だと思う。
(余談:2Fは消防事務所)
PCのキーボードにココアをこぼした。
私はもう20年近くPCをいじっているが、こういう失態は始めただ。楽器も20年近くいじっているが、なにか飲んだり食べたりしながら楽器に触ったことは1度も無い。基本的にPCもそうだったのだが…
神田明神の隣にあるDTP屋さんに足を運んだ。ついでに明神も。朱塗りのキレイな門。表門番は武士。裏が青銅の馬。この馬がかがんで力を入れたポーズで、荒々しくてカッコイイ。
本殿前には、かなり大きな犬系の動物。唐犬とはぜんぜん違う。一方が髪の毛を寝せており、一方が立たせている。こういう意匠は私ははじめてみた。
脇に、2mくらいの石山が組んであり、水がチロチロと流れている。ここに、石の唐犬が3匹、水を飲むように戯れている。なかなかカワイイ。
ちょっと離れたところに湯島聖堂があり、これも見てきた。が、平日は閉門。−−この門自体がかなりの見もの。上部端に、いわいる名古屋の金シャチ状態で、胴体の短い竜がいる。そのまわりに、ネコのようなポーズをした豹(雌トラ)が3匹。高いので良く見えないのが残念。オペラグラスが必要か。
次に行くときはカメラ必携。
ナマズくんに続いて、erkさん宅の猫ヨサブもお隠れに。追悼。
休日出勤のひそやかな楽しみ。おやつ。
今日はJR目黒駅ビルHilltop Gardenの緑1Fにて。sweet sanctuary ISOちう店で買った、ミニ=フロマージュ150円。ツーフィンガーサイズの小さなもの。空気のたっぷり入ったしっとりふわふわベイクドチーズ。舌触り滑らか。口の中に広がる甘味。うまい。幸せ。
Hilltop Gardenには(庭園美術館の帰りなど)何度も来ているのに、この緑1Fには今日はじめて入った。和洋両方のお菓子がいっぱい。今日は和菓子に感心。柏餅が何種類も!(餡が数タイプ、抹茶もの、皮のほうのエディットものなど)。揚げ餅、揚げおかきがやたら食欲を刺激する。[虎皮]というのが美味そうだった。卵ベースの皮を丸く焼いて、それを半月状に折りたたみ、中に餡を入れる。−−黄色い皮についた焼き痕がトラ模様…と。−−抹茶餡版が、色味も含め本日のベスト。
見目にキレイな上品なものから、庶民的下世話なものまで、今日の私はどれをみても和菓子に感動するようだ。日本人に生まれてよかった。−−そのわりには、買ったのはフロマージュだけど(安かったのと、少量だったので)。
丸の内線新宿駅のナマズくんが死去した。
今朝、新宿での乗換え時に、ひさびさにナマズのほうにいくと、水槽がない。駅員さんに聞くと、先日こときれたという。
この数日は「病気のため休養」という張り紙を出していましたが、ついに死んでしまったため、水槽ごと片付けました。次の魚飼育の予定は未定です。
この3年ほど、わたしはあのナマズがお気に入りだった。新宿で降りると、きまって様子を見に行くようにしていた。−−土管の中に潜み、ほとんど動かないのが普通。大きいので顔と尻尾が管からはみ出ているのが愛嬌。黒目がちの目、つねに少しだけ開いた口。たゆたうヒゲ。見ているほうがノンビリの魔法にかかるような気分。たまに水槽内で活動していると、地震が来るんじゃないかと気になったものだ。
いくつかの飲み会の待ち合わせ場所としても活躍してもらった。ある夜など、(夜は水槽に暗幕を掛けてあるのだが)酔ったIMMRが暗幕をひっぺがえして駅員を慌てさせた。
去年から、背中全体に縫い目があり、なんか変だなとは思っていた。やっぱり病気だったのか。 (同僚otによると、ナマズの種類によってはそういう自然模様があるとのこと。)
−−享年何歳かは分からないが、安眠を願う。これまで騒音にさらされてきたのだし。
(4月17日 16:40)
猫がいる図書館の世界地図。発見@サイコドクターあばれ旅。
(4月19日 10:00)
p2p share型のコラボレーションツール。初めて発見したのは数ヶ月前、高林さんの日記。version2が今週出たので、TOY1氏とともに試す。それぞれnet的に別の場所から情報をリアルタイムshare。ユーザーから見ればp2pだろうがサーバー型だろうが意識不要になっている。サーバー管理者が不在なことすら意識にのぼらない。すばらしい。
大雑把には、次のように使う。−−@ITの記事に入門編がある(TOY1氏が発見)。
フリーウェアではないことに注意。preview版の間は機能に制限がある。フィー($49)を払うと、制限が解けるだけでなく、追加機能を買えたりする。ビジネスユーザーはpreview期間90日。個人ユーザーは無限期間preview可能。−−私の英語読解力が正しければ(原文)。
さすがにネコはいないねえ。
フルーツパーラー兼喫茶店。
どの食べ物を注文してもサラダ+フルーツがつくのだが、 そのサイズが《セットのオマケ》とは格が違う。 あんなに大きなメロンが! さらに、マンゴーとパインも。 サラダのドレッシングの味もグーで、一気にお気に入りに。 −−前にerkさん試した結果の報告を聞いており、 それで把握していたにも関わらず、 それでもあのサイズには驚いた。
(余談:4月10日に行ったときは、メロン・イチゴ・グレープフルーツだった。)
今日食べたのは、森の子のスパゲッティ。キノコがいっぱい。 トマトソースではあるが、どちらかと言えばスープかも。 飲める量で、味も深い。 (炒めタマネギとコンソメかしら)
奮発してお茶も試す。‘果実園'ブレンド(セイロンベース)。 ミルクが、小さなカップに泡立てて出てきた。 お茶とマッチがよくて、美味しい。 普通より渋く出してあるので、ミルク前提なのだろう。
ケーキもあるから、いろいろ試さなければ。
メニューが変わったばかりらしく、外にあるのと中にあるので違う。注意。 ランチはお茶付き800円。ディナーはお茶なし850円。お茶は500円から。
仕事が21:30まで。そのあと急いでソバを食らったために気分が落ち着かず、帰る前に喫茶へ。23時閉店。嬉しい。
店内は、照明暗めの“いかにも”喫茶店。サイフォンがコトコト言っている。−−こんな時間だというのに、客はいっぱい。OLさん多し。
コーヒーは10種類くらい。紅茶は、ストレート・レモン・ミルクそれぞれに3つくらいずつ。数が多いわけではないのに、あまり聞かない葉が1つずつあるのはこだわりか? 今度erkさんに教えてもらわねば。−−500円〜700円。
葉の名前を忘れたが、ストレート用のお勧めを飲む。出てくるのに15分掛かったので辟易したが、味は良質だと思う。ケーキ含め、またいろいろ試そう。
店名うろ覚え。dry cakeのお店と標榜している。リーフパイやクッキーなど。有名百貨店に出店多数のようで、私が知らないだけで有名かも。
お店は2Fで、全面ガラス張り。自動ドアじゃなくて、ドアマンが開けてくれる。店内白くて綺麗。テーブルも椅子も空間に余裕があって、気分ゆったり。BGMはクラシック〜モダンのピアノ曲。お客はオジサマおばさま中心。
コーヒー4種類紅茶3種類。最低700円。味は悪くない、でも高いよなあ。雰囲気料と接客の質を考えれば文句は無いんだけど、普段から行くところではないかも。
−−ここも閉店23時。山手線とはそういうものか?
昼、TukTukへ。店を見つけてから3年たって、ようやく入った。
店外にカエルがあるので予想はつくが、店内もあやしげな置きものがいっぱい。タイの神様? −−お水は、アルミ(?)製の湯のみ茶碗で出る。韓国系のそっけないものではなくて、装飾つき。表面に凸凹をつけて、草などの意匠が施されている。また、茶碗用の蓮台つき。かわいい。
ランチ1000円。タイ料理2品・イタリアン2品、どれかを選ぶ。ふしぎな店。
今日は[ココナツカレー 麺入り]。別プレートにカット野菜(もやし、紫たまねぎ、などなど)があって、好みでいれて食べる。名の分からない野菜(半透明)が、シャキシャキ+甘味でうまかった。ココナツカレーは甘く、奥底が微妙に辛い。いい感じ。カレーシチューを飲み干してしまった。
デザートは、薄いココナツミルクのなかに、バナナとコーン。甘すぎ。−−すなわち、実にタイっぽい。−−紅茶は、薄いセイロン。濃かったら美味いだろうに。
夜のメニューを見せてもらった。イタリアンもタイも、それなりに美味そう。愛知県民として、エビの春巻きが2種類あるのに感動。それはそれとして、チャーハンとチャーメンを食べたい(タイで非常にうまかった)。
10分おさぼりしてTully'sへ。アメリカではスタバと二大cafeチェーンだそうな。
本日のおすすめ[アイリッシュ ホイップ ラテ]。濃い。甘い。美味い。宣伝文句「疲れた体にピッタリ!」は正しい。
あと[カボチャのデニッシュ]。作り置きだからパリパリはムリだけど、しっとりサックリで美味しい。
−−コーヒーとしてはスタバより美味しい気がする。(というか、わたしはスタバ嫌いだ。)
昼。居酒屋[駒八]で【焼きそば入りオムレツ+深川丼】(800円)。オムチャーメンですな。ゲスなものを食べたい気分だったので、隣のフレンチ店の誘惑を振り切って入店。
味。オムチャーメンは期待通りゲスでOKなのだが、深川丼もゲスでつらかった。ただの白飯ならよかったのに。お味噌汁も出汁が薄くてキツかったなあ。ある意味ゲスの醍醐味か?
自分で望んだこととはいえ、ちと辟易したので、茶で洗おうと決意。目黒アトレ1Fのケーキ屋を試す。[焼いてあるレアチーズケーキ]。ただのレアチーズのような気がするが…ブルーベリーの実とミント葉のせ。味は普通。(補足:ケーキのサーブは、さらに載せるだけ。銀紙も巻いたまま。)
紅茶はウバを選ぶ。3分砂時計より1分余分に待ったら、渋くなりすぎてしまった。
味はOKなんだが、店内騒然としすぎ。6畳程度の狭いところに、客席4+ケーキ棚+サーブ流し場。店子がモノを出したり下げたり給仕したりで、常にガチャガチャと金属音がする。しかも、まだ慣れていないせいか、私がいた15分の中で2回トレイから落とした(バリン!)。客の声、ひそひそ話でも全部とおる。−−まるで落ち着けない。
BGMはjazz系限定だが、古いビックバンドswing(たぶんベイシー)→art breaky[moanin']→映画音楽っぽい大仰なビックバンドと、ずいぶんな様変わり。しかも、曲の途中でフェードアウトしやがる。これはダメだ。
生クリーム系も試してみたいと思うのだが、たぶんもう行かない。
4月13日 17:00、近所のサミットスーパーにて。テンピュール枕の隣に、[トルマリン入り低反発ウレタン枕]が売られていた。見た目はバッタもんテンピュールで、手で押してみると感触は似ている。まあ、別物として、これはこれで気持ちよさそう。テンピュールは12800円、これは3900円だし。
その《感触》だけで売っていればいいものの、いくつか売り文句がある。どれも「トルマリンによって」
…
エセ科学、そんなに流行ってますか。
ふとレジに並ぶと、レジ横棚に「気分を落ち着かせるネックレス−−トルマリン入り」が。そういえば、東急ハンズにも《マイナスイオングッズ》コーナーがあったなあ。−−文化住宅とか文化干しみたいなもんで、なんにでもマイナスイオン効果と抗菌効果をつけておけばいいのかな。
水素イオンはたしかにイオン電荷マイナスだけど、それに意味があるとは思えん。「森林ではマイナスイオンが発生しており」
というの自体、林学出身の俺が知らんぞ。仮に発生していたとしても、水素イオンじゃないだろう。マイナスならなんでもいいのか??
さらに、イオンをリフレッシュと結びつけるのはムリがある。森林でのリフレッシュに関係しているのは、気温・湿度・色覚・嗅覚・気圧・運動などたくさんあるんだもの。どっちかといえば、安息香酸などの香り成分を持ち出したほうが賢い。アロマテラピー。ハーブ。−−でもそれだと昔からあるから、新鮮味が無くて商売にならんのだろうな。
−−80年代には「森林にはオゾン成分があり、これがリフレッシュに良い」
という説もあった。上空のオゾン層破壊問題が報道されるようになったころなので、オゾンが健康に良いと勘違いしたのかな。オゾン(O3)は酸素呼吸生物には猛毒なんだが。
(追記5月19日)
大人気の「マイナスイオン」、実は有害?(ZAKZAK)
新聞には教科書検定のニュースが(サイコドクターあばれ旅:風野さん)
産経Webにも読売Webにものってないや。asahi.comは、朝刊欄に話題はあるが、文科系方面のみ。
風野さんの書いた内容は壮絶に絶望的だが、裏をとらぬと真実かどうかわからない。有名な「円周率は3」
(小学校)はガセだったわけだし。
仮に真実だったとしても、教師に期待したい。教科書以外のことを教えるために教師がいるのだから(たぶん)。−−たとえば私は中学で、雨の日の実験授業で窓からナトリウム固体を投げて爆発させる実験をやった。少なくとも、私の持っていた教科書には載っていなかった。
無人宇宙船「神舟3号」帰還 中国的宇宙科学力証明(asahi.com)
キンザザみたいだ…
この1年くらいで、「それは単純にXXなんだよ」
という言い方を耳にするようになった。その前は、こんな言い回しは無かったはずだ。強い違和感。意味が分かるような分からないような不思議な気分。
やっと気づいた。「それはたんにXXだよ」
(just/only/ただ)というべき文脈で、誤用で「単純に」
(simply/簡単に)と言っているケースが混ざっているのだ。たぶん。
例。
長いほうの単語に言葉が同化・誤用するのは、なぜなんだろう。「短いものは間違い」
だと意識したのだろうか。ら抜けとかで。
−−もちろん、これが正用で、私が勘違いしている可能性もある。「単純に私が勘違いしているだけ」…やっぱ「たんに勘違いしているだけ」だよなあ。
時間がないので、ざっとメモのみ。
古典。姿勢に関しては学ぶところアリ。技術に関しては、とくに学ぶところ無し。
これと木下是雄[理科系の作文技術]本多勝一[日本語の作文技術]については、また何度か読んで、まとめてWebに書き記そう。肥やしになるだろうから。
戦闘描画、あるいは戦術機械描画を期待していたので、その面ではかなり肩透かし。
テーマ設定が《神林ステロタイプ》すぎる気がする。第2話でテーマに気づいてしまい、さかのぼって第1話のポイントをようやく理解し、逆にソレが気分わるかったりする。毎回同じテーマを繰り返すんだから、あの第1話はナシでいい。話として面白くない。
つまらなくはない。面白い。が、手放しでは喜べない。私は[完璧な涙]のほうが好きだ。
詳細レポート、どうしようかなあ…
第2話[最後の支配者]の途中で挫折。そのあといくつかを抜き読みするも、数ページで挫折。翻訳が合わないのか?
軽いノリのハードSF。
人物の個性描画が楽しい。現場主義の刑事、神経質で理知的な補助女性刑事、温和な神父、実際的な科学者、狂気のような科学者。
SFとして括るより、《ミステリーで、仕掛けにscience topicを採用している作品》というほうが正しいかも。−−冒頭で、とんでもなく非現実的な事態と、それに関する非現実的な仮説が提示される。これに関して、刑事が統計を取り、図技法・整理技法を駆使してまとめる。神父が生物学的見地から、科学者が科学的見地から考察し、少しだけ論理を飛躍させて「演繹的に現実に合う」解を見つける。互いの論に刺激を受けながら推測が堅固なものとなり、協力して事態の収拾に向かう。
(余談:なお、最初の仮説は事実上否定される。インパクトの強い仮定を最初に持ってきて「掴み」をやり、だんだんと細かい理論を積み上げてそれを否定しつつ、最終的にはもっと非現実的な論を出す。でも、積み上げているから納得できる。いいテクニックだな。)
私は、こういう論理の遊びを大好きだ。−−軽いストーリーなので大満足とはいえないが、十分満足。
(TOY1氏へ私信:私はこの作品を好きですよ。私はscienceそのもの(not SF)も好きなのが影響しているのかもしれないし、なんというか翻訳が合っているのかもしれん。)
(追記4月9日)
実は、上記感想は2/3読んだ状態で書いたものだ。
昨日最後まで読んだ。オチに不満。ほんとに虫オチってのはダメだろう。捕獲できちゃうのも、SFとして弱すぎる。−−話を進めて、生命体じゃなくて《現象》に行って欲しかった。
でもまあ、短編SFとしては、あそこでまとめるのがいいんだろうとは思う。
3月31日(日曜日)のj-wave[time for blunch]で、大槻リコがお菓子の由来をレポートするコーナーがある。今回は、“4月の魚”というフランスのお菓子。
このなかで、エイプリルフールの発端を聞いた。
フランスが太陰暦(4月から新年)から太陽暦(1月が新年)に切り替えるとき、大衆が反発したのが始まり。「いくら王様の決めたことでも、新年祭(春祭り)までは変えられない!」というわけで、4月1日に《冗談》として「1年がはじまりましたねー」と言い合って祝うようにした。−−その際の定番お菓子が“4月の魚”。この時期にはその魚が“嘘みたいによく取れる”そうだ。
わたしゃてっきりイギリスの風習かと思い込んでおりました。ジョークといえばイギリスちうわけで。