【ネコとか唄とかそんなもの。】

2008年05月 06-10日

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2008年05月06日(火)

05/06●みなはジャングル大帝を読んだことありますかreview][comic

「ライオンキングはジャングル大帝のパクリではないか」議論を最近ふと調べてみたら、ジャングル大帝のストーリーがまるで話題になっていない。

ライオンキングは動物内の王位継承の感動物語。ジャングル大帝とは似ても似つかない。そのことを指摘して「だからパクリじゃないでしょ」と言っていたのは手塚眞だけだった。−−手塚息子がまともなことを言っているのをひさびさに見たような。

ひょっとすると、彼らはジャングル大帝を読んだことがないのかな? あるいは、TVアニメ版は話がまったく違うのかしら。

あらすじ:

  • レオは、生まれてすぐにサーカス団に拉致されたのでジャングルを知らない
  • ずっと自分の不幸を嘆いて暮らす
  • 偶然ケンイチくん・ヒゲオヤジに助けられる
  • レオ「生まれ故郷のジャングルに行けば、ほんとうの自分に出会える」(大意)

ところが

  • ジャングルに実際に到着
  • レオは そこがあまりに未開で落胆し、がっかりして泣き崩れる
  • 「僕の故郷が こんな未開で野蛮なところなはずがない!」(大意)
  • 動物らを説得して、強制的に文明化を計る
  • 集団作業や工業化を実現
  • 本来ならありえないような木造の家や城を建てる

話はまだ続いて、

  • 文化が生まれた結果、悪意やねたみも生まれる
  • 派閥が生まれ、レオはうらまれる
  • その派閥戦争を利用する人間も到着し…

と、まあその、かなり悲惨な話だ。

感想は受け手しだいだが、わたしは《白人による土着文化破壊への風刺》と受け止めている。「オー、土人のミナサンは裸足でかわいそうデスネ! 靴をアゲマース」−−だからレオはアルビノなんでないのかい?

最初のレオは いまふうの自分探しの 不安定な若者そのもの。ジャングル到着時のセリフは、正確には思い出せないが「みんな四足だ」あるいは「みんな裸だ」というものを含む。レオがジャングルを嫌がって泣くシーンは絶対にある。記憶違いではない。

レオは ジャングルにかってに人間文明を持ち込んで、動物社会を混乱させている。そのことは 作品中で きちんと 対立派閥からの批判として書かれている。

パンジャはとっくに死んでいるので ジャングル大帝はレオとパンジャの親子物語ではまったくない。−−レオの子供は2匹いて、それらとレオの親子話ではある。その子たちもまた拉致されてしまうわけだが…


や。ライオンキングはジャングル大帝には似てないよ。

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2008年05月09日(金)

05/09●R.O.D. TV、内容も音楽もすごすぎてcomic][music

TokyoMX

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R.O.D. Read Or Die。2003年、CS専用に作られたアニメ。この4月から東京MXで放送が始まりまして 見ておるんですが。いま5話か。

Webにある公式情報からは想像しきれないほど べらぼうにクオリティーが高い。話、映像、動き、音楽。すべて。

‖特に音楽。岩崎琢。

Wikipediaの岩崎琢

ビックバンドジャズによる映画音楽を−−作曲・編曲・演奏指示を本当にやれるひとが日本にいたとは! しかも それを演奏するメンバーがいたとは! 

アッパーで攻撃的なファンクジャズから、ストリングスにヴィフラフォンを被せるムードシーンまで。炸裂するホーンズ。ふんわりとポルタメントの効いたシンセ。どこをとっても 本場のジャズ音楽だ。

テーマは、スーパーフライやら13deathやらのスパイもの音楽の定番味付けをきちんとなぞり(先行するOAV版のほうが顕著)、自分の音に仕上げている。−−ギターのメロディがブヨブヨにトレモロを掛けた生エレキ。ヘンリーマンシーニの時代の音! そこに、バッキングギターのネチっこい歪みワウが絡み、ドラムがタイトで乾いていて、ホーンが自由自在に唸って。−−意図的に古い音楽の演出をしながら、新しい音と違和感なく同居させている。

やー、こんなすごい音楽を いまの日本の作家で聴くとは心底思わなかった。菅野よう子とはまた違う上級職人芸。

‖内容は。

このTV版のほうは、肝は「書けなくなった作家と 続きを読みたいファンの物語」。そこに、《紙使い》という架空の能力を織り込んで、ワクワクするアクション、作家の苦悩、あとは この能力にまつわるミステリーが含まれる。

作品を構成する どの要素にも《本》が絡んでくる。これがまた個人的に涙のツボ。

例:

  • 第1話の舞台は香港で、そこで作家が3人の《紙使い》と出会う。その1話のラストのセリフが、3人の「一度は神保町へ行ってみたい」
  • 第3話、神保町。3人は作家のボディーガードなのだが、われを忘れて本をむさぼり読む。
  • とある角のビルに秘密のエレベーターがあり、作家は3人を無視して 秘密の地下の書店へ…

や。神保ってほんとに地下にこういう店あるよね。

作家表現としては。

  • 第1話。作家の過去の代表作が香港で映画化されたので、その発表会へ。だが作家は、もう3年も書くのを止めていた。そこで、いろいろあって3人と出会う。
  • 第2話。出版社が3人をボディーガードとして雇い、日本へ連れてくる。
  • 作家 自宅にて「これから執筆するから、あんたら静かに!」
  • だが、実際にはそのあと作家は 部屋に篭り、ただただPCの画面を見つめるだけ。無音。
  • 下の部屋で3人は 本を読んで喜ぶ。煩い。
  • 「執筆してんだから、静かに!」
  • だが、実際にはそのあと作家は 部屋に篭り、ただただPCの画面を見つめるだけ。無音。

こんなに《書けない作家》の状態や苦しみを描画した作品は わしゃ寡黙にもしらんかった。動画作品には疎いので 知らんだけかもしれないが。

アクション部分《紙使い》もべらぼうにカッコいいが、こればっかりは見ないと分からないだろうから、なにも書かない。

‖作品の位置づけは。
  • 原作はライトノベルで11冊で完結
  • 先行したOVAは、このラノベののお話
  • このTV版は、ラノベ完結のあとのお話

凝ってる。心底驚いた。

いいものが地上波放送されてて嬉しい。

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