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目黒果実園→ブックオフ亀戸→あづま書店→ジュノン→ブックオフ両国。
書いてないが、行動日はたいてい17:30に発作が出る。いままでレジ発作だったが、今日は自宅で出た。レジ関係なく、疲労蓄積か。いままでレジだったのは、17時に方南町に着いて買い物するパターンが定着していたためか。
発作程度はリハビリ前のレジ発作と比べたら、微妙に軽くなった。ような気がする。そう思い込んでおこう。
目黒果実園|神田folio|ハニートースト|五反田ラゴン|炊飯器で|西永福すかんぽ|ジョナサン|デニーズ|笹塚tournago|明大前スプーン|新高円寺Days|代田橋スリーコン
フルーツパーラー兼喫茶店、目黒駅ビルHilltopGarden2F
モーニングセット、トーストが500円、ホットドックが600円、 そしてホットケーキセットが680円。最高峰の値段。
内容は、写真で見てとおり。ホットケーキにフルーツ盛り合わせ、 ホイップクリームにミント付き、お茶はポットにたっぷり。 味は、ホットケーキはごく普通ですが、十分おいしかった。 半年振りくらいのホットケーキで、実に満足です。 フルーツはいつもどおり完熟のが少しずつ出てきて、とても美味しい。 紅茶もあなどれなく しっかりしてます。
(晴れた日に 窓際の席だったので、写真が綺麗。)
(追記3月8日:添えられているバターも非常に美味だった。)
あえていえば。会計時に714円取られたのがショックです… いまどき外税表示か…
なお、モーニング以外だと780円だったか800円だったか(外税)。
おかあさん、顔を覚えていてくれた。嬉しい。大将は「引っ越したひとだよね?? あれ」
とおかあさんと話していた。
ひさびさに食べたわけだが。味噌汁の出汁が実に丁寧で唸る。旨いうまい。コーヒーもあいかわらず旨い。たまらん。
あいかわらず近所のおじさんおばさんの溜り場になっていて、賑やかであった。すっかり和む。
駅から徒歩で20分近く掛かるが。年内にあと1回くらいは行こう。和平飯店と同じ扱い。おかあさんも(形式上とはいえ)「たまにはまたおいでね」
と言ってくれたし。
あなたがいて わたしがいる(c)神林長平。みなさんに活かされて、なんとか日々暮らしております。
この店はマンガマニアの間では有名な店だと昔hさんが言っていた。実際私も、住んでいたころ、品揃えの良さと値段の安さに驚いた。
今日も驚いた。なんと[カスミン]のコミカライズ版の2と3がある。こんなもの買うのは私くらいなものだろうに(持ってる:神保グランデで買った)。[新カスミン]は存在自体しらなかった。さすがに買わないが…
そして。ありましたカルバニア2〜7。250円。安い。すでに4は持っているので(350円で買った…が悔いなし)、それ以外を購入。これで8巻を除いて揃った。
さすがだ>あづま。まんだらけにもなかった本を、良くぞ揃えていてくれた。
(だがしかし。ブクオフ350円の本は白度がかなり高いが、あづま250円はかなり焼けていて…ま、しょうがないか。)
それぞれブクオフで立ち読み。おもしれー。
「あっもう1ページも埋まった」
など、優れた不条理ネタが2つのマンガで使いまわされているのが楽しい。
個人的には、冒頭見開き2pを極小文字による偽あらすじで埋めて、次のページで大コマでカスミが「あーーーーっ! 読み飛ばしたでしょ!」
と叫ぶのが大好き。
最近の唐沢なをきはエロネタの比率が高すぎると気になっているのだが、この2つの作品はキュートと不条理と残虐とがみごとにミクスチャーされている。
どんなに残虐なことを書いてもかわいいのだから、唐沢はすごい。たとえば、山本バレー部のほう、毎回なんとかさんが戦車に轢かれてミンチになったりetcして死ぬ。でも、それが かわいそうと感じるよりも前に、《見事な役回り》と感心する。恐ろしきマンガ力。
楽しんだ。でも買わなかった。すいません。
徳間Chara1995〜|1巻前半|1巻後半〜2巻|3・4巻|5巻|6・7巻|8・9巻|10巻
3はエキューの少年時代の長編。面白いけど、感動はない。通過巻。シリアスすぎ。
4が全体によく出来ている。シリアスとコメディのバランスが良好。
まず、王女の仕事《外交》が、けして綺麗な服を着て食事をしておべんちゃらを言って楽しんでいるわけではなく、非常に高度なかけひきと国際政治をはらんだ重大かつ苦しいものだと、とてもよく分かる。ほんとシビアで、細部まで丁寧。
1巻でも 公務中に気が抜けてため息をついてしまい大問題になったエピソードがあったが、今回はそれ以上の失態。それを挽回するために、各公爵や長官らが会議して対応を決めたり、タニア王女は裏でさんざん叱られたり、自ら反省したり。そうして新たな会食が設けられる。−−それが外交。
今回のお相手は、パーラー国王子コンラッド。実に好青年。−−タニア側の《失態》を、生まれのよさと天性でおおらかに微笑ましく思っているだけだったが、本国や側近がその《失態》をどのように感じているか気づくやいなや、タニアを守るために自分のプライドを捨てて、帰路からきびすを返してタニアのもとへ単独で駆けつけ、ある告白をする。
このシーンでのコンラッドのセリフのよさ、話全体のあまりの美しさに、感動で涙ぐんだ。
また、「お休みの日くらい、温泉日帰り旅行して たらいうどんを腹いっぱい食べたい!」
と嘆く王女のコミカルさにも感心。キャラの立たせかた、マンガ力、TONOさんスゴイわ。
近衛のダグラスが主人公のお話、これもいい。ダグラス、1巻で登場して以来ひさびさの主役級。前回同様かわいそうな強制女装がさらにヒートアップ。
それに恋する貴族オルトのほうは、いつもはプレイボーイなのに 今回に限り真剣そのもので、ギャップに笑いながらも、人を思いやる気持ちに感心する。−−真剣だからこそ、コメディとして面白い。基本ですな。
ダグラスが暴漢をやりかえして剣を奪うシーン、あまりのかっこよさに見とれる。
前の話の小ネタをうまく発展させて1つの物語にしたてあげている点で感心。裁判をひっくりかえすギミックも面白い。知能戦。
バスクのカフがいっぱい出てくるので、個人的に嬉しい。見た目も性格も、カフ大好き。
他の話も力作ぞろい。今日は果実園+移動中にずっと読んでいて、涙うるうるだった。
今日のトリは下山観山の屏風絵の下絵。6曲1双の12枚。完成品は明治神宮に所蔵されている。謂れ分析ビデオで非常に盛り上がり、依頼人120万紳助240万ゲスト保坂600万と値が吊りあがっていく。
だが、(わが敬愛する)田中大氏の鑑定結果は60万。
「下絵ですから(欲しがる客がいません)」
いつもどおり淡々としつつ、今日はさすがに苦笑いが。かっこいい>田中氏。
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今日は洗濯デイ。ちゃんと朝でかけるも、中野富士見町できびすを返す。
古い写真を整理。さらに新規撮影。
2月23日。アメショー子ネコのかわいさは卑怯だ。
中野駅を北口に出て、次項のサンモール アーケードをずっと歩いていけば、いつのまにか中野ブロードウェイビルの中にいる。3Fがまんだらけ本店を含む各種グッズ屋+中古CD屋etc。他のフロアにはコスプレ館とかグッズ館とか。なのにペットショップもある。B1Fは東急ストア…はなくなったようだ(petit parisというへんなモールになった)。ともかく 魔の巣窟>ブロードウェイ。
そのブロードウェイのWeb、「トリ年にちなんで今年はトリを紹介します」
はいいが、いま紹介しているのが白色レグホンだ…頭わる。
わたし、かめくんがnot「考える」
but「推論する」
と記述されていることについて、なんで初回時感想ではなにも言及してないのだろう。そのへんの言葉遣い(文体)がとても楽しいのに。
p248。メンテナンス中のかめくんの記憶が半暴走して(プロテクトが外れかかって)過去の記憶が漏れ出したシーンでの記述。
チェスをする機械。
それが初期のコンピュータとその能力を代表するものだった。その延長上に知性や知能が存在すると当時の研究者たちは考えていた。
だが、結局その先には−−チェスや将棋や軍人将棋の先には−−それを大規模にしたものがあっただけ。
ぱちん。
それでも駒が進められた。
いったい誰となんのために指しているのかわからない将棋。
初読時はいっさい気づかなかったけど、「その先」
にあるものが《木星戦争》なのだな。なぜなんとも思わなかったんだろう。
私の中では、木星では戦争など起こっていて欲しくないという気持ちが大きかったのだろう。文中でも「本当にやっているのか、それとも終わったのか、観測作業というのが戦争そのものなのか、よくわからない」
(大意)と描かれているし。
でも、4章カメール(亀手紙)で暗黙的に明らかになるように、実は戦争は断固としておこなわれている。
p246。
木星にあるというカメの国。
いや、まだ無い。
まだ無い国を−−。
これから作るのだ。
p252。メンテナンス後のかめくんに向かって、謎のエンジニア曰く。
では、次の便で前線に。
まだここまでしか読んでいないので、このあとのさらに暗示的ないろんな断片は読んでない。だけども。
やっぱり[かめくん]は悲しい話だ。切なくて、楽しくて、悲しい話だ。
p75。木星銘菓タヌキ饅頭をかめくんが図書館のみんなに差し出したシーンで。
「すごおおおおい」
ミワコさんがそうつぶやいて、胸の前で両手をきゅっと握りしめる仕草に、かめくんは見とれた。なぜ、ミワコさんを見ているとこんなに嬉しいんだろう、とかめくんは思う。
−−わたくしどもは、それを恋と呼びますのよ。
クリーム宅近辺(含む工事現場)に絞って、のんびり撮影。車の上でクリームがゆたゆたと寝ているのを、何枚も何枚も撮る。そのあとエサを食べ始めたり。散歩を始めたり。−−いつもだとすぐ逃げちゃうコなので、今日のこの態度は嬉しい。
工事現場、原則としてネコはうるさいのが嫌いなはずなのに、なぜこんなにネコがうろついているのだろう。おっちゃんらが気前よくエサをくれるのだろうか。
方南公園サブスペースも、工事しててうるさいのに、ネコは平気だ。私のネコ知識、認識が甘かったか?
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大雪。
わかんないよママン。
[書籍のWeb版] は比較的いいが、やっぱり分かりにくい。 [HTML概論] は致命的に分かりにくいと思う。 [あやしい言葉は使わないようにしよう]もウダウダ言うばかりで なんかようわからん。
こんなものでも もてはやされた時代がある。 昔はほんとに情報なかったんだな。
執筆時に大学院生だけあって、書くほうも大学院生向けに、読み手がかなり考えて実践してくれることを前提にしすぎている。
やっぱobsoluteだ。すんげー分かりにくいと思う。
なからいさえ。NHKニュース7のお天気姉さん。元 日本銀行職員 という肩書きが面白い。
こうして私も「局アナチェックするひとなんてバカだよなー」
とは言えない立場になってしまう。
言うけど。
カレーチャーハンにカレールーがかかっている。toy1氏が食べていたものを激写。
いづみやには尽きせぬワンダーがある。
今日はこれという目的も話題もなく、ダラダラとTVを見ながら刺身や揚げ物を食べた。そんな日もたまにはいいものだ。
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江戸東京博物館 公式Web|北澤美術館(ugly flash)
2004年が死後100年記念で、各地で美術展オンパレード。4月28日は名古屋松坂屋で見た。5月は赤坂サントリーでもやっていたが、病気のため見逃した。今回の江戸博のものは、100年行事としてはオーラスだろう(なんせ2005年だし)。
入り口1点目の半月状の大きな皿(陶器)がベスト。大きなカエルがかわいらしくヘバりついており、手には手綱、その先には2匹の鯉。カエルの後ろ足は誇張されて長い。ものすごい躍動感。それでいて静物としての美を損なわない。これは快作。−−なお、解説文によると鯉ではなくイルカだそうだが、あきらかに鯉/フナのたぐいだった。
前半は陶器中心、中盤にガラス器。途中に家具(昔に飛騨高山美術館で見たものと同一)を挟み、またガラス器。
どれも色合いが美しく、透き通った緑、少しにごったガラス独特の琥珀っぽい色、ダークなオレンジetc、色彩を楽しむ。意匠のバッタ・トンボなどもあいかわらず好調。
見に来ていた客の数名がつぶやく。
「なんでランプがないんだろね?」
言われてみると、たしかにランプがぜんぜんない。結局のところ、オーラスに8点ほどあったのみ。立派なランプばかりで、とくにオレンジのキノコランプで影絵としてツバメが飛んでいるものなど最高なのだが、しかし これだけの規模のガレ展でランプが脇役というのは とても不思議。
とはいえ満足度は高し。
今日はtieさんに同行してもらう。いろいろ感想を言い合いながら見進める。一人ぼっちの美術展の数倍楽しめた。多謝。
余談だが、展示品の大半が北澤美術館とサントリー美術館のもの。みやげものもこの2つの美術館のものの流用であった。今回はトンボオレンジの一筆箋を購入。
北澤美術館による複製ランプ、4万円もだせばかなりのものが買える。欲しいが…金額的にも部屋的にも買えない。なお、一番安いのは3990円で、昔私が持っていたものと同一。
北澤美術館、調べると長野は諏訪にある。箱根ラリックと松江ティファニーともども、一度は行ってみたい。
(北澤のWeb、最近まれなugly flashであった。)
前に誰かに「CMタレントの藤田まこと」
と聞いたが、それで正しいだろうか?
[calender]
曲は前から知っていたが、今年1月まで、宇多田ヒカルだとは気づかなかった。
この曲のサビは猛烈に素晴らしいと思う。歌詞の切なさに対応して、メロの持って行きかたが実に上手い。トニックC。
音階ジャンプと同時にファルセットに入る。ミに下がったあとの高いレ、しかもsus4の不安定音。これは切ない。和音展開もレを押さえっぱなしにした不協和音の強調進行で、これが非常に美しい。−−宇多田のファルセットは かすれる不安定さを持っているのだが、これがメロ・歌詞双方にマッチする。見事なアプローチ。
サビの歌詞全体。4小節+2小節+4小節という異形展開でもある。
あなたの幸せ 願うほど わがままが増えてくよ
それでもあなたを引き止めたい いつだってそう誰かの願いが叶うころ あの子が泣いてるよ
自分の幸せ 願うこと わがまま ではないでしょう
それならあなたを抱き寄せたい できるだけギュっと私の涙が乾くころ あの子が泣いてるよ
このまま 僕らの地面は乾かないあなたの幸せ 願うほど わがままが増えてくよ
あなたは私を引き止めない いつだってそう誰かの願いが叶うころ あの子が泣いてるよ
「宇多田のクセだらけの声を、良くぞココまで生かした。作曲・アレンジは誰だろう?」
と調べると、クレジットは宇多田本人になっている。ほんとかね。このコそんな才能あったのか。
ピアノ中心の演奏のわりに、ピアノは単純でうまくもなんともない。これは宇多田本人の演奏とのこと。納得してみたり。
これ、ダンナの映画[casshern(キャシャーン)]の主題歌だったのだね。
去年か2年前の曲。ドリカムなんぞふだんはバカにしているわけだが、珍しく好きになってしまった。これも宇多田同様に、サビ部の張りあげかたが上手い。歌詞も切ない。
朝から頑張った 2回やり直した
自分でできる 一番 かわいい私になって
目ぢからに願いを込めて
想いがもう1度 届くように
トニックF。コード展開はたぶんF-Am-Dm-C|B♭-A7-G7-C7。ドレミで書くと…
強調表示部分のジャンプのしかたと張り上げが上手い。
[calender]
体力は回復させないといけないが、あまり寝込んでいると精神不調をさらに煽って悪循環なので、明日はがんばって出かけよう。リハビリ4週目を始めよう。
今日は、夕方まで寝込みながら思った。−−ご飯が自動で出てきたらいいのに。お風呂が一瞬で沸けばいいのに。準備するって、なんて面倒くさいのだろう。
星新一で読んだ未来小説のように、ボタン1つでエアシュートからごはんが出てくる時代になってくれないと困るのになあ>21世紀
徳間Chara1995〜|1巻前半|1巻後半〜2巻|3・4巻|5巻|6・7巻|8・9巻|10巻
今回も素晴らしかった。どの話も出来がよいが、とくに[泣かないリアンダ]1〜3が傑出。
リアンダは、第1巻で、悪女としてチョイ役で登場した。バスク(地)の領主タキオの愛の無い政略結婚の相手にして、フランの産みの親であり、そのフランをカフに押し付けてどこかに行ってしまった、とんでもない女であった。
そのリアンダを、見事にかわいそうな運命を持ったキャラクターとして再利用している。若年期のカフとのふれあいの中で1度だけ見せた涙「赤ちゃん…産むの こわい、こわい…」
は、すべての悪感情をいったんチャラにするに等しい悲痛なつぶやきであった。
カフの「なつかしい あの人 はじめて見た貴婦人 冷酷な瞳 プライドが高くてわがままで…」
という回想のあとの「こわい」
だけに、もう思い入れはたっぷり。
ひさかたぶりの再会後、リアンダがカフに財産を譲ろうとしたときのカフの取り乱しかたも、その前に酔っ払ってフランに対峙するカフも、どちらもカフらしくなく また同時にカフらしい自己矛盾であり、とても愛らしい。それをそっとフランが引き受けて笑顔で支えるのも、胸を打つ。
カフは涙ながらに思う。言葉に出しては「いつもいつも こんないらないものばっかり 人に押し付けて どっかへ行っちゃうんだ」
だけども。涙のなかで、フランを見つめながら。
だけど、気が付けばいつのまにか、あのときの子供は 私の不用意な発言になんかびくともしないで 笑っている。
どうして想像できただろう。こんな未来を。あのころ。
いつかその子に 涙をぬぐってもらえる日がくるなんて…
そういうシリアスな話の中であっても、イノシシ狩りのエキューのコミカルさなど、見事な配分を見せている。毎度のことだが、マンガ力がとても高い。
エンターブレイン2001〜|1巻の感想|2・3・5・6巻|8巻
竹本さんはしょっちゅう「連載は苦手、同じ顔を3回書くと飽きる」
などとあとがきに書いている。本作は、その竹本さんによる究極のソリューションだろう。
連載なのに よみきりもの。制限は“学園もの”オンリー。帯および前書きで、作者が「ふつうのお話です」
といい、登場人物が「えー、ふつうのはなしーー?」
と疑問を呈するというギャグがある。実際竹本さんとしてはかなりふつうの話だと思う。
内容はなにもなく、ただただ かわいい。そして、底辺にただようSukosiFusigi感が好き。
双子姉妹が入れ替わって遊んでいるうちに、自分たちでもどっちがどっちだか分からなくなる。
ボーっとして歩いていると、なにかを踏んづけてむぎゅっとして、あうっっと言われた。工事現場のひとに聞いてみると、「ああ、それなら先生に聞いてごらん」。
高いところに昇るのが大好きな少女は、ある日学校の屋上で、向こうのほうの学校の屋根で誰かが手を振っているのに気が付いた。
「だから私も振り替えす」だけのマンガ。すばらしい。
わたしが朝学校に行こうとすると、道の真ん中におおきな岩がどてちんと鎮座していた。
「無遅刻無欠席だけが自慢なのにー」というマンガ。
[calender]
ネコ写真集デイ。
平凡社1990|amazon
先日tieさんに借りる。不屈の名作で、何度かざざっとなら見たことはあるのだが、じっくりみたのは初めて。
荒木らしく、気軽にパシャパシャ撮った感じの写真がたくさん。それがすべて1匹のネコ。何気ない写真も、ちゃんとセッティングした写真も、どれも愛らしい。毛づくろいするチロ、ご飯を食べるチロ、ヤモリやハトを襲うチロ、Aの股座で眠るチロ…
本編、印刷色階調が荒くて白トビだらけで毛の感触なんて一切分からないが、それでもこの本はいい本だ。写真のよさは画質では語れないな。
私にとって荒木の[東京猫町]はネコ写真のバイブルであるのだが、チロもいいなあ。ブクオフ行脚で見つけたら迷わず買おう。
ページ番号が振ってないので書きにくいが、89年2月8日付けのトイレ写真、その隣のドア上ちんまり写真(ロングで素敵)、89年2月12日付けの書斎中央ちんまり写真(陰影が素敵すぎ)が個人的ベスト。
あとがきによると、カメラはチノン35-80らしい。元チノンレンズユーザーとして、なんとなく嬉しい。
平凡社1993|初出:2000年7月30日|ファンによる紹介ページ
(再掲)
はじめて観たのはいつだったかな… 私はこの写真集でアラーキーに惚れた。
東京の平凡な町角にたたずむネコを、ただただ たくさん撮った写真集。写真慣れしていないネコ、媚びていないネコ、ただ佇むネコがそこにいる。それでいて、おかしなタイミングの写真ではなく、ちゃんと写真になっている。
(以下新規)
この写真集はロングの写真が多い。ネコはちんまり写っているだけ。どちらかといえば街角写真集だ。それが、《ネコが生活する舞台・空気そのもの》を写しているようで、私の写真もそれを目指すことになった。
ネコをまるでぬいぐるみであるかのように扱って、綺麗にセットしておしゃまに構えた写真なんか、ちっとも素敵じゃない。ネコは、自分自身の王様で、ヒトをアゴで使い、ヒトを動かす。とくにノラは、ヒトを睨んでナンボだ。
あとがきで荒木が書いているが、「ネコがいるかぎり、東京もまだ大丈夫」
。ノラネコの存在自体は人間が生み出した悲惨な側面もあるので手放しに喜ぶわけにはいかないが、しかしノラネコが駆除され追いやられるような町はもっと悲しいし、そうでない今の町を嬉しく思う。
メディアファクトリー2001|amazon|初出2002年8月11日
わたしのもう1つのバイブル。
ノラネコ写真集。毛が乱れ、傷があり、目などに病気がありありとみられるけれども、気高く美しいネコたち。わたしは彼らを愛する。私が撮りたいものは、まさにこれだ。
ノラの厳しい現実がわかる。その美しさが分かる。痛々しさが分かる。いとおしさ満載。
(どうも表には書いてなかったようなんで。)
正月3日に、高校時代の先輩《社長》(あだな)らご一行に会う。社長は昔から言動が独特で面白いのだが、今回も面白かった。ガストのてきとうコーヒーにフレッシュを大量投入して曰く。
「コーヒーにはクリーム3つ、これこそ俺のジャスティス!」
かっこいー。3年前の「メロンソーダドリンク、緑の科学の味、これぞ男前さん」
以来のヒット。
よくわかってないのだが、最近のアニメのセリフのもじりなんでしょうか。
乱土さんに教えてもらった。仮面ライダーBlackの唄から来ている可能性が大。
信じる奴がジャスティス
真実の王者
夢を見続ける事が俺のファンタジー
[calender]
大型店舗で、マイナー本の充実がすごい。竹本泉コーナーがあって感動。[トランジスタにヴィーナス][ちまりまわるつ][てきぱきワーキン(はぁと)ラブ]を立ち読み。TONO[ダスクストーリィ]1巻[犬童医院繁盛記]3巻 芳崎せいむ[金魚屋古書店出納帖]アンソロジー[日ペンの美子ちゃん]も。値段が高いので購入しなかったが、面白かった。いつか買う。アタゴオルもいろいろあって、懐かしい。あさりよしとお[マンガサイエンス]があるブクオフは初めてだ(まんだらけにはあった)。8巻購入。400円、ちと高い。
(すごいと思った点:イティハーサが元コミックス版で全巻揃っていた。)
ブクオフらしくないことだが、貴重本の値段がちゃんと高かったのが特色か。在庫の幅広さでは、いまのところNO.1。ただし小説と少女マンガは原宿に負けている。この2つが名店の双璧。
残すは、大井町に大型店舗、高田馬場に中型店舗+小型店舗の2段構え。これも1週間以内には行脚する。
余談だが、五反田ブクオフも表示は大型店だが、同じ本の在庫が3重4重にあるだけで、在庫幅は広くなかった。
あと、アシモフ科学エッセイ2を救出回収、105円。
少年画報社|続編マンガの感想
先に続編の小学館連載版を読んだのだが、こちらの前身マンガのほうが圧倒的に面白い。小学館版がマンガ名作紹介の性格を帯びているのに対し、こちらはマンガ古本屋そのものの魅力と、それにまつわる人間・作品のドラマになっている。
なかでも[火星探索]の回は力作だった。この本自体の歴史的存在価値(注:戦前の貴重な3色印刷マンガで少年SFの傑作)と、それに対する主役の思い入れ、焼けた本を手に入れたときのショックと感動、そして持ち主と再会したときのエピソード…マンガ構成としてドラマチックさ100点。
この持ち主の逸話は戦争傷跡もの。たった4pではあるが、東京大空襲。空襲から逃げ惑う中、火事から身を守るため、母親は子を木のウロに入れ、入り口を我が身で防いで耐える。父は戦争に出ているためおらず、かわりに父がくれた[火星探索]を抱きしめる。
おとうさん こわいです。
僕は行ってしまいたい。あの まあるい円盤に乗って 火星に行ってしまいたい。おとうさん
火星にもせんそうはありますか。
火星人はやさしいですか。
火星はへいわですか。
このセリフが、子を守る強い母の姿と、空襲の悲惨さのなかで、とても映えていた。やっぱり鼻すすりあげて泣いてしまった。−−戦争悲惨さ伝達力は[夕凪の街]ほどではないが、瞬間最大感動力は同等。
セドリ家業のひとたちの話やら、コレクターの話やら。いろいろ心温まる。
ただ、値段設定が高いので買えなかった(450円)。定価も高いし、人気本だからしょうがない。ちなみに2冊ずつ在庫があったのがすごい。
詳細な解説つき。すんげーーーーーー面白い。
「このスタメンで試合して!」と手紙を書いたり
「いいなあ、僕じゃなくて君が僕にサインして」とせがまれたり
「字が綺麗だから」お返事もらえて天にも昇る気持ちだけど、奥さんがいることを返事で思い出してヘコんだり
ただ、高すぎ。カラーとはいえ、128ppで定価1050円、ブクオフ550円。
(考え直す)…うーん。やっぱ安いんだろうなあ。次行ったときに買う。
ちなみに渋谷まんだらけにもあった。まんだらけは立ち読みできないから、値段などチェックもしなかった。今度行ってこよう。
(てなことしてるうちに、電車賃で損するわけだが。気が晴れるほうが大事。動くことがリハビリだし、暇つぶしにもなる。)
竹本泉にしては非常に珍しく、お色気スパイもの。入浴シーンがあったりレズキス満載だったり、サービスなのだろうか。といっても竹本泉なのでエロくはない。
SF設定をかなり取り入れていて、結晶型の燃料(注:引力を持っていて、まわりの《活動》を吸い込んで蓄積する)とか、トカゲ人の生態とか信仰(注:《巣の父》という神を祭る)とか、銃なのに音も無く標的空間をグボンとへこませる銃とか、そういうものが ちょっとしたはみ出し説明だけでガンガン使われる。ちょいと快感。
でも、不条理感が弱いのと、骨っぽさが足りないので、購入は見送り。面白いんだが。105円の場合のみ購入としよう。
(思い出し追記:ペット兼パートナーとしてクロネコが登場する。これがすんごくかわいい。)
朝日ソノラマ2002(再販)|bk1
ふつうの女子高が舞台。現実との唯一の違いは、魔法が専門職として存在している世界であること。主人公は、歴代魔女の家系ながら、自分自身は魔法がへたっぴなオンナノコ。
竹本さんお得意の世界。ちょっと少女マンガっぽさが強いが、かなり気に入る。前半だけ読む。値段設定が高いので(450円)、今日は買わない。後半は、買ったときのお楽しみ。上記の残り店舗行脚してから、安いほうを買う。まんだらけでも要値段確認。
(竹本さんは、ほかのブクオフだと105円対象なのになあ。まんだらけではたしかに450円だが…ここほんとにブクオフか?)
ダスクは、霊やら《想い》やらが見えてしまう少年のお話。第1話・2話は、視点の2重3重のどんでん返しが非常に素晴らしかった。でも全体としては買うことはない。ごめんね>TONOさん。ほかのいっぱい買ってるかた。
犬童は、小学生医師の話。一族みな医師で、みな病気フェチで、病気を見るとニコニコしながら気持ちよさそうに語りながら直す。その不条理感とコメディ感がすごくいい。3巻第1話を読んで、めちゃくちゃ気に入る。が。450円なので購入見送り。安い店舗を探す。−−なお、すでに1巻を105円で購入済み(未読)。
(他の店舗ではTONOは105円ばかりなのに 以下略)(実際、翌日大井町で買えた。)
アフタヌーン
大学生のときに読んで以来、ひさびさに読んだ。やはり面白い。スリル・意外性満載。攻撃性がありつつ哲学的でもあり。「生とは、死の尊厳とは」
てなことを深く考えつつ、ミギーらのちょっとしたコミカルさに笑うことも、ゾゾゾっとすることもできる。名作。
豪華本版だと、2巻ですでに母親が殺され、乗っ取られ、シンイチと対決する。1巻でのヤケド思い出の話がしっかり回想され、家族モノに弱い私は涙した。
そしてシンイチは人ではない何かになる。続きが楽しみ。
ミギー「悪魔というものについて事典で調べたが、シンイチ、それにもっとも近い現存する生命は、やはり人間だと思うぞ。」
「きみ、新一くん…だよね?」
「さあ、どうなのかな。」
[calender]
ブクオフ大井町は105円少女マンガが異様に充実しておりました。ほかのマンガもけっこう揃っているが、マニアックさは特にない。けど、いい店舗です。
購入:
ほれ、TONOを105円で買えた>ブクオフ荻窪。これぞブクオフ。
ただし、竹本泉[アップルパラダイス]1巻も105円で、これは既にまんだらけで420円で買っているうえにいまだ1話しか読んでいないので、かなり悔しい思い。
[雲雀町]は2巻途中まで立ち読み、購入を決意。
今日はけっこう買ったので、かわりにいろいろ読ませてもらう。
ほかにもかなり抜き読み。
集英社りぼんクッキー2001|amazon
(雲雀は「ひばり」
。さすがに書名にルビが入っている。)
スッキリした絵柄が好印象。タイトルがインパクトあって、ずっと気になっていた。
内容:雲雀町は最近発達し、超高級住宅街となった。そこに昔から住んでいる貧乏な少女が、いろんな辛い思いをしながらも、素直に良い子に育っていくマンガ。
いわいる《かわいそう》マンガだ。でも、湿っぽくなりすぎない。コメディ的要素と、主人公のあまりの根のよさに、読んで救いを覚える。貧乏サイドも金持ちサイドも、突拍子がないくらい誇張されているのがよいのだろう。
「おこずかい」500円もらったことを心底喜び、ボウリング場の売店のおばちゃんに牛乳を1本もらったことを涙を流して喜ぶ
第1話が誕生日。近所の幼なじみ宅のおばさんが、主人公ちなちゃんのためにパンケーキを焼いてくれる。ちなちゃんは高校1年だが、誕生日にケーキを食べるのなんて初めてだという。おばさんは生クリームと苺を入れようとするのに対し。
ちなちゃん
「ぜーたくすぎるから。それにお父さんに叱られちゃう。」
おばさん「あら、お父さんが帰ってくる前に食べちゃえば?」ちなちゃん、2コマ悩んだあとに。
「おばさんごめんね。お父さんに隠さないといけないものは食べられない…」
いい子だ。なんていい子なんだ。おばさんも「そうよね、おばさんが悪かった」
とにこやかに謝る。私はこういう話は大好き。
そしてこのあと、家に借金取りが来て、わざとケーキを ちなの手から落とす。数コマ用いて、ベタバックのコマのなかで、ちなちゃんはスローモーションで悲しむ。
わざとだ。
わざとだ。借金している人間がケーキなんか食べるなって言ってるんだ、このひと。
どん底。うん、演出はここまでやらねば。
主人公のもとには、定期的に謎の手紙とお金が届く。ずっと使わないで取ってある。−−ここでも使いたい葛藤と戦う ちなちゃんが見られる。実にいい子だ。
その謎の手紙が、この学校に入るための奨学金団体(千恵子基金)を教えてくれて、無事の入学を得た。この不思議な人物については1巻ではまったく語られないが、大テーマになることは間違いない。−−実は ちな1人のために、体育のコースにふつうの跳び箱や器械体操というお金の掛からないものを学校に用意させるくらいの影響力の持ち主でもある。この極端さ、たまらない。
お金持ちの少女たちは、成金は性格が悪く、本物のお嬢様はほんわかしていて性根もいい。そういう分かりやすい対比もコメディの基本。大好き。
ほんわりした子のおうちのお茶会に呼ばれたとき、いじわるの子(実は幼なじみの1人)が ちなの両親のことを皆にバラす。ちなは毅然という。
わたしんち、確かに苦しいよ。自分の誕生日にケーキも食べたことないくらいだし。自分の今の環境について不幸だなって思っちゃうこともある。
でも−−みんなの前で両親侮辱されて平気でいられるような不幸な人間にはなりたくない。
私のお父さんとお母さんをバカにしないで!
泣いたさ。
2巻で、事故の犬と遭遇してしまう。手術費に30万かかるという。1ページ悩んだすえに、ちなは手術をお願いすることにする。ずっと使わないで取っておいた、あの謎の手紙のお金を使って。
ごめんなさい、名も知らぬ人。返すつもりだったお金を貸してください。
こんな大金、いまの私が返そうと思ったら、どれだけ働かなきゃなんないか知れません。でも、どうしてもいまこのお金が必要なんです。
あの犬を助けなかったら、私一生後悔します。一度失ったら二度と戻ってこないものなんです。
どうかお願いです。
わたしにあなたの力を貸してください。
いい子だ。おいちゃん涙したよ。
でも、この犬の飼い主が見つかったが、バカなのだ。
「えー33万? さいあくー。欲しかったバッグ買ってもお釣りがくるよ。雲雀学園の生徒なんだから、33万くらいあってもなくてもいいお金なんでしょ。いいよ 出させとけば。」
くー。基本とはいえ、厳しいなあ。おいちゃん読むのが辛いよ。
今日はここまで読んだ。
アフタヌーン|豪華本1・2の感想
シンイチは、ミギーと同化が進むにつれ、肉体的に強くなり精神的にも合理性が増す一方で、人間的な感情 とくに悲しみや慈しみが減っていく。恋人の子に「きみ、ほんとに泉くん?」
と言われて数言会話したあと、「ごめん、人違いでした」
と悲しい顔で去られるシーン、心に痛かった。傑作だ。
“島田”の暴走で(ここで読者だけが、寄生獣に硫酸が効くことを知る)、寄生獣の死体が警察・権力の手に渡る。報道規制が敷かれる(漢字不問)。その一方で、寄生獣らが人間のふりをして市長に立候補、選挙で当選。そして田宮良子(実験的寄生獣)がついに出産。大学の聴講生として種の保存について学んだり。意外な行動をたくさんする。
設定上、寄生獣は表情変化が乏しい。なので、群をなし始めた彼らの会合シーンは、必然的に《表情がない》まま合理だけで話が進むことになる。これが彼らにも知性や規律があることを際立たせつつも、ものすごい生理的違和感を読者に与える。上手い。
田宮の出産。子供に「黙れ」
とつぶやくシーンは印象的だった。No.2にあげていい。
(No.1は、寄生された母をシンイチが殺そうとしたときにヤケドの手が目に入ってシンイチの行動が止まるシーン。ほんの一瞬のことを、合計4pかけて詳細に描いている。あれは偉大な絵だ。)
田宮は言う。
われわれも、人間との共存を考えている。
人間はブタと共存していると言わないのか? もちろん対等ではない。ブタからみれば人間はただの殺人鬼かもしれない。
人間こそがいうではないか、地球規模の共存、と。なかには“地球にやさしく”などと勘違いしたことをいうものもいるが。
ああ、あと。加奈さんが死んだシーン。前読んだときの記憶があいまいだから、「こんなに早く死ぬんだったか」
と悲しくなった。好きなキャラなので。あのシーンでのシンイチの怒りの行動の物凄さと、加奈の夢の追憶の美しさに、追悼。
すでに読んでいるのに、続きが実に楽しみ。田宮が母性に目覚めるシーンは強烈だからなあ。
モーニング|作者公式
読んだのがだいぶ前なのでちゃんとした感想は書きませんが。好きです。楽しいです。
クソ真面目だけど柔軟な教授がかわいい。タマを飼うエピソードで、病気の目が開いたのを「そうですか、開眼しましたか」
と優しく笑顔で迎えるのが大好き。孫娘 華子がおじいちゃんに憧れて背伸びをいっぱいするのが楽しい。その他もろもろ。
集英社りぼんマスコット1991|1〜3感想|4〜5|6〜10
古いタイプの少女マンガ(でも1991か)。やたらほのぼの。ドタバタ。
内容:姫ちゃんはおてんば。ある日、魔法の国のエリカお姫さまが、学校の課題で、人間界の個人を選んで観察日記をつけることになった。その相手が姫ちゃん。姫ちゃんは特別なリボンをもらい、1時間だけ誰にでも変身できるようになったのだ…
先輩への切ない恋やら、最初は気に入らなかった同級生のオトコノコとだんだん仲良くなったりと、まあ中身は少女マンガの王道で、これだけ言ったらとても読めたものではないのだが、《変身》の絡ませかたがうまいのと コメディ力・マンガ力が高いので、サクサクっと楽しく読める。
1巻終わりだか2巻頭に、姫ちゃんは、そのオトコノコの妹(か弟)を助けるために、秘密であるはずの変身能力を人前で使う。その潔さと勇気に乾杯。おいちゃん、良い子は大好きよ。
朝、大井町駅前で、軍人っぽい格好をしたおじいさん数名+おばあさんが、救世軍鍋みたいなものを並べながら、なにか唱歌を歌っていた。
そのときはそのまま通り過ぎた。
帰宅してNHKニュース7を見ると、今日は東京大空襲の鎮魂祭が各地で行われた模様。つい昨日マンガで読んでおきながら、日付をしらなんだ。あれはそれか。というわけで遅ればせながら黙祷。
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