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たろさんは、前にYOUさんとの2人展で拝見した。氏のWebの存在を今日初めて知った。
すばらしぃ。惜しげもなくキュートな魚絵をバンバン載せているだけじゃなく、Flashゲームまで。
あまりの感動に、日記に記す。−−あとでたろさんにご挨拶しなきゃ(って、そっちが先じゃないのか>自分)。
南国少年パプワくんの感想|マンガ版公式|アニメ版公式|作者公式
なるほど、コタロー活躍でこうやって続編にしたか。賢い。
コタロー、小悪魔で生意気で憎たらしくてかわいい。
「馬鹿バカっ! カメムシどもっ もーオマエラなんか家来にしてやるもんかー! ちょっとでも下々の者達とコミュニケーションを取ろうとした僕が間違えてたよ…」
コマ細部に至るまで気の行き届いた描き込みに感心。マンガは圧倒的にうまくなった。
個人的には、ティラノサウルスのシッポを刈る際にコタローを生贄にしたシーンで、コタローが文句を言って怒るのに対し、パプワくんとチャッピーが手で(短い手で)耳をふさいで聞かないでいるのが大好き(p36)。−−シーン違うが、「訴えるよ、そして勝つよ!」
は名言(p61)。
リキッドはすっかり家政婦だし。コタローちゃんも数話のうちに島のナマモノたちになじんでいるし。あいかわらずいい雰囲気のマンガだ。
パプワくんの「今日からお前もお友達だぞ!」
の決めセリフが出てこないので違和感を感じていたが、真珠のエピソードでのパプワくんの献身と「お前は僕の友達だ!」
(およびコタローの反応)でジーンと来て泣いたので、よしとする。
リキッドの過去話の舞浜エピソードで笑う。某ランドはよくスルーしてるなあ。
(追記2月2日)リーゼントをやめたリキッドに、仲間が言う。「どうしたキリちゃん、突っ張るだけが男のたったひとつの勲章だってこの胸に信じてたんじゃないのか?」
−−これ、マンガの主読者たる小学生くんたちに通じるのかね。わしゃ楽しいが。
電撃文庫2003
01 笑わない|02 イマジネーター1|03 同2|04 パンドラ|05 歪曲王|06 夜明け|07 ペパーミント|08・09 エンブリオ侵食・炎生|10 ハートレス・レッド|11 ホーリィ&ゴースト前半 後半|12 ジンクスショップ|13 メビウス|14 方舟|番外 ビートSIDE1 SIDE2 SIDE3
ひさびさにブギーポップ読んだ。やはり読みやすく、なおかつ面白い。同じ舞台・町・組織・主要人物などを使いまわすテクニックもうまいし(読者に世界共有間を与える)、毎度の新キャラ・新能力なども飽きさせない。
今回は贅沢にも、4人の特殊能力者を別途登場させる。それぞれに個性があり、凄みや深みもある。その能力や立場が偶然と必然の重なりで、1つの事件を織り成していく。−−電撃文庫とはいえ、ほんとバカにできない。
つかみも上手い。最初の数ページ、いきなり物語の終盤のワンシーンを描く。そして、まったく別の本編。やけっぱちの女と、偶然居合わせた不思議な男−−誰からも空気のように無視され、なおかつ特殊な方法で1つの事故を防いで見せる男。この不思議な出会いと、“ジンクス”の導入。ググっと読まされる。
“ジンクス”を各人向けに“売る”というアイディアはなかなか刺激的だし、その実現のしかた・浸透のしかたも面白い。あげくに、その売り手==不思議な男==オキシジェンが、《統和機構》の中枢(アクシズ)としてこれまで裏方で出てきていた人間というのが面白い。
個人的には、お嬢様(==やけっぱち女==ショップのアイディアを申し出たひと)の憎めないキャラが好きで、それを影ながら守る老紳士シェイムフェイスの忠義心もお気に入り。老紳士とブギーポップの会話も好き。
ラストで、オキシジェン(==ジンクスを見抜く男)が「次のアクシズ候補を見つけた」
という。その相手が、なんと末真和子なのだ。継続して登場しているサブキャラで、藤花(ブギーポップの宿り主)の親友で、かつて殺人鬼に殺されかけた経歴を持ち、《炎の魔女》とブギーポップの活躍により未然に命を救われた(んだったかな? そろそろ記憶あいまい)少女。その縁深い少女が、なぜアクシズに? −−次回作の展開が実に楽しみ。
余談だが、2人の仲を取り持つのがキジトラのノラネコだというのが、個人的にお気に入り。
感想録linkをまとめて読み返していた。
考えてみると、本作は少年少女の物語じゃないし、悲惨・共感によるお涙頂戴シーンはない。だけどシリーズとしてヘンじゃないし、今回は小説のトリック感に感心できる。。
毎度のことだが、中核役のブギーポップが“自動的”すなわち主体性がなく、主人公は毎度別に設けているのが成功の秘訣なのだと思う。
1週間ほど下痢がひどい。おなかぐるぐるで、ガスもあがってくる。おならもひどい。悪いときは便が20分に1度(ただし軟便ではない)。
痛みがまったくないので医者に行く決心が付かず、放置しておいた。
あまりにひどいので、昨晩ついにガスター10を飲む。
そしたら今日の11時現在まで収まっている。効いた。…効いたということは、不具合があるということだ。
3日間観察して万が一改善しなければ、ちゃんと医者に行こう。−−なお、23時現在、多少便に粘りがある程度。回数は落ち着いた。回復傾向。
手持ちの風邪薬でごまかそうとしたが効かず、続けてバファリンを服薬。
そしたら、[クニミツの政]でちょうど薬害の話をしていた。うかつな服薬にちと反省。まだ7雑2週を半分しか読んでいないが、帰ることにする。
今日は、いままで読んでいなかったマンガのなかで、面白いのを見つけた。イブニング[米吐き女]スピリッツ[バンビーノ][団地ともお]。目黒聖地でバックナンバー漁ろう。
モーニングでたまに乗ってる、映画好きなTV部署のお話(紹介になってないが)。
仕事は、最終的には、自分自身の責任において ひとりでやるものだ。
孤独を背負えないヤツには仕事はできない。
きびしい! けど、そうかもしれない。私なんか甘えん坊だから…
[calender]
医者から帰宅して、思い立ってジャイアン。
16時に開始。溜まっていた4曲すべていきなりソロを弾く。それぞれ2・3テイクで終わらせる。勢い。18時に終了。2分半の曲ばかりとはいえ、驚くべき素早さ。
メシ後に多重録音。ちまちま。20時終了。
ジャイアン ロック セットの伴奏の場合、ヘタに音色を重ねるより、ディストーション一本がカッコイイことが判明。いままでなに苦労してたんだか。
ただし。
commingのソロ時、セットアップミスでB84(プツプツ)が出る。これが意外な展開をしてカッコいい。A84と重ねる。
明日は歌入れ。このアパートで歌を歌うのは初めてだ。苦情が来なきゃいいが。
演奏よりもセッティングが大変。箱からmicroKORGとMTRを出し、MIDI2本+シールド1本+ヘッドフォン+オーディオケーブル+opticalケーブルを接続。それをミキサーに回したり、MTRに回したり。PC片付けたり。
やる前からおっくうだとは思っていたが、やると想像以上におっくう。単純仕事のはずなのに。しかし、設定後は非常に楽しい。アナログ系シンセはすごく楽しい。
今後せめて演奏だけでも気軽にできるよう、microKORGは裸で押入れにしまうことにする。
録音後、microKORGの音色をPCにバックアップする。MIDIケーブルはYAMAHA UX16。なぜか通信エラーする。最新版ドライバを入れなおしたら直った。無駄に再起動などして10分潰した。
町はコンビニもスーパーも恵方巻きだらけでしたが、買ってる人は見ませんでした。豆はけっこう見ました。
わたしはヒジキ大豆煮つけを食べて「鬼は外」
とつぶやきました。しまった、「福は内」
を忘れた…
[calender]
今日から1週間、先輩の興した会社へ朝出社する。といっても勤務ではない。顔見せするだけ。リハビリの一環。お医者さん曰く「一定の時間に起きて、朝の満員電車に乗ることから」
。
いままでもやろうとしていたが、自分1人では「朝起きて、2度寝しない、できれば散歩する」
程度しかできなかった。甘えてしまう。なので協力を仰いだ。
ちゃんとした約束があれば、それにあわせて出来る。ただし電車でも事務所でも軽めの動悸あり。薬いらない程度。
これを1週間続ける。その先はまた考える。本当の勤務先に行くかも知れないが、まだ未定。あんまり未来のことは決めない。途中で発作激しくなるかもしれないし。
19世紀イギリスを舞台にした、メイドと貴族の若者の恋物語。すこしレトロチックで個性ある絵柄で、この1年ほど気になっていた。ようやく読む。期待とは少し違うけど、切ない恋愛物語。
若さまウィリアムは、かつての家庭教師のおばあさん(大奥様ケリー)宅のメイドのエマに一目ぼれ。でも奥手で、告白もできず、ただそばにいるだけで幸せ。
実はエマは数多くの男性から告白されてモテモテだが、なぜかすべてを断っている。控えめ。でもウィリアムのことは断らない。
ウィリアムの友人であるインドの貴族ハキムもエマに恋に落ち、こちらは堂々と告白する。ウィリアムは遠慮して、少しずつエマから距離を取るようになる。
そんなある日、大奥様ケリーは階段から落ち、足を怪我してしまう。この時代、ひょんなことから健康を害するひとは多い−−まだ寿命がそれほど長くない時代の物語。
ハキムの「お忍びで、たまには一人で旅をしたくなるものさ」
といいながら、お連れ満載+象+花絨毯というジョークが大好き(p064)。
あと、ウィリアムがエマにプレゼントしたくてしょうがないのいたいして、遠慮がちに「レースのハンカチを1枚…一度手にしてみたかったのです」
と。その嬉しそうなやわらかい笑顔に惚れ惚れ(p053)。
ただし。
帯に「メイドに恋をしてはいけない時代がありました」
とあるが、1巻の段階ではそういう障害はない。エマのご主人様たる大奥様はウィリアムとの恋を押しているくらいだ。それが期待はずれ。
1巻最終話で、ウィリアムの父リチャードがようやく身分の話をする。息子の縁談を勝手に進めて曰く。
英国はひとつだが、中にはふたつの国があるのだよ。すなわち、上流階級以上と、そうでないもの。このふたつは、言葉は通じれども別の国だ。
若さまウィリアムは静かにショックを受け止める。エマは背中しか描画されない。
あとがきで作者も書いてあるが、2巻からようやく本番というところか。大奥様ケリーが死んでしまうと予告されている。それは寂しいかぎりだ。いいおばあさんなのに。
先輩の会社の最寄り駅は新宿御苑駅。帰りは御苑脇を歩いて新宿まで。
1本だけ梅がよく咲いていて、薫り高かった。心地よい。清涼なるかな。
歌は4曲連発1時間で終わらせる。やはり1・2テイクで終了。かなり大きな声だと思う。午後2時開始、3時終了。それ以上は苦情が怖い。
トラックダウンはやはり苦痛。ただまとめるだけならともかく、昔録音したものとレベルが合わなかったりetc。マスタリングしたければ、同じ日に全部再度ミックスせんとダメなのだろうな。まあアマチュアだからそこまで求めない、と。
シロウトはいい。責任持たなくていいからいい。自己満足で済むからいい。
基本的にはジャイアンはこれでネタ切れ。もしやるとしたら、2chベースじゃなくて自分で曲名を作っていく。候補としては。
んー2つしか思い浮かばない。単行本読み直してみるか。
[calender]
好きな逸話|TV歌|TV版公式|映画版公式|マンガ版公式|ソフビ人形|ふぉれんと
13 3分ポッキリ オマケカード|12 夕日のカスカベボーイズ|11 栄光のヤキニクロード|10 アッパレ!戦国大合戦|09 オトナ帝国の逆襲|08 嵐を呼ぶジャングル|07 温泉わくわく大決戦|06 ブタのヒヅメ大作戦|05 暗黒タマタマ大追跡|04 ヘンダーランドの大冒険|03 雲黒斎の野望|02 ブリブリ王国の秘宝|01 アクション仮面vsハイグレ魔王
本作もツカミが見事。突然の王宮へのスパイ潜入、王子の誘拐、そして魅惑的なオカマキャラ… はたしてブリブリ王国の秘法とは。それで「世界をわが手に握る」
とは? −−見事な非日常への誘導なり。
(唐沢俊一の2004年の評で気が付いたのだが、たしかにクレしん映画には[カスカベボーイズ]以外の毎回に個性的なオカマを登場させている。)
今回は、いろいろ詰まった娯楽長編。家庭の日常あり、ジャングル遭難あり、野生生物との不思議で暖かい交流あり、夫婦喧嘩あり、列車アクションあり、カンフーあり、古代帝国の秘密あり。それぞれごとにガラっと様子が変わっていって、違う物語になっていくのが面白い。でも無理なく、ここちよい気軽な映画。
盛りだくさんのわりに、全体に進行テンポがゆったりめ。昔のクレしんはこういうペースだった。なつかしい。ヒロシとミサエのキスシーンネタが3度4度と繰り返される。このネタ、何年ぶりに見たことだろう。たしかに昔はしょっちゅうだった。
王国親衛隊のルル少佐の立ち振る舞い・声優のよさに感心。彼女が出てきてようやく物語が起動にのった感じ。直後のカンフーアクションも立派だし。
スンノケシ王子の声優がキリリとしてて上手い。[鋼の錬金術師]のアルと同じかと思ったが、キャストを見ると太田妙子氏、調べると川辺妙子氏のことで、アラレちゃんの声優さん。「こういう使い方もできるのか」
と驚く。−−声優だけでなく、帝王教育がしっかりしている性格付けも上手い。秘法を悪用された場合の封印のしかたを、5歳児がよくここまで実行した。偉い。
ついでに、古代遺跡の模様の“らしさ”に感心。マヤ・アステカ風でありながらも、テイストが“ぶりぶりざえもん”している。見事。
悪役アナコンダおよびハブの、あくまでも低く太い悪役声に感心。調べると、アナコンダは富田耕生氏。ヒゲオヤジにバカボンパパか…ちょっとイメージ違うところをやったのだな。
ところで、今回も次回(雲黒斎)も、ヒロシがちょっと責任転嫁しすぎの傾向あり。鼻に付く。「そもそもミサエが福引でこんな旅行当てなきゃよかったのに」
は、客観的にもちょっとひどいセリフ。[06 ブタのヒヅメ]以降はこういうことなくなった。原恵一氏に移ってから、ちょっとキャラ訂正されたのかな。
1月からずっと軽い鼻かぜに罹っていた。たまに微熱を出す。あと目もショボショボ。
昨日・今日と昼まで寝て過ごす。すっかり直った。わたしはてっきり粉末反応性(粘膜弱いのです)だと思っていたので、こういう手法では直らないと思い込んでいた。反省。
先月ひどかった下痢も、思い切ってガスター10を1回飲んだら、かなり収まった。
(追記2月7日:…直っちゃないや。今日も鼻グスだ。)
[calender]
なぜか自分は鋼の錬金術師エド。でも自分の目を通しての映像なので、姿は確認できず。ほかのひとはふつうのひと。実写、カラー、音なし。
なぜかラーメン屋のたちあげを手伝う。木の扉、カウンター。錬金術師だが、練成はしない。客呼び込みとフロアスタッフ。−−じゃあエドになった意味はないのだが…
店長が麺ゆで・湯切り・つゆ割りなどするのだが、その手順が荒っぽくて、客席までお湯が飛ぶ。それを見て
「なってねえなあ」などと思う。ちなみに店長は佐野四郎似。午前で麺が切れる。昼休憩にあわてて仕込み。だがそこに、高飛車な女性客が入ってくる(ラスト似)。
「あのー、いま仕込み中ですんで」「かまわないから、10分で作って」。私が困った顔で店長を見つめると、なぜか店長は自信ありげにニヤリと笑う。そして10分後、なぜか漬け麺のラーメンを出す。汁は原液。
「だいじょうぶかねこれ、いくら場所が秋葉原とはいえ」
と考えていたら、目が覚めた。場所情報がなぜ最後に付与されたのかは謎。
[それが答えだ!]
もっとドジを踏め 自分を好きになれ
げに しょーもないことも いーじゃない ドンとこい
[反省なんてしない]
反省なんてしない 俺はそんなに強くない
くだらないヤツでいよう このまま
打たれ強くなりたい。慌てなくなりたい。のんびりになりたい。
なろう。笑って暮らしていよう。
[calender]
“温度調節のできないタイプ” だということは事前質問で分かっていたのだが、 届いてみたら “オンオフのスイッチ” すらないタイプだった。コンセントで直接制御。わはは。
でもこれで足元あったか。 気をつけて使お。
好きな逸話|TV歌|TV版公式|映画版公式|マンガ版公式|ソフビ人形|ふぉれんと
13 3分ポッキリ オマケカード|12 夕日のカスカベボーイズ|11 栄光のヤキニクロード|10 アッパレ!戦国大合戦|09 オトナ帝国の逆襲|08 嵐を呼ぶジャングル|07 温泉わくわく大決戦|06 ブタのヒヅメ大作戦|05 暗黒タマタマ大追跡|04 ヘンダーランドの大冒険|03 雲黒斎の野望|02 ブリブリ王国の秘宝|01 アクション仮面vsハイグレ魔王
あー(ちょっと失意)。まあ第1作はこんなものか。
つかみはパーフェクト。
アクション仮面のシーンのいきなりクライマックス、ミミ子くんピンチ、駆けつけて素晴らしいアクションを決めるアクション仮面。数分その世界に浸っていたら、突然の爆発でアクション仮面ピンチ。
ここで画面が“撮影現場”に以降し、
「あんな爆発、脚本にないぞ」「郷さん(役者名)大丈夫か?」と現実に戻る。しかし、その爆発の向こう、皆に見えない煙の中で、謎の怪人がアクション仮面のベルトをひねり、中から謎の玉(アクション ストーン)を奪い去る。
交錯する現実と仮想。見事な演出だ。
野原一家が“選ばれし一家”となりてパラレルワールドに送り込まれるまでは、展開のテンポも内容もとてもいい。とくに、子供たちに人気のアクション仮面カードコレクションの見せかたといい、かすかべ幼稚園の園児の性格の出しかたといい、そのカードを生かした展開といい、見事。
だがしかし。パラレルワールドに移ってから、いまいち。“アクション仮面や北かすかべ博士が実在する世界”なのだから、もっと気持ちよく派手なアクションやギミックを設けてもいいだろうに、ハイグレ魔人含め小さくチャチな感じ、悪い意味での子供映画っぽさに始終してしまっている。
子供映画なのだからこれでいいんだろうけど、後の快作ぶりを考えると、不満あり。製作陣が、コミカルとシリアスのバランスやら“お下品”さと“本気の熱さ”のバランスやらを取りかねているのだろう。
まあ最初だからこんなものか。
これで全作品見終わった。
なんでだろ。偽出勤の反動? そんなにもろいか?
19時にメシくって薬飲んで、その直後の20時だから、実に不思議。
[calender]
少年画報社1998〜|1|2〜4|5〜7|8|hellsing卿
変わらず見事な猟奇っぷり。
アーカードと魔銃の女との戦闘っぷりが素敵。戦艦に高速爆撃機を直接ぶつけちゃうあたりの迫力と、そのあとのコウモリ飛散および無数目玉の怖さが素敵。
そして、ついに始まった“戦争”。大人数の兵士によるモブ戦闘シーン、書くの大変だろうなあ。ナチフリークの戦闘兵ぶりも、ヘルシング側の精鋭対応ぶりも、さらに加担するバチカンのアナクロ宗教兵ぶりも、どれも違う味で圧巻であった。
セラス婦警が銃器ぶっぱなしで大活躍するのがカッコいい。対空銃器。ツェッペリンを打ち落とすのだ。さすがミディアン!
傭兵ベルナドット隊長も渋いこと。
インテグラお嬢様と執事ウォルターの、英国軍指揮部および路上で敵に囲まれたときの対応のカッコいいこと。
敵の幻覚攻撃の表現がものすごくカッコイイ。腕から無数の文字が現れ、それが空間を覆いつくし、見るものの正気を奪うのだが…そのポーズのよさ、文字の細かさとグロテスクさから、まさに“呪詛”。心底感服。これ書くのすんごく大変だろうなあ。
そして、ベルナドット隊長のカッコよすぎる死。その死を敵に汚されたことで、セラス婦警が“ついに”《血を吸うもの》となる。この展開、絵、その後の効果、なにもかもがカッコイイ。
オーラス。海にて分断されていたアーカードが、ついに英国に戻る。セリフどおり「役者がそろった」
。
すでに世界は滅びに瀕しているが、そんなことがどうでもよくなるくらいの展開を希望する。
(戦争勃発以降、殺戮と破壊は限りないが、読み手を飽きさせないようにちゃんと新しいタイプの殺戮が描かれる。よくネタが尽きないものだと思う。)
いつもどおり、台詞回しの大仰なのが気持ちいい。バチカンの殲滅チームが仲間を鼓舞して曰く。「我は問う、汝らの名はなにか」
「エスカリオテ(熱心党)のユダなり」
「その左手に握られしものはなにか」
「30本の短剣なり」
(うろおぼえ)etc。
カタカナの用語にいろんな漢字が当ててあるいつもの遊びも大好き。今回は、少佐率いる大船団に「ギリアン! 軍隊! 軍艦! 軍団! 軍門!」
、傭兵軍団に「それいけギース! 鴨たちよ! 傭兵どもよ!」
。絵の迫力と言葉の力が心地よい。
今回初めて気が付いたのだが、各回のサブタイトルがゲーム名だ。5巻のザナドゥそしてファイナルファンタシーで気が付いた。6巻ではバルーンファイトが出てきて、その古さとゲームの醸し出す雰囲気に笑う。7巻最終話はウィザードリー。大物 集結の回なので、使いかた見事。読み返すと、エイジ オブ エンパイヤといった新しいものもあり、エレベーター アクションまであり。
私ではネタが分からないものもあるが(the man i lovedとか)、ぜんぶゲームなのだろうか?
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