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文庫の値段、サンプル偏ってるかもしれませんが、調べてみました。
SFは、探した作家さんが厚めのせいか、想定読者数の違いか、まあ両方だと思いますが、高いですな。
2000年ごろ、われらトマトは「500円読者」
などと呼ばれたものですが、そこから10年、けっこう値上がりしてますね。−−そのグインサーガは600円になってました。
Twitterやってて偶然に神林長平[狐と踊れ]が新装されることを知り、かつ、[敵は海賊](最初の短編)が入らないことを知る。
「なんで?」
と書いたら、親切なひとが教えてくれて、2009年に[敵は海賊・短篇版 (ハヤカワ文庫JA)]が出てて、それに収録されてた。新作あり。
(余談だが、戦闘妖精雪風の3つ目も出てた。まだハードカバー。)
さらについでで、[敵は海賊 海賊版 (ハヤカワ文庫 JA カ) ]が今月に新装されることも判明。
この値段が¥ 798。
高いな、と思いまして。平均相場を調べてみました。
あらー、筒井さんのでも古いのは絶版なのか。こういう現実を見ると、「電子書籍でいいから再販して」
みたいな気分も分かるな。
星新一はさすがにかなり揃ってるな。新装版になってないのは昔の値段っぽい、380円とかザラ。
([声の網]ひさびさに読みたいな。星さん、長編も面白いのよ。)
そんで副次的に気がついたんだけど、電撃というかアスキーメディアワークスって、いま角川傘下なのね。ぜんぜん知らんかった。
ちなみに、角川スニーカーはそれなりに電子書籍に降りてるのに、電撃は一切ない。同じ角川傘下なのに、なんでそういう差ができるのか、ちょっと謎だ。まあ、別会社だから判断主体が違うんだろうけど。
リンクは面倒なので張りません。パっと思いついたもので検索しているので、アニメ化されたラノベに偏っています。
初出:2003年5月
短編集。心理学や社会学の用語からタイトルをとっている。
bookoffで100円で入手。筒井を読むのは10年ぶりくらいかも。面白くてあっというまに読み干した。
徹底したナンセンスぶりと、オチを1行で〆て投げっぱなしにしてしまう落語っぷりに感心。そういえば筒井の短編には落語風オチがたくさんあるな。
次のくだりで大笑い。
情報産業すべてこれ文字通りのマス コミュニケーションと化し
オチで、ショートショートとして成立していた流れをぶち壊して、大作のイントロにしてしまう。様式のギャグがキモチイイ。
「宇宙に漂うステテコ」という阿呆なネタだけで、もう大満足。
オチの大ネタで一気に本作品の評価を上げる。あの実在の事件を使うにふさわしいデキ。
痛烈なるマスコミ風刺になっていて、鋭すぎ。「キミらの掲げる理想を実現させたら、こうなるね」と。
中盤のマンガトリオネタ万歳。
1行目のダジャレがすごい。そっちで内容を発展させつつ、前作に引き続いて明快なマスコミ売り出しパロディを展開。ダジャレのダブルミーニングというかオヤジギャグというか。大好き。
最終段、1.5pにわたっての1文継続(マルなし)。まったく無理なく破綻なく読ませつつ、書いてある内容がキチガイなのがすばらしい。1文継続がここまで効果的なのは、わたしは初めてかも。講談口調だからよりいいのかな。
初出:2003年5月
短編集。大雑把には、前半はナンセンスとスラップティクスが多かったが、後半に入ってシュールで攻めてきた感じ。
全体に、《なにげなさ》《説明のなさ》による効果に打たれた。
冒頭[佇むひと]では、ごく普通に朝の公園が描かれたかと思いきや、突如登場する犬柱。それが植物化したもの(木編にイヌ)。通りすがりの老人との会話描画を通じて、粛清されたかつての飼い犬への愛着と悲しみを淡々と描く…続いて猫柱が出てきたころには「これはヤバいかも」
と思ったが、ついにはかつての妻の人柱が…
この2点によって、強烈な怖さ・悲しさに胸を潰される。
[碧い底][犬の街]は、2作とも始まり・終わりともに不明瞭な状態で始まり・終わる。徹底して何気なく装いながら、現実から1つ2つズレた日常を描く。前者は水没した世界で日常を。後者はサボるサラリーマンと犬の日常を。この異常日常に関する設定説明は何も無いまま進む。それが脳裏を侵食してキモチイイ。とくに後者の意図的な悪文(すべて「だった」
で終わるetc)が呪術的。
[さなぎ]でのクズ父親と息子の描画に胸を痛めたり。私もこういうダメかつクズな方法で自己顕示した経験がある。あそこまで徹底はしていなくとも、ベクトルの向いた方向は同じ。いくら子供だったとはいえ、思い出すだにあの過去を消したくて気が狂いそうになる。
表題作[ウィークエンド シャッフル]での妻の描画。崩れていく日常、入れ替わる常識。「気が狂いそうになる」
を濃縮した過程を目の当たりにし、筒井を読む醍醐味を感じる。
まあメインで読んだのは小学生・中学生のころだから、しょうがないんだけど。
[calender]
先月末に書いたのと重複しますが。
すみは、去年末に1つ職に着きました。 ただ、それが月〜土ぜんぶ9:00〜23:00の激務で、 3ヶ月目でねをあげて離職しました。
6月から薬がちょっと増えて、それで精神面が安定し、 あと断続覚醒が改善されました。
それで 7月から毎週2つくらい面接を受けてましてて(バイト・派遣・社員問わず)、 ぜんぶ落ちております。
それで昨日職安行ってて、ふと
「ああ、お盆前までにすら仕事、バイトすら獲得できなかった」
と気がついてしまって、それ以降、3日間ほど鬱転がちょっと酷かった。
寝逃げしてました。
いまは落ち着いております。
[calender]
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