【ネコとか唄とかそんなもの。】

2006年08月 01-10日

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2006年08月02日(水)

ギリアムの新作を見に行くが、まさかの満席。冷静に考えると、今日はレディースデイであった。

08/02●キヤノンのピクチャースタイル|5Dphoto

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定期的に起こる病気で。別のカメラに興味が出る。

(−−先月末はα7D+AF17-35/3.5Gの驚くべき描画力に腰を抜かしていた。この2つの組み合わせでのみ出る奇跡で、別のGレンズでもSweetでもNGだった。)

本日は。EOSのピクチャースタイルを試す。ボディはなんでもいいわけだが、5D+EF50/1.4USMにする。スタンダードとポートレイト。Webレビューなどを見ていたが、体験するとやっぱり驚く。あきらかに血色が違うやん! おもろいなー。

フルサイズは:
 広角レンズ選びが楽になるのが旨み。ボケは、ASP-Cでも十分だし、被写体距離と構図を組み合わせれば 同等の効果になる。もちろん原理的にはフルサイズのほうが有利だが、ボケだけが写真じゃないし。
5Dそのものは:
 ファインダー! やっぱフルはいい。MFも楽しい。ボディの操作体系もこなれていて、実に悔しい。

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あと、最大の違いはバッファー。わたしは連射速度には興味はないが、連射バッファは重要。ネコの表情を狙うと、3秒に10枚は撮りたい。*istDは4枚くらいでモタってしまう。5Dは理屈上40枚だっけか、ま、とにかく余裕。いいなあ。

08/02●秋映画でアタゴオルcomic

3D-CGだそうで。 なんでそういう余計なことをするのかな。 銀河鉄道の夜のスタッフでやればいいのに。

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よりによってヒデコの逸話をやるのか。 「あの名作を!」。というか、 はじめてアタゴオルを見るひとには不向きな内容だし、 長年のファンにとっては大事な話だし、 選び方がまずいんでないかなあ。 なんで【玉手箱】1巻の星街の話とかの無難なのにしないんだろう。

絵は。ギルバルス様が非常にかっこいい。 それ以外は… Webアバター程度のクオリティだなあ。 せめてトロ(どこでもいっしょ)レベルにならぬものか。

んまあ いいや。許容しよう。 ヒデヨシだけは許せんが。

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2006年08月04日(金)

08/04●ギリアム[ローズ イン タイドランド]review

ウォーカー公式プロのレビュー

トレイラーで惚れ込む。ひさびさに映画館へ行く。117分==ギリアムにしては革命的な短さなのも奇跡的。3時間の映画は疲れるからなあ。

‖少女:

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トレイラーの段階で「これは新しいロリータ(キューブリック)になるのか」と感じた。といってもわたしはロリータを見てないわけだが。でも、そういうイメージ。

このローズは、子供のあどけなさと大人の妖艶を持つ。周囲に影響された結果と思われる微妙な精神常識のズレ、妄想壁、ひとりごとによる対話、笑顔、涙、恐怖、好奇心。−−基本的に本作は、このローズを見せる映画だ。

役者であるジョデル・フェルランドがものすごくいい。スチールだとあまり分からないが、ふつうにしているだけで、かなりかわいい。そのうえ、セリフまわしと表情の作りかたがとても巧く、演技の幅も圧倒的に広く、実力としても一級の女優レベルだと思う。

それを、ギリアムがネットリと広角アップで撮りまくるのだ。見ていて惚れないわけがない。

(この子は現段階ですでに映画/TV24本のベテランさんだそうな。)

‖景色:

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見渡す限りの平原。黄金色のススキのような小さな草。曲がりくねった木。大きな白い廃屋。青い空。−−圧巻される景色だ。

そのほかにも、(黄金色のススキのなかに)壊れたままひっくり返って放置された黄色いバス。線路。猛スピードで走り抜ける特急列車。

これを、ギリアムは広角で遠近強調しながら、綺麗に綺麗に撮る。美しい。

正直思った。−−日本でこうした映画を作れない理由は、景色がないことも理由の1つだろうな。もちろん探せばあるんだろうけど、土地の広さと人口からして自由度がたんないだろう。同じようなことは、[キンザザ]でも[ビッグフィッシュ]でも思った。

‖広角映像:

上記のとおり、基本的に広角で、遠近感を強調して撮影される。それがトリップ感を出している。「景色が広い」という印象を受けたが、それも実際は広角マジックの1つだと思う。

たんに絵的に強調されるだけでなく、意味のある強調。たとえば《人形頭》を鏡台の上において、その上から広角遠近で撮影することによって、《人形頭》とローズの頭が同じ程度のサイズで写る。この状態で、2人は会話をする。十分に頭をかき回されたあと、ローズの手がにょきっと伸び、ドアップになって画面に迫り、《人形頭》をつかんで手元に引き寄せる。すると遠近が普通になる。こういう効果をきちんとやっている。

‖ライティング:

ライティング(照明変化)が恐ろしく繊細。平常のシーンでも色がとても綺麗に出ている撮影なのだが、ただ同じシーンを写すのではなく、細かく照明を変化させて、その色合いを複雑に変えている。

たとえば、ローズがおばあちゃん宅のクローゼットを発見するシーン。暗闇。当然、撮影用照明があたっていて、見せたい部分は見えるようになっている。カメラの移動とともに、照明も当然変化する。すると、見えていないところが次々と見えてくる。

それだけでなく、ローズは手に懐中電灯を持っている。これがランダムに周りを照らすことで、架けられた衣服の模様が次々と見えてくる。

その全部の総合が、きちんと計算されたのだと思わせるほど、とても効果的なのだ。

すげーなギリアム。

‖物語:

えー。突っ走り続けで、どこで止まってくれるのか分からぬ映画。とはいえ、[ブラジル]のように時間軸や現実・虚構が入り混じるような複雑なものではない。軸は分かる。ただ、その軸がもう。もう。

ストーリーが悪いわけでもないわけでもありません。いい映画です。ただ、ストーリーがどうこう という映画ではないです。

ただ、あえていうと。「ギリアム版アリスinワンダーランド」のキャッチコピーは92%意味がありません。

(原作の小説が先にあり、ギリアムがそれに惚れたそうで。といっても、どれくらい原作のイメージがあるんだかは保障できない)

‖登場人物:

極端に少ない。ええと、父母、本人、デル、ディケンズ。あと《人形頭》。

この全員が精神的にも肉体的にもどこかイカれている。まともな人間が1人もでてこない。相対的にローズが常識的に見えるくらい。

一般論として、本物のキチガイは、外から見ると一見常識人なのに、どこか1つ2つネジが外れていて、だからこそ違和感をもたらす。ギリアムはこのことをよくわかってると思う。

08/04●見つけたチラシ|予告編

ラジニカーント:
 ひさびさの日本公開。ゴーストバスターズだそうで。この邦題のパワーもぐー。
時をかける少女:
 トレイラー・声優は最悪だが、チラシや静止画のデキはすごくいい。だが、トレイラーがあまりにデキが悪くて、いまのところ見ない。
シャガールの伝記映画:
 どうかな
スパイダーマン:
 3やるんだ。わたしは1は好きだが2はNG。まあ、続編ってこういうものだよね。

特筆すべきは。

男はそれを我慢できない:
 竹中直人監督・主演。はっきりいって最悪だ。日本人として悲しくなるくらい。日本映画のこのノリが大嫌い。というかもう、竹中は「笑いながら怒る男」などをやっていたころのパワーを少しでもいいから思い出してください。見てないけど、[さよならColor]も酷いんだろうなあ。

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2006年08月06日(日)

思うところあり、デジカメ本体の設定を今月から《コントラスト強》にする。コテコテへ。

08/06●ただ色を:sig24:多肉植物+笹塚+花+紐photo

*istD+sigma af 24/2.8 macro II 2006年8月5日(昨日)撮影

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いつものマンションの壁ふくめ、sig24は立派だね。なお、花などは すこしレタッチ。

余談だが、この日はF8パンフォーカス・ノンファインダーでやたらに撮影してみた。結果を見ると、T33と見た目区別が付かなくて、ちょっと悲しい。もっと広角にするか、ボケを強調するか、どっちかにしないと。−−sig28を持っていたときも同じ結論で、あのときはボケに走って正解だった。


ああ、例によってまた「なにを撮りたいのか」が分からなくなっている。

(そもそも*istD自体が6月5日いらい。ほぼ2ヶ月ぶり。)

さいきんまた50mmがわからなくなった。→あのタクマー50との素晴らしい日々を思い出せ>自分。次も試してNGだったら、あえてFA77limitedへ戻ってみる予定。色は最高。ただ、どうしてもボケが制御できなかった。

実はまた1D MarkII Nが欲しくてたまらない。あれは掛け値なしに素晴らしいカメラだ。5Dだと疑問点もあるが、1D2Nにはない。


08/06●ただ色を:M50:方南折れ看板+赤青黄photo

*istD+M50/1.4 今日撮影

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*istD復活5日目。ようやく焦点距離・絞り・露出補正などが飲み込めてきた。ひさびさにレタッチもするが、必要な範囲も分かるように。よかった、別のカメラ・レンズに手を出さなくて。

(当然分かっているのだが、悪い癖で、つい道具の新鮮さを求めてしまう。)

08/06●おしゃれさん+ブチ|焦げブチ@笹塚豆腐屋neko

*istD+M50/1.4 今日撮影

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絞りまくって撮ればT33とあまり変わらないようなイメージでいたが、階調の豊かさがずいぶん違ったわ。この笹塚の豆腐屋のサビた金属板、すごく綺麗ね。

08/06●恥を知れphoto

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つねおりなし。

ハカとクソってこんなに似てるんだね。

08/06●雑多T33:おしゃれさん・クロネコ・ネコアパートなどneko

Cyber-shot T33

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(メモ:T33のカウンターが2巡目。買ったのが2005-04-16なので、1年+3ヶ月。思ったより かかったな。)

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2006年08月07日(月)

08/07●デジタル一眼黎明期にKODAKはがんばった!photo

ゲテファンのハードをズキュン! 「KODAKってどんなんだっけ」とヤフオクを観てたら、いっぱいありやんの。そしたら、黎明期にずいぶんがんばった。

‖1994年:DSC420:Nikon N90のプロバックのようなタイプ。

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  • すげーノイジーらしい
  • 130万画素
  • MAX ISO 200
  • 焦点距離が2.6倍=APS-Hの半分=フォーサーズより小さい
‖2001年:DSC760:F5ベース一体型。

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ううううう。燃える。 現代では実用にならないところがすごくいい。 でかいだけにバッファーとバッテリーがふんだんで、 当時みなの憧れだったそうな。380万。

  • APS-H(1.3倍)
  • MAX ISO400。
  • 重さ、バッテリー込みで1.8kg。

記録メディアは、CFとかじゃなくて「PCカード」。 いわいるCFにゲタを履かせた状態らしい。 調べると、同時代のキヤノンのデジタル一眼もそういうタイプ。 あげくにTIFF-RAWでしか保存できない。

(いまのシリーズに落ち着く前に、D6000という実験機種があった。というか、KODAKのものをOEMで売ってた。

‖2003年:Pro 14nやPro SLR

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ここになれば、ボディもふつう。これはなんとNikonマウント唯一のフルサイズ。 907gという軽さだ。 (CANON 1D系は1250g、5Dが800g。)

電源を入れてからスタンバイ完了までに4秒〜20秒。レンズマッチングやらなにやらするらしい。電源を切るのにも2秒くらいかかる。すげー。そんなに古いカメラじゃないのに。

ゲテばんざい。いやゲテといっては失礼だが。いまとなっては。


ちなみに、KODAK CCD/CMOSはじゃじゃ馬だが、当たるとすごいそうだ。全般に色の鮮やかさは「さすがフィルムメーカー」と。もちろん、いまとは時代が違うけど。→dpreviewでサンプルを見られる。まずまずの仕上がり。

あと、途中からボディがあきらかにSIGMA SD系。CCD/CMOSにローパスフィルタもいれてないそうで。FOVEON関係?

‖歴史を振り返って

仕事で《まるごとPalm!》を作った2000年は、たしかにフィルム撮影だった。vol.2あたりでデジタルを実験的に使い(1Dが2001年12月発売なので、どうもD6000を使ったようだ)、そのあと2003年以降は100%が1Dsになったのだと思う(1Dsは2002年12月発売)。

(その1Dsに特有の事例が「CMOSにゴミ・ホコリが付く」。現在まで神話のように「デジタル一眼ではレンズ交換時のホコリに注意」と言われているが、あれは1Ds特有の静電気のせいであり、ほかの機種では言うほどは付かない。)

同時代の2003年9月にKISS Dと*istDが発売。ご存知のとおり、その後デジタル一眼は ものすごいイキオイで浸透した。

だからこそ。その直前までまともなデジタル一眼がなかったことがビックリだ。

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