モノクロサイレント。自分は大学生。たぶん3年生。

自分が通う大学には，巨大な書店があり（5階だて，新宿タワーレコードくらいの床面積，螺旋状，上の階ほどサブカルだが1Fはファッション誌なども置いてある：これはいつもの設定），まあ立ち読みはよくないのだが，図書館風にいろんな本を試し読みできる。

実験室で実験もする。全員服の胸ポケットに簡単な布切れが挟んであって，そこに名前が書いてある。名前の色で学年が分かる。私は青，先輩は赤だ。

今日の実験は思考伝達。実験というより実習か。週刊少年ジャンプ連載の食戟のソーマの王道性と邪道性について，それぞれにまとめる。多くの人が，自由奔放に食戟のソーマについての思いをペーパーに手書きでまとめている。−−そういえば，夢ではPCはめったに出てこない。Palmはいつも持っているのに。また，実際そういう考察文はネットにいっぱい転がっているので，読んでみると楽しい。

一部，絵柄が宗像志功風版画の掘り文字の論文群がある。これがべらぼうに面白い。実験室で論文を読み，図書館に移動して原典を確認し，至福を感じる。

あくる日，またこういう刺激的な実験が行われるかとワクワクしながら実験室に行くと，どうもみな顔が若い。先生方も丁寧で，手順を逐一説明して，「この液体にこの物質を入れると，これこれの気体が発生します」だどとやっている。学生連中の名札が手書きではなく，黒のフェルトに校章。どうも今日は中学生か高校生に実験指導をする日で，自分たちの学年の大学生はチューターであるらしい。なんだつまらない。

実験後，せめて図書館で刺激を受けようと思うが，道がものすごく遠いうえに，途中で歌舞伎町の風俗街なみの客引きがいる地区を通らなければいけない。まだ大学生の私はそういうものに免疫がなく，あきらめて引き返す。走り出す。

−−そこで目が覚めた。

一時期は浴びるように見ていたアニメですが，この夏秋はゼロです。仕事の量を多めにしているからか，新しい娯楽にうまくハマれない模様。

どちらも素晴らしい作品で，連載当時から完了まで立ち会えたことを嬉しく思います。読み返すと，けっこう忘れているシーンがあるものだね。当たり前か。人間忘れるほうがよいことが多い。

鬱は，いっけん軽いのだが，いま金欠で毎月のクレジッドカードの支払いに追われていて，追いかけるように働いているので，気は張っているが，あまりよくない気の張りかただ。もっと力を抜きたい。

ただし，「働くのはしんどいことだ」という当たり前のことが分かるようになった。正直なところgh時代は働くのが楽しかったし，一方で異様に辛かったし，負荷バランスを取れていなかったのだな，と思う。しんどくてもよいのだ，とは昔は思えなかった。そういう面では改善。