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タイトル・チラシ・Webの写真の出来がすごくよくて、長い間非常に期待していた。
だが、結果満足度は60%くらい。Webにも載っている田嶋悦子[Cornucopia]シリーズと、清水真由美[プレート]、あとチラシにある川口淳[Neo今日焼き]の青金コップくらいかな。
監視員の目が甘かったので、[Cornucopia]を撮影。半透明ガラスの各色がとても綺麗であった。形状も素敵。
同時開催(1室)の国宝作家特集はなかなかよかった。小さな箱数点がお気に入り。螺鈿、上品な金蒔絵など。豪華で、嫌味なく上品。−−螺鈿を撮影。
rt-kk氏の情報で、「面白い実験道具があるから」
と。
これが実際面白い。小学生向けの実験キットだが、430円ほどでかなり遊べそう。磁石を使ったアレコレやら各種あったのだが、残念なことに失念してしまった。
中でも目を引いたのが、目の錯覚で動くパネル集。
後者を記念で購入。撮影してでかいJPEG画像にしてみた(262kb)。とうぜん著作権違反なので、動いて感動したひとはぜひ実物を買ってください。
ひさびさにふくろうブックステーション(名称は変更されていた)へ。絵本をいろいろ見る。
エドワード ゴーリーの[キャッテゴリー](CATegory)がすごくいい。ぼんやり突っ立ったネコが、ただ野原に立っていたり、崖っぷちに立っていたり。けっこうヤバいシチュエーションが多くて、でも表情が変化しないあたりにおかしさを感じる。
(最初「キャットテゴリー」
と覚えていて、探せなかった。Web読者から訂正情報いただいた。多謝。)
ゴーリー氏、ほかの作品でもなかり味わいのある絵を描く。今度チェックだ。
ブタのOlivia。前からキャラは知っていたが、絵本(洋書)をちゃんと読んだのは初めて。グレーと朱色だけに限定したイラストが鮮烈。立体グッズより圧倒的に本イラストがいい。
「自分でもできる」と部屋に落書きしちゃったり。
−−実にかわいい。日本語版と読み比べて、いつかどちらか買うだろう。
[calender]
ひさびさに聞いた。やっぱりメロメロに好きだ。最近ブルースとバッハに偏ってるが、やっぱり歌モノSOULも好き。
昨晩はPrince2ndと1stなんぞ聞いた。メロメロだ。ヘタクソさ加減まで愛してる。
ギターに痺れる。たまらん。バッキングの思いっきりのよさも舌を巻く。たとえば5のblack page。C7で「X.X ... X.X ...|... ... ... ... |... ... ... ... |... ... ... ...」
と空白たっぷりで、その部分でギターとドラムが暴れまくる。こういうのはZappaバンドならでは。
いつか根性と時間があれば、ZappaとPrinceの全曲感想録を書きたい。それはムリだろうから、せめてPrinceだけでも。あるいは、Zappaの「ギターソロこの曲にこんなのあります」
網羅メモだけでも。
「楽天」と
「JUGEM」
「PSP」実機ポスターに女子高生もしみじみ感動
「光るだけ」のi-Duck発売
「内蔵ゲームはしない」携帯電話ユーザーの約6割
「GREE」を株式会社にした理由
「prosolid」の、こんな工夫
「ツーカーS」はちょっとシンプルすぎ? シニア調査
小寺信良氏:
サンタになれ!via ナマズスキー殿
いい話だ。というか、わたしはサンタ話に弱い。
例年儀式だけど。サンタはいます。いい子のところにしかこないだけ。
これも読んで→No, Virginia(偽:サンタさんはいるんだよ)
先述の怪我のヌシ。ずっと鎮座していた。
淡いグレーの前分け、コロコロでかわいい。落ち着きなくいろいろ歩き回っている。その理由は、どうもそろそろご飯タイムだかららしい。ちょうどボランティアおばさんらが餌を持って誘導しに来た。
前回ロングを撮ったので、今日は無謀にも望遠に挑戦。感度ISO 1600、シャッター速度1/90のMF。FA100/3.5の限界で挑戦。
ロシアンブルー(臆病なのか遠くでニーニー鳴いている)。ミケ+集合。白黒ブチとシロトラ。オレンジ。
自転車でオバサンがやってくる。餌なのかと思いきや、レンズ付きフィルムでフラッシュ焚いてネコを撮りはじめる。なにしてくれるんだ、ネコが驚いて逃げるじゃないか。−−実際クモの巣を散らしたような騒ぎ。1匹の白黒が木に登る。見ているこっちが驚いた。降りてくるところを撮影。ブレブレだけど。
[calender]
わーノーチェックだった。喜八郎! トルンカ! くもとちゅうりっぷ! 見たい。知らぬ作家だが、コ・ホードマンさんも見たい。
セコみたかったなあ。どーもくんも。
11:30着で整理券もらうと、3番だった。平日はこんなもの。
50人店員だけに、放映施設はショボい。もっと大きなスクリーンで見たいものだ。
予告編を見てたら、手塚も見たくなってきた。さすがの愛情ある動き。
ぶり照り焼き(おろし添え) ほうれん草ゴマあえ タケノコ煮物 きゅうり漬物
ごはん 味噌汁
和風の店だと思って入ったら、東南アジアなでっぷりお母さんが料理人で、ちと肩透かし。でも味は完璧和風でうまかった。あなどれじ。小鉢も多い。お得。
いうまでもなく日本の人形師のビッグネーム。
全体に共通なこととして、原則セリフなし、BGMは三味線に尺八、背景は日本画的書割+α。人形の表情はけっこう変わるが、同じ顔のままでも照明の当てかたや写す角度で印象が大きく変わる。能や人形浄瑠璃から学ぶところ大きいのだろうな。
なかなか作品見られないだろうから、ネタバレ満載であらすじ書きます。
狂言が題材なのだろうか、罪のない単純な笑い話。
お寺。師匠がお出かけの際、小坊主は梅の枝を折る不届きものが出ぬよう見張れと言いつけられる。そのあと通りがかった武者が梅を大変気に入り、その場で酒盛りを始める。すると小坊主、実は大変な酒好きで…
単純なだけに、眠くなる。辛かった。
セリフはないが、素っ頓狂な声でお経が読み上げられる。「なんじゃこりゃ」
と思っていたのだが、スタッフロールを見たら黒柳徹子であった。
今昔物語から題材をとる。異様なくらいに救いのないお話。
その母は、幼少より不遇に育つ。2児をもうけ健全に育つが、貧困にあえぐ。そして老齢で床に伏す。
ある日息子兄弟が夜中に鹿狩りに出る。すると、背後に怪しい気配が。ついに弟が物の怪に襲われる。弓にて救う兄。
帰宅してみると。なんと鬼の正体は母であった。
「ひとたるもの、老いれば鬼と化し、我が子でも食べようとするものよ。」
兄弟武者のりりしい立ち姿と歩きかたに惚れ惚れ。また、全編に使われる金泥散らしによる霧の表現も美麗。
本作にはセリフがあり、全面黒画面にて文字で描かれる。弟の「にいさん! にいさん!」
は、声がなにもないのに緊迫感あふれてよかった。快作。
シーンの展開と三味線の高まりが綺麗に合致していて、それもよかった。
オチをどう受け止めていいのかよくわからぬのがアレだが。
(読みかた忘れて「どうみょうじ」
と入力してしまった…「どうじょうじ」
。)
物語は“道成寺”そのもの。セリフ一切無く、人形の造作だけで語られる。
旅の老僧と若い従者が、熊野詣の途中でとある民家に宿を取る。そこの娘が従者に惚れ、夜に言い寄る。従者は修行の身であるので断るが、方便として大事な仏像を渡し、
「数日後にかならず戻るから」といった感じのことを言い含める。しかし、待てども待てども若者は戻ってこない。娘はついに追いかける。ようやく追いつくも、若者は女に鬼の懸想を感じ、逃げ出してしまう。
若者が川を越え、ようやくたどり着いたお寺が道成寺。そこの僧に相談すると、寺の鐘の中で読経して一晩過ごすよう言われる。
娘も川へ。だが、渡り船は若者に言い含められており、娘を乗せることを拒否する。娘、意を決して川に飛び込む。そこで娘は大蛇に変化する。火を噴く大蛇となり、道成寺へ。
鐘の中に思い人を見つけるが どうしようもなく、一晩巻きついて炎を吐き、ついにあきらめて去る−−人の姿に戻って。
翌日に僧らが鐘をあけて見ると、中の若者は骨と化していた。
まず、この娘が大変に和的にエロティックだ。美人とはまた違う。情の厚い女。いい人形をこさえたものだ。夜這いのシーンでは正直興奮した。
そして、後を追うシーンの鬼気迫ること! 髪の乱れかた、衣服の乱れかた、表情の焦りかた、そして草履は脱げ足からは血が出ても、さらに追いかける。この狂気。ゾクゾクとするまでに美しい。
ついに川に飛び込みシーン。急流の中に炎がブワっと浮かび上がっては消える。気のせいかなと思っていると、また浮かぶ。そうするうち、女は大蛇になり、空を飛ぶ。
この娘の映像をして、本作を傑作と称したい。見事な愛憎美。
道成寺の僧の格好が、紫の大きな襟を持つ立派な衣装で、実に威厳たっぷり。密教系。かっこいい。
物語として不思議なのは。こんだけの女に言い寄られたら、逃げることはあるまいに>若者従者。それが不思議だ。
(余談:音楽が、ほかのものとは異なり、三味線だけでなくオーケストラも入る。非常に質が高い。感心して聞いていたら、武満徹であった。)
セリフあり。1人語り。これは能から、だったかな。
主人公の僧は、亡霊に導かれて“思われ塚”にたどり着く。
亡霊がいわれを語る。500年前の少女。信心厚い、虫も殺せぬ少女。その少女に2人の男が恋をした。少女にはどちらとも決める勇気が持てぬ。ついに男は鴨狩りで勝負をつける。が、罪無き鴨の死を見、少女は嘆いて自害する。それを見た男たちも追って自害する。
「わたくしは500年ものあいだ、毎日まいにち繰り返し鴨に脳髄をついばまれ、男らの想念の炎に焼かれております。私のしたことは そんなにいけないことだったのでしょうか。」僧は経をあげる。亡霊の御霊にいくばくかの安寧が訪れたかに見えた。
が、突如として現世の“思われ塚”が炎に包まれる。
「はたして、わたしが聞いた話は過去のことだったのだろうか」。
緊迫感は立派だが、[道成寺]には一歩およばず。
これだけチェコ・プラハ製。トルンカ師事時代のものか? だが、原作とナレーションは岸田今日子。
ノリも人形の作りも動きも、完全にトルンカスタイル。森の美しさまで見事にコピーしている。
イントロは童話“いばら姫”。だが、だんだんと話がアレンジされていく。
誕生パーティーに現れた片足のいかつい男は、王の発表では“魔女の化身”であったが、実際には母(王妃)のかつての恋人であった。男は戦争で死んだはずであり、その悲嘆のなか、王の執拗な要求によって 母は王妃となったのだ。姫は15歳のとき、母の日記を偶然読んでそのことを知ってしまう。
いてもたてもいられず、娘はその男に会いに行く。そして−−その声、その目。恋に落ちずにはいられない。
「母の変わりに私を」と、身を捧げる。娘にとってもその男が忘れなれない存在になったころ、男は黙って去る。それ以来、姫は笑わない少女となった。
−−近隣の王子は姫に求婚するが、姫は一切返事をしない。そのトゲのある態度から、あるひとは“いばら姫”と呼んだ。また、こちらを見るのも厭わしそうに目をつぶっていることから、あるひとは“眠り姫”と呼んだ。
「だから、王子様がキスしたのは、眠れる私じゃなくて、ただのグラス。でも私はこのひとと結婚し、子供をもうけました。」「“幸せか”とお尋ねになりますか? 物語の結末は、“末永く幸せに暮らしましたとさ”と伝えるもの。ですから、“ええ”と答えなければバチがあたります。」
姫と男のまぐわいのシーンは、おどろくべきほど なまめかしく、エロビデオでは太刀打ちできない耽美を醸し出していた。恐れ入った。
あらすじでバラしてしまったが、姫のあだ名の由来が語られるシーンでは その捻りの面白さに非常に感動した。
そしてラスト。このセリフとともに、静かな涙。強制的に人を感動させますな。
いい作品でございました。
師匠のトルンカも見た。これまで何作も見ているが、改めてすばらしいと感じる。物語の展開、細かい動き、そういったところに余裕がある(こなれている)。喜八郎より1段上の貫禄。
どの作品も、人形造形がいいだけでなく、色がとても綺麗。皮コートの茶と木々の緑、花の赤。そういう鮮烈な対比がとてもうまい。カメラワークも、被写界深度の狭さの見事な使いこなしによる奥行きある映像に惚れ惚れ。
ただ、いつものプラハ映像マーク(木馬)を見ると、ほとんどの作品で白トビしている。退色は激しいのだろう。できるだけ早く適切にデジタルリマスタリングしてほしい。
(どうでもいいことだが。日本表記イジーなのに、スペルはJIRIであった。どういう音転なのかな。それにtrnka。トルンカじゃないのね。)
DVD#2を買えば実際に見れてしまうのだが、これもネタバレで行く。私はあらすじを書くのが好きなのだ。
共通して。原則としてセリフなし。BGMは美麗なオーケストラ。人形の動作やちょっとした物音・笑い声SEで物語は進む。
とても好きな作品。
主人公は、片足のみすぼらしいオッサン。壊れた演奏機を持ち、取っ手をグルグルまわすと調子っぱずれのオーケストラが再生される。おかげで誰も一銭も恵んでくれない。
でも、1人の少年が心優しかった。自分の朝食のパンを彼に渡す。彼は帽子を脱いで深く感謝し、食べようとした。
が、そこにはもっと年老いたみすぼらしい老人がいて、物乞いをしていた。主人公はパンのすべてを老人にあげる。老人は、お返しに不思議な取っ手を渡すと、突然消えてしまった。
その取っ手を使うと、壊れたはずの演奏機から見事なオーケストラ演奏が奏でられる。音楽にあわせ、鳥がカエルが木々が踊る。
夜。主人公は森の中の小屋に暖を取る。ふしぎなことに、食事も布団も用意されている。疑問にも思わずパクパクと使う。
が、それは悪魔の仕業であった。真夜中に食器が踊りだし、毛布は反逆をはじめ、主人公を襲おうとする。
主人公は間一髪のところで避け、演奏機を回す。この音楽の前では、悪魔も踊らざるを得ない。必死で取っ手を回し続け、ついに朝が。悪魔は逃げ去った。
なんか後半の物語はいらない気もする。が、この蛇足感は実にトルンカっぽい。映像美・色の美・人形の出来・音楽の出来、どれも一級品。
めずらしくセリフあり+セルアニメと合成。雪積もるチェコで、2匹の霜の妖精が(半透明で綺麗!)、「人間がいつも俺たちを呪うから、たまにはイタズラしてやろうぜ!」
と。
で、自信満々にイタズラを提案したほうがイタズラに失敗し、なんとなく同意したほうが首尾をあげる。その対比がユーモラス。
かわいい1作。
紹介文いわく「トルンカ唯一のSF」
。たしかにメカはでてくるが、やっぱりファンタジーだと思う。
(前半)唐突に現れる謎の伝達装置。それが運んできた録音盤を再生する。
「父、終了。ACH208、終了。」−−番号はうろ覚えおばあさんと坊やの親しき親交に感涙を覚える。思い出の写真をたくさん本に挟み込んで坊やが抱えているのがほほえましい。
(中盤)転送装置。坊やが転送される。カプセルのなかに写真を忘れてしまい、それを慌てて取りに戻ろうとする坊やが痛ましい。
(後半)問題の“電脳頭脳おばあさん”たる機械椅子が登場。
「お父様は明日お帰りになります。」思い出の写真を取り上げ、強制的に勉強や運動やらをさせる。坊やは優しかったおばあさんに会いたくてしょうがない。−−あまりに悲惨。(ラスト)真のおばあさんが駆けつけ、機械椅子のスイッチを切って、坊やを抱きかかえる。
えー、スイッチ切ればよかったんだ。そんなもんなんだ。
で、おばあさん来ていいなら、なんで最初からいっしょに来てくんなかったんだろ。
後半あまりにも釈然としない。前半が美しいだけに、後半は悲惨なばかりで後味悪い。そのへんもチェコアニメっぽい突き放し感ではある。とはいえ…
これも後味悪い作品。大人用の娯楽としての悪趣味が前面に出てる…とでも言えばいいのか。
作品中、テリーギリアムっぽいイラスト切抜きアニメーションが併用される。トルンカとしてはちょっと珍しいかも。
禿頭の修道士は、鷺鳥婦人に恋焦がれていた。鷺鳥婦人は天使ガブリエルに恋をしている。そこで天使の扮装をして夜這いをかけたところ、かんたんに成功した。
ところが周囲は気づいていた。2度目の晩、鷺鳥婦人の父親と仲間が修道士を追い回す。1人のおじいさんが修道士を助けたが、どうもそれも策略だったようで、翌日朝には修道院前の広場でさらし者になってしまう。
鷺鳥婦人のマヌケかげんも、修道士の逃げる醜さも、その姿そのものの醜悪具合も、見ていて良い気分とは言いがたい。
TV放送版。面白かったー。いい青春映画+アクション。映画館で見ればよかったな。
ビルの間をクモ糸で ぶらんぶらん しながら飛び回る映像が気持ちいい。映像的にはそれに尽きる。
お話としては。
イントロでガッシリつかまれた。nerdで情けない主人公、高嶺の花のヒロイン。それがバスのシーンで一瞬で分かる。そして、クモ遺伝子研究所。クモの危険察知や飛翔力などの強力な性質をインパクトある映像で説明しつつ、ここでもnerdな主人公を印象付ける。−−世の中の大半を占めるだろうnerdたち(私もそんなものだ)は、その後に彼が強くなることを当然知ったうえで安心しながら、nerdたる彼に思い入れを込められるわけだ。無理なく。よくできてる。
−−そして逃げ出したクモに噛まれ、体質が変わる。突然の変身に、学園はビックリ。−−わかりやすー。
テンポよく話が切り替わりながら、物語はサクサクと進んでいく。話自体の疾走感が気持ちいい。
主人公が力の使いかたを誤りはじめたところで、叔父が忠告する。そして、自分の「力の使いかたの誤り」
が引き起こした事件で、叔父が死んでしまう。−−この演出もうまいねえ。
前半(高校生時代)と後半(大学生+カメラマン時代)でキッパリと話の方向が別になっているのもうまいと思う。「さあ後半が始まりますよ」
とばかりに、怪人グリーン ゴブリン(仮称)が登場するのもいい。また、そのゴブリンの正体に二重人格的な要素を与え、苦悩を描くのもなかなかいい。−−この俳優さん、悪役笑いが実にうまい。
そして、実は怪人も含め、話が主人公の身の回りの人間だけで完結するのもgood。ルームメイトが恋人を奪うのも、その父の死も、主人公には複雑な思いばかり。−−主人公が自分の力を「呪い」
だと言い切るのもいい。
なかなか楽しめる作品でございました。
[calender]
有頂天KERAの言葉。中学生当時、えらく影響を受けた。
「やりたいことのためにガマンして やりたくないことをやるなら、プラマイゼロじゃないか。そんなのはイヤだ。人生をプラスの札で埋め尽くせ!」
(フールズメイトの編集長がやってたんだ。今の今まで知らなかった。)
私が中学生〜高校生でプログレを漁ったころ、地元のレンタル屋にはなぜかYBO2のCDがあった。【太陽の皇子】【STARSHIP】両方があった。信じられない幸運。
呪術に近いディストーションボーカルと、キテレツなフィル。そのアングラ感あふれるノイズコアなハードプログレに、私はハマった。(STARSHIPは非歪みギターのキラキラ系だったので、この表現はよくないかも。)
特に【太陽の皇子】は全編好きで、自作音楽でもかなりマネした。[Why I...?][Amerika]の叫びっぷり。[空が堕ちる]の洗脳っぷり。うろおぼえだが…
空が堕ちる 空が堕ちる 雲が溶ける 風が裂ける
空が堕ちる 空が堕ちる エイズ ペスト XXX ダスター(後半意味不明)
表題曲はアニメ[ホルス]のカバー。歌がヘナチョコでへたくそでカワイイのであった。
当時 インディーを扱う店に行くと、美しい絵のジャケットで、[ドグラマグラ]はじめ数多くの作品があった。が、すでにレコード再生環境を持っていなかったのと、洋楽に走り始めていたので 買わなかった。いま思えばもったいないことをした。
ダビングしたテープはとっくに紛失した。CD欲しいなあ。またヤフオクだ。−−あるいは、噂の神田ジャニスに行けばあるのか。
ブランデンブルグの3番1章。軽すぎる演奏だが、それでも嬉しい。
セブンイレブンのおでん以来だ。
Zepのオリジナルだと思い込んでいたが、伝統的ブルースなのだな。B.B.KingとJohn Lee Hookerの競演なんてすごいテイクもあるし、Jeff Beckもやっている模様。googleするとけっこう出てくる。
ただし、ACDCの[you shook me all night long]はさすがに別の曲だった。
つい昨日まで[you shock me]だと思っていた。youはショック!
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先日のラピュタアニメフェスで宣伝絵葉書を発見。深い緑がとても綺麗。
もともとWeb用に作られたFlashアニメーション。でもパステル・色エンピツちっく。実はFlashの苦手な分野なんじゃなかろうか。
Web版アニメでもまずまず緑が綺麗でよかった。音楽もほんわりしてる(元hi-posi、現“栗コーダーカルテット”だそうな)。人間の表情も、不思議なブタ馬も、ちょっとずつ意外な展開の物語も、なかなか好き。アタゴオルをふと思い出す。
(まだ2つしか見てない。楽しみにして、のんびり見よう。)
所属会社のROBOTの宣伝WebもFlashが面白い。効果がアニメーションとしてちゃんとしてる。携わった映画で[juvenile][returner]があるのに驚いた。−−おや、movie.robot.co.jpを見ると、山崎貴氏自身もメンバーか。−−ポスターデザインはKILL BILLも(あのポスター嫌いだが)。
ROBOTには[ジャム ザ ハウスネイル]の野村辰寿氏も所属。む。さらに別に、unit.robot.co.jpというサイトもある。Web構造どうなってるのかな。
新宿マップカメラ デジ専門館へ、「とりあえずの広角」
のつもりでsigma18-50/3.5-5.6DC中古を買いに行ったら、 なんとDA14中古が。試し撮り。−−広さは魔物。憑り付かれる。買ってしまった。最後の聖域超広角。うわー出費。でもこれで絶対に買いおさめ。もう欲しいものはなにもない。
おかげで広い世界が自由自在に撮れる。ロングはもちろん、アップでも思う存分背景が!
実は 単焦点に切り替えてから、いいネコが撮れても 写真として満足できない日が多かった。今日はひさびさに満足。広角は楽しい。けっきょく24mmだけでは足りなかったのだ。
都庁のほぼ全景が収まる。感動もの。
sig24のときのものを対比で。角度が足りないから上が切れている。
この太い大型バイクは、sig24では画面に納まらなかった。
こいつは、お尻にピント。絞りF4.5だが、ハンドルがボケる。最短撮影距離17cmはダテじゃない。
壁。くすんだものを撮るのは大好き。
同じ立ち位置で、14mm・24mm・100mm。24mmが望遠かのように感じる。
実は、妥協で「18mmで十分」
と自分に言い聞かせていたのだが、今日ヨドバシ店頭でsig12-24を触ったら、すんごく気持ちよかった。その状況でDA14mm中古。予算がぜんぜん違うが、欲望本能には勝てず… 自分でいうのもなんだが、「小銭ケチりの大銭使い」
の名古屋人性質がよく出ている。
(さて、売却できるものをまた売却せねば…)
キティちゃんと再会かと思いきや、模様が違うわ。キティちゃんと違い、目がまんまるでかわいい。実はこのお宅前は何度もチェックしているが、方南町に戻ってから3ヶ月目にして初めて再会できた。
DA14で寄っていったら、奥に逃げられてしまう。3枚目はsig24。−−このレンズの組み合わせ、ネコにとても便利だ。
(16時だが暗いので、実はすべて感度ISO 1600。しかし、絵を見てもまったく分からない。広角なので露光時間が短いから、それがいいのだろう。すべて1/30秒。)
[calender]
なぜか感想書いてなかった。
ジャケットのふざけたUFOシーンも最高だが、中身も最高。ジョージクリントン御大のクールネスファンクが炸裂でございます。JB'sから、ブーツィーコリンズと、なんとメイシオパーカーまで合流している。
「少年たちが聞いていたラジオが突然乗っ取られ、宇宙ステーションWEFUNKからメッセージと音楽が流れ始めた」。実に
「なんじゃそりゃ」なのだが、これがクールなのだ。
「swing down」部の怒涛の美麗クールサビに入ると感動ひとしお。
「少年たちの祈りは聞こえるかい? スイートチャリオット、降りてきて。僕らはここだよ! 僕らを乗せて!」−−宇宙人への電波交信でこんなに泣けるとは。
「SLYパクリのコーラスまで」とあるが、たしかに
「ヤーヤーヤー」コーラスで大笑い。
「ガガクガー! ガガクガー!」という意味不明の怪獣泣き声コーラスで、なぜこんなにしびれるのか。ベースラインも凄い。
「シ.レ.ミ|ソミレミ.... シ...ラ.ソラ|........ ..シ.レ.ミ」私でも弾けるが、こんだけクールなラインは思いつけない。
観客の声が大々的に取り入れられていて、サビでの合唱やら「うわーーーーーっ!」
という歓声に神経が同調して盛り上がれる。
とくに[10 dr.funkenstein]での観客合唱は最高。全長15分もあるが、前半6分の歌、後半の各パート アドリブ部もgood。ギターソロ+コーラスの部分がもう最高。11分からのシンセソロはちょっと…
個人的には、ほかの部分はソリが合わない日もあるが、10曲目以降の4曲は常にカッコいいと思う。
[calender]
今日は笹塚マンガ喫茶までの道のりをいつもと変える。すると、新たな公園+ネコスポットを発見。釜寺裏の墓のさらに裏手。行きも帰りもいたので、たぶん常駐スポット。方南町のネコ、ほんとに底が知れぬ。
明日フル装備で撮影チャレンジしてこよう。
[calender]
(今日は午前から撮影。善福寺川方向に行くつもりだったが、公園に新子ネコがいたので、それの撮影に始終する。)
(昨日見つけた新ネコスポット公園に午後寄ったが、子供がけたたましく遊んでいたので、ネコ皆無だった。午前に行こう。)
クロ。いつもいるやつ。マユゲ黒っぽいのに、なつかないのでヘンだと思っていた。
お腹に特徴的な模様がある。過去写真をよーく調べて、ようやく気づいた。これはニャーッちの母親のクロだ。どうりで気性が荒いはずだ。
…ということは、この子ネコはニャーッちの次世代の子なわけだ。春産みで1匹生き残ったというところか。たしかに前の兄弟の子トラによく似ている。便宜上ニャー2と名づけよう。ニャーツゥ。
(この3枚、FA35。いつもながら発色見事。)
子ネコらしく、いろんなネコに遊んでもらおうとはしゃいで走り回る。これはオッドアイ牛に近寄ってガンつけられているところ。
たまにはドアップも。FA100/3.5はマクロレンズでもあるので、かなり近寄って撮影。
たまにニーと鳴く。私の元にもやってきて、手に匂いをかいで去っていく。
成長がよくないせいか、顔と体のサイズバランスが悪い。目が小さくてショボショボしている。サル顔。かわいいかと問えば、ズバリ言ってそれほどかわいくない。−−写真はかわいく撮れているのを特別チョイス。
でもまあ。生き残りだけあって病気もないようだし。一安心。
近所に取り壊した家があり、いま空き地。おかげで、とある事務所の裏側が丸見えになっている。
そこにポリバケツがあり、トラネコが鎮座している。よく見ると、地面には発泡スチロールの箱があり、その中に2匹のブチが。1匹は、前に撮影した目が病気のネコだ。
餌入れもある。世話しているのだな。写真としてはなんでもないが、記念で掲載。
昨日今日と、レンズためしで風景や紅葉をたくさん撮影しているが、ひとさまに見せられるような写真にはまったくならず。ヘタクソだ>自分。
アイドルたちに、レシピも与えずに料理させる番組。腕前にものすごい差があり、見ていて楽しい。[料理の鉄人]とはまったく違う料理エンターテイメント。
武内絵美アナ(かわいい女子アナ)の試食時の“眉しかめ”パラメータと、遠慮のないコメントがgood。
普段はご意見番で服部センセイが出るのだが、先週は岸朝子、今週は(中華だからか)陳健一だった。そのまんまストレートに、製作スタッフ・仕掛け人は[料理の鉄人]と同じなのかな。
[calender]
(1997年11月9日執筆。改定、再掲載。)
秋田書店 少年チャンピオンコミックス
この4コマは、全般にちょっと下品でくだらなくて、それでいて最高に不条理でおもしろいネタを提供してくれる。絵柄はかわいい。美形を見事に書きつつ、設定からなにから実にくだらない。スケスケ先生、ネグリジェ家族、フルチンくんetc。
[けものみち]…おさな妻さっちゃんシリーズが最高だ。
さっちゃんは、おさな妻。3歳。旦那は25くらい? 旦那の妹みゆき20歳と3人でくらしているが、3歳のさっちゃんはみゆきに
「義理姉さん」と呼んでもらえないことを苦にしている。そんなある日、旦那は別の女と駆け落ちしてしまった。その女が連れていた10歳くらいの女の子ようこは捨てられてしまった。さっちゃんは、みゆきとようこを引き取り、この子達を育て上げる決心をするのだ。
さっちゃんは働きに出るが、そこは3歳、なかなか上手く行かない。緑のオバサンに挑戦するも、緑のオバサンでは給料がもらえないことをあとで知る。さっちゃんの苦悩が痛ましい。そして、めぐりめぐってバーのママとして就職が決まり、3歳のさっちゃんの活躍は進む。
やがてみゆきは嫁に出ることになり、家庭が小さくなる。さっちゃんは
「母親なんて、しょせん寂しいものなのね」と悲しむ。3歳。ようこに
「私立高校に進学してもいいかしら」と相談されるも、さっちゃんは「シリツってなんでちか? 」としか答えられない。家計は苦しく、ようこは一時期は進学を断念しかけたが、さっちゃんの懸命な働きにより、なんとか進学できたのだった。時が流れ、いまやようこは小学校の教師。でもさっちゃんは3歳。ようこの生徒が家に遊びに来るも、ようこはさっちゃんを
「母」だと紹介できずに悩むのだった。
1巻はまだネタが落ち着いておらず毛色が違うものの、おもしろいことには変わりが無い。2巻3巻は100点だ。傑作が詰まっている。
2巻からの[さそりちゃん]シリーズも可愛らしい。さそりちゃんの行動もさそりママの表情もカワイイと思うのだが、どうして登場人物は彼女らを恐れているのかな。
なお、3巻からの[ちーまーかお]シリーズ、あのこだわりのネコと従事する女子高生のシリーズがどうも好きになれない。残念。
[calender]
いまさらながら。有名なCM部分だけじゃなくて、ようやく全編聞いた。泣くわコレ。歌詞「愛してくれとは言わないよ」
と美コード進行の両面で攻められる。
いろんな命が生きている この星で
今日も 運ぶ 戦う 増える そして 食べられる
ひっこぬかれて 集まって 飛ばされて
でも わたしたち 愛してくれとは言わないよ
力あわせて 戦って 食べられて
でも わたしたち あなたに従い つくします
立ち向かって 黙って付いてって
でも わたしたち 愛してくれとは言わないよ
コードはトニックDで、I|V|VIm-III|IV6-V-I。3小節目の素直なIIIの響きがいい。
私ならもうちょっと過剰装飾して、I-V6|I7-IIm7|VIm-V♭aug(III代理)-IonV-II7onV♭|IIm7-V7-Iだな。…だが、演奏してみると、元のIIIの響きにはかなわないわ。
Bメロでのストリングスの贅沢な盛り上がりも見事。
[calender]
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