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(あんまりいい写真じゃない)
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アニメ感想:野良犬は逃げ出した ホムンクルス封印 最終話 イシュヴァール内戦 中盤〜終盤|[シャンバラ]ポスターなど 感想
1巻2巻はあまりにも傑作だ。テンポのよさ、少年誌としてのコメディ力、絵柄の軟らかさ、そしてシリアステーマの提示のうまさなど、どこをとっても素晴らしい。
第1話から、エドが人体構成の元素やたんぱく質量を語ったり、それが「市場に行けば子供の小遣いでも買えちゃうぜ、人間なんて安いもんだ」
といった提示で、禁句たる人体練成に手を出したことも、あげく失敗したことも、暗にも明にも出している。改めて読むと、えらくシビアな話だ。−−でも、絵柄の軟らかさやギャグシーン表現が、読むのを重たくしすぎない。見事。
常に目的が明確になんども主張される−−兄は弟を元の体に戻したく、弟は兄を元の体に戻したい。それが真摯で、読んでいて切ない。
軍部が賢者の石の人工生成に関わっていたことは、すでに4巻で提示されている。−−初読時は気づかなかったが、しかけを知った後に読み返すと、いろんな伏線がちゃんと消化されていることがよくわかる。
(余談:その伏線のシーン、すなわち大総統がわざわざエドの見舞いに来て口封じをするシーン。退去時に「しゅた!」
と去る。おお、江口寿史だ。)
2巻で、タッカー事件のあと、雨の中で兄弟2人が落ち込むシーンで、アルがこうつぶやく。
肉体がない僕には、雨が肌を打つ感覚もない。それはやっぱり寂しいし、つらい。
兄さん、僕はやっぱり元の体に、人間の体に戻りたい。たとえそれが世の中の流れに逆らう どうにもならないことであっても。
ジーンと来た。
前にも書いたが、4巻でのアルの苦悩「僕の記憶すら練成された偽者なのではないか」
のシーンと、そのあとの兄弟組み手でいろんな意思を確認しあうシーン、とても好き。3巻ではじめて組み手が出てきたところで、来るべき4巻を思い浮かべて涙してしまった。
4巻、ヒューズ中佐の死、やはり切ない。あのシーンでのマスタングの涙はかっこよすぎ。
マルコー研究のレシピ風暗号記載に伴って、エドは「旅行記風の暗号にしている」
などと説明されるが、マスタングは「デートの記録風暗号にしている」
となっていて、大いに笑う。「(スカーの件が解決しないと)わたしはおちおちデートもできんのだ!」
もgood。
毎巻あるオマケ6pと4コマ数本も面白い。マスタング大佐の野望が「軍部制服をミニスカートにすること」
とおちょくられているのもいい。そもそも本編でも女性とのデートばかり気にしていて、昼行灯っぽいからな。−−こんなコメディは、TV版後半では想像もつかない。そもそも初登場シーンでは、列車占拠事件に対して「困ったな、私はこれからデートの約束があるのだが」
だったりするのだが、このセリフはTV版でもあったのだろうか。
4巻の子犬の話でのホークアイ中尉の容赦ない犬訓練に笑う。
TV版はシリアスすぎるのだな。ストーリーは、マンガを下地にしているようでいて、かなり違う。中盤以降はまったく違う。−−私が実際にみたのは後半43話以降。
個人的には、マンガのほうが面白いと思う。−−とはいえ、TV版の緊迫感も見ていて楽しめた。
アイシールド21、まさか《本物》の存在を導入するとは。驚いた。あいかわらず上手い。
BLEACH、ルキア奪還の巻。ふだん読んでないのだが、ひさびさにペラリと読んでしまった。ルキアがさらわれたころと比べて、見事に違うマンガになったものだ。
からくりサーカス、最古の3人がエレオノールに会って「フランシーヌさま!」
と驚愕して叫ぶ。すごい絵だった。−−ナルミとマサルの再会はまだかねえ。
[calender]
唐揚げ 鯛の澄まし汁 あげサラダ ごはん みかん
うまかった。祭日でも空いててよかった。
事前におかあさんが給仕時につまづいて、
ざぶとんを1つ汁漬けにしていた。
「そこ座っちゃダメだよー」
と言われた。
危ないところだった。
(いまいち)
川島よしお[グルームパーティー]4・5巻、岡村靖幸[ミラクルジャンプ]を購入。まさかこんなものに出会うとは思わなかった。グルームパーティーなつかしー。
岡村のデキは…すいません、聞かなかったことにします。
レンタルビデオ屋をまわる。クレヨンしんちゃんの映画を探すが、VHSばかりでDVDがない。くやしい。鋼の錬金術師は現在vol.10、約30話目。
(中野坂上のTSUTAYAにはエビボクサーがあった。驚いた。)
(前に少しだけ抜き見して、あまりの恥ずかしさに続きを見れないままでいた。今日思い切って見た。覚悟して頭から見たら、意外なことにノンストップ111分じっくり見てしまった。)
作品自体は、あんまり見所ない。Princeファンであっても、よほどPrinceマニアでない限り見る必要はないと思う。
(だが、今日入ったレンタル店5店のうち2店にこのDVDは置いてあった。信じられない。需要をどう検討して導入したのか、責任者に聞いてみたい。)
それにも関わらず。表題曲の次に演奏された[i would die 4 u]では、その歌詞(字幕)とステージパフォーマンス、途中で挿入される父との映像(自殺未遂で入院して寝ている父に、Princeがそっとキスをする)を見て、美しさに涙ぐんでしまった。涙腺ゆるい。−−家族ネタはツボで、弱いのだ。
(ストーリーや演技を見ていて、岡村靖幸の人生に思いを馳せた。彼の主演映画[Peach−−どんなことして欲しいの僕に]のどうしようもなさまで思い出した。)
いちおうストーリーを。
Kid/レボリューションは人気者だが、Kidの男尊女卑によりメンバーともめたり、あまりの高飛車な態度のためステージオーナー側ともめたりして、じんわりと危機を迎えていた。一方、モーリス/Timeは人気も根回しも(演技力も)一枚上手で、Kidを引退させるべく対抗女性バンドを結成させるたくらみを動かしていた。
Kidは家庭にも問題を抱えている。父は引退ミュージシャンで、常に母に暴力を振るっている。また、Kidが見つけた恋人は、モーリスの女性バンドに引き抜かれてしまう。
ある日kidが帰宅すると、珍しく父がピアノを弾いていた。美しいメロディにハっとする。父は短くつぶやく。
「結婚だけはするもんじゃない」。その数日後、父は拳銃で自殺した。幸いKidがすぐに救急車を呼び、一命は取り留めた。しかしこのことはKidの心理に大きな影響を与える。
Kidは父の書いた楽譜の山を見つける。そして、バンドの女性メンバーからもらっていたデモテープを無視するのを止め、この2つから新たな曲を生み出そうとする。
でもねえ、オーナーに「次に受けなかったらクビだ」
と言われたあとの演奏が、ぶっつけ本番のpurple rainってのはどうなのかなあ。過去のKidの傾向から考えて、客はダンスロックを求めているはずで、ここで演歌バラードをやられてもブーイングだと思うのだ。それに、あれだけの異人種・パンクス・ニューウェイバーを納得させるだけの唄とは思えないぞ>purple rain。
といいながらも、中盤のギターソロからラストのコーラスに達すると、ファンとして感動ひとしおなのであった。いい演奏だ。とてもいい。
マニア向けには、次の点を。
ギターをイチモツに見立ててマスターベーションするシーンや、ウェンディにオーラルさせるシーン、しっかり入っている。よくこんな下品な映像でオスカーとれたものだ。−−ええと、オスカーの何を取ったんだっけ?
(なお、個人的な意見を書かせてもらえば、[take me with u][beatiful one]など、メロもアレンジも弱すぎると思う。4th【Controversy】のほうが数倍いいと思うのだが、なぜなのだ…)
演奏パフォーマンスそのものは、[sign 'o' the times]と比べたら、数段落ちると私は思う。
TimeのCDを聞いたことがなく、プロモビデオをMTVで見た記憶と比較するだけだが、[jungle love]も[the bird]も別演奏な気がする。
[computer blue][darling nikki]は、Princeの歴代の中でも浮くくらいのヘンタイ歌詞。
映画を見ると、これらはPrince(じゃないKid)が恋人を失ってヤケになったときの曲であり、演奏中の客もみな引いていた(ウヘェという顔)。Kid/レボリューションが行き詰ってしまった象徴としてのヘンタイソングなのであった。
(そうと分かってホっとした。そういう自己パロディと自己批判をできる程度には、Princeは世間を理解していたのだ。)
表題曲のアルバム版のラストの長いストリングス演奏が使われるのだと思い込んでいたが、まったく使われない。
映画中で使った曲を、適当な小節数つなげただけ。エンディングの持って行きかたを含め、「こんな意味のない終わりではアカンだろう」
と正直思う。
[calender]
和田掘公園へ散歩へ行こうとトテトテ。手前の大宮八幡さまの脇の林をふとみたら、ぽつねんとかわいい白黒ブチが。惹かれて入ってみると、わらわらとネコだらけ。8匹はいたと思う。
首輪ありが少なくとも2匹(ロシアンブルーがいた)、子ネコ1匹。主に首輪ネコがナーナーと鳴くが、近寄るとズリズリと遠ざかる。でも走って去ることもない。適度な間隔。きっと餌を待っているのだろう。
林の中のため、すでに暗くて撮影不能。
(首輪の件は、場所が場所だけに、悪く想像すると“元”飼い猫かもしれない。それがちょっと心配。)
[calender]
2人で9300円。かなり食べた。ワカメ・カニミソ・アンキモ・マイタケが特にうまかった。焼き鳥もふつうにうまし。ただし、焼きおにぎりの中に味がしみてない。前回(2年前)は凄く沁みてて美味かった記憶があるのだが…お茶漬けが美味かったのだろうか。
(隣の席の料理を見て、「これ美味そうだ」
といろいろ頼む。悔しかったのは、アサリ汁。メニューには“味噌汁”しかないのでそれを頼んだら、アサリはなかった。出汁は良く出ていて美味しいものの… 隠しメニュー?)
偶然父親の偉業・荒行について話題になる(互いに)。そのほか、奈良話、仕事話などいろいろ。
ホタテのバター焼きを頼んだら、予想外にも貝殻のうえにバターとホタテを乗っけた状態で、皿の上でその貝殻があぶられて出てきた。思わず撮影。
皿は塩で固定されている。
ks「すいません、これなにがなんで燃えてるんですか?」
料理人「酸素ですよ」
ks「いや、そうじゃなくて」
料理人「わはは、アルコールが沁みこませてあるんです」
toy1氏がRICHOカプリオGXで撮影していると、隣の席のおっちゃん連中が「それデジタル?」
などと聞いてくる。1人が「デジはいかん。風景を残すなら、絵画が1番、次がフィルム銀板。デジは薄っぺらい。」
など自説を語る。でもキャバクラ嬢を写すなら、ケータイ付属でOKだとか。ライブラリを見せてもらう。面白い。−−芸能なのか外交なのか、なぜかサンコンさんと交流があるそうな。スーツとなでつけ髪のよく似合う、落ち着いた楽しい3人さまであった。
toy1氏の勧めで、東京の庭園や池上本門寺のことを思い出す。自分でやることを見つけられなくなっているので、こういう勧めは助かる。六義園は行こう。
[calender]
サビが秀逸すぎる。見事な歌謡曲。
数多くのカバーがあるが、オリジナルのしっとりした盛り上がり・色艶は図抜けていて、ほとんどのカバーが負けていると思う。とくに「悲しみは 空のうえに」
の部分。
個人的にはRCのポップカバーのスタジオ版が例外的に気に入っている。ボーカルラインを「う!えを向いて 歩こうイエイ」
とかなりフェイクする。コード進行もかなり変えていて、美麗。
バンド自体好きになってきた。整理されてポップに進化したエレカシみたい。とくに、たまにボーカルが暴走するあたりがたまらん。
前もイラストが好きだと書いたが、特に[君の街まで]の鷺(か?)と金雲は見事すぎる。
この唄は、Aメロのコード進行の半音不協和音の妙(I度−I#度短−II度か? 楽器ないので適当)と、サビの「すくーーうう」
のオクターブ動きの気持ちよさがいい。ラストに6拍子になるのも個人的にツボ。
いろいろ聞いてみたが、鋼の錬金術師の[リライト]は、自分たちの作曲演奏グセの総決算みたいな曲だったのだな。デビューアルバム1曲目[遥か彼方]と構造が酷似だし、「ウォウ」
という2度1度の短い叫びも、いろんな曲で顔を出す([アンダースタンド]ではサビメロにまで取り入れられている)。
あ、[遥か彼方]もエンディング6拍子だな。そもそもイントロのベースのみの提示からバンドヒット提示からユニゾンから異様にカッコいいし。素っ頓狂なくらい叫ぶサビ、叩ききれているのか怪しいスネア連打。微妙な不協和音を上手に混ぜた美コード展開。良くも悪くも、このバンドの特徴。わたしは好き。−−逆に言うと、この1曲目でかなり完成されてるといったほうがいいのかな。
[ループ&ループ]も、キャッチのギター中心ユニゾンリフから、サビのポップすぎるメロまで、かわいい。−−このテの音楽で大有名なバンドがあると思うのだが、ちと名称が出てこない。
しかしループループに限らないが、何言ってるのかぜんぜん分からない。「助産婦(突き)刺して さまよって」
と聞こえるのだが…
3rd・2ndと比べると、まだ演奏力・アレンジ力が低く感じる。
single曲[背の高いヤツはジャマ](she's a bad mama jama)[よくある名字「斉藤」
](play that funky music, white boy)は、元曲の良さもあり、最高潮にいい。
「co'mon now」で
「かもね」とつぶやいていたり、2番冒頭で
「I say, people!」で
「焦るなよ!」とロングディレイかけてみたり。
「togher」のAメロリフレインを
「付き合った」
「土下座」
「姿」
「過ぎた」など自在に当てはめていくのに感動する。
「応援 オレがオレを」。うん、応援しよう。
あとの曲はイマイチ。[夢中の半年](宇宙のファンタシー)は、演奏を似せるのか似せないのかの判断が半端で、聴いてきて気持ち悪くなる。もったいない。[赤ちゃんこんにちは21](ZAPP:dance floor)は大失敗だろう。「baby baby baby, baby are you?」
を「ベイベーばぶー」
と聞いてみるのはいいが、一発芸すぎるし、曲にあってない。
バンドとsoloをまとめたベスト。
ロジャートラウトマン先生といえば、ボコーダー/トーキングモジュレーターの偉いヒト。たしかギターを通して弾いているのだと思うが、それでわざわざメインボーカルを執る。その根性と不思議な効果、そして執拗なる単純明快ダンスサウンドの洪水に、ひたすら頭が下がる。
困ったことに、わたしはデビュー曲[more bounce to the ounce](ブーツィーコリンズがプロデュース)をちっともよいと思わない。
1997年、1st。
1998年、私が東京に引っ越してきた。j-waveを始めて聞いて、そのころよくかかっていたのが次の2曲。
このまったく顔の違う2つの曲が、同じバンドの曲だと知ったときには、心底驚いた。
アルバム全体に好きなんだが、語る言葉がない。ハイテクの変幻自在パンク+スカ。有頂天のような楽曲のひねりかたが大好き。ハイテンポのイキオイで押す楽曲をキメたかと思えば、上記のような曲も含む。スパニッシュのパンクとか。バラエティ豊か。
(2nd3rdと重ねるごとに、だんだんとリラックス スカの割合が増えて行く。)
特筆。たとえば。
天皇皇后はジャージっぽいラフな姿で、笑みを絶やさずに、いつもどおり「大丈夫でしたか」
「無事でいらして、ほんとうにありがとう」
「寒さは堪えませんか」
など。一般市民は「励みになります」
「優しい言葉をいただきました」
「大丈夫です、役場のかたによくしていただいております」
。
第2次世界大戦後の昭和天皇の日本一週の様子をビデオでみたことあるが、それと変わらぬ民の感動ぶり。正直にこれは凄いと思った。
(あえていうなら、へいちゃらでケータイ付属カメラでパシャパシャと陛下を撮影しているあたりが、民の変化なのかな。)
NHKにインタビューされたひとのうち、役場のひとが「〜なさいました」
「お言葉をたまわりました」
などと適切敬語なのは分かるとして、一般市民までが綺麗な敬語を話すのも凄い。
実際には寒さは堪えるだろうし腹も減っているだろうが、この慰問によって実際に精神的に乗り越えられるようになる人も多数居るのだろうと思う。
見ていて思った。「これは間違いなく神光臨だな」
と。
−−念のために書くが、神は天皇に限定ではない。日本は八百万の神々の国。2chでもツワモノは自然に「神認定!」
と称されるくらい、日本人にとって神はそこらにいるものだ。
話は変わるが、神はディティールに宿るな。
晩飯時、おかずとは別に、たまごオカカかけご飯にして食べた。 吉野家に来た気分になった。
…牛肉関係なかったのか>自分にとって牛丼とは。
[calender]
強烈ファンク。サビ部の「ミミミ・・ソソ!」
のバンドヒット+ブレイクのカッコいいこと! ボーカルラインも叫びもとてもいい。サビ以外も実にエグいファンク。心底痺れる。
(ジャッキーチェン[ラッシュアワー]を流し見。黒人音楽をいっぱい散りばめてあって、なかなか楽しめそう。なかでも、この曲をバックに、相棒の黒人刑事と組み手を交わすシーンが印象に残った。−−探したら感想書いたことなかったので。)
でもこのヒト、この1曲しか知らない…Web見ると、曲はいろいろあるのだな。
ちょいと試聴してみたら、[25mile][stop her on sight][way over there]とか、R&Bコンテンポラリーで幅広い。でも[war]ほどのインパクトある曲はないなあ。ベストCDが安かったら買うかな。
ティムバートン監修、公式な続編扱い。−−わたしはゲームやらないのでプレステ系は何を見ても美しく見えてしまう。−−BGMもお気に入りで、さっきから掛けっぱなしにしている。
「Uhh Ha!」と叫ぶのが心地よい。
でも、殺戮しまくるわけで、そう思うとあまりジャックには似つかわしくない気が。もっとクールに、相手を発狂させるようなのが(それじゃゲームにならないか)。−−そういう意味では、サンタジャックのプレゼント攻撃はお気に入り。
デモを見てたら、再上映版の映画を見たくなってきた。
せっかく天気もいいので、おんもに出ることにした。庭園も考えたが、湯島聖堂は土日しか開いていないので優先することに。
建物自体が横に広くて、威厳があって気持ちいい。長居したくなる空間。
前来たときも思ったが、建物屋根上にある置物が、リアル描画のシャチと虎。いわいる想像獅子ではない。それがなぜなのか知らぬが、とてもカッコいい。次は望遠レンズ+*istDで撮影しよう。
堂内に、シャチ・虎の原型らしきものが。でも、まんまるデフォルメされている。いま外にあるやつは もっと細身だ。−−Exilimだとちっとも分からんが、人間の目はそこまで見える。凄いな>人間。
椅子がなぜかアールデコ。その後ろには孔子さんの絵−−湯島聖堂は孔子学者の聖地。
[calender]
新潮文庫、昭和57年。短編集。
父の本棚にあったもの。帰省時にもらってきた。中学生・大学生・今回と、読むのは3度目か。ハチャメチャな話が多く、大好き。
「顔に蟹の甲羅のような病気ができ、カサブタの裏に美味しい味噌があり、それが実は…」
というあらすじ。くだらない極みで、病気も非現実的なのに、詳細にきっちり描画され、妙な説得力がある。なおかつ、全体にどことなく寂しさ・物悲しさを兼ね備えている。傑作だと思う。−−最後の公園のシーンは特筆。
蟹工船のもじりなのは明らかだが、私は蟹工船を読んでいないので困る。
「時間が加速度的に早くなっていき、ついには…」
というあらすじ。これは純粋にハチャメチャでくだらない極み。最後には一瞬で年が過ぎていくのだが、「1993 あれよ|1994 あれよ|1995 あれよ」
という「あれよあれよ」
表現は見事に筒井。
中央にある「夜逃げしようにも、準備しているうちに朝になるので、逃げられない」
(大意)に大笑い。
先輩が後輩に語る設定。「とある星でドド豆というのを調理するさいに失敗すると、これこれこういう悲劇が…」
と、顔にめり込む豆の破片、それに群がる細菌、侵食される表情筋…と、執拗にこと細かく語られていく。読んでいるだけで顔がかゆくなる。
文章だけでそこまで影響力を持てることの凄さよ。
「その星のヒトは、関節をポキリとやることのつながりで会話する、関節話法を用いている」
という設定で、その星との交友を開く苦労話。地球人がだんだん鳴らない関節が増えていって単語がおかしくなり、焦っていくさまが楽しい。見事なハチャメチャ。
オチも素敵。−−落語好きなんだろうな。
タイトルどおり、ファーストコンタクトもの。双方の星から1人が選出され、実験的に数日暮らす。相手は、地球人から見たらメッチャクチャな思想・行動体系を持つ。−−そのとんでもなさが、さすが筒井。キチガイの沙汰をよくここまで。ただのデタラメではなく、キチガイ側のスジがキチガイとして通っているのが凄い。もっとも、ちっとも理解できないのだが。
これもオチが素敵。
ちょい長め、中篇か。
いやらしい生態系を持ついやらしい惑星で、マジメに冒険と議論が繰り広げられる。そのマジメさと生態系のとんでもなさの対比が、見事に笑いの種。−−ちょっとたとえは違うが、「落語家が笑っていたら、客は笑わない」
の結晶だ。くだらないことを真剣にやればやるほど、おかしみは出る。
−−異常な生態系なのに、それが本当に成り立ちそうなだけの生態連鎖・調和の理屈をちゃんと提示する(神はディテールに宿る)。「退化論」
の意外性、なおかつ説得力。最後に現れたワンダーの産物としてのタラチネグモの恐るべき生態。
感想うまく書けないが、傑作ですなあ。
新潮文庫、昭和55年。ショートショート集。
これも中学生のころ読んだ。当時は面白かった記憶があるが、今読むと 表題作以外はちっとも面白くない。わたしのセンスが磨耗したのか、毒に慣れたのか。
表題作は、中身がなにもなくて、でも不条理とタイトルが見事に浮かび上がってくる。傑作だと思う。
調べ物で「デメリット」
を検索したら、「もしかして:メリット」
と言われた。
英語のうろ覚えspellを訂正してくれるときはありがたいんだが。
(車の宣伝でかかってた。ひさびさに聞いた。感想書いたことなかったので。かんたんに。)
かすれた声なのに張り裂けるボーカル。抑えた演奏。歌の合間にかみ合うギター。クールな熱情。ロック史上に残るものすごい傑作。スタジオ版もライブ版も凄い。
曲はガーシュウィン[ポーギーとベス]からの1曲。スタンダード曲で、ジャズボーカリストも多数歌っている。しかし、ここまでメロをフェイクしてしまえば、もうジャニスだけの別の曲だ。
他にもジャニスは、[peice of my heart]のサビ前の「co'mon co'mon, to take it!」
の部分が大好き。サビラスのブレイクとコーラスも好き。まあいろいろ好きだが。big2はこの2つ。あと[try(just a little bit harder)][half moon]のファンキーさ。[cry baby][get it while you can]のしっとり感。[bye, bye baby]のポップさ。好き。
苦手なのは[move over]。
いまCD1枚も持ってないや。gratest hitsを買おうかな。
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アニメ感想:野良犬は逃げ出した ホムンクルス封印 最終話 イシュヴァール内戦 中盤〜終盤|[シャンバラ]ポスターなど 感想
先にTV版を見てしまっているので、そのへんとの対比を気にしながら。
ラッシュバレーでの腕相撲などのコミカルシーン、とてもいい味。
このあと出産に立ち会う。エドによる神秘への賞賛「錬金術師が何人も何百年もかかって出来ないことを、母親はたった280日でやってしまう」
(大意)が心に沁みる。
ここで《生》を見せ付けたあと、マンガは追憶シーンに入り、母の死および母の再生の失敗を描くわけだ。対比のエグさ…演出が上手い。
追憶での修行シーン。動物を殺して食べることを通じて、《生への感謝》および《死の重み》を知る。先の出産立会い同様、演出が上手い。
問題の母再生のシーン…というか“門”のシーン。すばらしく魅惑的で、すばらしく残忍だ。ページをめくったとき、エド片足がなくなっている。その絵そのものの力強さ、雄たけびの迫力…実に痛そう。−−それだけでも胸を打つほど悲惨なのに、次のページではかの肉片たる母親が…悲痛。
(マスタングがウィンリィ家に訪れるシーンで、マンガはTVと別設定で行くのだなーと実感。TV版の設定では、マスタングがここで平静でいられるわけがない。−−これはマンガでもあとで導入されるかもしれない:ウィンリィの両親(医者)を処刑してしまったのはマスタングで、彼はそれを悔いているはずなのだ。)
追憶シーン終了直後、物語に合成獣人間(キメラ)が登場。−−1話題が終わるたびに刷新たる話題・キャラをちゃんと導入し、グイグイと話を引っ張る。手を抜いてない。いいマンガだ。
イズミ「アルの記憶を復活させよう」
エド「そうか、渡した対価の量で言えば、アルが一番真理に近いはずなんだ」
(大意)という展開にワクワクする。
グリードのひょうきんな悪役ぶりが楽しい。大総統のアロハ姿でのイズミ先生訪問もひょうきんで笑える。
そのあとの御みずからのグリード殲滅指揮での戦闘のダイナミックさに息を呑む。大総統強すぎる。そしてカッコいい。
「私は、お前のような最強の盾も、また最強の槍も持っていない。しかし私には、最強の目がある。さあ君は、いったい何回殺せば死ぬのかな。」(大意)
カッコいいといえば、エドの感情爆発の「悪党とは等価交換の必要なし!」
もいい絵だった。そのあとのグリードの述懐どおり「おまえはそうやって、得られるかもしれない情報をみずから手放してしまう損をするのか」
(大意)なのだが、そもそもまだ子供なのだし、エドの性格にはあの爆発が似合っている。
初読。めちゃくちゃ面白かった。−−TV版とはストーリーが完全に異なる。なんとなく一安心。
大総統のエグい戦闘、そしてアルの記憶の回復。印象的なシーンが続く。
セントラルで、なんとバリー ザ チョッパーを再登場させるとは! しかもホークアイ中尉loveでコミカルに。素晴らしきアイディア。これでムスタング大佐一派にも、第5研究所の知識が得られることに。−−大佐が暗にヒューズ中佐の敵討ちを宣言するところで、ひそかに感動。
そしてまた新キャラ導入、新展開。今度はシン国(秦だな)の人間。錬金術ならぬ錬丹術。少女のほうのかわいさと、貴族らしき男の無責任さの限りが素晴らしい。
エドたちは「セントラルに戻って、そうだなヒューズ中尉に挨拶しなきゃな」
と陽気に話し合う。そうか、彼らはまだ知らぬ設定なのだ。−−《次巻予告》によると、ついに知ってしまう。11月発売予定。今月じゃないか。はやく読みたい。
結局マンガ版でも、大総統はホムンクルス(人造人間)であった。−−マンガ版の言いかたに正しく従えば、《ウロボロス(蛇)の一味》。
前々から単語だけ出ていたのだが、この巻で《お父さま》の存在が明らかになる。《お父さま》はチューブパイプが無数につながれた椅子(延命装置?)に鎮座する(かなりAKIRAチック)。あきらかにホーエンハイム(エド・アルの父)と思われる。
(TV版ではその役としてダンテという老婆を導入し、ホーエンハイムは「光の」
錬金術師だったのだが、マンガ版はこういうことにするのだな。どきどき。)
そしてグリードは処分される−−赤い液体に戻され、《お父さま》が飲み干す。分かりやすい邪悪演出で、なかなかよし。−−しかし、せっかくひょうきんな悪役だったのに、残念>グリード。
どうしても気になった:大総統ブラッドレイのコードネームが「ラース」
であった。−−ラースはTV版独自のキャラで、イズミが再生させた《子》をベースに作られた人造人間(なぜかエドの手足を持っていた)。こういう変な交錯はさせないで欲しかった。ブラッドレイはブラッドレイでええやんか。
スロウスも。−−TV版では、アル・エドが再生させた《母》から作られた、《母》そっくりの人造人間。マンガ版では、なぜか超筋肉質の、人間なのか筋肉肥大実験体なのか分からぬ存在で、地下につながれていて1コマ登場するのみで、本編には関わってこない。
そういえば、マンガ版ではイズミ先生が子を再生させようとしたシーンは一切出てこない。その《子》の結果も一切語られない。
アルも門の記憶が戻ったので、練成陣なしで練成できることになった。このときのエドの脳裏での「兄の威厳」
崩壊シーン、見事なコミカル。これぞマンガ版の醍醐味。
シン刺客との戦闘後、エドの腕がまたモゲたことについて。アル「あーあ腕、ウィンリィに殺されるよー」
エド「あははー捕まえてごらーん」
にはニンマリさせていただいた。
(本作のギャグシーンは、どことなく[ストップひばりくん]を彷彿させる。−−そういえば8巻でも「しゅた!」
を使っている。江口ファン?)
作者の近況報告が増えて、ちょっとつまらなくなった。7巻が[小学館の章受賞]、8巻が[アニメ化]だったかな。8巻ではアニメ版の裏話が少し聞けるが、でもそういう話より、1巻〜4巻にあった自己パロディ的マスタング大佐の裏話なんぞをもっと読みたい。
[calender]
午後にお邪魔させていただく。楽しい話をしばし。ムーンライダーズ、夢野久作etc。新作カレンダーを特別にいただく。多謝。
(カレンダー、内田百間[イヤダカライヤダ]が表紙。実に名作。)
そして大福さまと大賀さまを少し撮影。大福さま、片足をぴょこりとあげる。なぜだ。かわいいじゃないか。
大福さま、発情が来ているそうで、ふだんよりもしゃなりしゃなりとアピールが激しい。彼女は自分がかわいいことを理解しているに違いない。目の前でこうコテンコテンされては、写真もとりがいがあるというもの。のどもグルグルマッサージしましたし。今日は幸運なり。
[calender]
池上本願寺に向かう。toy1氏に「あそこはネコたくさん」
と聞いていたので、*isDフル装備。 浅草線 西馬込駅から10分ほど、てこてこ歩く。
お墓地帯に入ったところで、目の前にオレンジがブスーっとした顔をして箱すわりしている。カメラを構えると、わざわざこちらにやってくる。モデルしてくれるのかと思いきや、通り過ぎてゆく。けど振り返って一瞥くれる。で、スタコラ去る。なんだったのだろう。
(写真削除)
15時から1時間滞在。いろいろ撮影。先の出会いで期待は膨らむが、 本門寺のなか(含むお墓)には2匹しかいなかった。でもどちらも良い子。それはあとで掲載。
まずは参拝殿(大堂)。−−大堂は大きすぎて、どう撮影していいか悩む。修復工事中。補修済みのためか、色がとても綺麗。
仏花。洗い観音。五重塔+団体客。
線香をあげるところの足の装飾。全体。線香燃えカス。
境内では菊花展をやっていた。いまはどこでもやっているのか。
道を渡って、本殿および日蓮さん御廟所を観に行く…と、 そこに1匹のシロネコが。 非常に人懐こく、ニャアニャアわめきながら(かなり大きな声でした)やってきて、 私の膝に乗って、毛づくろいを強制要求してくる。 手をザリザリと舐められ、くしくしと頭をこすり付けられる。 こんだけ遊ばれたのは久しぶりだ。30分遊んでもらう。 あっというまに日が落ちる。 毛がいっぱい抜けて、カバンと服が大変なことに。
顔を洗いながら、虎視眈々と私を狙う…(余談:1枚目、背景に五重塔が見える)。
そして、ついにトンと飛び乗ってくる。膝の上。AF任せでいろいろ撮影。
しばらくマッサージ専念。10分くらいかな。その後降りてもらい、廟を撮影。
シロネコは待っている。私が戻ると、トテチテとやってきて、手をザリザリ舐める。これは私を毛づくろいしているのではない。「手を濡らしてやるから、私をブラッシングしなさい」
なのだ。自分でやる顔洗いを、私の手に拡張しただけ。その証拠に、舐めたあとに首筋あたりをこすり付けてくる。
お別れ挨拶。
けっきょく本殿は閉じてしまい、参拝できなかった。外で手だけ合わせる。
KERAの影響。あとニョロニョロ。よく描いてた。先月の帰省時に本棚を整理し、いらない教科書(高校〜大学)やノートを捨てた。そのとき目に付いたので。なんとなく掲載。
ブートなわけだが。えらく演奏の出来がいい。
「ときのながれ」について、キリスト教的モノローグ(語り)
「i don't think so」と否定し、来るべき第3ミレニアムについて語る
歌の安定感もギターの表現も、圧倒的に上手い。そして、あの単純な曲が、実に実に名曲に聞こえるのだ。
そのほかのライブブートを聴いても思う。オリジナル版もライブテイクではあるのだが、まだ硬い。年代があがればあがるほど出来がよくなっていく気が。といっても、2000年以降のテイクは聞いたことがないが…
Dr.Dreが[the wash]でまるごとサンプリングしていたので知る。そういう縁なので、私はこの1曲しか知らない。
印象的なサビとベースライン。ドードーレーー・ドラドレーーー。クール。そして贅沢なオーケストレーションとコーラス。
歌詞は悲しい。
smiling faces sometimes don't tell the truth.smiling faces sometimes tell lie.
この物悲しさと演奏が見事に融和している。名曲。
7時ごろ買い物に行ったら、 スーパーにも八百屋2つにも、バナナがなかった。
[calender]
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