【ネコとか唄とかそんなもの。】

2004年11月 01-10日

よりぬき: 音楽雑記neko写真マンガ美術各種感想悪夢別の月/年

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2004年11月01日(月)

11/01●削除

(あんまりいい写真じゃない)

11/01●ミケトラ親子?@笹塚neko

むかしから階段にネコがいた家。まえはシロネコだったと思うが… 

どちらも慣れていて、逃げ出すことはせず、興味深そうにこちらを見ていた。トラが子ネコなので、マッサージなどの手出しはやめておいた。

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模様は違うが、ミケがトラを舐めてやっていたので、親子かな。

(帰りも同じ場所にミケが鎮座していたので、今度*istD持ってやってこよう。)

11/01●[鋼の錬金術師]1〜4巻再読comic

ガンガン|マンガ公式アニメ公式

1〜4 5〜8 9 10 11 12+13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26・27人形アル 7つの大罪 ネコ カバー裏 錬丹術!

アニメ感想:野良犬は逃げ出した ホムンクルス封印 最終話 イシュヴァール内戦 中盤〜終盤[シャンバラ]ポスターなど 感想

screenshot screenshot screenshot screenshot

‖あらためて

1巻2巻はあまりにも傑作だ。テンポのよさ、少年誌としてのコメディ力、絵柄の軟らかさ、そしてシリアステーマの提示のうまさなど、どこをとっても素晴らしい。

第1話から、エドが人体構成の元素やたんぱく質量を語ったり、それが「市場に行けば子供の小遣いでも買えちゃうぜ、人間なんて安いもんだ」といった提示で、禁句たる人体練成に手を出したことも、あげく失敗したことも、暗にも明にも出している。改めて読むと、えらくシビアな話だ。−−でも、絵柄の軟らかさやギャグシーン表現が、読むのを重たくしすぎない。見事。

常に目的が明確になんども主張される−−兄は弟を元の体に戻したく、弟は兄を元の体に戻したい。それが真摯で、読んでいて切ない。

軍部が賢者の石の人工生成に関わっていたことは、すでに4巻で提示されている。−−初読時は気づかなかったが、しかけを知った後に読み返すと、いろんな伏線がちゃんと消化されていることがよくわかる。

(余談:その伏線のシーン、すなわち大総統がわざわざエドの見舞いに来て口封じをするシーン。退去時に「しゅた!」と去る。おお、江口寿史だ。)

‖お気に入りシーン

2巻で、タッカー事件のあと、雨の中で兄弟2人が落ち込むシーンで、アルがこうつぶやく。

肉体がない僕には、雨が肌を打つ感覚もない。それはやっぱり寂しいし、つらい。

兄さん、僕はやっぱり元の体に、人間の体に戻りたい。たとえそれが世の中の流れに逆らう どうにもならないことであっても。

ジーンと来た。

前にも書いたが、4巻でのアルの苦悩「僕の記憶すら練成された偽者なのではないか」のシーンと、そのあとの兄弟組み手でいろんな意思を確認しあうシーン、とても好き。3巻ではじめて組み手が出てきたところで、来るべき4巻を思い浮かべて涙してしまった。

4巻、ヒューズ中佐の死、やはり切ない。あのシーンでのマスタングの涙はかっこよすぎ。

マルコー研究のレシピ風暗号記載に伴って、エドは「旅行記風の暗号にしている」などと説明されるが、マスタングは「デートの記録風暗号にしている」となっていて、大いに笑う。(スカーの件が解決しないと)わたしはおちおちデートもできんのだ!」もgood。

‖オマケについて

毎巻あるオマケ6pと4コマ数本も面白い。マスタング大佐の野望が「軍部制服をミニスカートにすること」とおちょくられているのもいい。そもそも本編でも女性とのデートばかり気にしていて、昼行灯っぽいからな。−−こんなコメディは、TV版後半では想像もつかない。そもそも初登場シーンでは、列車占拠事件に対して「困ったな、私はこれからデートの約束があるのだが」だったりするのだが、このセリフはTV版でもあったのだろうか。

4巻の子犬の話でのホークアイ中尉の容赦ない犬訓練に笑う。

‖TV版と比べて考えると

TV版はシリアスすぎるのだな。ストーリーは、マンガを下地にしているようでいて、かなり違う。中盤以降はまったく違う。−−私が実際にみたのは後半43話以降。

  • エド:そもそも原作は丸っこい少年なのに、TV版は切れ長のクール系に変更
  • 兄弟2人:マンガ版では弟アル(甲冑)が大人びていて兄エドが比較的ハシャぐシーンも多いが、TV版後半では兄はシリアスばっかり、弟は子供びている
  • マスタング大佐:マンガだと半ユルキャラとしておちょくられながらシリアスシーンもこなしているのに、TVだと(すくなくとも後半は)シリアスのみ
  • 原作1話にでてくる少女ロゼ:TVでは重要キャラとしてあとからも出てくるけど、マンガでは使い捨て。
  • 2巻で出てくるタッカー氏(キメラ技術者):マンガだとすぐ死ぬ。TVだとラストまで生きてるうえに、賢者の石を使った練成まで手を出す。
  • ホムンクルスの数が違う(TVのほうが2人多い−−設定も違う)
  • etc

個人的には、マンガのほうが面白いと思う。−−とはいえ、TV版の緊迫感も見ていて楽しめた。

11/01●評論はしてませんreview][music

感想メモを書いてるだけです。日記なんで。

11/01●連載で面白かったもの|アイシールド21|からくり

‖ジャンプ

アイシールド21、まさか《本物》の存在を導入するとは。驚いた。あいかわらず上手い。

BLEACH、ルキア奪還の巻。ふだん読んでないのだが、ひさびさにペラリと読んでしまった。ルキアがさらわれたころと比べて、見事に違うマンガになったものだ。

‖サンデー

からくりサーカス、最古の3人がエレオノールに会って「フランシーヌさま!」と驚愕して叫ぶ。すごい絵だった。−−ナルミとマサルの再会はまだかねえ。

[calender]

2004年11月03日(水)

11/03●文化の日

[非情のオブジェ]を含む国立近代美術館が無料。

先週からずっと意欲減退期。なにかして盛り返さねば。

11/03●ひる 小料理屋やすらぎ

唐揚げ 鯛の澄まし汁 あげサラダ ごはん みかん

うまかった。祭日でも空いててよかった。

事前におかあさんが給仕時につまづいて、 ざぶとんを1つ汁漬けにしていた。 「そこ座っちゃダメだよー」と言われた。 危ないところだった。

11/03●ネコ写真削除

(いまいち)

11/03●ゆう ブックオフ・TSUTAYA・その他をめぐる@阿佐ヶ谷・中野坂上・中野新橋

川島よしお[グルームパーティー]4・5巻、岡村靖幸[ミラクルジャンプ]を購入。まさかこんなものに出会うとは思わなかった。グルームパーティーなつかしー。

岡村のデキは…すいません、聞かなかったことにします。

レンタルビデオ屋をまわる。クレヨンしんちゃんの映画を探すが、VHSばかりでDVDがない。くやしい。鋼の錬金術師は現在vol.10、約30話目。

(中野坂上のTSUTAYAにはエビボクサーがあった。驚いた。)

11/03●Prince映画[Purple Rain]music

(前に少しだけ抜き見して、あまりの恥ずかしさに続きを見れないままでいた。今日思い切って見た。覚悟して頭から見たら、意外なことにノンストップ111分じっくり見てしまった。)

作品自体は、あんまり見所ない。Princeファンであっても、よほどPrinceマニアでない限り見る必要はないと思う。

(だが、今日入ったレンタル店5店のうち2店にこのDVDは置いてあった。信じられない。需要をどう検討して導入したのか、責任者に聞いてみたい。)

それにも関わらず。表題曲の次に演奏された[i would die 4 u]では、その歌詞(字幕)とステージパフォーマンス、途中で挿入される父との映像(自殺未遂で入院して寝ている父に、Princeがそっとキスをする)を見て、美しさに涙ぐんでしまった。涙腺ゆるい。−−家族ネタはツボで、弱いのだ。

(ストーリーや演技を見ていて、岡村靖幸の人生に思いを馳せた。彼の主演映画[Peach−−どんなことして欲しいの僕に]のどうしようもなさまで思い出した。)


いちおうストーリーを。

Kid/レボリューションは人気者だが、Kidの男尊女卑によりメンバーともめたり、あまりの高飛車な態度のためステージオーナー側ともめたりして、じんわりと危機を迎えていた。一方、モーリス/Timeは人気も根回しも(演技力も)一枚上手で、Kidを引退させるべく対抗女性バンドを結成させるたくらみを動かしていた。

Kidは家庭にも問題を抱えている。父は引退ミュージシャンで、常に母に暴力を振るっている。また、Kidが見つけた恋人は、モーリスの女性バンドに引き抜かれてしまう。

ある日kidが帰宅すると、珍しく父がピアノを弾いていた。美しいメロディにハっとする。父は短くつぶやく。「結婚だけはするもんじゃない」

その数日後、父は拳銃で自殺した。幸いKidがすぐに救急車を呼び、一命は取り留めた。しかしこのことはKidの心理に大きな影響を与える。

Kidは父の書いた楽譜の山を見つける。そして、バンドの女性メンバーからもらっていたデモテープを無視するのを止め、この2つから新たな曲を生み出そうとする。

でもねえ、オーナーに「次に受けなかったらクビだ」と言われたあとの演奏が、ぶっつけ本番のpurple rainってのはどうなのかなあ。過去のKidの傾向から考えて、客はダンスロックを求めているはずで、ここで演歌バラードをやられてもブーイングだと思うのだ。それに、あれだけの異人種・パンクス・ニューウェイバーを納得させるだけの唄とは思えないぞ>purple rain。

といいながらも、中盤のギターソロからラストのコーラスに達すると、ファンとして感動ひとしおなのであった。いい演奏だ。とてもいい。


マニア向けには、次の点を。

‖CDとの演奏の違い:Prince
[let's go crazy]
中盤ジャムが追加されている。EPの“ロングバージョン”がこれか? 聞かなくても損はしないが、気になるなら聞いてもよし。
[god]
インスト版。まったく異なった演奏。
[father's song]
[computer blue]の中盤部分のピアノ独奏版。こんなに美麗に響くとは思わなかった。
[purple rain]
設定上[purple rain]は、ウェンディ+リサのデモテープと父の楽譜を元に作曲される。そのデモテープの出来もいいし、作曲時のソロピアノの演奏もすごく素敵。
そのほか
レボリューションの曲はCDに客の声・ハンドクラップなどを足したもの。それなりに盛り上がる。

ギターをイチモツに見立ててマスターベーションするシーンや、ウェンディにオーラルさせるシーン、しっかり入っている。よくこんな下品な映像でオスカーとれたものだ。−−ええと、オスカーの何を取ったんだっけ?

(なお、個人的な意見を書かせてもらえば、[take me with u][beatiful one]など、メロもアレンジも弱すぎると思う。4th【Controversy】のほうが数倍いいと思うのだが、なぜなのだ…)

演奏パフォーマンスそのものは、sign 'o' the timesと比べたら、数段落ちると私は思う。

‖CDとの演奏の違い:Time

TimeのCDを聞いたことがなく、プロモビデオをMTVで見た記憶と比較するだけだが、[jungle love][the bird]も別演奏な気がする。

‖2大ヘンタイソングの位置づけ

[computer blue][darling nikki]は、Princeの歴代の中でも浮くくらいのヘンタイ歌詞。

映画を見ると、これらはPrince(じゃないKid)が恋人を失ってヤケになったときの曲であり、演奏中の客もみな引いていた(ウヘェという顔)。Kid/レボリューションが行き詰ってしまった象徴としてのヘンタイソングなのであった。

(そうと分かってホっとした。そういう自己パロディと自己批判をできる程度には、Princeは世間を理解していたのだ。)

‖スタッフロール部分

表題曲のアルバム版のラストの長いストリングス演奏が使われるのだと思い込んでいたが、まったく使われない。

映画中で使った曲を、適当な小節数つなげただけ。エンディングの持って行きかたを含め、「こんな意味のない終わりではアカンだろう」と正直思う。

[calender]

2004年11月04日(木)

11/04●動物病院ポスターneko][photo

1枚目の動物型ロボット着ぐるみのヤツは傑作だと思う。初めて見かけたのは2年くらいまえか。いまだ貼ってあって、うれしい。撮影。

photo photo

(1枚目は店内遠くにあるため、デジタル拡大。2枚目はお店の外にあるため、適切撮影。こういうときは単焦点のExilimが悔しい。)

11/04●パティスリー ウーの羊photo

photo

開店1周年だか3周年だかで、一部品が値引きされ、さらに購入者には焼き菓子プレゼント。

開店したころの日記にも書いたが、ここは洋菓子はほどほどであって、感動するほどは美味しくない。けどシュークリームはまあまあだし、焼き菓子は美味しい。なにより羊のウーがかわいい。

11/04●ナイトメアビフォークリスマスのグッズphoto

デジタル万引きですな。ごめんなさい>阿佐ヶ谷のお店(きのう)。

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11/04●16:30 ネコ大量@大宮八幡宮さま脇の林

和田掘公園へ散歩へ行こうとトテトテ。手前の大宮八幡さまの脇の林をふとみたら、ぽつねんとかわいい白黒ブチが。惹かれて入ってみると、わらわらとネコだらけ。8匹はいたと思う。

首輪ありが少なくとも2匹(ロシアンブルーがいた)、子ネコ1匹。主に首輪ネコがナーナーと鳴くが、近寄るとズリズリと遠ざかる。でも走って去ることもない。適度な間隔。きっと餌を待っているのだろう。

林の中のため、すでに暗くて撮影不能。

(首輪の件は、場所が場所だけに、悪く想像すると“元”飼い猫かもしれない。それがちょっと心配。)

[calender]

2004年11月05日(金)

11/05●18:30-21:30 九州かんちゃん@新宿w/toy1氏

2人で9300円。かなり食べた。ワカメ・カニミソ・アンキモ・マイタケが特にうまかった。焼き鳥もふつうにうまし。ただし、焼きおにぎりの中に味がしみてない。前回(2年前)は凄く沁みてて美味かった記憶があるのだが…お茶漬けが美味かったのだろうか。

(隣の席の料理を見て、「これ美味そうだ」といろいろ頼む。悔しかったのは、アサリ汁。メニューには“味噌汁”しかないのでそれを頼んだら、アサリはなかった。出汁は良く出ていて美味しいものの… 隠しメニュー?)

偶然父親の偉業・荒行について話題になる(互いに)。そのほか、奈良話、仕事話などいろいろ。


ホタテのバター焼きを頼んだら、予想外にも貝殻のうえにバターとホタテを乗っけた状態で、皿の上でその貝殻があぶられて出てきた。思わず撮影。

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皿は塩で固定されている。

ks「すいません、これなにがなんで燃えてるんですか?」
料理人「酸素ですよ」
ks「いや、そうじゃなくて」
料理人「わはは、アルコールが沁みこませてあるんです」

toy1氏がRICHOカプリオGXで撮影していると、隣の席のおっちゃん連中が「それデジタル?」などと聞いてくる。1人が「デジはいかん。風景を残すなら、絵画が1番、次がフィルム銀板。デジは薄っぺらい。」など自説を語る。でもキャバクラ嬢を写すなら、ケータイ付属でOKだとか。ライブラリを見せてもらう。面白い。−−芸能なのか外交なのか、なぜかサンコンさんと交流があるそうな。スーツとなでつけ髪のよく似合う、落ち着いた楽しい3人さまであった。


toy1氏の勧めで、東京の庭園や池上本門寺のことを思い出す。自分でやることを見つけられなくなっているので、こういう勧めは助かる。六義園は行こう。

[calender]

2004年11月06日(土)

11/06●郷ひろみ[逢いたくてしかたない]music

サビが秀逸すぎる。見事な歌謡曲。

11/06●坂本九[上を向いて歩こう]music

数多くのカバーがあるが、オリジナルのしっとりした盛り上がり・色艶は図抜けていて、ほとんどのカバーが負けていると思う。とくに「悲しみ 空のうえに」の部分。

個人的にはRCのポップカバーのスタジオ版が例外的に気に入っている。ボーカルラインを!えを向いて 歩こうイエイ」とかなりフェイクする。コード進行もかなり変えていて、美麗。

11/06●ASIAN KUNG-FU GENERATION[君の街まで][遥か彼方][ループ&ループ]music

公式

バンド自体好きになってきた。整理されてポップに進化したエレカシみたい。とくに、たまにボーカルが暴走するあたりがたまらん。

前もイラストが好きだと書いたが、特に君の街までの鷺(か?)と金雲は見事すぎる。

この唄は、Aメロのコード進行の半音不協和音の妙(I度−I#度短−II度か? 楽器ないので適当)と、サビの「すくーーうう」のオクターブ動きの気持ちよさがいい。ラストに6拍子になるのも個人的にツボ。


いろいろ聞いてみたが、鋼の錬金術師の[リライト]は、自分たちの作曲演奏グセの総決算みたいな曲だったのだな。デビューアルバム1曲目[遥か彼方]と構造が酷似だし、「ウォウ」という2度1度の短い叫びも、いろんな曲で顔を出す[アンダースタンド]ではサビメロにまで取り入れられている)

あ、[遥か彼方]もエンディング6拍子だな。そもそもイントロのベースのみの提示からバンドヒット提示からユニゾンから異様にカッコいいし。素っ頓狂なくらい叫ぶサビ、叩ききれているのか怪しいスネア連打。微妙な不協和音を上手に混ぜた美コード展開。良くも悪くも、このバンドの特徴。わたしは好き。−−逆に言うと、この1曲目でかなり完成されてるといったほうがいいのかな。


[ループ&ループ]も、キャッチのギター中心ユニゾンリフから、サビのポップすぎるメロまで、かわいい。−−このテの音楽で大有名なバンドがあると思うのだが、ちと名称が出てこない。

しかしループループに限らないが、何言ってるのかぜんぜん分からない。「助産婦(突き)刺して さまよって」と聞こえるのだが…

11/06●ダンス☆マン1stmusic

3rd2ndモー娘

3rd・2ndと比べると、まだ演奏力・アレンジ力が低く感じる。

single曲[背の高いヤツはジャマ](she's a bad mama jama)[よくある名字「斉藤」(play that funky music, white boy)は、元曲の良さもあり、最高潮にいい。

[寝たのね](KOOL+gangs:get down on it)
非常に細かいところまでボキャブラしていて、見事さに敬服して大笑いできる。浮気がばれた内容の歌詞なのだが、原曲のクールさを生かして、サビ間の「co'mon now」「かもね」とつぶやいていたり、2番冒頭で「I say, people!」「焦るなよ!」とロングディレイかけてみたり。
[応援](go west)
スポーツ応援ソングかと思いきや、失恋応援ソング。そのひねりに驚きつつ、「togher」のAメロリフレインを「付き合った」「土下座」「姿」「過ぎた」など自在に当てはめていくのに感動する。「応援 オレがオレを」。うん、応援しよう。

あとの曲はイマイチ。[夢中の半年](宇宙のファンタシー)は、演奏を似せるのか似せないのかの判断が半端で、聴いてきて気持ち悪くなる。もったいない。[赤ちゃんこんにちは21](ZAPP:dance floor)は大失敗だろう。「baby baby baby, baby are you?」「ベイベーばぶー」と聞いてみるのはいいが、一発芸すぎるし、曲にあってない。

11/06●zapp/roger[all the greatest hits]music

バンドとsoloをまとめたベスト。

ロジャートラウトマン先生といえば、ボコーダー/トーキングモジュレーターの偉いヒト。たしかギターを通して弾いているのだと思うが、それでわざわざメインボーカルを執る。その根性と不思議な効果、そして執拗なる単純明快ダンスサウンドの洪水に、ひたすら頭が下がる。

[i hear it through the grapevine]
ソロでのカバー。原曲(マーヴィンゲイ)の持つもの悲しさをあえてネグレクトして、カラっと明るいダンスソングに変身させている。これでこそ個性、これでこそカバー。見事。
[doo wa ditty]
doo wapに根ざしたポップでキャッチーなイントロ。見事なベースライン、そしてファンキーギターカッティング。まるで伝統芸能のような。
[midnight hour(live'93)]
ウィルソンピケットのカバー。これまた見事なポップぶり。もっともこっちは原曲演奏に非常に忠実。発展系。
オハイオプレイヤースがゲスト。盛り上がりまくり。
[i want to be your men]
バラード。ボコーダーでのコーラスワークの見事さが凄い。曲はなんてことないが。アレンジの妙。
[curiosity]
ベースラインのよさとカッティングがたまらん。このカッティング、2オクターブ上の7度と、あと何の音を出しているのだろう。ただの2音カッティングがどうしてここまでファンキーなのだろう。うますぎる。

困ったことに、わたしはデビュー曲[more bounce to the ounce](ブーツィーコリンズがプロデュース)をちっともよいと思わない。

11/06●smash mouth[fush yu mang]music

1997年、1st。

1998年、私が東京に引っ越してきた。j-waveを始めて聞いて、そのころよくかかっていたのが次の2曲。

[walking' on the sun]
歪みオルガンを生かしたリフ、ゆったりとしたリズム。ファンキーなユレのあるロック。アシッドな雰囲気。荒涼な感じと都会的クールを同時に持つ名演奏。
[why can't we be friend]
warのカバー。
オープニングではリラックスしたゆったりテンポでワウギターカッティングとホーンセクションが見事なアンサンブルを聞かせる。で、油断させておいて、歌が始まると倍テンポの超ハイスピードスカ。美メロ。
曲構成もいい。A-B-A-B-B-A-B-B-間奏-A'(コード展開)-B-B(ホーン参加)-A'-B-B-B-B(半テンポに戻ってゆったりイントロ再現、ドラムがフェードオフ、ゲストボーカル群像参加で盛り上がる)。このエンディングでゆったりしたグルーヴに変身するところがまたカッコいい。
(オリジナルのwar版も聞いてみたが、構成バランスが非常に悪い。数字の合わない適当なa-b-a-b-a-bの垂れ流し。)

このまったく顔の違う2つの曲が、同じバンドの曲だと知ったときには、心底驚いた。

アルバム全体に好きなんだが、語る言葉がない。ハイテクの変幻自在パンク+スカ。有頂天のような楽曲のひねりかたが大好き。ハイテンポのイキオイで押す楽曲をキメたかと思えば、上記のような曲も含む。スパニッシュのパンクとか。バラエティ豊か。

(2nd3rdと重ねるごとに、だんだんとリラックス スカの割合が増えて行く。)

特筆。たとえば。

[let's rock]
リラックス スカでAメロをつなげつつ、Bメロで突然ハイテンポパンクに変身してみせる。この緊張感がたまらん。

11/06●平成天皇 新潟へ慰問訪問|神review

天皇皇后はジャージっぽいラフな姿で、笑みを絶やさずに、いつもどおり「大丈夫でしたか」「無事でいらして、ほんとうにありがとう」「寒さは堪えませんか」など。一般市民は「励みになります」「優しい言葉をいただきました」「大丈夫です、役場のかたによくしていただいております」

第2次世界大戦後の昭和天皇の日本一週の様子をビデオでみたことあるが、それと変わらぬ民の感動ぶり。正直にこれは凄いと思った。

(あえていうなら、へいちゃらでケータイ付属カメラでパシャパシャと陛下を撮影しているあたりが、民の変化なのかな。)

NHKにインタビューされたひとのうち、役場のひとが「〜なさいました」「お言葉をたまわりました」などと適切敬語なのは分かるとして、一般市民までが綺麗な敬語を話すのも凄い。

実際には寒さは堪えるだろうし腹も減っているだろうが、この慰問によって実際に精神的に乗り越えられるようになる人も多数居るのだろうと思う。

見ていて思った。「これは間違いなく神光臨だな」と。

−−念のために書くが、神は天皇に限定ではない。日本は八百万の神々の国。2chでもツワモノは自然に「神認定!」と称されるくらい、日本人にとって神はそこらにいるものだ。


話は変わるが、神はディティールに宿るな。

11/06●たまごごはん

晩飯時、おかずとは別に、たまごオカカかけご飯にして食べた。 吉野家に来た気分になった。

…牛肉関係なかったのか>自分にとって牛丼とは。

[calender]

2004年11月07日(日)

11/07●Edwin Starr[war (what is it good for)]music

公式

強烈ファンク。サビ部の「ミミミ・・ソソ!」のバンドヒット+ブレイクのカッコいいこと! ボーカルラインも叫びもとてもいい。サビ以外も実にエグいファンク。心底痺れる。

(ジャッキーチェン[ラッシュアワー]を流し見。黒人音楽をいっぱい散りばめてあって、なかなか楽しめそう。なかでも、この曲をバックに、相棒の黒人刑事と組み手を交わすシーンが印象に残った。−−探したら感想書いたことなかったので。)

でもこのヒト、この1曲しか知らない…Web見ると、曲はいろいろあるのだな。

ちょいと試聴してみたら、[25mile][stop her on sight][way over there]とか、R&Bコンテンポラリーで幅広い。でも[war]ほどのインパクトある曲はないなあ。ベストCDが安かったら買うかな。

11/07●smile

このひとの日記で知った

brian wilsonがsimleを再録音でリリースした。気になる。たしかに怖いが。聞いていたい。

11/07●ナイトメアビフォークリスマスのゲーム

公式

ティムバートン監修、公式な続編扱い。−−わたしはゲームやらないのでプレステ系は何を見ても美しく見えてしまう。−−BGMもお気に入りで、さっきから掛けっぱなしにしている。

  • 3人イタズラ小僧の再現が素晴らしい。
  • ソウルラバーを振り回すときにジャックが「Uhh Ha!」と叫ぶのが心地よい。
  • ジャックが実際にパンプキンの姿になった絵を見るのは、はじめて(本編映画にはない)ではなかろうか

でも、殺戮しまくるわけで、そう思うとあまりジャックには似つかわしくない気が。もっとクールに、相手を発狂させるようなのが(それじゃゲームにならないか)。−−そういう意味では、サンタジャックのプレゼント攻撃はお気に入り。


デモを見てたら、再上映版の映画を見たくなってきた。

11/07●地中ロボット@御茶ノ水聖橋口すぐphoto

地中から出動スタンバっているように見えた。

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11/07●湯島聖堂photo

公式

せっかく天気もいいので、おんもに出ることにした。庭園も考えたが、湯島聖堂は土日しか開いていないので優先することに。

建物自体が横に広くて、威厳があって気持ちいい。長居したくなる空間。

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前来たときも思ったが、建物屋根上にある置物が、リアル描画のシャチと虎。いわいる想像獅子ではない。それがなぜなのか知らぬが、とてもカッコいい。次は望遠レンズ+*istDで撮影しよう。

堂内に、シャチ・虎の原型らしきものが。でも、まんまるデフォルメされている。いま外にあるやつは もっと細身だ。−−Exilimだとちっとも分からんが、人間の目はそこまで見える。凄いな>人間。

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椅子がなぜかアールデコ。その後ろには孔子さんの絵−−湯島聖堂は孔子学者の聖地。

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11/07●またガードレールphoto

ルール上、これが文京区型か? なにをかたどっているのやら。

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11/07●湯島天満宮|花鳥photo

ちょいと離れているが、ついでに。私はここも孔子さんかと思っていたが、関係ない模様。七五三と大菊花展で大賑わい。手洗い場の脇には奉納牛。狛犬は普通ながら迫力あり。

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露天のスマートボール。

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参拝殿および周囲の菊展示場のいたるところに、極彩色の陶磁器(だと思う)の花鳥あり。かりんびょうがとまでは行かないが、楽しめる。

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鬼獅子:photo 龍:photo リス:photo 牛:photo 虎:photo

朱雀か鳳凰:photo 獏か象:photo 竜:photo 鳥:photo 麒麟?:photo まちがいなく麒麟(どっちかが麒で他方が麟か):photo photo 竜馬:photo

親子や孫祖父母の会話などを漏れ聞いていると、なかなか楽しい。これまた長居しても時間が気にならない空間。

11/07●怨念?photo

拡大して見ると伝わると思う。これは謝辞じゃなかろうて。

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11/07●おりがみ会館photo

公式

帰り道に違う路地を通ったら、ここを見つけた。日曜日は閉館なので、路面ディスプレイだけ見る。中にはショールームもあるらしい。いつか来よう。

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いまWebを見たら、すごく綺麗で感心してしまった。折り紙と言うか、和紙人形作家というか…現代折り紙もそうだが、業師はすごいな。

11/07●湯島聖堂裏 公園のネコneko

柵の向こうに白2匹。じーっとしている。静か。

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また、聖堂の壁に1匹、足をダレーンとさせて寝ている。実にいい風情だった。

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いつか*istD持って来よう。湯島聖堂で虎撮って、湯島天満宮で獅子撮って、ここでネコ撮って。

[calender]

2004年11月08日(月)

11/08●筒井康隆[宇宙衛生博覧会(旧字)]review

新潮文庫、昭和57年。短編集。

父の本棚にあったもの。帰省時にもらってきた。中学生・大学生・今回と、読むのは3度目か。ハチャメチャな話が多く、大好き。

‖蟹甲癬

「顔に蟹の甲羅のような病気ができ、カサブタの裏に美味しい味噌があり、それが実は…」というあらすじ。くだらない極みで、病気も非現実的なのに、詳細にきっちり描画され、妙な説得力がある。なおかつ、全体にどことなく寂しさ・物悲しさを兼ね備えている。傑作だと思う。−−最後の公園のシーンは特筆。

蟹工船のもじりなのは明らかだが、私は蟹工船を読んでいないので困る。

‖急流

「時間が加速度的に早くなっていき、ついには…」というあらすじ。これは純粋にハチャメチャでくだらない極み。最後には一瞬で年が過ぎていくのだが、「1993  あれよ|1994  あれよ|1995  あれよ」という「あれよあれよ」表現は見事に筒井。

中央にある「夜逃げしようにも、準備しているうちに朝になるので、逃げられない」(大意)に大笑い。

‖顔面崩壊

先輩が後輩に語る設定。「とある星でドド豆というのを調理するさいに失敗すると、これこれこういう悲劇が…」と、顔にめり込む豆の破片、それに群がる細菌、侵食される表情筋…と、執拗にこと細かく語られていく。読んでいるだけで顔がかゆくなる。

文章だけでそこまで影響力を持てることの凄さよ。

‖関節話法

「その星のヒトは、関節をポキリとやることのつながりで会話する、関節話法を用いている」という設定で、その星との交友を開く苦労話。地球人がだんだん鳴らない関節が増えていって単語がおかしくなり、焦っていくさまが楽しい。見事なハチャメチャ。

オチも素敵。−−落語好きなんだろうな。

‖最悪の接触(ワースト・コンタクト)

タイトルどおり、ファーストコンタクトもの。双方の星から1人が選出され、実験的に数日暮らす。相手は、地球人から見たらメッチャクチャな思想・行動体系を持つ。−−そのとんでもなさが、さすが筒井。キチガイの沙汰をよくここまで。ただのデタラメではなく、キチガイ側のスジがキチガイとして通っているのが凄い。もっとも、ちっとも理解できないのだが。

これもオチが素敵。

‖ポルノ惑星のサルモネラ人間

ちょい長め、中篇か。

いやらしい生態系を持ついやらしい惑星で、マジメに冒険と議論が繰り広げられる。そのマジメさと生態系のとんでもなさの対比が、見事に笑いの種。−−ちょっとたとえは違うが、「落語家が笑っていたら、客は笑わない」の結晶だ。くだらないことを真剣にやればやるほど、おかしみは出る。

−−異常な生態系なのに、それが本当に成り立ちそうなだけの生態連鎖・調和の理屈をちゃんと提示する(神はディテールに宿る)。「退化論」の意外性、なおかつ説得力。最後に現れたワンダーの産物としてのタラチネグモの恐るべき生態。

感想うまく書けないが、傑作ですなあ。

11/08●筒井康隆[笑うな]惨敗review

新潮文庫、昭和55年。ショートショート集。

これも中学生のころ読んだ。当時は面白かった記憶があるが、今読むと 表題作以外はちっとも面白くない。わたしのセンスが磨耗したのか、毒に慣れたのか。

表題作は、中身がなにもなくて、でも不条理とタイトルが見事に浮かび上がってくる。傑作だと思う。

11/08●googleの「もしかして」がうるさい

調べ物で「デメリット」を検索したら、「もしかして:メリット」と言われた

英語のうろ覚えspellを訂正してくれるときはありがたいんだが。

11/08●janis joplin[summertime]music

公式

(車の宣伝でかかってた。ひさびさに聞いた。感想書いたことなかったので。かんたんに。)

かすれた声なのに張り裂けるボーカル。抑えた演奏。歌の合間にかみ合うギター。クールな熱情。ロック史上に残るものすごい傑作。スタジオ版もライブ版も凄い。

曲はガーシュウィン[ポーギーとベス]からの1曲。スタンダード曲で、ジャズボーカリストも多数歌っている。しかし、ここまでメロをフェイクしてしまえば、もうジャニスだけの別の曲だ。


他にもジャニスは、[peice of my heart]のサビ前の「co'mon co'mon, to take it!」の部分が大好き。サビラスのブレイクとコーラスも好き。まあいろいろ好きだが。big2はこの2つ。あと[try(just a little bit harder)][half moon]のファンキーさ。[cry baby][get it while you can]のしっとり感。[bye, bye baby]のポップさ。好き。

苦手なのは[move over]

いまCD1枚も持ってないや。gratest hitsを買おうかな。

11/08●[鋼の錬金術師]5巻〜7巻再読+8巻comic

ガンガン|マンガ公式アニメ公式

1〜4 5〜8 9 10 11 12+13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26・27人形アル 7つの大罪 ネコ カバー裏 錬丹術!

アニメ感想:野良犬は逃げ出した ホムンクルス封印 最終話 イシュヴァール内戦 中盤〜終盤[シャンバラ]ポスターなど 感想

screenshot screenshot screenshot screenshot

先にTV版を見てしまっているので、そのへんとの対比を気にしながら。

‖5巻

ラッシュバレーでの腕相撲などのコミカルシーン、とてもいい味。

このあと出産に立ち会う。エドによる神秘への賞賛「錬金術師が何人も何百年もかかって出来ないことを、母親はたった280日でやってしまう」(大意)が心に沁みる。

ここで《生》を見せ付けたあと、マンガは追憶シーンに入り、母の死および母の再生の失敗を描くわけだ。対比のエグさ…演出が上手い。

‖6巻

追憶での修行シーン。動物を殺して食べることを通じて、《生への感謝》および《死の重み》を知る。先の出産立会い同様、演出が上手い。

問題の母再生のシーン…というか“門”のシーン。すばらしく魅惑的で、すばらしく残忍だ。ページをめくったとき、エド片足がなくなっている。その絵そのものの力強さ、雄たけびの迫力…実に痛そう。−−それだけでも胸を打つほど悲惨なのに、次のページではかの肉片たる母親が…悲痛。

(マスタングがウィンリィ家に訪れるシーンで、マンガはTVと別設定で行くのだなーと実感。TV版の設定では、マスタングがここで平静でいられるわけがない。−−これはマンガでもあとで導入されるかもしれない:ウィンリィの両親(医者)を処刑してしまったのはマスタングで、彼はそれを悔いているはずなのだ。)


追憶シーン終了直後、物語に合成獣人間(キメラ)が登場。−−1話題が終わるたびに刷新たる話題・キャラをちゃんと導入し、グイグイと話を引っ張る。手を抜いてない。いいマンガだ。

イズミ「アルの記憶を復活させよう」エド「そうか、渡した対価の量で言えば、アルが一番真理に近いはずなんだ」(大意)という展開にワクワクする。

‖7巻

グリードのひょうきんな悪役ぶりが楽しい。大総統のアロハ姿でのイズミ先生訪問もひょうきんで笑える。

そのあとの御みずからのグリード殲滅指揮での戦闘のダイナミックさに息を呑む。大総統強すぎる。そしてカッコいい。

「私は、お前のような最強の盾も、また最強の槍も持っていない。しかし私には、最強の目がある。さあ君は、いったい何回殺せば死ぬのかな。」(大意)

カッコいいといえば、エドの感情爆発の「悪党とは等価交換の必要なし!」もいい絵だった。そのあとのグリードの述懐どおり「おまえはそうやって、得られるかもしれない情報をみずから手放してしまう損をするのか」(大意)なのだが、そもそもまだ子供なのだし、エドの性格にはあの爆発が似合っている。

‖8巻

初読。めちゃくちゃ面白かった。−−TV版とはストーリーが完全に異なる。なんとなく一安心。

大総統のエグい戦闘、そしてアルの記憶の回復。印象的なシーンが続く。

セントラルで、なんとバリー ザ チョッパーを再登場させるとは! しかもホークアイ中尉loveでコミカルに。素晴らしきアイディア。これでムスタング大佐一派にも、第5研究所の知識が得られることに。−−大佐が暗にヒューズ中佐の敵討ちを宣言するところで、ひそかに感動。

そしてまた新キャラ導入、新展開。今度はシン国(秦だな)の人間。錬金術ならぬ錬丹術。少女のほうのかわいさと、貴族らしき男の無責任さの限りが素晴らしい。

エドたちは「セントラルに戻って、そうだなヒューズ中尉に挨拶しなきゃな」と陽気に話し合う。そうか、彼らはまだ知らぬ設定なのだ。−−《次巻予告》によると、ついに知ってしまう。11月発売予定。今月じゃないか。はやく読みたい。


結局マンガ版でも、大総統はホムンクルス(人造人間)であった。−−マンガ版の言いかたに正しく従えば、《ウロボロス(蛇)の一味》。

前々から単語だけ出ていたのだが、この巻で《お父さま》の存在が明らかになる。《お父さま》はチューブパイプが無数につながれた椅子(延命装置?)に鎮座する(かなりAKIRAチック)。あきらかにホーエンハイム(エド・アルの父)と思われる。

(TV版ではその役としてダンテという老婆を導入し、ホーエンハイムは「光の」錬金術師だったのだが、マンガ版はこういうことにするのだな。どきどき。)

そしてグリードは処分される−−赤い液体に戻され、《お父さま》が飲み干す。分かりやすい邪悪演出で、なかなかよし。−−しかし、せっかくひょうきんな悪役だったのに、残念>グリード。


どうしても気になった:大総統ブラッドレイのコードネームが「ラース」であった。−−ラースはTV版独自のキャラで、イズミが再生させた《子》をベースに作られた人造人間(なぜかエドの手足を持っていた)。こういう変な交錯はさせないで欲しかった。ブラッドレイはブラッドレイでええやんか。

スロウスも。−−TV版では、アル・エドが再生させた《母》から作られた、《母》そっくりの人造人間。マンガ版では、なぜか超筋肉質の、人間なのか筋肉肥大実験体なのか分からぬ存在で、地下につながれていて1コマ登場するのみで、本編には関わってこない。

そういえば、マンガ版ではイズミ先生が子を再生させようとしたシーンは一切出てこない。その《子》の結果も一切語られない。


アルも門の記憶が戻ったので、練成陣なしで練成できることになった。このときのエドの脳裏での「兄の威厳」崩壊シーン、見事なコミカル。これぞマンガ版の醍醐味。

シン刺客との戦闘後、エドの腕がまたモゲたことについて。アル「あーあ腕、ウィンリィに殺されるよー」エド「あははー捕まえてごらーん」にはニンマリさせていただいた。

(本作のギャグシーンは、どことなく[ストップひばりくん]を彷彿させる。−−そういえば8巻でも「しゅた!」を使っている。江口ファン?)

‖最近のオマケマンガ

作者の近況報告が増えて、ちょっとつまらなくなった。7巻が[小学館の章受賞]、8巻が[アニメ化]だったかな。8巻ではアニメ版の裏話が少し聞けるが、でもそういう話より、1巻〜4巻にあった自己パロディ的マスタング大佐の裏話なんぞをもっと読みたい。

[calender]

2004年11月09日(火)

11/09●よそさまサイト:菅井君と家族石#1〜#8review

菅井君と家族石 via あけてくれ

見る前は、人種差別ギャグかと思っていた。違った。純粋な不条理だった。

第1話「こんなに好きなのに、つれないなー、なー」および 第2話「ジャクチョウ5」で笑ってしまった。

第3話のネタが第7話で天丼するのに大笑い。宇宙人天丼も、くだらないながらも趣味だ。ああいかん。天丼ならなんでもいいのか>自分。

母親の声と口調がたまらん。

第8話での家族の秘密暴露がたまらん。

11/09●YOUさんNORIさん宅:大福さまと大賀さまneko

http://www.youchan.com/カレンダー

午後にお邪魔させていただく。楽しい話をしばし。ムーンライダーズ、夢野久作etc。新作カレンダーを特別にいただく。多謝。

(カレンダー、内田百間[イヤダカライヤダ]が表紙。実に名作。)

そして大福さまと大賀さまを少し撮影。大福さま、片足をぴょこりとあげる。なぜだ。かわいいじゃないか。

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大福さま、発情が来ているそうで、ふだんよりもしゃなりしゃなりとアピールが激しい。彼女は自分がかわいいことを理解しているに違いない。目の前でこうコテンコテンされては、写真もとりがいがあるというもの。のどもグルグルマッサージしましたし。今日は幸運なり。

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11/09●友永たろ氏の新作絵本[さかなのかお]review

たろ氏関係|版元であるアリス館:まだ載ってない

YOUさん宅で見せていただく。名作。たった32pにこれだけの絵をつぎ込めるとは…魚への愛情と理解に加え、構成デザイナーと装丁作家さんの力量と、たろ氏の仕事量の見事な結実。感服。

[calender]

2004年11月10日(水)

11/10●午後 通りすがりオレンジ@池上本門寺へ行く途中neko

池上本願寺に向かう。toy1氏に「あそこはネコたくさん」と聞いていたので、*isDフル装備。 浅草線 西馬込駅から10分ほど、てこてこ歩く。

お墓地帯に入ったところで、目の前にオレンジがブスーっとした顔をして箱すわりしている。カメラを構えると、わざわざこちらにやってくる。モデルしてくれるのかと思いきや、通り過ぎてゆく。けど振り返って一瞥くれる。で、スタコラ去る。なんだったのだろう。

(写真削除)

11/10●15:00 池上本門寺そのものphoto

公式

15時から1時間滞在。いろいろ撮影。先の出会いで期待は膨らむが、 本門寺のなか(含むお墓)には2匹しかいなかった。でもどちらも良い子。それはあとで掲載。

まずは参拝殿(大堂)。−−大堂は大きすぎて、どう撮影していいか悩む。修復工事中。補修済みのためか、色がとても綺麗。

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仏花。洗い観音。五重塔+団体客。

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線香をあげるところの足の装飾。全体。線香燃えカス。

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境内では菊花展をやっていた。いまはどこでもやっているのか。

11/10●目つきのセクシーな白黒ブチ@お墓neko

お墓に足を踏み入れたら、さっそく1匹。しかもおとなしい。ぐるりと回りながら、花を絡ませる余裕まである。−−なぜるなどのコミュニケーションは拒否されたが、撮影は平気らしい。目つきがとてもネコらしくて好み。

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お墓の中にもっといるかと思いきや、彼1人だった。おばあさん+幼児連れもこのネコと遊びに来る。

(余談1:境内はイヌの散歩の主婦・おばあさんでいっぱい。)

(余談2:力道山のお墓もあるそうだ。)

11/10●椎名林檎ホクロの白黒ブチ@大堂neko

参拝して降りるとき、ふと横を見たらそこに居た。 大胆な構図。絵心を刺激される。望遠で撮影。

動かないので、広角に切り替え、手を柵から出してAF任せで撮影。1枚は上手くいったが、気に入らないのかスタコラされてしまった。ごめんなさい。

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11/10●16:00 人懐っこいシロネコ@本殿neko

道を渡って、本殿および日蓮さん御廟所を観に行く…と、 そこに1匹のシロネコが。 非常に人懐こく、ニャアニャアわめきながら(かなり大きな声でした)やってきて、 私の膝に乗って、毛づくろいを強制要求してくる。 手をザリザリと舐められ、くしくしと頭をこすり付けられる。 こんだけ遊ばれたのは久しぶりだ。30分遊んでもらう。 あっというまに日が落ちる。 毛がいっぱい抜けて、カバンと服が大変なことに。

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顔を洗いながら、虎視眈々と私を狙う…(余談:1枚目、背景に五重塔が見える)

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そして、ついにトンと飛び乗ってくる。膝の上。AF任せでいろいろ撮影。

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しばらくマッサージ専念。10分くらいかな。その後降りてもらい、廟を撮影。

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シロネコは待っている。私が戻ると、トテチテとやってきて、手をザリザリ舐める。これは私を毛づくろいしているのではない。「手を濡らしてやるから、私をブラッシングしなさい」なのだ。自分でやる顔洗いを、私の手に拡張しただけ。その証拠に、舐めたあとに首筋あたりをこすり付けてくる。

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お別れ挨拶。

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けっきょく本殿は閉じてしまい、参拝できなかった。外で手だけ合わせる。

11/10●16:30 お墓で4匹neko

そのあと隣のお寺 池上大坊へ行こうと、外のお墓を抜けていく。と、そっちがネコまみれだった。toy1氏が言っていたのはこちらか。4匹の集合を撮影。このほかにもソロを見た。 時間をかけて探したら、もっといたかも。

もう真っ暗。感度ISO1600で無理やり撮影。

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11/10●池上大坊とあと1つの寺院photo

こちらのほうが彫り物・狐などが好み。 本堂自体もほどよい大きさで、フォトジェニック(本門寺はでかすぎて撮影にならない) 。 もう暗くて撮影できない。くやしい思い。

お墓。竜。あと1つの寺院、黄葉。

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−−以上、合計2時間滞在、170枚撮影。

11/10●大学時代の私の得意のイラストphoto

KERAの影響。あとニョロニョロ。よく描いてた。先月の帰省時に本棚を整理し、いらない教科書(高校〜大学)やノートを捨てた。そのとき目に付いたので。なんとなく掲載。

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11/10●Prince[purple rain 1999dec31(2000eve)]music

ブートなわけだが。えらく演奏の出来がいい。

  • いつもどおりのイントロとドラムフィル
  • テンポがゆっくりになり、ひとしきりギターソロ(上手い:メロも響かせかたも)
  • 「ときのながれ」について、キリスト教的モノローグ(語り)
  • 「i don't think so」と否定し、来るべき第3ミレニアムについて語る
  • そして始まる歌
  • 原作同様、2番3番となるほどに大げさになるフェイク(こなれて さらに上手く)
  • そしてギターソロ、高潮!
  • お約束どおり、終わるかに見せて戻ってきて、例のコーラス

歌の安定感もギターの表現も、圧倒的に上手い。そして、あの単純な曲が、実に実に名曲に聞こえるのだ。

そのほかのライブブートを聴いても思う。オリジナル版もライブテイクではあるのだが、まだ硬い。年代があがればあがるほど出来がよくなっていく気が。といっても、2000年以降のテイクは聞いたことがないが…

11/10●undisputed truth[smiling faces sometimes]music

googleの結果

Dr.Dreが[the wash]でまるごとサンプリングしていたので知る。そういう縁なので、私はこの1曲しか知らない。

印象的なサビとベースライン。ドードーレーー・ドラドレーーー。クール。そして贅沢なオーケストレーションとコーラス。

歌詞は悲しい。

smiling faces sometimes don't tell the truth.smiling faces sometimes tell lie.

この物悲しさと演奏が見事に融和している。名曲。

11/10●方南町からバナナが消えた日

7時ごろ買い物に行ったら、 スーパーにも八百屋2つにも、バナナがなかった。

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