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BT135/2.5を修理してもらう。絞り部品がないので交換は不能だが、詰まったピンの取り外しは対応してくれる。1050円。
ペンタのひとはみんな自社製品に愛がある。
「バヨネットタクマーなんて珍しいものはひさびさに見ました! しかも状態がいい。前玉も後玉もとても綺麗で、 こんな品はめったにないですよ。 いまは部品の都合で この大口径がもう作れなくて…」
ああ ごめんなさい そういう貴重なレンズを 粗末に扱ってしまって。
ちなみに各中古屋を回ったが、M135/3.5すらない。いまの中古市場の壊滅具合はシャレにならない。PENTAXは*istDSのころから酷かったが、いまやCANON・Nikonですら ほとんどレンズがない。そこまで流行っているのか?>デジタル一眼。このBT135/2.5を購入したときの中野フジヤにいたっては、タクマーが全部ハケたという異常な状態。
ペンタフォーラムはこの4月に移転した。ちなみに新宿内で、2つとなりのビル。
名目としては「PENTAXファミリー(会員)窓口との事務所一本化によるサービス向上」
だが、ギャラリーも展示スペースも事実上半減。レンズなんてDAズーム+DAマクロしかおいてない。ちょっと寂しい。
*istD+DA21/3.2limited
DA21を試写。当たり前かもしれないが、パンケーキとはいえ よく写る。 なお、この親子はかわいくて。お父さんが一眼で撮影/結果を娘に見せる|娘に645NIIを触らせる、の図。3枚目はM50/1.4。レンズ試写のつもりが、いい写真になってしまった。
*istD+D FA100/2.8Macro
D FA100/2.8macroも試す。BT135との画角の違いの確認のため。結果、ずいぶん違う。手元のものの撮影も、100mmなら違和感なくできる。なお、2枚ともD FA100。最短距離の都合で、この位置だとBT135はすでに撮影できない。
特筆点:ともかく軽い>D FA100。FA100macroが590g、現在のsigma/tamronが430〜400gのところ、このD FAは345g。スカスカに感じるくらい軽い。なのに よく写る。「なのに」
という接続詞は間違っているかもしれないが、思い込みで マクロレンズは重たいほどよく写るような気がしていたもんだから。→重さなど一覧 なお、新ピントリングのクランプシステムはNGだと思う。昔のほうがいい。
*istD+D FA50/2.8Macro|DA70/2.4limited
ついでなのでD FA50/2.8macroとDA70も。これまたよく写るなあ。M50/1.4と比較してみればよかった。−−まあ、傾向としては、タクマーおよびMまでのレンズのほうが色が濃くて、FAのほうが地味ながら線が細くて柔らかい。はずだ。たぶん。
なお、画角の体感は50と70には大差がない。50と77はけっこう差があったのに。
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とにかく、買ったレンズは使い倒しますですよ。
4月から、花粉症らしき症状があって、連日よろしくない。でも私はアレルギー検査はすべて陰性。2004年にも同じ症状が出て、内科医は上気道炎と診断している。「アレルゲンではなくて、粘膜が弱っていて、なにが付いてもおかしくなる状態」
。再発なのかなあ。
ちなみに花粉症の薬は、買ってから3日くらいは効くが、すぐ効かなくなる。別の薬を買うと効いて、で3日で…の繰り返し。このへんから、精神科主治医は「戻り鬱による免疫不全ではないか」
と疑っている。
なんにせよ、自律神経がおかしいし 苦しいことは間違いない。運動不足やら日照不足を解消すると自律神経も改善するはずだが、外出・散歩・撮影しているうちに 花粉っぽい症状で身動きが取れなくなるので、いかんともしがたい。
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ちょっとそっちのひとと知り合いになったので、1つ遊びで。
いつもの朝、いつもの坂道。そして今は夏だ。けだるい気分で ぼんやり機械的に本能だけで登校していて不注意だったとしても、誰も俺を責めたりしないよな。そんな、いつもどおりの当たり前の朝。
当たり前でないことは、その曲がり角で起こった。
ぼんやりしていた自分が悪いんだが、そこにいた女性と ぶつかってしまった。バランスを崩した俺は しりもちをつく。おかしいな、ベタな少女マンガなら、ここでは相手が「きゃっ」
などと言いながら しりもちをつくはずなんだが。−−相手に詫びる本能反応もないままに そんな愚にも付かないことを考えていたのは、そのぶつかった相手が長門だったからだ。
長門は、いつもどおり、微動だにせずにそこに立っている。こいつも登校か? そういえば、下校はしてるんだから、登校もするはずだよな。いままで考えなかった。−−そんな自分を意外に思いつつも。
もっと意外なものが その足元にある。
パンだ。食パン。そして齧りかけ。−−なんだ? ベタな少女マンガを模して、長門が食べていたのか?
「長門?」
「…」
長門はガラスのような、でも無機質ではないエメラルドグリーンの瞳を、いつものとおり俺に向けたまま、何も言わない。長門の表情を読み解くことについては誰よりも得意だとこれでも自負しているが、今日に限っては まったく役に立たない。
「長門、そのパンはお前のか?」
「そう」
「すまないな、俺の不注意で台無しにしてしまった」
「平気 情報改変は得意」
情報改変? 長門さん?
「このパンはわたしが食べたものではなかったことにする」
そう告げると、くるりときびすを返した長門は、スタスタと登校を再開した。
…いったいなんだってんだ。
不可思議な気持ちを残したまま、さらにぼんやりしたまま学校に入る。と、廊下の角で…「またか」
と笑うがいいさ、ぶつかってしまった。そして、それがまた長門なのだ。ご明察、またパンが足元に落ちている。
「長門…パンが落ちたぞ」
「そう」
「…」
「平気 情報改変は得意」
なにがだ?
「いま ぶつかったのは知人ではなく 図書館で偶然出会って憧れていた先輩 というシチュエーションとする」
「…」
「それが あなた」
えーと。俺はなにを言えばいいんだろうな。
「このようなシークエンスが発生したのは7423回。そのうち、わたしが提示したシチュエーションのバリエーションは10。そのなかで」
「…」
「あなたが無言になった割合は95%。あなたが“大丈夫か”と言ったのは96回。ただし分布は初期に偏重しており、1024回目以降に言ってくれたことはない。」
ここで長門は大きく息を吸う。吸った、ように見えた。こころなしか、その目から悲しみを感じるのはなぜだろう?
「今日も言わなかった」
情報改変実行。キョンから記憶は消える。
その場にはラベンダーの香りだけが残る。
実際には これを書いた日は神林長平[海賊課の一日]を再読した直後だったので、「セット情報改変。詳細照準。完了。ファイア。改変成功。影響は対象以外には現れない。」
てな気分ではある。
家には1〜4がある。ひさびさに読み返す。1・2巻はまだ固定脇役が少なく、物語が ももちゃんとぱじ その2人だけに集中する。それだけに。切ないことが多い。
本作は、コメディ4コマであることと、真剣にだれかを愛することを、自然に見事に共存させている。心から思う。誰かに本気で「大好きだ」
と伝えることはとても大事なのに、さて わたしはそれができただろうか。そして、そういう「本気」
をチャカしたりバカにしたるする風潮が、いまや標準になってしまったりしていないだろうか。
作者が1巻あとがきで書いている。大意。
「わたしは本来ギャグマンガ家であることを自負している。ギャグというのは生活の基本がしっかりしているからこそ、カウンターとして面白い。では、その基本が揺らいでしまっている今、わたしはなにが書けるだろう? そうして題材を選んだ結果、このような設定になりました。」
1巻発行は2000年。2007年である今、状況は悪くなってはいないか?
ちなみに、3巻以降は個性的な脇役がたくさん登場し、賑やかになり、ギャグマンガとしての質が相当に上がる。そのかわり、1・2巻のような 言葉にしがたい切なさは薄れた。−−もちろん、ぱじとももちゃんの愛が減ったわけではない。むしろ増えている。
あたりまえだが、悲しんでいるばかりでは人生なりたたないからね。
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