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既存のePubでCSSをかましまくったものが見当たらなかったので、自分で作った。コンテンツは、自分で書いた[鋼の錬金術師]の全感想。手抜きなのでメタデータがいいかげんで、表紙(カバー)もTOC(目次)もナシ。
iPhone iBooksでの結果はこんなものです。だいたい再現された。
「page-break-after:avoid;」と指定するも、機能していないのか、奇妙な泣き別れが出る
なお、このWebで使っているCSS・HTMLをそのまま使っているので、正直なところMobileSafariで見たほうが、当然再限度は高い。スクロールメディアだから泣き別れもないし。 でもまあ、1つの実験として。
(追記:2010年8月13日)
結果としては、これよりも、デバイス最適化のPDFを作ったほうがいいんでないの、という気持ちでおります。→2010-08-13
iPadをお持ちのかたへ。iPadでの動作確認と、見開き表示のスクリーンショットを数点ご提供いただけないでしょうか。
本文フォントはserif(ヒゲ系)にしてあります。iPadにはヒラギノ明朝も入っていますが、明朝で表示されますでしょうか?
あと、BODYで「font-sise:11pt」
と決めうちしてます。iPhone4だとレイアウト崩れたりしますか? どなたかご確認いただけると幸いです。無印3Gで見る限り、最小サイズはiBooks側で勝手に指定しているようなので、大丈夫だと思いますが。
→5時間で1400部以上売れた電子書籍 「文学フリマ」
で分かった「電書」
の大いなる可能性【その1】(日経ビジネス)
この試み自体はいいと思うのだが、2p目にあるサンプルの組版が酷くて。なのに本文で読者が「こんなに読みやすいとは思わなかった」
という感想で、それが解せなくて。
ここで漁っても、パブーで漁っても、ほとんどCSSかけてないものばかり。HTML2.0状態。
というわけで、上記サンプルを作った。
(余談になるが、上記の「文学フリマ」
の電書部さんは、一般個人さんではなく、[ぷよぷよ]を作ったかただった。あと、大学の実験部活としてなので、もとより採算度外視。→[「“電書フリマ”を書店でやれば紙の本も売れると思うんです」
「文学フリマ」
で分かった「電書」
の大いなる可能性【その3】]。)
(なお、いうまでもなく、書店でのサイン会や握手会といった販促イベントはいまでもある。それより、「ユーザー間でIRなどで直接データを受け渡すことで、アフェリエイト的に販売する」
という夢想のほうが面白い。クチコミ文化対応版。Palmでも、ソフトや名刺をIRで渡せるのが楽しかった。−−わたしはずっと知らなかったが、中学生高校生はガラゲーでメアド交換をIRでやるのが当たり前になっているそうですし。)
今年になって「ePub! ePub! 標準!」
とIT系記事が叫ぶのですが、ほんとにこれ「標準」
でいいのかな? ISOでもIETF RFCでもW3C Recommendationでもないでっせ?
IDPF(International Digital Publishing Forum)てところが決めたんだが、実効性が良く分からない。参加メンバーはhttp://www.idpf.org/membership/currentmembers.aspで分かるが、見てのとおり2009年・2010年の参加が大御所であって、仕様策定時に誰が噛んでいたか分からない。
→ePub仕様書の日本語翻訳:オープン・パッケージング・フォーマット(OPF) 2.0 v 1.0
ぶっちゃけ、中身はXHTML+CSS+メタデータ。
先日書いたとおり、今電子書籍(デジタルブック)に期待されているのは「既存の紙の本のデジタル流通」
だと思うのだが、その用途にXHTMLは向かない。理由は単純。XHTMLは論理マークアップだが、本のDTPではマークアップなどしてないから。
(仮に強引に変換したとしても、意味のないDIVとSPANだらけの汚いXHTMLが出来上がるだけ。まあ、読むには目を潰ればいいのかもしれないけど。)
ほかにも、「ツメ・ハシラ・ノンブルをどうするか」
が、少なくともePub2.0では規定されていないor私は発見できなかった。まあノンブルはいいとして、本として使うとき、ツメがないのってどうなの?
さらに言えば、紙は紙面サイズ固定デザインなのに対し、ePubはWebと同じリキッドデザインになっている。それは単純なデータ変換では対応ムリ。ブックデザインとWebデザインはノウハウが違う。
→i文庫HDとiBook - Drift Diary XIII
こちらにちょうどいい画像があったので無断でお借りするが、PC書やビジネス書は、見開き構成でデザインすることが多い。この例だと、見開き2pをまたいで見出しが配置されている。こういうのに対応するCSSは、少なくともePub2.0にはない。
(なお、CSSには@page:right @page:leftにて「左右ページでの余白の違い」
を指定できるのだが、ePub2.0の仕様では@pageは含まれていない。)
→Google Books、iPadが採用する電子書籍フォーマット「EPUB」
現状〜日本電子出版協会EPUB説明会(impress)
2009年に注目を集めるきっかけとなった事象としては、2009年8年にEPUB形式でGoogleが百万タイトルのGoogle Booksを公開したこと
まあ、それはいいとして。
井之口氏は、EPUBの特徴として、「オープンなフォーマット」「Web制作との親和性(XHTML、CSSなど)」「テキスト系コンテンツに適する(=レイアウトが凝ったものなどは比較的苦手)」の3点を挙げた。
「紙用の本をデジタル化する」
にはぜんぜん向いてないですね。いまのところPDFに頼るしかないのでは?
(もっとも、マンガなら関係ない。マンガならスキャンしたTIFFなんぞを単純に並べるだけだから。)
実際、KindleはePubじゃなくて、独自仕様だ。Kindle触ったことないので、どれくらいの組版がしてあるのか分からないのが残念なのだが…
あと、日本で人気があるi文庫も、「青空文庫形式のテキスト」
であって、ePubではない。
XMDF(各社)と.book(ボイジャー)が国内デファクト。
ただ、XDMFも、下記のサイトで立ち読みサンプルを試したが、組版はほとんど素だった。どれもまだまだダメなのかな。
古来というほど古来ではないが、1994年くらいのInternetでは、「動かない標準仕様より、まず動くシステムを作れ。まともに動いて普及したら、あとからRFCにすればええやん」
という文化だった。
それがWeb2.0とか言われるあたりから だいぶ様相が変わってしまったんだけども、それでもやはり、あまり未来を感じないデジュアにこだわるより、とっとと動くデファクトを作ってしまったほうがいいと思う。
追記:いまのところ日本語本はiBooksStoreで受け付けてもらえないから、どの電子書籍もiPhone/iPad用の配布はAppになっている(あるいはWebでePub配布)。で、Adobeさんとモリサワさんが、InDesignデータをAppに変換するツールを出している。それでいいんでないかなあ、とか思ったり。
わたし個人は「one format, every device」
はムリがある気がするので、各端末に最適化するほうがいいと思いますです。手間ですが。まあ汎用はPDFで、iPhone/iPadはAppで、ケータイはケータイコミックでもうノウハウあるでしょうし、ケータイなら組版の細かいことは問題視するべきじゃないでしょうし。
わたしは出版の現場を離れて5年。もう現場知識も少ないし、私よりも電子書籍・デジタル出版のことを真剣に考えているひとがたくさんいることは確認できたので、ここいらの話はもう終わりにします。
(また鬱病治療専念とマンガ感想雑文書きに戻ります。)
前に「DNPがなにしてくるか」
と書いたが、自分らでとっくに電子書籍販売を立ち上げてたり、元気です。→[DNPと凸版、電子書籍の業界団体設立 「オープンな日本モデル構築」
へ](ITMedia) →[大日本印刷、電子書籍販売に進出 丸善などと協力] →[大日本印刷 CHIグループ 国内最大級の電子書店を今秋開設]
というか、印刷会社・流通のほうが販売に元気ですな。出版社直販にはしない方向らしい。紙の場合と役割分担が同じになっている。それでインフラ共有して全体のコストを下げる…のかな。−−わたしは版元直販のほうが分かりやすいと思うんだけど。
ただ、どこもPC書や技術書が少ないのね。なんでだろ。
ただ、現状、うぞうむぞうを含めると、Web書店が多すぎ。そして、妙にラインナップが少ないところ(独自で版元と交渉してるようなところ?)と、上記のような流通からコンテンツを買ってるところ==よそと同じ本を売っているところ、とさまざま。角川は、書店によってコンテンツ量を変えていて、なんか方針がよく分からない。
実際のところ、リアル街本屋さんならともかく、同じコンテンツをいろんなWeb書店で買えたところで、ネットだとあまり意味がない。所蔵量が少ないサイトも、街本屋と同じ理由でビジネスの旨みがない。「このへんはそのうち淘汰されるんだろうな」
と思う。
(実際、紙本通販サイトでもamazonと楽天ブックスがあれば十分だろう。ああ、あとはセブンイレブンの「お近くの店舗に届けます」
みたいな付加価値サービスがあればまた別か。)
というか、Google Editonに負けちゃうよね。→[Google、この夏に「Googleエディション」
開始〜電子書籍販売に参入](impress)
[ちゃぶだいケンタ][東京トイボックス]の うめ先生が、日本発Kindle日本語マンガに挑戦していた。そしていま、iBooksStoreにも挑戦している。私が気づかなかっただけで、相当話題になっていたようだが、いちおうご紹介。
雑誌に読みきりで描いたものを、版元の許可を取って著者自らデジタル化、配信。24pp50円。試みとしては大変面白い。
それはそれとして。エロ系カメラマンのデータの訂正屋の話とは、あいかわらずコアなところを付いてくるねえ>うめ先生。
[calender]
実際は7月28日に書いています。ファイル編成の都合で、続きになるように、この日にします。
iPadの画像は、Twitterで2名のかたにご提供いただきました。
(追記:2010年8月13日)
結果としては、これよりも、デバイス最適化のPDFを作ったほうがいいんでないの、という気持ちでおります。→2010-08-13
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既存のePubでCSSをかましまくったものが見当たらなかったので、自分で作った。コンテンツは、自分で書いた[鋼の錬金術師]の全感想。手抜きなのでメタデータがいいかげんで、表紙(カバー)もTOC(目次)もナシ。
iPhone iBooksでの結果はこんなものです。だいたい再現された。
「page-break-after:avoid;」と指定するも、機能していないのか、奇妙な泣き別れが出る
さすがに読みやすいですな。見開きで見ると気持ちいいです。−−なお、TOCデータを途中で放り出しているので、目次は壊れています。CSS対応は、iPhone版とほぼ同じ模様。
(7月に自分もようやく店頭でiPadイジってみましたが、たしかにあれは楽しいものです。一眼レフを持つのに馴れているので、重さは予想外に平気。でも、滑るすべる、ホールディング性最悪ですな。割るのが怖くて、持って使う気になれません。置いて使う専用ならいいかと。)
これは自分で試した。
iBooksは文字サイズが大小2段階しかないが、Stanzaはピンチイン・アウトで自由にサイズが指定できる。画像サイズも、CSSの本来の指定の文字サイズに比例するよう小さくなる。これにはかなり感動した。これならiPhoneでも実用になる。
ソフトの設定画面で、行間・文字間などはユーザーが任意に調整できるようになっている。その都合か、あるいは非対応なのか、見出しの上下マージン指定が死んでいる。
そのかわり、iBooksがダメだったH2・H3の背景画像が出ている。
そして困ったことに、Hx見出しがすべてセンタリングされる。原因不明。
あと、Qの表示、font-sizeが一回り小さくなってしまう。−−ここはmonospaceを指定しているので、ひょっとすると見た目グリフの小さなフォントになっているだけかもしれない。
(なお、あのePubデータは手抜きでして、ほんとは使う画像・CSSをぜんぶ設定ファイルに登録せんといかんのですが、それをサボっています。ちゃんと登録したら、ひょっとすると再現性はもっと挙がる可能性はあります。ちと面倒なので試してません。気力さえあれば1時間以内に終わるんですが…)
iPadにはヒラギノ明朝も入っており、serif指定で明朝になるようです。iBooksはやってくれませんでした。
→iBooks で好きなフォントを使用する(novi's pageさん)
こちらにフォント一覧があります。いろいろ入ってますね。
ただこれはフォントの実名で、論理ファミリー名(serifとかfantasyとかのCSS定義)がどう通用するかは分かりません。実際、上記のとおり、iPad iBooksは日本語のserifをヒラギノゴシックにしました。
少なくともiPhone系向けにePubを出すなら、現在のWebと同じだけCSSデザインできると分かりました。「本」
を名乗るんなら、最低限 現状のWeb程度にはデザインして欲しいものです。
ただ、ネットでのコメントを見る限り、組版をきちんとするより、廉価であるほうをユーザーが求めていて、そして 組版がてきとーでも別に評価悪くないですな。時代が変わっているのかもしれません。かつて活版写植とDTPで「DTPは汚い!」
と言われても、すぐ平気になったように。
話題になった[もしドラ]でさえ、紙が96万部に対し、デジタル版は4万部です。現状、デジタル版の売り上げはこのへんが限界、かもしれません。→[当該ニュース]
もしAndroid端末でePubを楽しんでいるかたがいたら、このデータがどう表示されるかお知らせください。
[calender]
実際は7月30日に書いています。
元→http://twitter.com/commonstyle/status/19818433809
(正直、音声埋め込みのようなマルチメディア機能は一切いらんと思うけど。)
このサンプルのePubのデザインは凄い、というか、ちゃんと本だ。大見出しが太めの明朝、飾りあり。中見出しが太目のゴチ、中央配置。本文が明朝。それぞれ、アキのバランスも読みやすい。
このクオリティのePubは初めて見た。みんなこれくらいはやって欲しい。
…iBooksでもここまでやれるんだね。明朝、フォント名直接指定ならいけるのか? 見出し部分はまるごと画像化張り込みかもしれないね、Web同様。
(現状のiPhone/iPadのWebkitは埋め込みフォントには対応してないそうなので。)
[calender]
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